膿を持ってボコッとこもったあごニキビ。一刻でも早く治したいですよね。
改善法はさまざまですが、「即効性」のある情報を探していたら『たこの吸出し』に関する情報を見かけられたのではないでしょうか。
でも、
「どうやって使うの?」
「本当に膿は出る?」
「白ニキビにも使ってOK?」
「どこで買える?」
「跡が残りそうで怖い」
などなど。疑問があったり「実際に試してみる」のは不安に思っていませんか。
そこでこの記事ではメリットデメリット、そして管理人の使用体験談などをまとめてみました。
『たこの吸出し』であごニキビに挑戦するか否か……。判断材料になればうれしいです。
『たこの吸出し』のメリット
『たこの吸出し』のメリットは以下の3つです。
・痛みなく膿を出せる
・気軽に手に入れられる
・コスパが良い
使い方も簡単。
・患部を清潔にする
・ごく少量を中心部につける
・清潔なガーゼや絆創膏で覆う
・膿がすべて出切るまで繰り返す
という流れ。寝る前に塗っておけば、朝には膿が排出されている……というイメージです。
『たこの吸出し』の有効成分は「硫酸銅」と「サリチル酸」。
「硫酸銅」は物体を溶かす腐食作用があり、「サリチル酸」は角質をやわらかくする働きがあります。
この力を利用し、皮膚に穴を開けて膿を排出するのが『たこの吸出し』という薬。
本来膿を出そうとすれば針やコメドプッシャーなどが必要ですが、これを有効成分の力でやってしまおうというものです。
無理矢理ぎゅっと圧力をかける必要がないので「痛みなく」膿を出すことができます。
物理的な力に匹敵するくらいですから、もちろん作用は強力です。よほど合わない方でない限り、高確率で膿を出すことが可能。
こもりニキビに比べ芯がはっきりと出ている白ニキビであれば、より簡単に膿を排出できるでしょう。
手に入れるのも簡単です。薬局・ドラッグストアで気軽に買うことができますし、amazonや楽天でも販売しています。
価格は1000円ちょっと。少し高いと感じるかもしれませんが、一度に使う量はほんのわずかなのでコスパは良いのではないでしょうか。
あごニキビの何が気になるって、やはりボコッとした「でっぱり」ですよね。
『たこの吸出し』で膿を上手に出すことができれば、とりあえず「でっぱり」はなくすことができます。
「膿が出た」という変化がすぐに現れるので、達成感(?)的なものもあるかもしれません。
あごニキビが気になるときって「とにかく何かしたい!」と思ってしまうので……。
もしかすると、この「何かやった感」が一番のメリットかもしれません。
『たこの吸出し』のデメリット
『たこの吸出し』のデメリットは以下の3つです。
・刺激が強すぎる
・炎症が悪化する可能性がある
・跡が残る危険性がある
『たこの吸出し』はそもそもニキビ用治療薬ではありません。効果・効能も以下のように示されています。
効能・効果 化膿性皮膚疾患、よう、ちょう等のはれものの吸い出し
「よう」「ちょう」とは聞き慣れない言葉ですが、漢字で書くと「癰」「疔」。
いずれも「黄色ブドウ球菌」が原因とされる感染症のことです。
・よう(癰)…小さくて浅い膿瘍(のうよう)が皮膚の下で連なったもの
※膿瘍は膿のかたまり
・ちょう(疔)…毛嚢炎(もうのうえん)の古い呼び方。顔に出来るものを「面疔」と呼んだ
※毛嚢炎は毛穴の奥にある「毛包」に細菌が感染して起こる炎症。白ニキビと似ている
これらの細菌感染症に効く薬が『たこの吸出し』というわけです。
たっぷり溜まった膿を排出するために作られた薬ですから作用は強いです。だから皮膚を溶かすほど強力な「硫酸銅」「サリチル酸」が使われているのでしょう。
なので、ニキビの膿を出すのは朝飯前なのですが……
二キビと「よう・ちょう」は「膿」という共通点はありますが、発生の原因が全く違いますよね。
『たこの吸出し』は「よう・ちょう」には素晴らしい力を発揮してくれますが、ニキビにはいささかハイスペックすぎると思います。
要は「刺激が強すぎる」ということです。
『たこの吸出し』は痛みなく膿を出せますが、結果的には物理的に潰して膿を出していることに変わりありません。
大人ニキビができてしまう肌状態というのは、乾燥していたりターンオーバーが乱れていたりと敏感状態に傾いていることが多いです。
そこを強力な力で刺激するとかえって炎症が悪化する危険性があります。また、ニキビ周辺の皮膚まで荒れてしまう可能性もあります。
炎症が悪化すると跡が残りやすくなります。ニキビって自分で潰したりしなくても、赤〜紫ニキビの段階までいってしまうとただでさえ赤みが残ってしまいます。
10代や20代は新陳代謝が活発なのでうすくなるのも早いですが、30代に入るとどんどん治りにくくなってきます。
ですから「跡を残す危険性のあること」は極力避けるのがとても大切だと思います。
で、結論はどっち?
『たこの吸出し』についてメリットとデメリットをご紹介しました。
比べると、あごやフェイスラインといった大人ニキビに使うにはデメリットの方が大きいと考えています。
なので、管理人としてはあごニキビ対策にはおすすめしないという結論になりました。
これは自身の体験談も関係しているかもしれません。
管理人の『たこの吸出し』体験談
あごニキビがひどかった時期。あるイベントまでにどうしても治したかったのです。
それは転職のための面接。
なかなか書類選考が通らなかったのですが、ようやく一社で面接が決まって。すごく気合が入っていました。
なのに、そんな時期に限って巨大すぎるあごニキビが居座っていて。
冷静に考えると面接とは関係ないはずですが、「印象が悪いのでは」「不潔感を抱かれたらどうしよう」とマイナス思考ばかり浮かんできます。
面接まであまり日もなく焦った私は「とりあえず膿を出して、でっぱりだけでも取り除こう」と、毛抜きの先端と指を使ってあごニキビを潰しました。
今から考えると完全にアウトな選択です。
でもそのときは必死でした。
迷うことなく潰しにかかったのですが、なかなか「芯」となる部分が出てこなくて。膿ではなく血ばかりが出てくるのです。
皮膚の広い範囲が熱を持ってかたく盛り上がっている感じ。蚊に刺された腫れを何十倍にもしたようなイメージでしょうか。
触るだけでも痛い部分を無理やり傷つけ、血まで出したのにぜんぜん膿を出すことができません。
皮膚科に行くことも考えたのですが、その頃は特に激務で。病院に行く時間をとることも難しかったです。
そんななかでも「何とか膿を出さなきゃ!」と検索した結果『たこの吸出し』という薬があることを知りました。
その頃は「乾燥・保湿不足」があごニキビの大きな原因とは知らなかったので、とにかく膿(皮脂)を出すことが大事だと思い込んでいたのです。
早速薬局で購入。寝る前にあごニキビにつけてガーゼで押さえ、ずれないように上から絆創膏を貼ります。
翌朝、期待に胸を膨らませて鏡を見た結果……
膿が出てきてジュクジュクしているものの、炎症自体はさらに進んでしまっていました。周辺の皮も少しめくれていて。
そして出血させたのが悪かったのでしょう。血が固まり、ドス黒いかさぶたが出来ていました。
メイクでは隠せないレベルだったので、マスクをして出社。
さすがにランチのときにはマスクを外したのですが、あまりにもひどい状態を見た同僚が「大丈夫?」と声をかけてくれたことを覚えています。
面接自体はその数日後だったので、コンシーラーとファンデーションの厚塗りでなんとかごまかしたのですが……今もそのときの跡が残っています。
『たこの吸出し』が悪いのではありません。
そもそもニキビ治療薬ではありませんし、患部は切らないで使う薬です。
ですが、ニキビを無理に潰したり過度な刺激を与えるのは炎症の悪化につながるのだと痛感させられたできごととなりました。
焦る気持ちをこらえて頑張ろう
これを読んでいただいている方も、もしかしたら何か面接や会食、結婚式、デートや合コンなど重要なイベントを控えられているかもしれません。
「今すぐにでも治したい、せめてイベントまでには何とかしたい」って焦りますよね。
でも……残念ながら一度できてしまったあごニキビを1日2日で治すのは難しいです。
『たこの吸出し』を使わなくても「潰す」「膿を出す」という発想からまず離れるのが大切です。
少し遠回りでも、
・皮膚科で相談する
・保湿を徹底する
ことで焦らずに治していきませんか。
ニキビは無理に潰しても「でっぱり」が収まるだけ。でもでっぱりがなくなっても、赤くなるので残念ながら目立つことに変わりありません。
どうせ目立ってしまうなら、「長引かさず」「跡が残りにくく」治していく方がずっと良くないでしょうか。
「何とかしたい」「どうにかしなきゃ」という気持ちを抑えるのはすごく難しいです。でもこらえた先にこそ、きれいな肌は待っていると思います。
なんとか焦らず……どうか保湿を中心にしたやさしいケアで治していっていただきたいです。