まぶたにできたできものが痛い!白い赤いできものの正体とは?

まぶたがごろっと感じたこと、ありませんか?

鏡で確認すると、まぶたの内側に白いできものができていたり、赤く充血していたりなんてことはないでしょうか。

この、まぶたのできものは、そのまま放っておいても大丈夫なのでしょうか?

今回はまぶたにできるできものは一体何なのか?その正体と治療法について紹介します。

まぶたにできるできものとは?

まぶたにできるできものは、眼の病気だけでなく、肌トラブルも関係していることがあります。

具体的にまぶたにできるできものについてみてみましょう。

◆麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

俗に、「ものもらい」や「めばちこ」や「めいぼ」と呼ばれるもので、まぶたの一部が麦の形に腫れることからこの病名がつきました。

この病気は、まつ毛のそばの脂腺や汗腺、あるいはまぶたの中の瞼板腺(マイボーム腺)に細菌が感染して、まぶたの一部が赤く腫れてズキズキと痛み、化膿します。

脂腺や汗腺にできたものを外麦粒腫、瞼板腺にできたものを内麦粒腫といいます。

まぶたの広い範囲に病変が及んだものを眼瞼蜂窩織炎(がんけんほうかしきえん)といい、これが化膿して膿が溜まったものを眼瞼膿瘍(がんけんのうよう)といいます。

麦粒腫は一度できると再発することがありますが、これは不潔な生活環境や慢性の結膜炎、偏食による栄養障害や糖尿病などが原因となっているので、根本的に治療することや生活改善が必要になります。

◆霰粒腫(さんりゅうしゅ)

霰粒腫の霰はあられのことで、結膜にあられの粒のような、小さなしこりができるので、この病名がつきました。

この病気は、まぶたの中の瞼板腺(マイボーム腺)の排出管が詰まって粥状の分泌物が溜まり、周囲に慢性の炎症を起こす病気です。

通常、赤くなったり痛んだりはしませんが、炎性霰粒腫といって、急に炎症を起こして赤く腫れて痛むこともあります。

炎性霰粒腫などの腫れて痛みを伴う場合は、脂肪が自然に吸収されにくく、放置するとかえって悪化してしまい、ポリープ状の肉芽が何カ月も残ってしまうことがあります。

まぶたを触ると、ぐりぐりしたものがあり、自然に吸収されることもありますが、普通は数カ月の間に少しずつ大きくなります。大きくなったら、まぶたの裏側から切開して霰粒腫を包んでいる袋ごと摘出します。

高齢者の場合、このような症状があったら、まれに癌であることも考えられるので、安易に考えない方がいいでしょう。

◆眼瞼縁炎(がんけんえんえん)

この病気は、まぶたの縁が炎症を起こしたもので、かゆみを伴いまぶたが赤く腫れ上がります

まつげの根元に細菌が入って膿庖をつくる毛瘡性(もうそうせい)と、まぶたの皮脂腺の分泌が多すぎて糠のような小さなかさぶたができる脂漏性とがあります。

自然治癒する場合もありますが、炎症がひどくなった場合は眼科できちんと診てもらうことが必要です。

◆ニキビ

まぶたにもニキビができます。

原因はいくつかあります。

・ストレスによる皮脂の過剰分泌

・シャンプーやリンスなどの洗い残し、洗顔料の洗い残しやファンデーションによる毛穴つまりなど

・ホルモンバランスの乱れ

目の疾患と違い、ニキビは肌の表面にでますし、肌の問題なので、肌のケア対策が必要になります。

まぶたのできもののセルフケアは?

◆ニキビの場合

・十分な保湿をする

まぶたのニキビや白いできものを治すには、保湿を徹底し、ターンオーバーを正常化することです。特に目周辺は乾燥しやすく、水分が失われがちのため、洗顔後の十分な保湿が必要となるのです。

下まぶた用の潤いパックをしてもいいですし、目全体を覆って潤すアイホットシートは、保湿だけでなく疲れにも効果があるのでおすすめです。

・すすぎ残しを防ぐ

まぶたは凸凹があるので、洗髪剤や洗顔料、クレンジングの洗い残しがありがちな部位です。

髪をすすぐとき、後頭部からシャワーを当てて流すと、顔に泡が流れ、それが目周辺に残ってしまうこともあります。額の生え際をすすぐときに、顔にもよくシャワーを当て、すすぎ残しがないようにしてください。

目の周りのクレンジングは、濃厚なアイメイクをしっかり落とさなくてはならないので、オイルクレンジングがおすすめです。汚れ落ちがよく、肌すべりもよいので、くるくると落とせます。しかし、よく落とせる分、すすぎもしっかりしないといけません。肌に残ってしまうと、ファンデーションの毛穴つまりと変わりません。しっかり洗ってよくすすぎ、水分補給をして、きちんとに保湿しましょう。

・生活習慣の改善

生活習慣の改善も必須です。

ホルモンバランスの乱れは、ストレスや偏った食事、睡眠不足が大きく影響しています。

女性の場合は、生理の時にニキビができやすいのはホルモンバランスの乱れによるものです。

質の良い睡眠をとり、3食バランスのいい食事を心がけ、身体に必要な栄養素をしっかり摂りましょう。

◆目の病気の場合

目の病気の場合には早めに病院に行くことをおすすめしますが、すぐに病院に行けない場合などにできるセルフケアを紹介します。

・目薬や眼軟膏

症状が軽い場合は、市販の目薬で治療ができます。

市販薬は多くの人に対して効き目があり、副作用があらわれにくいのが特徴です。医療用の薬よりも効き目が弱いかもしれませんが、手軽に購入でき、大衆性ということもあり、安全性が期待できる利点もあります。

麦粒腫の場合は、細菌による炎症で起こるできものなので、抗菌作用のある目薬が効果的です。菌がいなくなることで、症状が改善されていくことでしょう。

霰粒腫の場合は、皮脂腺の詰まりから起こっていて、無菌性の炎症です。市販薬にしても、点眼におる治療方法が期待できないとされていますが、霰粒腫と同時に麦粒腫の併発を防ぐためにも、抗炎症(ステロイド)剤の目薬で様子をみてもいいでしょう。

ただ、腫れがひどかったり、治りにくい場合や早く治したい、悪化するかもしれないと思ったら、眼科を受診しましょう。

・コンタクトレンズやアイメイクを控える

麦粒腫でまぶたが赤く腫れあがるのは、細菌の仕業です。具体的には黄色ブドウ球菌で、その菌が異常繁殖してしまうのが、そもそもの原因です。

ソフトコンタクトレンズは水分を含んでいるため、細菌にとってはスポンジのような存在で、繁殖しやすい場所になってしまいます。

逆にハードコンタクトレンズは、水分が含まれないので繁殖しにくいからいいと思われがちですが、清潔を保つことが大前提になります。ゴミなどが入りやすく、清潔な状態を保ちにくいコンタクトレンズの使用は、控えてください。

目の周りを清潔に保つためにも、洗顔する際は、低刺激の石鹸を使いましょう。

アイメイクも控えるようにして、目に負担がかからないように気を付けてください。

・マッサージ

霰粒腫はまぶたの縁にある瞼板腺(マイボーム腺)に脂が溜まることで発症するので、脂分を外に出すために、自宅ででできるセルフマッサージが効果的です。

まず、蒸しタオルを用意して、まぶたに乗せて温めます。

その後、まつ毛の生え際に沿って並んでいる瞼板腺(マイボーム腺)を軽く圧迫します。

脂を押し出すつもりで10~15秒かけて優しくマッサージしてください。

お風呂に入りながら行うと効果的です。

まぶたのできものの治療法は?

それぞれの対処法をみていきましょう。

◆麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

細菌の感染によって化膿する麦粒腫は、痛みはありますが、治癒は意外と簡単で早く回復する場合が多いようです。

こすったり押したりすると、炎症が周囲に広がり、治りが遅れるので、いじらないことが大切です。

抗菌のために、点眼薬、軟膏、飲み薬を処方され、これらの抗生物質を服用すると、化膿せずに1週間から10日ほどで痛みが消えていきます。もし化膿しても切開して膿を出すと早く治ります。

薬を服用しているのに、目が赤く腫れたり、痛みが強くなるのは、血のめぐりがよくなって、薬が患部に届きやすくなっている証拠なので、我慢しましょう。

◆霰粒腫(さんりゅうしゅ)

一般的に放置していても自然に治ることもありますが、温めることで血のめぐりを良くする効果があるため、温湿布をあててもいいでしょう。

ただし、炎症が強い場合や感染の合併がある場合は、非ステロイド系・ステロイドの抗炎症剤、抗生物質を内服か点眼するなどの治療方法もあります。

また、角膜を圧迫するなどの最悪の場合は、局部麻酔をかけて手術で取り除くか、副腎皮質ホルモンの注射をして吸収を促す方法がとられます。

◆眼瞼縁炎(がんけんえんえん)

毛瘡性のものは、抗生物質の点眼薬や軟膏を使用します。

脂漏性のものは、まずまぶたに付着した分泌物やかさぶたを、お湯で湿らせたガーゼなどできれいに除去しますが、その後はよく洗顔して、まぶたを清潔に保つことが大切です。

その他、化粧品による単純なかぶれや、目薬によるかぶれもみられます。

特に、目薬を何滴も指すことが多い人は、目からあふれた目薬にかぶれることがあるので、目薬は1滴だけ指すようにし、あふれ出た場合にはすぐふき取るようにしてください。目薬を指してから、まぶたが荒れたりただれたりした場合は、目薬が合っていないかもしれないので、眼科医に相談してみてください。

まとめ

まぶたにできるできものについてみてきました。

まぶたのできものを防ぐためには、清潔に保つことと、規則正しい生活が重要です。

また、病気の場合でも初期の状態で治療を行えば、早く治すことができます。

まぶたにできものがあると、顔の見栄えが悪くなるだけではなく、視力にも影響を及ぼすことがあるので、気になる場合にはセルフケアのみならず、早めに病院に行くようにしましょう。