東方仗助
1983年生まれの双子座。血液型はB型。身長185cm(成長中)とされているが、後の巻で180cmとも記載されている。趣味はテレビゲームとプリンスのCDを聞くこと。教師の母・朋子、朋子の父で警察官の祖父・良平と3人でM県S市杜王町に暮らしている、ぶどうヶ丘高校に通う高校1年生。特徴的なリーゼントヘアに改造学ランを身に着けており、その見た目から、彼をよく知らない人間からは不良やヤンキーなどと誤解されるが、普段の仗助は至って普通に学生生活を送っている。初登場時、年上の不良に絡まれた際に「仗助」の音読み(じょうじょ)から転じて「ジョジョ」というあだ名をつけられたが、以後そう呼ばれることは一度もなかった。口癖は「グレート」。誰に対しても砕けた口調で話すが、年配者など、目上の者には一応敬語も使う。
父親はジョセフ・ジョースター。日本人とイギリス系アメリカ人のハーフである。ジョースター家の血統者に共通する特徴として、首の後ろや左肩の辺りに星形のアザがある中で、仗助のみ作中ではアザが確認できない(アニメではアザが確認されている)。朋子は大学生時代にジョセフと不倫関係にあり、その時に仗助を身ごもって出産した。出産の事実は長い間ジョセフにも知られていなかったが、年老いて死期を意識したジョセフの遺産を空条承太郎たちが整理・調査していたところ、ジョースター家にその存在が発覚した。血縁上は、ジョセフの孫である承太郎の叔父に当たる。仗助本人も自分の父親についてはある程度知っていたらしく、母親から話を聞いて、それで納得もしている、という発言をしている。
ジョセフと対面した当初は気まずい関係で「ジョースターさん」とぎこちない呼び方をしていた(またジョセフも「仗助くん」と他人行儀に呼んでいた)。だが、様々な事件を経ていくうちに打ち解け、「じじい」と親しく呼ぶようになり父親として認めるようになった。第4部ラストシーンでは財布をかっぱらうという行為と共にではあるが「父親なら息子にお小遣いくれるもの」と発言している。また、甥だが年上である承太郎とは「承太郎さん」、「仗助」と呼び合っている。普段は同級生の友人である虹村億泰や広瀬康一と一緒にいることが多く、特に億泰とは初対面時こそ戦闘になったもののその後は打ち解けて親友同士となり、家が近所なこともあり、登下校などでよく行動を共にしている。
ジョースター家の血統に倣い、背が高く筋肉質な体格をしている。正義感が強く周囲の危機に自らを犠牲にすることがしばしばあるほか、明るく人当たりのいい性格で周囲からの人気も高く、同年代の女子生徒たちからもモテているが、本人はあまり興味がなさそうな態度で接しており、本人曰く「どちらかと言えば年上のお姉ちゃんがタイプ」であり、外見に多少拘りがある上に純愛タイプでナンパができない。反面、間田などの女運のない男からは「モテて生意気な奴だ」と嫌がられるなど、男性からは自然と恨みを買い易く、露伴とのチンチロリン勝負の時に初めてそれを自覚し自己嫌悪に陥ったことがあった。ジョースター家の遺産相続に一切興味を示さない一方で小銭稼ぎを楽しむ面があり、イカサマ博打で岸辺露伴から金を巻き上げようとしたり、仗助と矢安宮重清のスタンド能力を使って拾った落とし物の当選宝くじを巡って重清と戦闘を繰り広げたり、スタンド能力を悪用してジョセフから財布をかっぱらったこともあった。また祖父・良平の影響か服装に拘っており、靴や靴下、パンツなどブランド物に拘っている。爬虫類全般が「表情や動きが何を考えいるのか分からなくて不気味」という理由で苦手であり、物語序盤では駅前噴水に住んでいる亀から克服しようとしていた。健康優良児でもあり、健康診断が得意なトニオからも問題ないと認められた。
普段の風貌に反して態度は温厚であるが、激昂すると手が付けられなくなる。特に、自分の髪型をけなされると無条件に、そして怒りで我を忘れて周りが見えなくなるほどにまで逆上し、たとえ相手が誰であろうと見境い無く容赦のない攻撃を加える。その理由は子供の頃(Part3で承太郎たちがDIOを倒すべくエジプトを目指していた時期)、スタンド能力発現に伴う高熱(スタンドが発現したが、それを制御できない場合の症状。理由は制御に必要な闘争心の欠如など)で生死の境をさまよい病院に運ばれる途中、積雪に車のタイヤを取られて立ち往生していたところをリーゼントヘアで学ラン姿の見知らぬ少年に救われ、その姿を見て彼に強く憧れて同じ格好をするようになったためで、髪型をけなされることは、その少年をけなしたことと同じだと思っているためである。
クレイジー・ダイヤモンド
【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - D / 持続力 - B / 精密動作性 - B / 成長性 - C】
人型のスタンドで、デザイン上の特徴としては全身にハートマークがあしらわれており、頚部には数本のパイプのようなものがある。
近距離パワー型で射程距離は短いが、パワーとスピードは承太郎のスタープラチナに匹敵するほどの最高位レベル。スピードや精密動作性に関しては、仗助本人は「スタープラチナには劣る」と評しているものの、スタープラチナと同様に、至近距離で発射された弾丸を指でつまんで止めることができるレベル。また、仗助が「キレた」時はパワー・スピード共に、瞬間的にスタープラチナを凌ぐ性能を発揮したこともある。ただし、本体が「キレた」時の爆発力はスタープラチナも同様であり、その際の性能差は不明。
決め技は「ドラララララララ……ドラァ!!」の掛け声と同時に拳撃の連打を相手に叩き込むラッシュ攻撃。仗助本人によればパンチの速度は時速約300kmで、キレた時はさらに速度が増す。スタープラチナのガードですら弾くパワーを持つ反面、精密さに欠けるゆえ、普段は勢い余って殴り殺さないように「加減して的確に急所を外して」殴っているが、仗助がキレた時はそうした手加減がされず、相手が死のうが「どんな形に変形しようが別の物質と融合しようが」関係ないと全力で殴ることに起因する。
固有の特殊能力として、手で触れることで壊れた物体や負傷した生物、果てはスタンドまであらゆる物を元通りに修復する能力を持つ。ただし、あくまでも「壊れたり変化した物を元の形に戻す」能力であるため、内科的な病気の治療や、負傷して流れ出た血液を元の治療した人物へ戻すことはできず、破損した部位が完全に消滅してしまった物体の復元はできない。また、虹村億泰のスタンド「ザ・ハンド」の能力で削り取られた物も修復できない。仗助自身の治療はできず、絶命した生物を蘇生させることも不可能である(遺体の損傷は修復可能)。しかし逆に、「対象がまだ絶命していない」かつ「形状の修復で解決する損傷」であるならば、対象がどんな致命傷を受けたとしても治療可能。
この「修復」する能力は、第4部の最大の敵である吉良吉影のスタンド「キラークイーン」の対象物を完全に破壊する「爆破」の能力とは正反対の能力でもある。吉良は当初、承太郎のスタープラチナこそ自身にとって最大の障害となる存在と考えていたが、実際に対戦してクレイジー・ダイヤモンドが持つ修復能力の応用力の高さを目の当たりにして、「何をするか先の読めないスタンド」と察し、クレイジー・ダイヤモンドこそが「私の“心の平穏”にとって最も恐れるべき存在」と認識を改めた。
能力が発動すると、残りの他の部分は自動的に引き寄せられるため、ほんのひとかけらでも手元に残っていれば全体の修復が可能である。この引き寄せる(戻ってゆく)力は強力で、大人の身体を簡単に引っ張ることもできるため、攻撃や移動、追跡など様々な手段に応用できる。
上述の、対極にあると言えるキラークイーンの能力の中でも「第2の爆弾・シアーハートアタック」に対しては特に効果的であり、自動追尾のオプションを発射する能力であるが「治す」能力で強制的にキラークイーン本体に戻してしまうことができ、シアーハートアタックが対象を追尾すること自体を封印できる。
「直す」という方向であれば、完成形はある程度仗助の思い通りにできる。料理を料理ではなく原材料という形に修復したり、破壊したブロック壁を自分の周囲に張り巡らせる形にするといったほか、有機・無機を問わず破壊した複数の物体を融合させることも可能である。仗助が激昂している場合は、歪んだ形に復元されることが多い。修復能力は、初期は攻撃の際でも仗助の意思と無関係に発動していたが、物語後半では意識的に発動しないこともできるようになっていた。
その修復の力から承太郎には「何かを破壊して生きている人類の中で、この世のどんなことよりもやさしい能力」と評されている。
ゲーム『オールスターバトル』の北米版や、Crunchyrollで配信されている北米版テレビアニメでは、"Shining Diamond"(シャイニング・ダイヤモンド)と改名されている。
スタンドの色味は黒っぽいスタープラチナとは対照的な色に設定されている。
画集『JOJO-A-GO!GO!』において、作者が選んだ「お気に入りのキャラクター」としてNo.1に挙げられている。
制服のアクセサリーの中(左襟部分)にあるイカリのマークは、♂マークと♀マークを合わせることで人間を象徴しているという。また、これはプリンスが改名前に使っていた特有のマークでもある(Part4における空条承太郎の帽子のマークも同じ)。