スポーツの記事

ボクス 24 : 13 ロス・プーマス

 

非常に位置付けが難しいゲーム。

ジャパンに敗れたとは言えエリスカップを目指していたボクス。

2007年大会の大ブレークを超える成績を狙っていたプーマス。

目標を奪われた敗者の戦い。

どこにモチベーションを求めればよかったのか。

どちらも6試合を消化して離脱者が多く、出場メンバーも痛みが激しい。

明らかに動きにキレがなかったし、覇気もなかった。

それでも、プーマスは過去最高に並ぶ成績を収めるべく、

キックを使わずにパスで前に出る姿勢を見せた。

頭では理解していても、気持ちと体がついていかなかった印象。

ラインブレークはおろか、ほとんどゲインも切れない。

あれだけの思いを込めて準決勝を戦ったのだから無理もない。

ボクスもトライ記録のかかったハバナだけが空回り。

ハンドリングエラーもあってファイブポインターにはなれず。

正直なところ、見ている者にとっては今大会で一番つらいゲームだった。

 

前回大会後に一度は引退し、復帰を果たしたヴィクター・マットフィールド。

ゲームキャプテンを務めたレジェンドもこの試合がラストゲームでしょう。

大怪我からぎりぎり戻ったデヴィリアスも大会中の怪我で引退。

デュプレア、バーガーもボクスのジャージは見納めか。

一時代を築いたボクスの英雄たちと惜別の時。

 

 



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ワラビーズ 29 : 15 ロス・プーマス

 

こちらも死闘でしたね。

2007年大会以来の準決勝進出を果たしたアルゼンチン代表。

初の決勝進出を賭けてチャレンジャーとして臨む。

序盤から自陣でもキックを使わず、前進を試みる。

しかしながら、ワラビーズの守備網に穴がない。

ワラビーズも2トライを上げたものの、厳しいコンタクトに流れをつかみ切れない。

点差が開かない緊迫したゲーム。

終盤は多くの選手が出血したままプレーを続行。

本来は止血措置が義務でも、人数の多さに黙認という印象。

70分過ぎ、ドリュー・ミッチェルの個人技から、

アダム・アシュリー・クーパーがハットトリック。

2トライ差になって勝負あり。

それでもラストワンプレーまでゴールラインを目指したプーマス。

お互いに誇り高いラグビーでした。

 

 

 

決勝はオールブラックス vs ワラビーズ

隣国同士の宿命の対決。

決勝での対戦はこれが初めて。

どちらが勝っても史上最多の3度目の戴冠。

そして、オールブラックスが勝てば史上初の連覇。

大会前の予想では連覇を阻む可能性が唯一あるとされたワラビーズ。

ウェブ・エリスはどちらに微笑むのか。

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お題ブログ:好きな言葉/ことわざはある?

オールブラックス 20 : 18 スプリングボクス

 

死闘でしたね。

テストマッチに於いてすべての対戦国に対して勝ち越しているオールブラックス。

ただ、W杯に限定すれば、ボクスに1勝2敗と負け越していた。

迎えた91回目の対戦。

ボクスはジャパンにやられた裏返しのような戦い方。

ラインアウトは劣勢だったものの、スクラムでは優勢。

ブレイクダウンでもターンオーバーで危機を回避。

オールブラックスが自陣でのペナルティを重ねたこともあって、確実にPGで得点。

勝つならこういう戦いという見事な前半をリードで折り返し。

後半開始前、オールブラックスはかなり早めにグラウンドに戻り、

身体を当て、ランパスをするなど、立ち上がりで勝負に出る準備が窺えた。

シンビンの数的不利を感じさせない圧力で点差を詰めた。

そして、バレットの逆転トライ。

雨が降り出す中、一進一退の攻防。

今大会、非常に厳しく判定されているラフプレーのペナルティも流れを変えた。

終了間際、何とか前に出ようとするボクスと食い止めるオールブラックス。

最後はレジェンド マットフィールドのノッコンでノーサイド。

比較的楽なゲームで勝ち上がってきたオールブラックス。

フランス戦が大味なものとなっての反動もあったように思う。

それでも守備の堅さでトライを許さず。

それにしても旧トライネーションズのライバル対決は厳しい。

ゲーム後のスティーブ・ハンセンとハイネケ・メイヤーの握手はいい光景だった。

紙一重の勝負。

お互いを称える指揮官の姿がゲーム内容を物語っていたように思う。

 

 



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アルゼンチン 43 : 20 アイルランド

 

立ち上がりは完全にロス・プーマスのペース。

それでもアイルランドが懸命に追い上げて、一時は3点差に。

勝負が決まったのは最後の20分。

アイルランドは同点のPGを外したり、ミスを重ねた。

逆にアルゼンチンは2トライで一気に突き放す。

アイルランドにとっては複数の主力の離脱が最後に響いた。

シックスネーションズ覇者もベスト4に届かず。

 

 

 

 

 

ワラビーズ 35 : 34 スコットランド

 

ワラビーズは開始早々にトライを上げるなど、悪くないスタート。

ただ、SOのフォーリーのPGが冴えず、得点差を広げられない。

スコットランドはボクス戦のジャパンのようにレイドローのPGで喰らいつく。

流れの悪くなったワラビーズはチャージとインターセプトでトライを奪われ、追う立場に。

残り僅かな77分過ぎ、スコットランドボールのラインアウトで問題発生。

ボールを確保できずにノッコン。

跳ねたボールが前にいたプレーヤーの胸にスッポリ。

ペナルティで得たPGをここはフォーリーが決めて逆転。

このシーン オフサイドの前にワラビーズの選手もボールに触れています。

本来ならノッコン、ノッコンでワラビーズボールのスクラム。

主審は見えなかったんでしょうね。

トライやラフプレーではないからTMOにならなかったのだけれど、

勝敗を決する場面でもあり、指摘がなされてもよかったのではないかと。

 

先制トライのアダム・アシュリー・クーパー 渋い!

 

 

 

これで、ベスト4は史上初めてチャンピオンシップの4カ国に。

ここまで来ると、どこもけが人続出で、離脱者によって勝敗が左右されそう。

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ジャパンの活躍でラグビー中継をご覧になられた方もいらっしゃると思います。

サッカーとちょっと違うよねという感覚もあるでしょう。

以前にも書いたことがありますが、改めてピックアップしてみます。

 

基本的に判定に対する抗議は認められない

ペナルティ(思い反則)に対する抗議は認められません。

質問はできますが、抗議は許されません。

暴言など悪質な対応をするとさらに10m下げられてしまいます。

プレミアリーグではチェルシー対策?で主審を取り囲んではいけない規則ができたり、

プロ野球でも権利が認められていないコーチが抗議したり。

MLBでは監督しか行きませんよね。

どんな競技でも審判団がルールに則ってゲームを進めます。

自分たちに不都合ならすぐに抗議では競技が成立しません。

ラグビーの主審はプレー中もオフサイドを犯さないようにとか、

反則をさせないように声掛けを続けています。

また、繰り返し同じ反則を続けた場合には、

次に反則をしたプレーヤーをシンビンにすると事前に警告もします。

ジャパンvsボクスでも同様のケースがありましたよね。

キャプテンに対して反則の内容を説明し、

必要があればチームに徹底させるよう指示もします。

怖いだけじゃないんですよ。

選手に対する笑顔も、激励も、称賛もいっぱいあります。

 

タイムキーパー制

プレー中の怪我が多い競技ですし、前述のように反則の説明、指示でゲームが止まります。

今回はラフプレーでもTMOを使っているので、これにも時間が取られます。

この間、主審はタイムオフを宣言してプレータイムを止めます。

ですから、アディショナルタイムは発生しません。

中継の経過時間が80分を超えてプレーが切れた時点でノーサイドとなります。

選手交代で時間を稼ぐなどという姑息なことはできないのです。

 

ビデオ判定(TMO)

今回は使い過ぎなので改善されるでしょうが、スタンドでも同じ映像が流されるので、

客観的で、後日誤審が判明する可能性も低減できます。

また、ラフプレーに関しては後日出場停止処分が科される場合もあります。

サッカーではラグビーほどプレーが止まる時間が長くありませんので、

微妙なオフサイド判定に使えるかは微妙ですが、

中継では瞬時に誤審が明確になってしまうので検討の余地はあるでしょう。

少なくともゴールとラフプレーに関しては使うべきだと思います。

 

主審のマイク

中継中もかなり聞こえていると思います。

今大会でも岡崎くん所属のレスター・シティFCのホームグラウンドである

キング・パワー・スタジアムでのゲームに於いて、

倒れ込みのペナルティを繰り返した選手に対して、

『ここでダイブをするなら2週間後に来てやりなさい』といった

警告を出した音声が拾われて話題になりました。

数年前の日本選手権決勝でも両軍選手が乱闘騒ぎになった際には、

『日本最高峰のゲームで乱闘などするな。子ども達が見ていることを忘れるな』という

音声が中継で拾われました。

これは見ていましたが、心を打たれたのを覚えています。

 

サッカーでは欧州カップ戦など、多額の賞金もかかるだけに判定に意義もあるでしょう。

ただ、ゲームにかける思いはラグビーも同じです。

試合が始まれば、誰しも負けたくないはずです。

また、スタンドやテレビで子ども達も観戦しています。

もう少し競技の運営方法を見直してはどうかと思います。

 

 

イングランド敗退のブログでもシンビンのシーンの画像を載せましたが、

主審に詰め寄るなどということはありません。

キャプテンと該当選手が呼ばれ、指摘を受け入れます。

当然、異論もあるでしょうけれど、それを抑えて従います。

ルールを曲げれば、自分たちが不利になる恐れも出てきますし、

過ちを真摯に受け止めるのが男なのです。



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