筋トレって実際のところ必要なの?
高校~大学までは筋トレ推奨派、
最近は筋トレ不要派になった僕ですが、
筋トレのメリットとデメリットを考えてみました。
筋トレのメリット
・見た目が大きくたくましくなる
・強くなった感じがして誇らしい
・筋肉が成長してるのを鏡で見ると嬉しい
・成長ホルモンが出る
・なんとなく自信が付く
・筋肉痛が心地よくてクセになる
筋トレはメリットがたくさんあるように見えます。
でも、そもそも筋トレを始めた目的はなんでしょう?
筋トレの目的
筋トレやろう!ってなるときはどういうときでしょうか?
自分に気合を入れたいときに多い気がしますね。なにかを頑張りたいときとか。
他にも、ダイエットとか、身体を絞りたいという人も、
ビジネスで体力をつけたい人もいますね。
でも三日坊主になったりしますね。
三日坊主になる理由は、目的と行動が一致しておらず、無駄なことをしていると無意識のうちに感じているからだと思います。
自分にメリットがあると体感できることは自然と続けるものなので、メリットを感じていないという証左でもあります。
そもそも、アスリートで、体を競技にあわせるためにやっているという人は別として、大体の人の目的は、
日常をよりエネルギッシュにムダなく効率的に、上機嫌で生きることではないでしょうか?
そう考えると、筋トレは少々問題があります。
筋トレをする本当の理由とは?
筋トレなしでも素人で50m走で6秒を切ったり、垂直とびでバスケットボールのリングを掴んだり、野球で球速130キロ以上を出したり、股割をすることが可能です。
なので、太ってしまうとか、体力がないとか、エネルギーが足りないという、
そもそもの問題は、「筋肉が足りない」のではなくて、「いまある筋肉を有効活用できていないこと」です。
大体の人は筋肉を有効活用できていないので、実際に使える筋肉の1,2割くらいしかパフォーマンスを出せていません。
なので、フォーカスすべき問題は今、あるのに使っていない筋肉を、どう目覚めさせるか、です。
一番良いのは、日常の中で筋肉の深部感覚を鍛える習慣をもつことだと思っています。
北斗神拳的な考え方が必要です。
(常人は己の潜在能力の30パーセントしか使えないが、北斗神拳は100パーセント使用するのが極意)
筋肉を目覚めさせる上での筋トレ(特にウエイトトレーニング)のデメリット
・「使える」筋肉をつけるのはとても難しい。体のことをマニア並みに知っていないといけない
・深部感覚のない状態で負荷をかけて筋トレすると、表面の筋肉が増え、いまある筋肉を使わず、つけてしまった表面の筋肉をたくさん使うようになり、深部感覚がさらに鈍くなる
・間違った筋肉のつけ方で、血行もリンパの流れも悪くなることがある
・筋肉痛は癖になるが、その実態は「筋肉をうまく使えないことによる筋損傷」
(実際、僕は身体が緩みきってから、スポーツ後も筋肉痛にならなくなった)
・自分が扱いきれない荷重をがんばってどうにかしようとするのがウエイトトレーニングなので、
日常生活でも、扱いきれない量の作業を、非効率にやってしまう可能性がある。(些細な習慣は徹底されてしまうので。)
筋トレを頑張ってしてしまうのは、受験生が試験に受かるために勉強する!
と意気込みながら、机に座った時間を勉強時間としてカウントするようなものです。
(目的に沿った行動をとっていないということ)
受験は試験範囲の必須解答パターンをどれだけ記憶したかが、必要な能力ですよね。
同じように、筋トレをする目的が、健康維持や、日常を溌剌と生きる、エネルギーの増加等なのであれば、
素人のウエイトトレーニングは目的に沿った行動ではないので、すべきでないです。
一流選手も認める、体のセンサーの重要性
イチロー選手もドキュメンタリー撮影時にこんなことを言っています。
大人になって体が成長していくと、センサーをみんな失っていく
特に無理やりバランスを崩して大きくしていく人たちはどんどんセンサーが壊れていって
わからなくなるんですね、みんな
つまり
・深部感覚のない状態で負荷をかけて筋トレすると、表面の筋肉が増え、いまある筋肉を使わず、つけてしまった表面の筋肉をたくさん使うようになり、深部感覚がさらに鈍くなる
という現象は、プロアスリートの世界でも起こりうる過ちだと言えるのではないでしょうか。
筋トレが必要な場合は、競技特性による+αが必要な場合
プロレスラーが打撃から身体を守るためにウエイトトレーニングをする、サッカー選手が走る方向の切り替えをする時にかかる荷重に対応するなど、競技特性で、筋肉が付いていないと故障してしまうような部分をウエイトトレーニングで補強する必要性がある場合は、筋トレをしたほうがよいでしょう。
しかし、野球の清原選手が筋肉の鎧をつけても故障していたように、「筋肉が付いている=故障しない」というわけではないので、筋トレをする場合も結局は深部感覚があり、今ある筋肉を最大限使いこなしているという前提が必須になります。
したがって、日常生活で競技をする習慣のない普通の人にとって、筋トレは扱うことの難しい性質の問題ということです
では今、あるのに使っていない筋肉を、どう目覚めさせるのか
ということで、普通の人は筋トレをせずに深部感覚を鍛えるということをすべきと考えているのですが、
なるべく荷重をかけず、負荷の少ない動きで、筋肉の深部感覚や、骨と関節の感覚をつける動きをするとよいです。
たとえば、ご飯のおわんを持つときや、お箸を握るとき、SUICAをタッチするときや歩くとき・・・・・
日常生活のあらゆる側面で、体に余分な力が入っていないかを24時間モニタリングして、深部の筋肉を発達させることをおすすめします。
負荷をかけない「日常的筋トレ」の良さ
・常に身体の動きをチェックするので、深部感覚が発達する
・身体感覚が発達し、不調箇所がわかるようになるので、怪我や風邪は起こる前に対処できる
・無駄な筋肉をつけないので、燃費がよい
・日常で無駄な動きを省くので、仕事や恋愛でも無駄な動きが徹底して減る
・五感が鋭くなるので、飯がうまい
・身体が緩むので、常に上機嫌
逆に、若干のデメリットもあります。
負荷をかけない「日常的筋トレ」のデメリット
・人としゃべっていても24時間自分の体を意識するから、自分大好きだと勘違いされる(勘違いではないが)
・電車内とか、カフェとかでももぞもぞしたくなるので、変な人だと勘違いされる(勘違いではないかもしれないが)
・頑張って負荷をかける感じがしないので、最初はものすごく不安になる(でもしばらくすると不安は吹き飛ぶ)
・最初のうちは慣れないことをするので脳疲労ですごく疲れる(でも、慣れると、頭を並行利用できるので、ものすごく頭がよくなる)
これまで握手をした中で、最も身体感覚が発達していた著名人
僕が握手をしたことがある人物の中で、一人だけ、飛びぬけて手のひらが柔らかく、身体意識がはんぱなく高かった人がいます。
イスラエル出身の実業家、ニア・ズークという人です。
元軍人であり、ハッカーであり、シリコンバレーで4社連続上場させている(もしくは上場企業に事業売却している)億万長者です。
この人と握手をしたとき、無駄な力が一切入っておらず、ぎゅっと握ったこちらは、完全に力を流され、取り込まれてしまった感覚でした。
ゴルバチョフもやはり達人級だった
僕の友人も、これまでで一番握手したときに手が柔らかかったのは元ソ連大統領のゴルバチョフだったといっています。
たしかに、ゴルバチョフも肩が異様に抜けています。
僕の友人はプロスポーツ選手向けの動作指導の会社を運営してますから、プロスポーツ選手に何人も会っているわけです。
それなのに、一番身体が柔らかかったのは、政治家だったということです。
彼らのように、スポーツ選手ではなくても、超一流を体現する実業家は皆、身体感覚(深部感覚)が異様に発達していると想定されます。
身体感覚の圧倒的な差が出てしまった一枚の写真
もう一枚、衝撃的な写真を紹介します。
今日駅で見かけたネイマール選手とカズ選手のポスターなのですが、どこがどう衝撃的かわかりますか?
肩の抜け具合と股関節の抜け具合が圧倒的に違うのがわかりますか?
左のネイマール選手がゆったり座っているように見えて、右のカズ選手はどこか申し訳なさそうに緊張して、肩身が狭く座っているように見える。
大人と子どもくらい、身体感覚(深部感覚)が離れているのを証明する写真になってしまいました。
まとめ:筋トレをするまえに、身体感覚(深部感覚)を鍛えよう
結論として、
一般人にとっては1日1時間の筋トレより、1日24時間ずっと日常の中で身体感覚(深部感覚)を開発するほうが目的に沿っている
そしてもうひとつは、初心者から超一流に至るまで、身体感覚(深部感覚)はよりよく生きるために必要なベース知識だということです。
もし、筋トレをする場合は、身体感覚を磨いた上で、「いかに最小の力で、最大の運動効果を発揮するか」という視点を常に保ち、
極力ウエイトは使わずに、自重に近い形で、繊細な筋微動を感じながらするほうがよいと思います。