【顔のアトピー】皮膚炎を改善・予防するおすすめの洗顔方法

 投稿日    最終更新日 2016/12/16

1-3. 肌に優しい洗顔の具体的な手順

洗顔の回数とタイミング、洗顔料の次は、具体的な洗顔方法についてです。

では、手順ごとに簡潔にご説明していきます。

1-3-1. まずはぬるま湯で軽く洗顔する

洗顔料を泡立てる前に、軽く顔をぬるま湯で洗います。

このとき、ゴシゴシと手で洗わないように注意します。

ぬるま湯を出すのが面倒な場合には冷水でも構いません。

1-3-2. 石鹸を泡立てる(ポンプから泡を出す)

固形石けんをお使いの場合は、洗顔ネットを使って泡立てます。

泡ポンプタイプの洗顔料をお使いの場合でも、泡立ちが足りないと感じるときには洗顔ネットを使って泡立てると、よりフワフワとした軽い泡になります。

洗顔ネットはこんな感じ↓のもので、ドラッグストアや100均ショップなどで購入できます

このとき、もったいぶらずに多めに泡立てておくことがポイントです。

泡が多いほど、肌への負担が減るからです。

泡ポンプであれば、4,5回ポンプする程度でOKです。

1-3-3. 泡を転がすイメージで移動させる

男性にありがちですが、ゴシゴシ!グリグリ!と男らしく顔を洗うのはNGです。

肌に不要なダメージを与えてしまうからです。

泡を肌の上で転がして、移動させるイメージを持つとちょうど良いと思います。

また、泡をポンポンと軽く押し付けるようなイメージでもOKです。

泡洗顔の方法がよく分かる動画がありましたので、参考にしてください↓

※ アトピー肌の場合、上の動画の力加減よりも弱い方が良いと思います。


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1-3-4. しっかりとぬるま湯で洗い流す

生え際も含めて、泡でしっかりと顔全体を洗ったら、ぬるま湯で洗い流していきます。

石けん成分が残ると、肌への刺激となりますし、雑菌が繁殖する原因になってしまいます。

 

生え際もきちんと洗い流せるように、顔全体よりも少し広めのエリアを十分に洗い流します。

洗顔の時間よりも洗い流す時間の方が長くなる、くらいでちょうど良いです。

また、入浴時に洗顔する場合、洗い流すのにシャワーを使うことが多いと思います。

このとき、熱いシャワー・勢いの強いシャワーで洗い流すのはよくありません。肌にダメージを与えてしまうからです。

ぬるめの温度、勢いを弱めたシャワーで洗い流すようにします。

1-3-5. 柔らかいタオルでポンポンと拭く

しっかりと洗い流したら、タオルで水分を拭き取ります。

このとき、ガシガシと顔を擦ってはいけません。これまで行った優しい洗顔が台無しです。

出来る限り柔らかいタオルで、ポンッポンッと押し当てるようにして、優しく水分を取り除きます。

また、タオルは洗面所の手を拭くタオルとは別のタオルを用意しましょう。雑菌が顔の皮膚に移るのを防ぐためです。

1-3-6. 直後に保湿剤をたっぷり塗る

水分をよく拭き取ったら、すぐに保湿剤をたっぷりと顔全体に塗ります。

使う保湿剤は、病院処方のヒルドイドローションやヒルドイドソフト、ワセリンなどを、湿度や肌の調子によって使い分けます。

他の保湿クリームでも問題ありませんが、洗顔料と同様に、出来るだけ余計な成分の入っていないものを使う方がよいです。

ちなみに、保湿剤にも水分が入っているため、保湿剤の前に化粧水を塗らなくてもOKです(女性の場合にはそういう訳にはいかないかもしれませんが… )。

昼の洗顔でも、水で洗顔したあとにきちんと保湿を行います。

また、外出時に「テカり」や「ベタつき」が気になる場合には、より油分の少ない保湿剤を使うと、見た目がよくなります。

ただし、その場合には保湿力が弱まるため、外出先でも何回か保湿剤を塗り直すことが大切です。

 

以上が、アトピー肌のための洗顔方法と手順でした。

次に、洗顔が痛くてシミるから辛い、やりたくないという場合の対処法についてです。


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2. 洗顔が痛くて辛いときの対処法と考え方

アトピーの炎症がひどいとき、掻き傷がたくさんあるときには、

肌に水をつけるだけでも痛いしシミる。ましてや石けんなんて無理!

のように、洗顔が嫌で仕方なくなります。

ですから、洗顔の頻度や長さ・丁寧さが自然と落ちてしまいます。

でも、洗顔は顔のアトピーを治す上でとても大切なことですから、辛くても何とかしてやらなければなりません

そこで、このような「洗顔の辛さ」を乗り越えるための、対処法や考え方についてお話したいと思います。

4つほどポイントがありますが、順番に見ていきましょう。

2-1.  洗顔がアトピー改善の好循環に繋がることを理解する

洗顔や入浴をしっかりと行わないと、皮膚の汚れや細菌(アトピー悪化原因)を除去することができず、アトピーの皮膚炎はなかなか良くなりません。

そして、皮膚炎がある状態ですと洗顔やお風呂は辛く感じますから、その頻度が不十分になります。

その結果、アトピーが悪化して皮膚炎が慢性化してしまいます。

このように、洗顔・入浴が不十分だと、アトピー悪化の悪循環に陥ってしまうわけです。

 

逆に、辛くても洗顔や入浴をきちんと行うと、皮膚が清潔にキープされて保湿の回数も増えるため、皮膚炎の状態は徐々に改善していきます。

皮膚炎が落ち着いてくると、だんだんと洗顔や入浴が辛くなくなります。痛くなくなるからです。

すると、洗顔や入浴の頻度や丁寧さが向上し、さらに皮膚炎の状態が良くなっていきます。

このように、皮膚炎がひどい時に頑張って洗顔・入浴を行うことは、

アトピー改善の好循環

に繋がっていきます。

この事実をしっかりと頭に入れておくと、辛い洗顔でも「仕方ない、やろうか」という気持ちになるはずです。

2-2. 最初は短時間・簡単な洗顔でOK

上で、アトピー肌のための理想的な洗顔方法についてお話しました。

でも、皮膚炎がひどくて辛い時には、皮膚に水や石けんの泡を付ける時間は出来るだけ短くしたいですよね。痛いですから。

悠長に「泡を転がすイメージで・・・」などとやっている余裕は正直無いと思います。

その場合には、短時間・簡単な洗顔でOKです(石けんは使います)

皮膚炎が治ってくると、洗顔がだんだんと辛くなくなってきますから、徐々に丁寧な洗顔に移行していけばよいです。

パーフェクトを求めるのではなく、「汚れを落として保湿する」という最低限の手順が出来ればOKと考えましょう。

2-3. 洗顔料や石けんを変えてみる

市販の一般向けの洗顔料や石けんは、前述のとおり、色々な添加物・成分が入っています。

このような成分の中には、アトピー肌には刺激になる物質が含まれていることが多いです。

ですから、市販の洗顔料・石けんをお使いの場合には、もっともシンプルな「石けん素地のみの石けん」に変えてみることをおすすめします。

きっと、洗顔時の痛みが減るはずです。

2-4. 優しいシャワーに変える

入浴時の洗顔では、シャワーで顔にお湯をかけることになりますが、

シャワーのお湯は、

  • 温度
  • 勢い(強さ)
  • 塩素

の3つの点で、肌に刺激・負担になってしまいます。

シャワーの温度はぬるめにして、勢いも弱めることが大切となるのは前述のとおりですが、

水道水に含まれる塩素も除去しておくとさらに良いです。

シャワーヘッドには、水道水中の塩素(次亜塩素酸イオン)を除去する機能が付いているものがありますので、それに変えてみると肌への刺激が減ります。

例えば、こんなやつです↓

以上のような対策をすることで、アトピー肌の洗顔の辛さは、ある程度軽減できるかと思います。

ただ、完全に痛みを無くすことは出来ませんから、最終的には「痛みに我慢して顔を洗う」というガンバリが必要になります。

洗顔はアトピー改善に繋がりますから、ガンバりましょう。

3. 洗顔が顔のアトピー治療に有効な理由

ここで、洗顔がアトピー改善に有効な理由を再度まとめてみます。

なぜ、洗顔がアトピー治療に効果的なのか、それは

  • 皮膚の汚れ・汗・雑菌はアトピー悪化原因であり、それが除去されるから。
  • ステロイド外用薬を使用する前に皮膚を清潔に出来るから。
  • 保湿の頻度が増えて、皮膚のバリア機能が一定以上にキープされるから。

という理由です。

細かいホコリ・ゴミ、排気ガスや副流煙、酸化した保湿剤や軟膏、汗などは、人体にとって「異物」ですから、肌への刺激になり、アトピーの悪化原因になります。

また、ステロイド外用薬を皮膚に塗ると、局所的に皮膚の免疫が弱まり、黄色ブドウ球菌などの細菌が繁殖しやすくなります。

そして、黄色ブドウ球菌等の細菌が出す毒素は、アトピーの悪化原因の1つと考えられています。

洗顔を行い、汚れ・ホコリ・汗・雑菌(細菌・真菌)を皮膚から取り除くことは、このような「アトピー悪化原因」を確実に減らしていきます。

だから、洗顔はアトピー改善に有効なのです。

4. まとめ

洗顔・入浴をきちんと行うことがアトピー改善に有効なことは、多くの皮膚科医が認めていますし、アトピー性皮膚炎診療ガイドラインにも記載されています。

そして、アトピー治療の対策の中では珍しく、ほとんどの方に有効なものです。

「たかが洗顔」と馬鹿にせずにきちんと洗顔を行うと、アトピー改善に向けて確実に一歩前進します。

とてもシンプルな対策ですが、洗顔は優先して行うべきアトピー改善対策の1つです。


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