3ヶ月もあける必要ある?毛周期のサイクルと脱毛の関係
よく脱毛サロンへ行くと「毛にはもう周期というのがあるので、次のご来店は3ヶ月になります」といった案内をされることが多いと思います。
3ヶ月空ける理由が毛周期といっても、実際にはよくわからないですよね。そこで今回はもう周期のサイクルと脱毛の関係を説明していきます。
脱毛の種類によって、最適な脱毛サイクルというのは変わってきますので、ぜひご自身がやられている脱毛方法と照らしあわせてみてください。
そもそも毛が生える仕組みについて
いっつも処理に悩まされているムダ毛なのですが、そもそもどのように生えてくるのでしょうか?
毛の構造
髪の毛というのは毛穴から生えてくるのですが、実はこの毛穴というのはいろいろな組織が絡み合った構造になっています。
普段わたし達が見ている毛というのは、表皮から出ている部分で「毛幹」といいます。皮膚の中にある部分全体を「毛根」といい、毛の一番根元の太い部分を包んでいるところが「毛球」、毛球から表皮までを「毛包」といいます。
毛が生えてくる流れ
そこから毛が生える流れをざっと説明していきます。
まず、元々生えていた毛がぬけると、毛包から小袋みたいな感じで存在しているバルジという発毛効果の高い領域に「毛が抜けたから新しい毛を生やして~」という信号が送られます。そうするとバルジから毛の種と呼ばれる「発毛因子」が生み出されます。
※バルジ領域は2000年に発見された、発毛のための根幹となる部分です。育毛業界でも注目されていて、薄毛治療でも重要な箇所とされています。
バルジ領域から生み出された発毛因子は、皮脂腺から栄養をもらって成長していきます。そして毛根の奥にある「毛乳頭」へと着床し、毛細血管から栄養が毛に送られていきます。
毛乳頭に栄養が送られることで、毛乳頭を取り囲むようにある毛母細胞にも栄養が送られていきます。そして毛母細胞が活性化し細胞分裂を繰り返していくことで毛が作られて、上へ上へと押し上げられながら成長していきます。
毛が黒いのはメラニン色素
ちなみに髪の毛が黒いのは、毛母細胞の間に存在しているメラノサイトが原因です。このメラノサイトがメラニン色素を作ることで、毛が黒くなっていくのです。
このメラノサイトの働きが何らかの原因で止まってしまうと白髪になるのですが、現在のところ詳しい原因はわかっていません。
性毛と無性毛
毛には生えている場所によって、太かったり細かったり、直毛だったり縮れ毛だったりと様々なのですが、大きく分けると2種類になります。
性毛
第二次性徴にともなって生えてくる毛のことです。子供のときには生えていなかった脇毛や陰毛、胸毛などのことを言います。
毛の特徴としては、太くて生えている方向がバラバラです。また毛周期も長いものが多く、脱毛を完了するまでには長い期間を要します。
無性毛
性毛以外の毛がすべてで、髪の毛やまつ毛などの、子供の頃から生えている毛全般のことをさします。
性毛と違い、毛が細く生えている方向が一定です。毛周期は短いものが多く、脱毛すると効果が現れやすい部位です。
毛抜は、皮膚を引きちぎる行為
毛抜などで毛を抜くということは、毛乳頭でちぎれることになります。ちぎられた後も毛乳頭は残っているので、抜いても抜いても毛が生えてきてしまうのです。
また、毛乳頭には神経や血管がつながっているので、抜くことで痛みや出血を伴います。つまり「毛を抜く」という行為は「皮膚を引きちぎる」ことなので、お肌へのダメージはとても大きいのです。
毛が生まれ変わる毛周期(ヘアサイクル)
毛というのは、一度生えたらずっと伸び続けるわけではありません。生えては育ち、そして抜け落ちるというサイクルがあり、それを毛周期と呼びます。
毛周期と呼ばれるヘアサイクル
毛周期とは成長期、退行期、休止期という3つのステージがあります。毛母細胞の分裂速度によって、それぞれのステージの速度もかわってきます。
成長期
発毛因子が毛乳頭に着床して毛が生え始めて、伸びている期間になります。成長期は毛母細胞が活性化しているので、どんどんと髪の毛が作られていきます。
成長していく期間といのは部位によって異なるのですが、早いものでは腕などの3ヶ月、髪の毛などは5年以上と、かなり幅があります。
成長しきった毛というのは、そこから伸びることはありません。髪の毛以外の毛は、ある程度まで伸びるとそれ以上伸びないのは、そういった理由があるのです。
ちなみに、どこまでも伸ばせるイメージのある頭髪ですが、実はこれにも毛周期があるので限界があります。
男性だと腰辺り、女性だと脚までしか伸びません。女性の方が長いのは、女性ホルモンが成長期を維持する働きがあるからです。
退行期
成長期を終えると、毛母細胞の分裂がとまります。そうすると新しい毛が作られないので、それ以上伸びなくなります。
そして毛の下の方が退縮していくことで毛乳頭から毛が離れて、徐々に表皮へ移動していきます。
休止期
退行期のあと、毛根は休眠します。この時期の毛の根元は、棍棒状態になっているものなのですが、病気で抜けている場合は、根元が丸く太くなっている状態です。
髪の毛の抜け毛が気になる場合などは、抜け落ちた毛の毛根を見てみて、丸くふとっているかどうか調べてみてください。
部位で異なってくる毛周期
性毛・無性毛での説明にもあったように、部位毎によって毛周期の期間はかわってきます。
| 部位 | 毛周期 |
|---|---|
| 頭(髪の毛) | 2年~6年 |
| 顔全体 | 6ヶ月~1年6ヶ月 |
| 脇 | 1年~2年6ヶ月 |
| バスト全体 | 8ヶ月~1年6ヶ月 |
| 乳輪 | 1年~2年 |
二の腕・ひじ下・手の甲・指 | 6ヶ月~1年6ヶ月 |
| 腹部 | 8ヶ月~1年6ヶ月 |
| うなじ・襟足 | 10ヶ月~1年6ヶ月 |
| 背中 | 8ヶ月~1年2ヶ月 |
| 腰・ヒップ | 8ヶ月~1年6ヶ月 |
| Vライン | 1年~2年 |
| I・Oライン | 1年~3年 |
| 太もも・ひざ下・足の甲 | 6ヶ月~1年6ヶ月 |
伸ばしてるとかなり長く伸びていく髪の毛や髭(男性の場合)はやはり毛周期が長くなっていきます。
当然、脱毛する上でも、毛周期が長いということは脱毛にかかる期間も長くなってしまうことを意味しています。ですから、脇やVIOといった性毛を脱毛する際は、そこも考えながら回数やコースを決めるのがオススメです。
ちなみに、厳密にいうとカラダの右半身と左半身でも毛周期は違うのです。心臓からの距離や血流の量によって、毛乳頭へ送られる血液の量が変わってくるためです。
脱毛は計画的に通う必要がある
脱毛が1回の施術で完了しない理由
レーザー脱毛や従来の光脱毛で効果があるのは、成長期の毛だけになります。ですからレーザー脱毛にしても光脱毛にしても、脱毛する場合は毛周期に合わせて施術しなければなりません。
いま表皮上に見えている毛というのは、実は全毛量の20~30%程度と言われています。その中でも脱毛に効果があるとされている成長期の毛は、10~20%程度。
ということは、1度の脱毛で効果があるのは全毛量の1~2割程度でしかないのです。
脱毛を完了するためには、毛周期が1周する間にすべての成長期の毛にもれなく施術しなければいけません。
こういったメカニズムがあるので、1回や短期間の施術で脱毛を完了することは実質不可能なのです。
脱毛する機械に合わせて通うペースを考える
脱毛サロンの多くは2~3ヶ月に1度というペースが多いです。
当然、これは毛周期に関係しているのですが、早い毛の場合、6~8ヶ月で生え変わります。その場合は1ヶ月弱~1.5ヶ月のペースで通わなければなりません。それでも多くの脱毛サロンでは2~3ヶ月の間隔をあけて通うようにと言われます。
たしかに1度脱毛して成長期の毛がない状況では、すぐにもう一度当てても意味がありません。いまある毛がすべて成長期になってから脱毛するのが一番効率的です。
しかし、同じ部位でも毛根単位で毛周期はバラバラなので、今見えているムダ毛が一斉に成長期へ生え変わることはあり得ません。
それでは世の中の多くの脱毛サロンでは、なぜ3ヶ月というのスパンが多いのでしょうか?
- 無駄打ちを無くすために遅いスパンの毛周期に合わせている
- 光脱毛は熱による肌ダメージがあるため、短いスパンでは危険
- 来店間隔が短いと既存のお客様で埋まってしまい、新規のお客様がとれない
これはあくまで一例ですが、このような理由であれば、たしかに2~3ヶ月に1度のペースになります。
ハイパースキン脱毛での「毛周期」の捉え方
毛周期は影響あるので、完了する回数は通常の光脱毛と変わりありません。しかし、
- 人、部位、毛根それぞれバラバラな毛周期に、ピッタリ合わせることは不可能(生え変わりを待っても必ず打ち漏れがある)
- 体感温度38度で火傷や肌トラブルの心配がないので、毎日照射しても大丈夫だから
- これまでのお客様の効果・結果から判断して一番ベストな周期が1ヶ月だったから
- 既存のお客様を優先して予約が可能だから
といったように、2~3ヶ月空ける理由がありません。できるだけ早くお客様に効果を実感してもらいたいことから、当店では1ヶ月に1度のご来店をおすすめしています。
※毛周期が長い脇のみ、またはVラインのみの施術といったお客様の場合、毛周期の関係から少し遅らせる場合もございます。その場合はカウンセリングにてご案内いたします。
ハイパースキン脱毛での平均来店回数の参考例
| 部位 | 毛周期 | 最短回数 | 平均回数 | 最長回数 |
|---|---|---|---|---|
| 鼻下 | 6ヶ月~1年6ヶ月 | 15回(10%) | 20回(55%) | 30回(35%) |
| 脇 | 1年~2年6ヶ月 | 8回(10%) | 18回(70%) | 30回(20%) |
ひじ下 | 6ヶ月~1年6ヶ月 | 5回(10%) | 12回(80%) | 15回(10%) |
| Vライン | 1年~2年 | 12回(10%) | 24回(60%) | 28回(30%) |
| ひざ下 | 6ヶ月~1年6ヶ月 | 7回(30%) | 10回(40%) | 18回(30%) |
個人よって差がありますので、あくまで参考として考えてください。
効果を感じるための脱毛回数と期間
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