アクセーヌADコントロールの成分解析と体験評価
アクセーヌADコントロール (アクセーヌ)
敏感肌用保湿化粧品(アルコール不使用/界面活性剤不使用/パラベン不使用/無着色/無香料)
[有効成分]なし
57/100 [当サイト独自の評価基準による]
アクセーヌADコントロールの特徴と共通有効成分解析
アクセーヌはいわゆるデパートコスメのひとつですが、ADコントロールは皮膚の専門家と共同開発した敏感肌のための保湿化粧品です。
ADコントロールと同じように低刺激と保湿というコンセプトで開発されていて皮膚科でもおすすめされる保湿化粧品にノエビアのNOVⅢ(ノブ3)がありますが、ノブ3とADコントロールの違いは、保湿有効成分が配合されているかどうかです。
アクセーヌの特徴は、保湿有効成分がまったく配合されていないことと余計な成分を入れないシンプルな処方設計で低刺激にこだわっていることです。
それは、ADコントロールの共通成分をみてもわかるように、基本的な保湿成分は、水・グリセリン・BGとなっています。
本来ならここで特徴的な共通成分をそれぞれ解析していくのですが、アクセーヌADコントロールはグリセリンとBGというベース成分しか配合されていないのでサラッと解説するだけにとどめます。
グリセリンは最も古くから使われてきた化粧品のベース成分のひとつで、現在も多くの化粧品に配合されていますが、主な役割は肌の表面を潤してしっとりとした感触を与えることと肌表面につけるときのすべりや伸びを良くして質感を良くすることにあります。
BGも適度な湿潤性と抗菌力を備えているためベース成分としてよく配合されますが、アクセーヌADコントロールに配合される場合はパラベン(防腐剤)が不使用なのでパラベンの代わりの抗菌剤としての役割だと思います。
防腐剤としてはフェノキシエタノールが配合されているのですが、フェノキシエタノールだけではすべての菌に対応できないためです。
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ADコントロールローション
- 【容量】120mL
- 【価格(定価)】3,500円(税抜)
- 【おすすめ度】
【特長】配合成分を極力まで減らし低刺激にこだわったシンプルな化粧水。グリセリンとBGが角質層をみずみずしく整えます。
水、グリセリン、BG、クエン酸、クエン酸Na、フェノキシエタノール
ADコントロールの化粧水は、上記の成分一覧を見てもらえるとわかるようにとてもシンプルで、刺激のある成分は一切ない代わりに潤いの役割を果たすのはグリセリンだけです。
いわゆるサラサラ系の水のような化粧水で無香料のため香りもなく、グリセリン効果で一時的にしっとりとなじみます。
感想としては低刺激重視というと聞こえはいいのですが、あまりに成分が少なく化粧水としての効果がほとんどなく、何かアピールできる技術や有効成分がほしいというのが正直なところです。
誤解してほしくないのは、低刺激にこだわって最低限の成分しか配合しない化粧水は超敏感肌やひどいアトピーの方には最適ですし重宝されるのも事実です。
ただ、この成分(ほぼ水とグリセリン)で3,500円という価格は正直高額に感じますし、価格の整合性で評価は低くなりました。
ADコントロールエッセンス
- 【容量】25mL
- 【価格(定価)】7,000円(税抜)
- 【おすすめ度】
【特長】ヒアルロン酸Na(水分保持成分)配合。高分子ポリマーが水性の保護膜を角質層の上部に形成し、ベタつきや負担感のない感触で肌を包み込み乾燥を防ぎます。
水、グリセリン、BG、ソルビトール、ヒアルロン酸Na、PEG-23M、クエン酸、クエン酸Na、フェノキシエタノール
化粧水と成分を比べると、ソルビトール、ヒアルロン酸Na、PEG-23Mが追加されています。
質感(テクスチャ)は、化粧水と同じくサラサラ系ですが、ヒアルロン酸が配合されているからか化粧水よりは若干とろみを感じます。
ヒアルロン酸は潤い成分として有名なので知っている方も多いと思いますが、ヒアルロン酸の効果は一時的にしっとり感のある保護膜をつくって肌の乾燥を防止することです(肌のヒアルロン酸を増やすことはできません)。
グリセリンとヒアルロン酸は相性がよく、合わせて使うことで空気中の湿度に左右されることなく皮膚の潤いを保つことができます。
ソルビトールは、潤いはグリセリンほどは優れているわけではないのですが、水分を一定に保つ効果が優れているのでグリセリンやヒアルロン酸の潤いを長持ちさせます。
ソルビトールは食品がパサパサにならないように鮮度を保つ目的でも使用されます。
例えば、コンビニのおにぎりが1日中パサパサにならずにふっくらと保っているのがソルビトールの働きです。
PEG-23Mという成分は高分子のポリマーで肌の表面に皮脂膜をはって水分の蒸発を防いだり、外からの乾燥や刺激を防止する役割をします。
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ヒアルロン酸Naやソルビトールは肌を潤すという点で一定の効果はありますが、ベース成分に近いはたらきなので、美容液の成分と言われると疑問が残ります。
いちばん疑問なのがこの成分設計で25mLで7,000円という価格設定です。
7,000円という価格は、高価な有効成分を高配合したエイジングケア化粧品の美容液が購入できる価格で、ヒアルロン酸やソルビトールのみを配合したものにしては高すぎる印象をもちました。
また、もしかしたら、わたしがアクセーヌのコンセプトや設計を詳細に理解できていないからかもしれませんが、一般的に美容液の役割は有効成分を高配合して明確な効果にアプローチするものだと思います。
でも、このADコントロールエッセンスは、一時的な潤いと一時的な肌の保護…化粧水とクリームの役割を足したような効果になっており、必要性がわからないというのが正直な感想です。
肌を一時的に潤わせて保護するというのは大切な役割ですが、美容液の役割ではないと思いますし、その役割で25mLで7,000円は理解に苦しむため申し訳ないのですが評価は低いものとなりました。
ミルキィジェルAD
- 【容量】60mL
- 【価格(定価)】3,500円(税抜)
- 【おすすめ度】
【特長】乳液のように軽く伸びてベタつかない朝のスキンケアの最後につける保湿液。肌表面に水性の保護膜を形成し、日中の肌をプロテクト。
水、グリセリン、BG、アラントイン、ヒアルロン酸Na、水酸化Na、カルボマー、キサンタンガム、フェノキシエタノール、酸化チタン
乳液に分類しましたが、界面活性剤不使用で油分を使ってないので正確にはジェルタイプの保湿液になります。
ミルキィジェルADの役割は、朝の化粧水(+美容液)の後につけて肌を保護するクリームのようなイメージです。
成分は、ジェルの質感をつくるポリマー系のカルボマーやキサンタンガムが配合されていますが、それ以外では美容液にも配合されていたビアルロン酸、ミルキィジェルADだけのものとしてはアラントインと酸化チタンになります。
酸化チタンは、紫外線を反射させて紫外線から肌を守る紫外線散乱剤で、朝のスキンケアの最後につけることを想定しているので配合しているのだと思います。
アラントインは、肌荒れやニキビの赤みを抑える医薬部外品の成分なので、敏感肌で肌荒れや吹き出物など肌が不安定なときでもつけることができて、炎症を抑えて肌を安定させる効果があります。
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一般的な乳液と違って界面活性剤や油分を使っていないジェルタイプなので、乳液が必要にもかかわらず乳液がしみたり肌が荒れたりする方は試してみる価値があるかもしれません。
成分内容を考慮すると60mLで3,500円は少し価格が高いと感じます。
アクセーヌADコントロールの総合評価とおすすめの敏感肌保湿化粧品のご案内
ここまでアクセーヌADコントロールの化粧水・美容液・乳液(保湿ジェル)の成分をみていき体験をもとに評価してきましたが、あまり良い評価にはなりませんでした。
良い評価にならなかった主な理由は、
- 高価な成分を配合しているわけでもないのに価格が高い
- 肌本来の保湿や回復をサポートする成分がない
というものですが、一方でアクセーヌADコントロールのコンセプトである、
- 低刺激にこだわり肌のバリア機能を保護する
という点では、そのとおりだと感じました(最低限の成分しか配合していないからだとも言えます)。
ただ、現在は同じように低刺激ながら肌そのものの水分を増やして健康肌を取り戻していく保湿化粧品も増えてきているので、そういった保湿化粧品でケアしたほうが肌が改善されていくのも早いですし、コスパもいいと感じます。
敏感肌向けの保湿化粧品で他のものを知らない方もいると思うので、わたしが使用してきた中で信頼できるものを2つ掲載しておきますので参考にしてください。
低刺激&高保湿で体験実感No.1。
ディセンシアのつつむは一度は試してほしい高保湿化粧品。
化粧液(とろみタイプ)とクリームのみのシンプルなラインですが、ポーラ・オルビスグループから敏感肌ブランドとして独立したディセンシアの中でも最も低刺激・高保湿化粧品です。
保湿成分としてセラミドが配合されていますが、セラミドの中でも最も肌の水分を保つセラミド2をナノ化して高配合しており、バリア機能の強化だけでなく肌の潤いも同時に実感できるので、肌の改善力に定評があります。
わたしもひどい乾燥肌&敏感肌で悩んでいたときにつつむに出会って肌を改善してきたひとりなので、肌にしみたり刺激になって使える化粧品がないと悩んでいる方は試してほしいです。
臨床皮膚医学に基づいた長年の実績と信頼。
皮膚科でもおすすめしている敏感肌向け保湿化粧品NOVⅢ。
ノブ3は皮膚科でも処方される敏感肌向け高保湿化粧品で、皮膚科学に基づいて開発されたところなどはアクセーヌと同じコンセプトです。
アクセーヌADコントロールとの違いは、アクセーヌADコントロールがバリア機能と低刺激に特化したのに対して、ノブ3は保湿成分としてセラミドやアミノ酸、抗炎症成分として医薬部外品のグリチルリチン酸2Kなどバリア機能以外もバランスよく配合している点です。
わたしの友人でもアトピーの方や超敏感肌の方でノブ3を使っている方が数人いますが、しみたり刺激を感じたというのは聞いたことがなく、安心して使えて肌のバリア機能や保湿力を取り戻すことが期待できる化粧品のひとつです。