『アラサーちゃん』赤裸々トークイベント 峰なゆか×小明

「モテる」「モテない」の境界線は、
男が「好き」か「嫌い」かです!

小明 この、ゆるふわちゃんがサバサバちゃんに足の細さを指摘されて嫌がらせにいく四コマも興味深かったです。足の細さだったり、胸の大きさだったり、顔面の善し悪しだったり、外見を褒められたときの正解のリアクションってどんななんでしょう? 峰さんは、「お綺麗ですね」って言われたらどう返してますか?


『「そんなことないよ」の行く末』

峰 最近いちばんモテるなって思うのは「そういうことあんまり言われないからちょっと照れますね」って。

小明 ヒュー!! すげー!!

峰 これは効くなって思っています。小明さんも、お綺麗ですね!

小明 あ、あぁ・・・い、言えないよー!!「オヒョヒョ! すっぴんはシャブ中みたいな面してます!」とかいっちゃう! だって、本当にスッピンはひどいし・・・。

峰 それはダメですよ。実際キレイじゃないですか。

小明 いや、本当に・・・あとでスッピンの写真見せますから・・・。

峰 そういうことではなくて、仕上げた状態で一般人より全然キレイじゃないですか。それでスッピンがどうのこうのとか言っていると、普通レベルの女子はすっげーむかつきますよ。そういうこと覚えておいたほうがいいですよ! 本当にどうでもいいですよ、そんなの!

小明 どうでもよくないですよ! 毎日素顔見てて憂鬱になるのは事実ですし、別に一般人より綺麗でもないですし、外見をけなされることなんてしょっちゅうですし!  

峰 だけど一般人は化粧してようやく人並みになったり、不細工な子のスッピンなんてもっとひどいわけですよ?

小明 『ショムニ』っていう漫画に、「40点のやつががんばって60点になったら偉いねって褒められるけど、10点、15点のやつはどうあがいたって30点が限度なんだよ」って言葉がありましたけど、つまりそういうことですよね。

峰 そう。60点のやつがスッピンどうのこうのって言うと30点の人は呪いますよ。スッピンぶさいく自慢は封印したほうがいいですよ。

小明 じゃあなんで私は化粧して道歩いていても突然酔っぱらいに「ブス」って罵られたりするの? 自分の持って行き所がわからないよ・・・なんなの、私・・・。まぁいいや、話を変えよう。峰さんはどんな人からモテてどんな人からモテたいんでしょうか?

峰 私は文系くんみたいな男の子にモテたいんですけど、実際はオラオラ君おっさんバージョンにモテますねー。バブルを引きずった人から愛人にしたいと思われる。昭和の顔をしているし、ボディコンが似合うし。自分でも平成に生きる顔だとは思わないんですよね。

小明 若干、劇画タッチですもんね。

峰 そうそう、ちょっと顔が古臭いんですよね。がんばって現代風にしようとはしているんですけど。

小明 だけど、茶髪のクルクルとかにしたらかなり現代風になるんじゃないですか?

峰 そうするとニューハーフ感が出てしまうのでダメなんですよ。

小明 難儀ですなぁ。あ、ところで、今日は峰さんのお友達がいらっしゃっていると聞いてます。

峰 はい。『SPA!』で一緒に連載している、最低の非モテ男子たちのマンガ『アラだらけ君』を書いていらっしゃる市橋さんです。

市橋 こんなに盛り上がっている女子トークのなかに入るのは恐縮です。

峰 市橋さんはどんな人からモテてたいですか?

市橋 ぼくは女性であれば誰でも・・・。

小明 間口が広い! でも、マンガ家さんってモテる職業だと聞きました!

市橋 世間でいうマンガ家っていうのは、集英社とか講談社とかで書いている人たちで。
ぼくはそんなにモテないです。

峰 私は市橋さんのことがマンガ家としてはもちろんなんですけど、男性としてもすごく好きなんです。それはなんでかっていうと、「誰でも」っていうから。間口の広さってすごく大事だと思うんですよね。結局モテるのって、男が好きか好きじゃないかってことなんですよ。で、市橋さんは「女が好き」ってところがブレないんですよ。そこが素晴らしいと思うんですよ。

市橋 そうですね。ぼくは女性であれば幅広く愛していきたいと思っています。でも、こういうふうに峰さんがおっしゃるので「もしかして峰さん僕のこと好き?」って勘違いしちゃうんですけど・・・。
2人きりになるとどうしたらいいのかわかんなくなっちゃう。

峰 いや、はい・・・。
小明さんも「モテたい」って言うけど男の人好きじゃないですよね?

小明 そこまでは好きじゃないですね〜。

峰 そういう人のモテって、モテポジションにつきたいとかなんですよね。
心から「女が好き」、「男が好き」って人はモテるんですよ。

小明 そういう人たちは恋人を絶やしませんよね。
私も間口は広げてるんで、まれにフラフラ寄ってきてくれる方がいるんですけど、総じて「君でいいや」か「君もいい」な人なんですよね。「君がいい!」って言われたいのに〜。

峰 ね、その間口の狭さですよね。じゃあその「君がいい」って人が無職だったらいやなわけでしょ?

小明 無職とかよりは、心持ちやフィーリングが大事ですな。

峰 でも、その心持ちがダメだったらどうするんですか?

小明 いや、それがダメだったら普通に両者ともダメでしょ。

峰 ほら、こうやってほかにもいろんな条件が出てくるでしょう? 市橋さんみたいに「女だったら誰でもいい」っていう境地にはなかなか辿りつけないんですよ。

小明 うーん。峰さんは、草食系の中でもどういう感じの人が好きなんですか?

峰 なんだろう。私は超狭いですよ! ざっくり言うと、眼鏡で黒髪で童貞の人が好きなんですね。

小明 童貞? すごい、なんか男性にとっては夢のような話ですね。

市橋 そう、だからこういうことを打ち合わせで言われたら勘違いするじゃないですか。

峰 ちょっと待って。市橋さん童貞じゃないじゃん!

市橋 男の童貞って経験しているか否かっていうよりも、気持ちの問題なんですよ。

峰 ええ! じゃあ私が処女だって言ったらみんなハァ?って思うでしょ。
なんで男の人は実際にセックスしたあとでも童貞って言い張れるの? 信じられないですよー。

小明 ラーメンズの片桐さんが「童貞じゃないのに童貞のふりをする奴だけが落ちる地獄があったらいいのに」ってラジオで言ってましたよう。

峰 市橋さんに伺いたいんですけど、ざっくり今日どうでした?

市橋 お2人のお話を今後の参考にさせていただきたいですね。女の本性と言いますか、本音の部分とかね。でも、まずはぼく自身も『アラサーちゃん』に登場するようなキャラクターになりたいですね。

小明 私も登場したいです。アラサーちゃんたちは、ある程度のコミュニケーション能力があって、かけひきなんかも出来るじゃないですか。私はそのへんがちょっと欠けてるんで、『アラサーちゃん』に出てこれないんですよ。

市橋 そうそう、みんなコミュニケーション能力高いですよね?

峰 これはリア充たちの物語です。『アラサーちゃん』に出てこない人たちが『アラだらけ君』なんですけど、小明さんは、出るとしたら『アラだらけ君』のほうですかね。

小明 童貞側!? ちょっと、アラサーちゃんたちのことを陰で見ながら死ね死ね言っているヒガミちゃん、とかで出してよう。

峰 私は今日は「小明さんと仲良く楽しくお話しするぞ!」って思っていたんですけど、こんな潰しあいになるとはね!

小明 あは! 殴り合って仲良くなるスポ根みたいでしたね!

峰 はい。私はいっつも仲良くしたいなって思っていますよ。カフェとかに行ってね♥

小明 ・・・本当に思ってます?(いぶかしげに)

峰 思っていますよー。仲良くしてくださいよー。

小明 ・・・あ、はい、よろしくお願いします・・・。では、『アラサーちゃん』にはこれからもますます重版もしていただいて、これからも応援していきますねぇ。

峰 うん。私は小明さんには生き残り計画をもうちょっと真剣にやっていただきたいなと思いました。一緒にがんばりましょ!

小明 私はいつも真剣なんですが・・・。では、『アイドル墜落日記』の漫画化もよろしくお願いしますね〜(しつこい)。

(おわり)

■みね・なゆか:1984年生まれ。2005年にAVデビュー。現役女優時代からコラム連載などを始め、引退した今では文筆業に専念している。得意分野はエロ、文学、漫画など。『メンズナウ』『GetNavi』『週刊SPA!』など連載多数。『ダ・ヴィンチ電子ナビ』では「峰なゆかのヒミツの更衣室」を好評連載中。

■あかり:アイドル/ライター。1985年1月14日生まれ。2002年に華々しくグラビアデビューを飾るも即失速。しばらくの低迷の後に円形脱毛症になってフリーに。その後は執筆業とアイドル業(あまりない)で食いつないで生きています。来年、売れないままで10周年! 連載『BUBKA』『サイゾ-』『アームズマガジン』など。公式ブログ→『小明の秘話』

『アラサーちゃん』

峰なゆか/ メディアファクトリー/ 924円

ブログ発の人気4コマ漫画がついに単行本化! 日々モテ技を向上させるアラサーちゃんを中心に、男女の微妙な駆け引き、女子同士の本音の探りあいが繰り広げられる。いますぐマネできるモテ技も満載。描き下ろし漫画も大量に収録し、単行本特典としてアラサーちゃんがアラサーではない時代やコスプレアラサーちゃんのイラストも収録されている。

 

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