髪の分け目に白髪を発見してドキリとしたり、カメラモニター付きのエレベーターで自分の頭頂部を見て、薄毛を疑ったり。そんなことが頻発すると、“頭皮ケアを始めなきゃ!”という気になってくる。そこで、以前から気になっていたパナソニックの「頭皮エステ」を、毎日のシャンプータイムに導入してみることに。

「頭皮エステ」は、シャンプーしながら頭皮ケアができる美容機器だが、「サロンタッチタイプ EH-HE96」(以下、サロンタッチタイプ)と「皮脂洗浄タイプ EH-HM76」(以下、皮脂洗浄タイプ)の2モデルがあり、どちらを購入しようか迷うところ。そこで、実際に2タイプを使い比べてみた。

「かっさ美容法」を再現したヘッドスパができる「サロンタッチタイプ」(写真左)と頭皮をやさしく洗い上げる「皮脂洗浄タイプ」(右)

プロのハンドテクニックを自宅で手軽に体験!

プロのハンドテクニックを再現した「フォーフィンガースパイラル」機構を搭載し、家庭でヘッドスパを受けているような気持ちよさを味わいながら頭皮ケアができる「頭皮エステ」。2011年に初代モデルを発売して以来、販売台数は累計70万台を突破しているという人気製品だ(メーカー調べ)。まずは、2014年に発売となった「サロンタッチタイプ」と「皮脂洗浄タイプ」それぞれの特徴を見ていこう。

「フォーフィンガースパイラル」は、ブラシアタッチメントの4つのブラシ部が、それぞれ矢印の方向に回転し、頭皮に密着することで地肌を心地よく動かす機構のこと。手動のシャンプーブラシでは味わえない絶妙なブラシの動きがなんとも快感なのだとか

力強く頭皮を動かす「かっさブラシ」を新搭載!「サロンタッチタイプ」

「サロンタッチタイプ」は、ブラシアタッチメントとして「ノーマルブラシ」のほかに、新たに「かっさブラシ」が付属していることと、頭皮の「部位別モード」が搭載されているのが特徴。気分に合わせてブラシアタッチメントやモードを使い分けることで、心地よい刺激(ノーマルブラシ)と「かっさ美容法」のような力強い刺激(かっさブラシ)の両方を味わえる。ちなみに「かっさ」とは、天然石などを素材とした「かっさ板」の圧力で皮膚表面を擦って刺激する美容法のことだ。「サロンタッチタイプ」はシャンプー時にのみ使用可能となっている。

本体サイズは約89(幅)×116(高さ)×89(奥行)mm(かっさブラシ取り付け時)、重量は約300g。写真左奥は、充電時などに本体を置く「置き台」(写真左)。「TOP(頭頂部)」「SIDE(側頭部)」「TOTAL(トータルケア)」「KASSA(かっさ)」の4つのモードを搭載。「TOP」「SIDE」「TOTAL」モードを選択すると、選択したモードのランプが点灯し、「KASSA」モード選択時は3つのランプが同時に点灯する(写真右)

かっさブラシ
「KASSA」モードの際に使用する。太い突起の内部に成型部品を埋め込んでいるため、その部分が硬い。この硬さで、かっさ美容法を再現するというわけだ

ノーマルブラシ
従来機「EH-HE95」に採用されていたものと同じ仕様で、「TOP」「SIDE」「TOTAL」モードで使用する。ゴム素材で、指でつまむとブラシ部の突起がすべてくにゃりと曲がるやわらかめのブラシ

ソフトなブラシで頭皮をやさしく洗う「皮脂洗浄タイプ」

「皮脂洗浄タイプ」は、「皮脂洗浄ブラシ」を採用し、頭皮にやさしくすっきりと皮脂を洗浄できるモデル。従来機「EH-HM75」は、ブラシの回転スピードが120(LOW)か170(HIGH)回転/分の2段階だったが、本モデルでは「お好みスピードモード」を新たに搭載し、120~170回転/分の間で好みの回転数に調節して使用できるのが特徴だ。シャンプー時と、ヘアトニックなどを塗布した頭皮に使用可能となっている。

本体サイズは約89(幅)×115(高さ)×89(奥行)mm(ブラシ取り付け時)、重量は約295g。モードは単一だが、新機能の「お好みスピードモード」を搭載している。ボタンを長押ししている間、ブラシの回転スピードが120~170回転/分の間を繰り返し変動し、好みのスピードで運転している時にボタンを離すとそのスピードをキープ

皮脂洗浄ブラシ
ブラシ部は、「サロンタッチタイプ」の「ノーマルブラシ」よりもソフトな質感で、絞り出しブラシ(長)と掃き出しブラシ(短)という長さの異なる2種類の突起が頭皮を洗浄する

<動画> 新機能「お好みスピードモード」

ボタンを長押しすると、回転数が変動。好みのスピードで運転しているタイミングでボタンを離すと、そのスピードをキープしたまま運転を続ける

「サロンタッチタイプ」と「皮脂洗浄タイプ」を使い比べ!

では実際に、「頭皮エステ」を使ってみよう。ブラシの取り付け方や持ち方、頭皮へのブラシの当て方は、「サロンタッチタイプ」「皮脂洗浄タイプ」とも同様で、1日の推奨使用時間は4分間。4分間のケアが終了すると、自動で運転が停止するようになっている。ちなみに、「サロンタッチタイプ」に「皮脂洗浄タイプ」のブラシを装着(またはその逆)することはNG。運転モードがブラシに適していないためだという。

1、本体にブラシアタッチメントを装着する

ブラシアタッチメントの「ブラシ押さえ部」に指をかけて、「動作軸」と「軸受け部」を合わせてから、残りの「動作軸」と「軸受け部」を合わせ、カチっと音がするまではめ込む。ブラシアタッチメントが正しくはまっていないと本体は動かないようになっている

2、本体を持って、運転をスタートさせる

ブラシを付けたら、本体背面からアーチの間に指を入れて本体を持つ。小さめの女性の手でも、本体を持った手の親指で、モードの選択が可能。滑り止めは付いていないため、濡れた手で持つと滑りやすいのが難点

3、ブラシアタッチメントを頭皮に当てる

シャンプーをつけて全体を泡立てた頭皮に、4つのブラシ部がフィットするようにして本体を軽く押し当てる。製品には、取扱説明書とは別に防水加工シートを使用した「簡単クイックマニュアル」も付属しているので、浴室でも説明を読みながら使用可能

それぞれ1週間ほど使用してみた。まず、「サロンタッチタイプ」に関しては、「かっさブラシ」が「かっさ美容法」の“痛気持ちイイ”感じを見事に再現できていた。「美容院ではいつも強めのシャンプーをお願いしている」という人は、ぜひこちらを使っていただきたい。体調や気分によっては、「かっさブラシ」では刺激が強過ぎると感じることもあったので、その場合には「ノーマルブラシ」が活躍した。

「皮脂洗浄タイプ」を使用した後は、本当に頭皮がさっぱりとして爽快! 頭皮のべたつきやニオイが気になる人には、こちらがイチオシだ。洗っている間は、やわらかめのブラシがやさしく頭皮を刺激して、うっとりとリラックスできる気持ちよさだった。「かっさブラシ」の刺激には及ばないが、これまで頭皮を意識的にマッサージする機会がなかった人であれば、頭皮の血行がよくなるなどの効果も期待できそうだ。

使用後は、シャンプーを洗い流して本体からブラシアタッチメントを外し、風通しのよい場所で乾燥させる

1回のフル充電で約1週間使用することができる(1日1回4分使用の場合)。充電は本体うしろのソケットにアダプターを接続して行うのだが、ソケットにはカバーがないため、中に水が入ってしまうのが気になった

薄毛が気になる!? 男性にも使用してもらった

頭皮ケアというと、男性の関心も高いはず。そこで、これまで「ヘッドスパ」の存在すら知らなかったという男性(30代前半)にも2タイプの「頭皮エステ」を使用してもらい、感想を聞いてみた。

「皮脂洗浄タイプ」は、シャンプー時だけでなくヘアトニックを付けた後に使えるので、出勤前にニュースをチェックしながら使うことも多かったという

「頭皮をマッサージすることがこんなに気持ちがいいなんて! かっさブラシの力強いマッサージは病みつきになりますね。男性の私が使っても満足できました。普段は“からすの行水”なので、実はこれまでは、ちゃんと頭皮の汚れが落ちているかなんて考えたこともなかったですが、皮脂洗浄タイプを使用した後は頭が軽くなった気がしました。そんなに汚れが溜まっていたのでしょうか(笑)。年齢的に薄毛対策が気になり始めたので、まずは皮脂洗浄タイプをしばらく使ってみたいです」

まとめ

「サロンタッチタイプ」も「皮脂洗浄タイプ」も、それぞれの気持ちよさと効果がある。それだけに、どちらを選ぶかはとても迷った。筆者の場合、シャンプーやマッサージは力強いほうが好きで、乾燥肌で頭皮がべたつくこともないため「サロンタッチタイプ」を購入したが、「皮脂洗浄ブラシ」のやさしい使用感もとても気に入ったのだ。だからといって“2台買い”は現実的ではないので、“1台で頭皮マッサージと皮脂ケアの両方できればいいのに”と思う。また、頭だけでなく肩や首、乾いた髪にも使用できるオプションパーツが発売されるなど用途の幅が広がれば、かなりうれしい。

これまで意識的に頭皮をケアする機会のなかった筆者だが、「頭皮エステ」を購入して以来、セルフヘッドスパは日課になりつつある。約4分のケアを毎日というわけではなく、時間を短縮することもあるが、以前よりすっきりとした気分で就寝できるように。少しでも頭皮の健康が気になる方は、「頭皮エステ」で早めのケアを始めてみてはいかがだろうか? 頭皮ケアは継続が必要だが、「頭皮エステ」の気持ちよさと手軽さであれば、毎日続けるのもそんなに難しくなさそうだ。

価格.comマガジン編集部/大泉 瑠梨

「頭皮エステ」を毎日使用すると、二の腕の引き締め効果もあるかもしれません。なぜかというと、使用中腕を上げておくことで、けっこう腕の筋肉を使うから。私は効果を期待してなるべく左右の腕を平等に使用することにしているので、なんだかとても美意識が高い人になった気分です。