最近、筆者の肌は元気がありません。おそらく、30代になっても20代前半の頃と同じようなケアしかしていないからでしょう。「このままではまずい」とようやく危機感をおぼえ、以前から気になっていた日立「ハダクリエ ホット&クール CM-N3000」(以下、CM-N3000)を試してみることに。

「CM-N3000」は、美顔器「ハダクリエ」シリーズの最新モデルで、2015年2月19日現在、価格.com の美容器具 人気売れ筋ランキング4位にランクインしている人気製品。肌に微弱な電流を流すことでクレンジングや保湿を効果的に行うだけでなく、毛穴を引き締める機能も備えています。しかも、「CM-N3000」は電流の波形を変えたことで、従来機「CM-N2000」と比べ保湿力が1.5倍にUPしたのだとか。さっそくその効果をチェックしました。

1台で「クレンジング」「保湿」「毛穴の引き締め」が完了

「CM-N3000」は、本体の「温熱ヘッド」と「冷却ヘッド」を使い分けることで、「肌を温めて毛穴を開き汚れを引き出すクレンジング」「化粧水などのうるおい成分を角質層まで浸透させる保湿」「毛穴の引き締め」という3つのケアを1台で行います。使用する化粧水などは普段使用しているものでよい(一部使用できないものもあり)ので、手軽に使用できるのが特徴。デザイン、サイズは前モデル「CM-N2000」を踏襲していますが、「温熱ヘッド」使用時に発生する電流に、従来よりも小刻みな波形の電流を採用したことで肌への通電時間が約1.4倍長くなり、従来よりも保湿力が約1.5倍(メーカー調べ)にアップしました。

セット内容は、本体、電源アダプター、本体を置くスタンド、コットンを固定するリング(2個)、かんたんガイド、取扱説明書

本体サイズは48(幅)×159(高さ)×55(奥行)mmで、重さは約150g。表側には肌を温める「温熱ヘッド」、裏側には肌を冷やして毛穴を引き締める「冷却ヘッド」が搭載されています

操作部には、電源ボタン、モード選択ボタン、電流の強さを「弱・中・強」の3段階で選択するレベルボタンを配置。レベルによって振動の強さは変わりませんが、電流が強いほど肌に与える刺激も強くなります。モードは「温クレンジング」「温モイストアップ」「温マスク」「クール」の4つを用意

使用する際は、本体に電源アダプターを接続。充電式ではないので、コードレスでの使用はできません

「CM-N3000」の11分間のスキンケアを体験

では、実際に使ってみましょう。今回行うのは、「温クレンジング」「温モイスト」「温マスク」「クール」すべてを行う計11分のコース。1つのモードが完了すると自動で電源が切れますが、電源を入れ直すと自動的に次のステップ(「温クレンジング」終了後は「温モイストアップ」)が選択される仕様になっています。タイミングや肌の状態に合わせて、「クール」のみ、「温モイスト」のみ、「温クレンジング」と「温モイストアップ」の2つだけなど、一部のコースだけ行うことも可能。

ヘッドを両ほほ→Tゾーン→デコルテの順で、顔の中心部から外側へすべらせるようにゆっくり動かす使い方は、すべてのモードで共通です。「クール」以外は45秒ごとに“ピッ”と電子音が鳴るので、それを合図にほかの部位に移ると、顔全体とデコルテを均等にケアできるでしょう。

温クレンジング(3分間)

まずは約40℃で肌を温めて毛穴を開かせ、クレンジングで落としきれなかった汚れをやさしく取り去る「温クレンジング」。メイク落としはできないので、使用前のクレンジングは忘れずに。

付属のリングでコットンを「温熱ヘッド」に装着し、化粧水をたっぷり含ませます。モード選択ボタンで「温クレンジング」を選択したら、レベルを指定

「温熱ヘッド」を使用するモードでは、本体裏にあるシルバーの部分「背面プレート」に手が触れるように持ちましょう。背面プレートは手で触れることで電位を発生させるため、手が触れていない状態では肌に「温熱ヘッド」を当てても振動せず、肌ケアの機能を果たしません

メイクを落とした肌にコットンを当ててすべらせると、肌にじんわりと温かさが伝わってきます。化粧水が足りないと感じたら途中で足して、肌をこすらないようにしましょう

「温クレンジング」使用後のコットン。クレンジング後でもこんなに汚れが残っていることに驚きます。ふきとり化粧水のような角質除去効果のある化粧水だと、さらに効果がアップ。逆に、水だけのものなど一部の化粧水では効果が現れにくいそうです

温モイストアップ(3分間)

続いて行う「温モイストアップ」は、熱によって毛穴を開かせ、化粧水の保湿成分を肌の角質層までしっかり浸透させて保湿するモード。とろみのない化粧水の場合はコットンが必要ですが、とろみのある化粧水やジェル状の化粧水は「温熱ヘッド」に直接塗布して使用できます。今回はとろみのある化粧水を使用し、コットンなしで行いました。

「温熱ヘッド」の上に化粧水を乗せて、指でなじませます。「温モイストアップ」を指定したら、「温熱ヘッド」を肌に当ててゆっくりと動かしましょう。コットンがないため、「温熱ヘッド」の熱が肌に直に伝わります。また、肌の上をなめらかにすべらせることができるので、個人的にはコットンなしの方が好みでした

温マスク(3分間)

毛穴の汚れを落として化粧水を肌に浸透させた後は、「温マスク」でケアを行います。「温マスク」は、乳液やシートマスクの効果をサポートするモード。乳液の場合は1日に1回、シートマスクの場合は週に1~2回の使用が推奨されています。今回はシートマスクとあわせて使用しました。

シートマスクを貼った顔に「温熱ヘッド」をゆっくりとすべらせていくと、シートマスクの上からじんわりとした温かさが伝わります。普通にシートマスクをするより断然気持ちいいだけでなく保湿成分が肌にぐんぐん入っていく感じで、より高い効果が期待できそう

クール(1分50秒)

そして最後は、「クール」で仕上げましょう。「冷却ヘッド」の表面温度を周囲の温度よりも10℃低い温度にして肌に当てることで毛穴を引き締めます。

「クール」が使えるようになるための「冷却ヘッド」の冷却時間は10秒と早いので、熱によって開いた毛穴をすばやく引き締めることができます。「冷却ヘッド」は、「温熱ヘッド」よりもひと回り小さいサイズ(写真右)

「クール」では、背面プレートに触らなくてもOK。ほかのケアと同じ要領で「冷却ヘッド」を肌にすべらせていきましょう。ひんやり感が心地よく、毛穴が引き締まることで美容成分が肌に閉じ込めらるような感じがします。ただ、ヘッドが小さく時間もほかのモードに比べて短いので、少し物足りないと感じるかも

これで11分のケアは完了。使用後にヘッドや本体に付いている化粧品はティッシュなどで拭き取ればよいので、お手入れも簡単です。4つのモードをフルに使用した肌は、時間が経ってもぷりんともちもち! 肌表面だけでなく奥のほうまでやわらかくなったように感じられ、翌日の朝でもしっとり感が継続していました。1回では効果はわからないと思っていたのに、期待以上の効果に大満足です。ちなみに、肌湿度計で「CM-N 3000」を使用した日と使用していない日の肌湿度をそれぞれ測定したところ、肌湿度は最大約13%の差。その保湿効果は確かなものと言えそうです。

CM-N 3000 通常のケア
ケア前 17.2% 18.1%
ケア直後 38.6% 33.5%
2時間後 37.7% 30.1%
8時間後 37.5% 24.8%

厳密に同じ環境で使用したわけではないのであくまで参考までのデータになりますが、「CM-N 3000」を使用した日(夜の入浴・洗顔後に11分のケア)と使用しない日、それぞれ肌ケア直後、2時間後、8時間後(起床時)の肌湿度を測定。検証は室温20℃前後、湿度40%前後の環境で行い、値は3日間の平均値です

まとめ

「CM-N 3000」を実際に使ってみて、予想以上の使用感のよさと確かな効果を実感でき、その人気に納得。「美顔器は使いこなせない、続けられない」と思っている人にこそ使ってほしい製品だと感じました。

まず何よりの魅力は、1度の使用でも効果を感じられること。通常のケアととくに差を実感できるのは翌朝の肌のもちもち感で、筆者自身「美顔器は継続しないと効果がわかりにくい」というイメージを払拭できました。使うたびに効果を実感できるので、自然と「今日もお手入れしよう!」というモチベーションが持続。また、状況や体調に応じて一部のモードのみ使用できる点や、使用後のお手入れが簡単な点も、継続して使用する上でかなりポイントが高いです。新たに搭載された45秒ごとのアラームも便利。肌のケアは加減がわかりにくいので、やり過ぎたりその逆も然りですが、アラームがあるおかげで安心して使用できました。

「冷却ヘッドがもっと大きければ」「温熱ヘッドの温度調節機能があるといい」など惜しい点はありつつも、「CM-N 3000」は十分優秀な製品と言えます。使用する化粧品は専用のものを用意する必要がないので、「美顔器デビュー」にもぴったりな1台。普段の肌ケアに気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。

価格.comマガジン編集部/大泉 瑠梨

「CM-N 3000」は1回使うだけでかなり肌が変わるので、早く成果を出したいせっかちな人にもぴったり。もちろん、1回のケアで何か月ももっちり肌が続くわけではないので継続は必要ですが、1回この効果を実感すれば、むしろ毎日使わずにはいられなくなるかもしれません。