肌トラブルは身体からのサイン
赤み(赤ら顔)、ブツブツ、かゆみ、べたつくのにカサカサ…
脂漏性皮膚炎の症状は人によって、そして部位によっても様々。
今の肌環境を見つめて、肌トラブルがでている原因をできる限り取り除いていく。
肌表面が傷ついている場合の肌トラブルはお手入れ方法に原因があります。その他の肌トラブルにおいては、使用している製品が肌に合っていない場合を除いては、その方の身体の内側から症状が出てきていることがほとんどです。というのは肌が内臓と同じように【臓器の一部】という見方ができるからです。
肌トラブルの原因が、身体の内側からのサインだとしたら肌表面のケアのみで改善しようとしても根本的な解決にはなりません。
あなたはご自身のお肌に、どのようなお手入れをされていますか。
また、脂漏性皮膚炎の方からのご相談を多く頂きますが、間違ったお手入れにより症状を悪化させてしまっている場合が多いのも事実です。
あなたが良かれと思って行っているスキンケアが必ずしも肌に良いものではない場合もあります。
今一度お手入れ方法を再確認してみましょう。
症状別のお手入れはこちらをご覧ください。
※症状によって洗顔方法やローションの使用方法に若干の違いがあります。
詳しくは、それぞれの症状のページでご確認ください。
肌は神経細胞とルーツが同じ
お手入れ方法を確認する前に、肌トラブルを抱えている方に知って頂きたいことがあります。
お肌をお手入れするうえで、最も大切なこと。
それは、肌は神経細胞と一蓮托生(いちれんたくしょう)である事実を知ることです。
肌と神経細胞は、ルーツが同じところから分化しています。
肌トラブルでお悩みの方は、鏡を見ては気持ちが沈んだり、気になる部分を触ったり、なんとかしようと思いがちですが、そういった行為やストレスが肌の改善に大きく影響をします。
今は鏡を伏せて見ないことも改善するには大切なことかも・・・しれません。
スキンケアのはじまりは洗顔から!
まずは、洗顔方法を見直してみましょう。
熱いお湯で洗っていないか、
洗浄力の強い洗顔料で洗い過ぎていないか、
洗うときにお肌を擦っていないか?
などひとつずつ見直して方法を変えるだけでお肌の状態に変化が表れてきます。
ただし、肌の周期は28~42日。そういった変化を感じるには、少なくとも2~3週間はかかります。
焦りは禁物です。神経と肌は密接な関係があるということを忘れずに、お手入れを続けていきましょう。
洗顔時の水の温度をチェックしてみましょう。
熱すぎるお湯は、お肌を乾燥させてしまいます。冷たすぎず、熱すぎず、お肌にとって心地よいぬるま湯での洗顔が基本です。蛇口から出る水の温度を確かめるようにしてください。
脂漏性皮膚炎で感じる脂っぽさを、洗浄力の強い洗顔料で取り除けば綺麗になるというのは、逆効果です。
お肌の表面の汚れが付着した部分を洗い流して清潔に保つ。これを意識して洗い流せば十分なのです。
角栓や鱗屑が気になるからといってゴシゴシ擦って剥がしてしまうと、お肌は取られたものを補おうと、剥がれたものをすぐに作ってしまいます。すり傷ができたときに、下にある皮膚がまだできていない状態で、無理やりはがせばどうなるでしょう。それと同じです。
本来肌の機能で汗腺から出る水分と、皮脂腺から分泌される皮脂が混ざり合い、上質なクリームを作ってお肌を保護しています。
肌には肌の事情があって、現在の状態をつくりだしています。
それを無視して、皮脂を取り過ぎる洗顔は逆効果になります。
正しい洗顔方法
朝の洗顔
朝の洗顔はぬるま湯で行いましょう。ホイップドソープは使用しません。
前日の就寝前に使用したマニエールドゥNと肌の本来の自浄作用の働きで毛穴から皮膚の上に押し出された排出物や古い角質を優しく洗い流すことで十分に落ちます。
男性や皮脂分泌の多い方はホイップドソープを使っても良いのですが、ごく少量で十分です。
(また、このときに使用するホイップドソープの種類はご相談ください。お肌のトラブルの状態により使う種類が変わってくることがあります。)
ぬるま湯の温度は脂漏性皮膚炎の場合は38℃くらい(通常は36~37℃)で、両手でぬるま湯をすくい、できるだけ肌が手に触れないように意識しながら洗います。
すくった水表面の膜を顔につけて汚れを含ませ落とすイメージで、20~40回洗いましょう。
洗顔後は肌当たりの優しいタオルをそっと当てて水分をぬぐう程度にします。
夜の洗顔
《1.素洗い》
まずは素洗いから行います。朝と同様の方法で15回程度洗い、あらかじめ水溶性の汚れを落としておくと、ホイップドソープの洗浄効果も高まり、肌へのストレスも軽減されます。
水の力で汚れを落とすこと。これは最も肌にストレスを与えない方法です。
水の力で肌に水分を含ませて、それによって肌に不要なものが自然に取り除かれること。
これが、洗顔時の大切なポイントになります。
※素洗いはとても大切なステップです。素洗いすることで肌の排泄が高まり、深部に隠れた汚れも落ちやすくなります。ポイントは「こすらない」ようにすることです。
《2.ホイップドソープで洗顔》
次にホイップドソープで洗います。泡立てネットを使うと泡立ちが良くなります。
ホイップドソープを2センチ程手に取り、よく泡立てます。
直接手が触れないよう、泡のクッションで包むようになで洗いをしてください。泡の上からの手の感触が伝わる程度で強い刺激を与えないように優しく洗うのがコツです。
《3.ゆすぎ》
その後、ゆすぎをします。この時もバシャバシャと洗ったり、シャワーで流したりするのはゆすぎ不足が生じやすく肌への刺激となりますので控えましょう。
ゆすぐ回数の目安は、20~40回ですが、ゆすぎ残しがないように十分に注意しておこなってください。特に輪郭部分のゆすぎ残しがないように気をつけて行います。
洗顔後のケア
朝のお手入れ
洗顔(素洗い)
夜のお手入れ
洗顔(素洗い + ホイップドソープ )
※脂漏性皮膚炎の場合、オイルは避けた方が良い場合があります。以下の「オイルについて」をご参照ください。
スピノワ化粧品のお手入れ方法は、基本的に脂漏性皮膚炎等の肌トラブルがある方もない方も変わりはありません。ポイントはどの場面においても「こすらない」「さわらない」「刺激しない」ことです。この3点を常に意識してお手入れを行いましょう。
ローションのつけ方のポイント
ローションは手のひらに適量をとり、両手でローションを2~3回こすり合わせてからお肌につけます。
「つける」というよりも「肌に置く」感覚で行いましょう。こすったりたたいたりせずに優しく置いてください。
ローションは3回以上重ねづけをします。1回目のあと少しローションが乾いたところで2回目、また少し乾いたら3回目と繰り返します。
プライマリースキンポイントって?
ローションを3回重ねづけしたあと、少しローションが乾いたところで、手のひらや手の甲を優しくお肌にあてると、肌が手に吸い付くような感じになります。
この状態が「プライマリースキンポイント」です。
プライマリースキンポイントを感じられるようになるまで重ねづけを行いましょう。
重ねづけの回数は肌質や体調によって変わってきます。
自分のお肌の声をききながら、ローションを重ねてあげてみてください。
※肌トラブルの状態や肌が弱っている場合には、プライマリースキンポイントを無視して
たっぷりと手の平に取ったローションを、こぼさないように3回、肌の表面をローションで覆うようなイメージでお使い頂く方が良い場合もあります。気になる方はご相談ください。
また、マニエールドゥNはより保湿力が高いため、朝のマニエールドゥDを付けた後に
マニエールドゥNを重ねると、ふたつのローションの成分がより効果的にお肌にはたらくのでおすすめです。
お肌の状態に応じてコルカタライザーをプラスしましょう。
ローションで得た肌の状態を長く維持してくれます。
オイルについて
脂漏性皮膚炎の方はオイルなど油分が含まれている製品を使うと症状が悪化するというお話をよく聞きます。
スピノワのオイル スピノワゼは、美容液のような粒子の細かいオイルです。脂漏性皮膚炎の方でも油分が負担にならないと、ご愛用頂けている方もたくさんいらっしゃいます。
オイル自体で肌を潤わせる為にご使用頂くのではなく、肌のバランスを整えるのに必要になりますので、スキンケアとして必要なアイテムになります。
どうしても敏感肌でオイルが苦手という方は、ワンドロップエッセンスUVのご使用をおすすめします。
日焼け止めですが、美容液のような感覚で化粧下地としてもお使いいただけます。
紫外線ケアについて
脂漏性皮膚炎の原因のひとつである紫外線。
ワンドロップエッセンスUVとパウダリーメーカーを重ねることで紫外線からお肌を守り、症状の悪化を防ぎましょう。
お肌の声に耳を傾けて
お伝えしたいのは、何かを使って症状を治すこと以上に、どのように肌に触れるか、今肌が何を求めているのかなど肌の声を聴くことが大切だということです。
脂漏性皮膚炎を克服された方にポイントを伺うと、みなさま揃って「正しいお手入れ方法の継続と自分の肌は必ず良くなると信じること」とおっしゃいます。
最初は意識できていても、時間とともに自己流になりがちなお手入れ方法。
是非定期的に見直して、そしてご自身の肌を信じてお手入れをお続けになってみてください。