【保湿剤はこれでOK】アトピーに有効で安心な保湿剤4選
投稿日 最終更新日 2016/12/16
アトピーを改善していくためには、たっぷりと保湿剤を使って頻繁に肌を保湿してあげることがとても大切です。
でも、アトピー肌には炎症や掻き傷があるため、保湿剤選びに気をつけないと、
傷にシミたり痛かったり、皮膚への刺激となってしまいます。
そして、その刺激がアトピーを悪化させる原因にもなりかねません。
そこでこの記事では、
アトピー肌にも安心して使える保湿剤
を4つピックアップしてご紹介したいと思います。
実際に私がアトピー治療中に使い、今もアトピー予防のために使い続けているものです。
刺激感は全く無いものですから、アトピー肌にも刺激とならずアトピーを悪化させる心配もありません。
1. アトピー肌にも安心・安全な4つの保湿剤
アトピー治療に使える保湿剤には、
- 刺激が無いこと
- 保湿力が十分にあること
- 成分に食物油が含まれていないこと
- 安い(高価でない)こと
の4つの条件が必要だと私は考えます。
これらの条件が揃っていないと、アトピー肌にたっぷりと頻繁に使うことができなくなるからです。
そして、このような条件を満たす保湿剤はかなり限られています。
順番にご紹介していきます。
1-1. ヒルドイドソフト・ヒルドイドローション
アトピー性皮膚炎の治療で最も良く使われる保湿剤が、ヒルドイドソフト軟膏・ヒルドイドローションだと思います。
ヒルドイドソフト軟膏は、ちょっと固めのクリームという感じで保湿力がだいぶ強いですが、その代わり肌に塗ったときにかなり伸びにくいです。
一方、ヒルドイドローションは、ヒルドイドソフトに比べて保湿力は軽いですが、塗りやすさは抜群です。
両方とも、傷のあるお肌に塗っても全くシミないので、皮膚に刺激となることは有りません。
皮膚科で「ヒルドイドください」と医者に言えば、すんなりと処方してくれますし、健康保険が適用されますから、市販の保湿剤に比べて段違いで安く済みます。
このように、肌に刺激にならず保険適用で安く手に入るヒルドイドシリーズは、アトピー肌の保湿のためには欠かせないものです。
でも、ヒルドイドソフト・ヒルドイドローションだけでは、若干使いにくく感じることが多いと思います。
というのも、
- ヒルドイドソフトでは全身に塗るには伸びが悪いし、量も少ない
- ヒルドイドローションは伸びが良いから広範囲に簡単に濡れるけど、保湿力が低い
という感じで、2つとも少し極端な特徴を持つ保湿剤だからです。
この2つだけを使う場合には、
ヒルドイドローションを全身にたっぷりと塗って、特に乾燥しがちな部分にヒルドイドソフトを塗る
という使い方がよいと思います。
または、ヒルドイドローションを塗った上で、その上からワセリンを塗ってあげても十分な保湿となります。
ただ、「全身に簡単に塗れて、しかも保湿力もしっかりとある」というような保湿剤を使った方が便利なのは間違い有りません。
1-2. プロペトとヒルドイドソフトの混合
そこでオススメしたいのが、ヒルドイドソフトとプロペトを混合した保湿剤です↓
プロペトとは、白色ワセリンの不純物をさらに取り除いたもので、ワセリンに比べて伸びが良いのが特徴です。
このプロペトとヒルドイドソフト軟膏を混合したものは、
伸びやある程度良くて、保湿力もかなり強い保湿剤
となり、全身のお肌に簡単に塗る・伸ばすことが出来て、しかも乾燥の強いアトピー肌でもバッチリ保湿してくれます。
私の場合、ワセリンとヒルドイドソフトの混合を最初に試したのですが、伸びがイマイチで使い勝手が悪く、ワセリン特有のベタつきも若干気になったので、プロペトとヒルドイドソフトの混合をメインに使うようになりました。
皮膚科で「ヒルドイドソフトとプロペトを混合したものを処方してください」と言えば、すんなり処方してくれるはずです。
ヒルドイドソフトのプロペトも保険適用ですから、金銭的負担も軽くなります。
この「ヒルドイドソフト&プロペト混合」は、「刺激も無く保湿力もあって、しかも塗りやすい」というアトピー肌には最適な保湿剤だと、私は考えます。
ワセリンを単独で塗ったことがあって、その使用感が嫌いだったり、かえって皮膚炎が悪化した経験がある場合でも、
この混合であれば問題なく使えるケースも多いのではと思います。
試しに使ってみて、肌に合って使用感にも不満が無いのであれば、
アトピー治療中はもちろん、アトピーが治った後にも予防のための保湿剤として使うことが出来ます。
使ったことがない場合には、ぜひ皮膚科医に相談して処方してもらうことをおすすめします。
1-3. ビーソフテンローション
次の保湿剤は、ビーソフテンローションというヒルドイドローションのジェネリック製品です。
ビーソフテンローションは有効成分であるヘパリン類似物質はヒルドイドローションと同一ですが、基剤が異なります。
ヒルドイドローションは白色の乳液タイプですが、ビーソフテンローションは透明の液体タイプです。
保湿力はビーソフテンローションの方が弱いように感じますが、使用感や伸び・テカりなどはビーソフテンローションの方が優れていると思います。
ですから、皮膚炎がある程度落ち着いてきて、皮膚バリア機能が回復してきた段階では、
テカりやベタつきの気になる顔面には、このビーソフテンローションを使うと便利です。
また、頭皮の乾燥が酷くて、頭皮に保湿剤を使いたい場合にもビーソフテンローションがおすすめです。
無色透明でサラサラとした液体タイプですから、頭皮に塗りやすくて、白く残って目立つこともないからです。
注意点としては、ビーソフテンローションだけではアトピー肌の保湿には不十分であるということです。
あくまでも、皮膚炎が治ったあとの予防や、テカりなどの見た目が気になる顔や頭部に限って使うことをおすすめします。
1-4. キュレルシリーズ
ここまでご紹介した保湿剤は、全て病院処方で健康保険適用のものです。
市販の保湿剤でアトピー肌にも安心して使えるものとしては、キュレルシリーズがあります。
実際に使ってみると分かりますが、ヒルドイド等と同様に、傷のある部分に塗った場合でもほとんどシミないです。
一般的な市販の保湿剤ですと、傷にある部分に塗れば少なからず刺激感があったり痛く感じたり、場合によっては激痛が走る場合がほとんどです。
この点、キュレルシリーズは敏感肌専用の商品だけあって、刺激が本当に弱いです。
ただ、保湿力はヒルドイドソフトや混合に比べると、かなり落ちます。
ヒルドイドローションと同じくらいか、少し強いくらいです。
キュレルシリーズは健康保険適用ではありませんから、若干高くつきますが、どこのドラッグストアでも買えるというメリットがあります。
ヒルドイドシリーズやプロペトとの混合が無くなってしまったけど、忙しくて皮膚科に行けない!という場合には、
ドラッグストアでキュレルシリーズを買えば、次の皮膚科で処方してもらうまでの「つなぎ」として使うことが出来ます。
アトピー肌に使えるキュレルシリーズとしては、↑のローションタイプとクリームタイプの2つがあります。
クリームタイプの方が若干保湿力が強いように感じますが、そこまでの差は無いように思います。
いずれにせよ、皮膚炎が残っている状態では、キュレルシリーズだけでは保湿力が足りませんので、キュレルを塗った後にワセリンなどを薄く伸ばしてぬって、水分を閉じ込めてあげることが必要です。
2. まとめ
以上4種類が、アトピー治療に使うことのできるオススメの保湿剤です。
基本的には、
「ヒルドイドソフト+プロペト」混合をメインに全身に使い、顔や頭皮などは部分的にヒルドイドローションやビーソフテンローションを使う
という感じの使い方でOKです。
もしかしたら、もっと効果効能のある(有効成分の多い)保湿剤の紹介を期待されていて、ガッカリしたかもしれません。
でも、アトピー治療のためには、
保湿剤=皮膚のバリア機能の補うもの
とだけ考えて、保湿剤にプラスαの効果を求めない方が安全です。
有効成分が逆に刺激になったりアレルゲンとなったりする可能性があるからです。
この点についてや、保湿剤選びのポイントについては↓の記事で詳しくお話しています。気になる場合は参照してください。
保湿剤選びのための情報収集は早々に終わりにして、本当にアトピー完治に必要である
アトピーの悪化原因探しと取り除き作業に時間と労力をかける
ことをおすすめします。