サッポーの
視点 アレルギー、アトピーはどちらも免疫反応の好ましくない一形態で、アトピーの名称はアレルギー反応が遺伝体質である場合につけられたものです。 しかし、肌に関しては専門家の間でも同意語として扱われることが多くなっているようで、当塾でも使い分けはしないことにします。 ▼ えっ?こんなにアトピー肌って多いの!さて、そのアトピーに関してですが、スポンサーのアンケートはこの国で実施されたアンケートとしては最大のものと思われますが、一つの重要な示唆を与えてくれています。 | スポンサーアンケート(集計データ数253,918件/2002年11月現在) |
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| | 20~29才 | 30~39才 | 40~49才 | 50才~ | 平均(計) |
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顔にアトピー症状が 出ることがある | 20.0% | 16.1% | 15.5% | 12.2% | 16.3% |
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躰を含めた 同上のデータ | 33.8% | 27.5% | 25.3% | 19.8% | 27.2% |
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「顔にアトピーの症状が、出ることがある」と答えた人が、平均で16%。身体まで含めると27%でした。 医師の診断に基づき回答した人も含まれていると推定されますが、大半は自己診断です。 ▼ アトピーになる割合は変わっていないが、治りにくくなっている次に専門医の目で見たアトピー性皮膚炎の有意な有病率情報を探しました。 (学校検診の項目にないためか、適切なデータが少ない。) | アトピー性皮膚炎有病率調査 |
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| | 乳児 | 幼児 | 学童 | 18才~ |
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大学機関による調査データ (8300人) | 1973年 | 29% | 15% | 8% | 2% |
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| 1994年 | 30% | 15% | 11%(18才) |
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| 同上、政府による全国調査 | 1994年 | 10.3% | 7.4% |
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アトピー性皮膚炎の多くは乳幼児期に発症しますが、発症率は30年前も10年前も今と殆ど変わらないそうです。 ところが、有病率を見るとどうでしょう。 加齢とともに殆どが治るはずなのに、学童や成人になっても治癒しない傾向が強まっているのが顕著です。 調査機関により確認基準の違いか、随分差がありますが、成人に於ける有病率が増加していることだけは間違いありません。 アトピー性皮膚炎は、それぞれの患者ごとに良くなったり悪くなったりして慢性に経過し、最後には自然に治ります。 この定説は今も変わっていません。 しかし、頼りにしていたこの自然治癒のスピードが著しく遅くなっているのは、注目すべき問題です。 ▼ アトピー肌ではないのにアトピーと思っていたら…貴重な紙面を割いて数値を並べましたが、何に注目して頂きたいかというと、専門家が診断したアトピー性皮膚炎の率と、女性一般が自分はアトピー(らしい)と思っている率に、大きな差がある点です。 成人の有病率のデータを比較すると、 - 政府機関によるデータ…7%
- 大学機関によるデータ…11%
- 女性自身の自己判断…27%
大人においてアトピー性皮膚炎の症状が出ている人の割合を、政府と大学の間をとって9%とみなすと、女性自身はその3倍の27%がアトピーだと思っています。 つまり、三人のうち二人はアトピー症状ではないのに、アトピーだと思って肌のケアをしていることになります。 アトピーという言葉の通り、奇妙な…不思議な…という曖昧さそのままに自分の肌を納得することで、肌の健康を、肌の美しさを失っているとしたら、これは大きな損失です。 - 肌が敏感なのは、きっと私はアトピー体質なんだ…
- カサカサしてアトピーっぽい肌と思う…そう言えば過敏な時が多い…
- 湿疹が時々出る、肌が弱いのはアトピー肌だからと聞いた…
- 乾燥肌で痒みがよく出る…こういうのをアトピー肌というのよ
何でもアトピーということにしておくと、何となく納得というわけでしょう。 しかし、このような状態の時に間違ったケアの情報や、アトピービジネスといわれる情報に触れると、思わずフラッと手を染めている時があります。 そして、ますます迷走するようになった肌状態に、「あー、私には軽いアトピー体質があるのね」…との思い込みが作られ、いつか諦めを伴った確心として、現状の肌を納得してしまう。 本来もっと健康な肌なのに、もっと美しい肌なのに、元の肌に戻ることを放棄してしまうことになっていたら、それは哀しいことです。 あなたは「三人のうちの二人」ではないでしょうね。 |