実は、この効果をうまく利用すれば、エイジングケア化粧品をより効果的に使える可能性もあります。
この記事では、プラセボとエイジングケア化粧品の関係について紹介します。
1.エイジングケアにも有効なプラセボ効果!?
「プラセボ効果」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
この記事では、プラセボとエイジングケア化粧品の関係について紹介します。
その前に、プラセボの本来の意味も紹介しますので、お付き合いくださいね。
- プラセボ(プラシーボ)とは、偽薬、つまり、有効成分を含まない「偽の薬」です。
- 人がプラセボを、本物の薬だと思って飲むことで、本物の医薬品のような効果がみられる場合があります。これをプラセボ効果と呼びます。
- エイジングケア化粧品でも、プラセボ効果があり得ます。
- 自分の選んだエイジングケア化粧品を「よいモノ!」と信じることで効果が実感できるなら、それ自体はよいことです。
- しかし、化粧品を言葉のイメージだけで理解することは危険なので、やはり正しいエイジングケアの知識が大切です。特に、敏感肌やインナードライ肌の方は、正しい化粧品の知識をしっかり身につけましょう。
2.プラセボとプラセボ効果
1)プラセボとは?
プラセボは、「プラシーボ」とも呼ばれます。
プラセボとは、医薬品の臨床試験でよく使われる言葉で、有効成分を含まない(科学的には、治療効果のない)薬のことです。
プラセボは、日本語では、「偽薬(ぎやく)」とも呼ばれています。
2)プラセボはどのように使われるの?
薬(医薬品)の臨床試験、つまり、その薬がどれだけ有効か?安全か?を調べる試験は、新しく世に出そうとする薬と、すでに世にある同じ効果やメカニズムを持つ類似の薬の効果を比較して行われます。
しかし、新しく世に出そうとする薬が、今までにない新しいタイプのものだった場合、比較するものがありません。
そんなときに、比較対象として使われるのが「偽薬」、いわゆる「プラセボ」です。
新しく世に出そうとする薬は、明らかに(統計的に有意に)、プラセボより効果が高いと認められて初めて、無事、「新薬」として世にでることになるのです。
このようにプラセボは、新薬の臨床試験で大きな役割を果たしているのです。
3)プラセボ効果とは
さて、臨床試験において比較対象として使われるプラセボは、医師から患者さんに渡すとき、「これは○○に効くお薬ですよ」と言って、本当はプラセボであることを言いません。
すると、病気によっては半分以上の患者さんが治ってしまうことがあるのです。
こうした心理面の影響による効果をプラセボ効果と呼びます。
このプラセボ、もともとラテン語で「喜ばせる」という意味がありますが、これが語源となっているのは、なんとなく納得です。
こうしたことから、人間の身体は、脳や心の影響を受けやすいことがわかりますね。
4)プラセボを使った臨床試験・治験に参加する場合
エイジングケア化粧品とは関係ないのですが、臨床試験についての補足です。
臨床研究(治験)では、実際の患者さんに有効成分が入った医薬品とプラセボを振り分けて行います。
だから、こうした医薬品の臨床研究に不安を感じることがあると思います。
そのため、治験や臨床試験の参加にあたっては、第一に参加される方の「意思」が尊重されます。
参加をご検討されている方は、医師から詳しい説明を受け、分からない事や納得行かない点があれば、理解出来るまで質問する権利が保証されています。
また、不安や問題があると感じれば、いつでも参加を取りやめることができます。
もちろん、参加を取りやめて不当な扱いを受ける事はありません。
そして、今ある病状に応じた治療を受けることができます。
プラセボを使った治験についてのワンポイント情報でした。
3.エイジングケア化粧品とプラセボ効果
1)エイジングケア化粧品とは?
エイジングケアアカデミーでは、エイジングケアやエイジングケア化粧品についてさまざまな記事を配信しています。
では、エイジングケア化粧品とは何でしょうか?
実は、「エイジングケア化粧品」には明確な定義はないのです。
一般的には、エイジングケア、つまり、年齢に合わせたお肌のお手入れのための抗酸化作用やコラーゲン産生をサポートするなどの機能性の高いを配合したスキンケア化粧品のことをエイジングケア化粧品と呼びます。
しかし、「特定の成分が配合されないといけない」「成分の配合の濃度が決まっている」といった基準はありません。
そのスキンケア化粧品をつくっている会社、販売している会社が、「エイジングケア化粧品」として広告すれば、エイジングケア化粧品なのです。
もしかしたら、この「エイジングケア化粧品」という言葉だけでもプラセボ効果があるかもしれませんね。
2)エイジングケア化粧品にもあるプラセボ効果
このプラセボ効果をうまく使えば、エイジングケア化粧品の力を引き出すこともできそうです。
例えば、
「自分が選んだエイジングケア化粧品は必ず実感できる」
「私も、CMに出ているあの女優さんのような美肌になれる」
「このエイジングケア化粧品で、見た目年齢マイナス10歳!」
とよい方に「思い込む」ことも大切なことかも知れません。
他にも、
「今、話題の成分●●配合」
「医薬品メーカーが開発」
「あのカリスマ皮膚科医監修のメディカルコスメ」
などの言葉にも、プラセボ効果の可能性が期待できます。
「エイジングケア化粧品を科学的に評価する」という視点からは、正しいことではありませんが、
最終的な目的が、「エイジングケアやエイジングケア化粧品で美しくなる可能性を最大限に発揮する」という視点では、間違っていないと思います。
せっかく、ご自身で選んだエイジングケア化粧品。
「よい製品なので自分にあっている」と信じて使うことも大切ではないでしょうか?
3)でも、エイジングケアには正しい知識が大切。
このようにプラセボ効果でお肌がよくなるケースもあるので、信じて使うことが大切である一方、しっかりと正しいエイジングケアや成分の知識を持つことも大切です。
なぜなら、当たり前ながら、プラセボ効果ではなく、化粧品成分本来が持つ作用がお肌に現れることがあるからです。
例えば、「オーガニックコスメ」や「ナチュラルコスメ」などの植物性成分配合のスキンケア化粧品は、お肌に優しいイメージがあります。
しかし、植物由来の成分は、合成成分より優しいわけではありません。
また、「無添加化粧品」なども優しいイメージですが、何が無添加なのかを理解しないと、必ずしもお肌にとって優しいかどうかはわかりません。
4)年代別の肌の老化を考えてエイジングケア化粧品を選ぼう
もう1つのエイジジングケア化粧品の選び方のポイントは、年齢に応じたお肌の老化の進行状況を理解することです。
だれでも、年齢を重ねると
などが進みます。
だから、エイジングケア化粧品は、年齢に応じたお肌の老化の状況を理解して選ぶことも大切なのです。
そんな年代別のエイジングケア化粧品の選び方は、次の記事を参考にしてください。
十分な知識でしっかりエイジングケア化粧品を選んだあとは、「きっとよい実感がある」と信じて、プラセボ効果を期待したいですね。
4.まとめ
プラセボとエイジングケア化粧品についての1つの考え方を紹介しました。
プラセボ効果は、一般にお薬の臨床試験でよく登場する言葉ですが、エイジングケア化粧品を使う場合は、よい意味で、勝手な解釈で役立ててみてはいかがでしょうか。
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