「いたたた……!」
とドアに指を挟んだり、家具の角に足をぶつけた後にふと見ると「血豆」ができてしまったことはありませんか?
また血豆は、野球やゴルフ、テニスなどのスポーツをしている人にもよく起きる症状です。
痛いし、見た目にも目立つし、一刻も早く治したい血豆。この記事では、そんな困った血豆の治し方をご紹介します。
正しい対処で血豆の被害を最小限に抑えて、素早く治しましょう!
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血豆って何?
「血豆」の別名は「血腫(けっしゅ)」です。これは、内出血を起こした血液がたまって塊になっている状態です。
出血には外出血と内出血がある
私たちが指を挟んだり、足をぶつけたりして出血をした状態は大きく、
- 外出血
- 内出血
の2種類に分かれます。
外出血とは、皮下組織と血管の両方が損傷して、血液が体の外に流れている状態です。
一歩で内出血とは、体の外には血液が流れず、皮下で出血している状態です。
内出血は出血量によって分別される
内出血は、さらに出血量によって3つに分けられます。
- 出血量(小)……点状出血
- 出血量(中)……斑状出血
- 出血量(大)……血腫
体をぶつけた後に、点々と赤くなったり、斑状に赤みが出てあざになったりした経験は誰にでもあるでしょう。
さらに出血量が増えると、血液が皮下に溜まり「血腫」となるのです。これが血豆の正体です。
通常の血豆の治し方
さて血豆についての概要が理解できたところで、早速血豆の治し方を学んでいきましょう。
血豆ができてしまったときのケアに、お役立てください。
血豆ができてすぐは「冷やす」
血豆ができたばかりのときは、まずは冷やしましょう。
血管は温めると拡張し冷やすと収縮しますが、血豆を冷やすことで、血管を収縮させて出血を抑えることができます。
またそれと同時に、血豆とともに起きている皮膚の炎症を抑えることにもなるので、痛みが引きやすくなります。
冷やす方法は、
- 保冷剤
- 氷水を入れたビニール袋
などをハンカチにくるんで、患部に当てるようにします。
過剰に冷やし過ぎると、「凍傷」になるリスクがあるので、タオルの上から冷やしたり、10分ごとに休憩したりするなどしましょう。
「自然治癒」を促進する
血豆ができてから2〜3日は冷やすことが有効ですが、出血が止まった以降は、冷やす必要はありません。
通常、血豆は1週間程度で自然治癒します。冷やした後はそれを促す方向性でケアを行いましょう。
自然治癒をサポートするために有効なことは、以下の二つです。
温める
出血がとまった後は、血行を促進して、たまった血液の排出を促しましょう。
血液は、損傷した血管や皮下組織を再生するために必要な栄養素や酸素を運搬しているので、血行を良くして新しい血液を送り込むことは、血豆の治りを早くする効果もあります。
温める方法としては、全身を温めることができる入浴や、血豆が足や手にできている場合は「足湯」や「手湯」がおすすめです。
集中的に血豆ができている場所に血液を送り込むことができるので、早く血豆が消えやすくなります。
もし足湯や手湯がしづらい場所に血豆ができている場合は、「蒸しタオル」を作って患部に当てましょう。
じんわりと温めることで、血行を促進できます。
できるだけ触らない
血豆はつい気になって触りたくなってしまいますが、できるだけ触らないようにしましょう。
細胞組織が再生して血豆が治っていく過程で触ってしまうと、つぶれてしまったり、雑菌が入ったりして、治りが遅くなってしまいます。
血豆を治しやすくする栄養素を取る
さらに早く血豆を治すためには、血豆を治しやすくする栄養素を積極的に取りましょう。
亜鉛
新しい細胞を作るときはさまざまな酵素が働きますが、亜鉛は酵素の働きを助ける補酵素として働きます。
亜鉛が不足していると新しい細胞がスムーズに作られないため、不足しないように十分な量を補給しましょう。
亜鉛は、牡蠣・アサリ・牛肉・卵黄などに多く含まれています。
ビタミン類
ビタミン類は、皮膚や粘膜の健康を維持するために欠かせません。特に、次のビタミンが重要です。
- ビタミンA …皮膚や粘膜の健康を維持する
- ビタミンB群 …皮膚や粘膜の再生に関わる
- ビタミンC …皮膚を強くする
- ビタミンE …皮膚や粘膜の再生を速める
- ビタミンK …血液凝固作用を促進して出血を止める
それぞれ、多く含まれる食べ物をまとめました。
| ビタミンA | レバー、ウナギ、卵黄、ニンジン、カボチャ |
|---|---|
| ビタミンB群 | 豚肉、ウナギ、マグロ、玄米、ニンニク |
| ビタミンC | キウイフルーツ、イチゴ、柿、オレンジ |
| ビタミンE | アユ、イワシ、タラコ、アーモンド、アボカド |
| ビタミンK | 納豆、モロヘイヤ、明日葉、春菊、小松菜、ほうれん草 |
タンパク質
タンパク質は皮膚の原料となる栄養素です。血豆を治したいときは、特に集中的に食べましょう。
タンパク質は、肉類・卵・大豆に多く含まれています。
ただし、タンパク質は1回の食事で吸収できる量に限りがあり、およそ20g程度なので、毎食取ることが必要です。
ちなみに、「1食あたり、手のひら1枚分」を摂取量の目安にすると覚えやすいです。
肉類・卵・大豆などを、自分の手のひらと同じくらいの大きさ・厚みの分量食べるようにすると、1食に必要なタンパク質量を確保することができます。
鉄分
鉄分は、血液中の成分である「ヘモグロビン」の原料となる栄養素です。血行を促進するためには欠かせません。
鉄分は、レバー・卵黄・シジミ・アサリなどに多く含まれています。
「ビタミンC」と一緒に取ることで吸収率が上がるので、鉄分を取るときには合わせてビタミンCも取りましょう。
なかなか治らない血豆は「血を抜く」→「湿潤療法」でケア
血豆の治し方は、基本的には自然治癒を待つのが一番です。
しかし、血豆がなかなか治らない場合や、少し触れただけで破れてしまいそうな場合には、「血を抜く」処置をしたほうが治りが早いことがあります。
また、足裏にできた血豆は、歩いているうちにつぶれて雑菌が入ってしまうこともあるので、先に血を抜いておいたほうが良いでしょう。
血豆の血の抜き方
次のものを準備します。
- 裁縫用の縫い針
- 消毒用エタノール
- 脱脂綿
- キズパワーパット(湿潤療法対応のばんそうこう)
- 消毒用エタノールを浸した脱脂綿で「縫い針」を拭き取り、消毒します。 (消毒用エタノールがない場合は、ライター・ガスコンロなどの火であぶったり、熱湯に漬けたりして消毒してください。その場合は、よく冷ましてから使うように注意してください。)
- 血豆ができている部分をよく洗い、清潔にします。
- 血豆の中心部を縫い針でそっと刺して、内部の血液を出します。出てきた血液は清潔な脱脂綿で吸い取ります。
- 血液が出切ったら、キズパワーパットを貼ります。
- キズパワーパットから血液が漏れそうになったり、汚れてはがれそうになったりしたら、貼り替えながら傷がふさがるまでキズパワーパットを継続して貼り続けます。
キズパワーパットは血豆をつぶした後のケアに最適
キズパワーパットは、従来の「傷を消毒して、乾かして、かさぶたを作って治す」という考え方とは全く違う、「湿潤療法(モイストヒーリング)」の考え方を採用したばんそうこうです。
湿潤療法って?
湿潤療法(モイストヒーリング)は、傷口をハンドロコイドという特殊な素材でしっかり覆うことで、患部を乾かさずに体液(浸出液)内を細胞が循環できる環境を作り、傷を素早くなめらかに治す方法です。
従来の治療法では、けがをしたときに体の中から出てくる体液(浸出液)は、ばんそうこうやガーゼなどに全て吸収させて、できるだけ患部を乾かすことが良しとされていました。
しかし、体液(浸出液)には、傷を早く治すための働きが秘められていることがわかり、これを最大限に生かして、かさぶたを作らずにスピーディーに傷をふさぐのが「湿潤療法」なのです。
血豆をつぶした後は、しばらく体液(浸出液)が流れ続けることがありますが、キズパワーパットなら、その本来の力を生かしながら血豆を治すことができます。
注意点は「消毒剤」は使わないこと
湿潤療法は体液(浸出液)が持つ力を生かして治す治療法です。
しかし、消毒剤は傷を治す上で必要な細胞組織を壊してしまうことがあります。
そのため、血を抜いた後にキズパワーパットを使うのであれば、消毒剤は使わないでください。
その代わり、血を抜く前によく患部を洗浄して、清潔にするようにしてください。
同じように血抜きに使う縫い針の消毒も、念入りに行いましょう。
こんな場合は病院へ
もし2週間以上たっても治らない血豆や、原因が分からない血豆は病院を受診しましょう。
2週間以上回復しないときは、セルフケアできる範囲を超えてる可能性や、血豆を治りにくくしている何らかの原因の存在が考えられます。
自己判断せずに、医師の診断を仰ぎましょう。
また、いつの間にか口の中にできている血豆は、悪性血腫の場合があります。できるだけ早く、病院を受診するようにしてください。
まとめ
血豆ができてしまうと、生活がしづらくなったり、見た目が目立ったりしてとても憂うつなものです。
スポーツをしている人にとっては、深刻な悩みでもあります。
血豆ができてしまったときには、初期から正しい対処をして血豆を悪化させず、できるだけ早く治せるようにしてくださいね。
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