あなたの体温は?
ダイエットをするうえで、体温は非常に重要な要素です。
この重要性を把握すれば、あなたは一気に痩せやすい体になる可能性もあります。
逆にいえば、これを知らないままダイエットをしても全くのムダになる可能性もあります。
文字数が多く、かなり長い記事になっていますが、とても大事なことなので、ぜひ最後までお読みください。。
日本人の平均体温
今から約60年前の1957年、東京都内の10~50歳の健康な男女3,000人を対象に体温を調べてみたところ、その平均は36.89度±0.34度でした。
よくネットなどでは、「37度は日本人の平均体温だから微熱ではない」などと書かれていますが、これは60年前の話です。
普段が35度や36度の人が37度に上がればそれはやはり体に何らかの支障があるから発熱しているのです。
問題は、平熱が35~36度の低い温度の人が多いことです。
人間の体は36.5~37度がもっとも健康な状態とされています。もちろんこれは平常時の体温です。
平熱が35.5度くらいの人は、排泄機能が低く、自律神経に支障をきたしたり、アレルギー症状が出やすくなると言われています。
また35度になると、がん細胞が最も増殖しやすくなるので注意が必要です。
この他にも、低体温による弊害は以下のようなものがあります。
- 細胞内に水分を取り込めず、細胞間に余分な水がたまる⇒水太り・むくみ
- 腎臓や大腸の働きが低下し、排尿・排泄がしにくくなる⇒便秘
- 血液中の糖分や脂肪の燃焼が悪くなる⇒高血糖・高脂血症
- 免疫力の低下⇒風を引きやすい、アレルギーなど
- 新陳代謝が低下⇒肌荒れ・老化
もしあなたの平熱が36.5度以下なら、できるだけ体温を上げる努力をすべきです。
ダイエットと基礎代謝
ダイエットにおいて「代謝」が重要であることはこのサイトでも何度か述べていますが、体温が1度下がると代謝は12%も落ちてしまいます。
基礎代謝とは
代謝(基礎代謝)とは、呼吸などの生命活動に消費されるエネルギーのことで、運動などで消費されるエネルギー(生活活動代謝)よりも多くのエネルギーが使われています。
ですので、代謝が12%も落ちると消費されるエネルギー総量は極端に下がり、その分脂肪がエネルギーに変換されず、どんどん体に溜まっていきます。
また、代謝は年齢とともに徐々に低下するので、いわゆる中年太りはこの代謝の低下が一つの要因です。
メタボリックシドローム
最近はよくメタボ、という言葉が使われ、「内臓脂肪症候群」と訳されていますが、内臓に脂肪がつくのはあくまで症状・結果にすぎません。
メタボリズム(metabolism)とは本来「代謝」を意味し、メタボリックシンドロームとはつまり代謝の低下です。
代謝が低下し、エネルギーが消費されにくい=脂肪が燃焼されにくくなっているので太ってしまうのです。
ですので、サプリや健康食品などで脂肪の燃焼を促したり、脂肪を吸収しにくくすることは一見ダイエットに有効なようですが、あくまで対処療法的なもので、根本的な改善にはなりません。
脂肪をなくすには、代謝をあげることこそが真の解決法と言えるでしょう。
ダイエットの近道は基礎代謝を上げること
さきほど体温が1度下がると代謝が12%下がると述べましたが、逆にいえば体温が1度上がれば代謝を12%も上昇させることができます。
人が1日に消費するカロリーは基礎代謝が60~70%、食事の時に消費する食事誘発性熱代謝が10%で、運動などの生活活動代謝が残りの20~30%だそうです。
つまり、ダイエットのために頑張って走ったりする運動は、全体からみればせいぜい30%ほどしかないわけです。
そんなところで頑張るよりも、全体の6割から7割を占める基礎代謝を上げるほうがはるかに効率的だと思いませんか?
こういうと運動なんてしなくてもよいように思われるかもしれませんが、もちろん運動することは重要です。
大事なのはそこばかり頑張りすぎないことです。
そこを頑張っても結果がでにくいからです。
そうではなく、運動もしつつ、代謝をあげる努力もしてくださいね、ということです。
基礎代謝をあげるためには体温の上昇が不可欠
代謝を上げるためにはいろいろな方法がありますが、体温を上げることは必須といえます。
では体温を上げるには何をすればよいのでしょうか?
体温を上げる方法(1)筋肉を付ける
筋肉は代謝が最も消費されるところ、すなわち最大の熱産生器官です。
わかりやすくたとえるなら、筋肉は石油ストーブ、脂肪は石油の入ったポリタンクと考えてください。
体内に石油ストーブが1個だけなら、石油がたんまり入ったポリタンクを処理するのは時間がかかります。
しかもストーブは、血液を流れているブドウ糖という石油を優先的に燃やそうとするので、なかなか脂肪に入った石油(脂肪酸)を使ってくれません。
そして、そうこうするうちにそのブドウ糖も余りだし、脂肪酸に変えられて新しいタンクに入れられていきます。
タンクはやがて1個、2個と増えていくことになります。
そうです。どんどん飛べない豚になっていくのです。
またストーブが1個だけだと体も暖まりません。つまり体温は低いままです。
では、逆にストーブが10個あった場合はどうでしょう?
ストーブに補給するブドウ糖は早々になくなり、タンクに入った脂肪酸もどんどん燃料として燃やされやすくなります。
もちろん空になったタンクは捨てられ、必要最低限の数だけストックされることになります。
また、体温も10個もあれば暖まりやすく、おのずと平常時の体温が上がります。
筋肉をつける、とはつまりこのストーブの数を増やすことに相当するのです。
筋肉をつけるには有酸素運動
「筋肉をつける」と聞くとウエイトトレーニングのような激しい運動を思い浮かべるかもしれませんが、ウォーキングなどの軽めの運動(有酸素運動)を時間をかけてやるほうが効果的です。
ちょっとしんどいかな、くらいのスピードでのウォーキングを1日10分間×3回、これを週4日くらいの頻度でやるのを目標にしてください。
これなら仕事のある方でも通勤時間を利用して実践できるのはないでしょうか。
また、ウォーキングは主に下半身の筋肉を鍛えますが、できれば上半身にも筋肉をつけたいところです。
腕立て伏せは自宅でも簡単にできますが、これが結構きつくて1回もできない人はいると思います。
そんな方は膝を床につけてかまわないので四つん這いの姿勢で腕立て伏せを、できるだゆっくりと、10回を目標に実行してみてください。
ウォーキングも腕立ても、大事なのは無理をせず、毎日継続してやることです。
体温を上げる方法(2)入浴
次に大事なのが、入浴です。
最近はシャワーで済ます人もいるようですが、湯船に浸かることが重要です。
40度前後のお湯に約10分ほど浸かれば体温は1度上がります。
また半身浴も効果的です。
長い時間体を温めることでより代謝がよくなります。
ただし水分を大量に消費しますので、水分補給をしっかりしましょう。
また上半身が冷える場合があるので、かけ湯をしたりタオルを肩にかけるなどしておきましょう。
毎日続けることで、次第に平常時の体温は上がります。
体温を上げる方法(3)温かい食べ物を食べる
漢方の世界では、体を冷やす食べ物、体を温める食べ物、という考え方があり、基本的に白いもの、緑のもの、青いものは体を冷やし、黒いもの、赤いもの、オレンジ色のものは体を温めます。
ですので、白いご飯、食パン、白砂糖、うどん、レタスなどの葉物は体を冷やします。
代わりに玄米や黒砂糖、そば、ゴボウなどの根菜を積極的に食べて体を温めましょう。
お茶も緑茶は体を冷やすので、紅茶やプーアール茶がおすすめです。
ただ、これにこだわってあまり制限しすぎないようにしてください。
お昼ご飯にうどんとそばで迷ったらそばにする、ご飯は週1回玄米を食べるようにする、くらいの意識でかまいません。
もちろん食べ過ぎは厳禁ですが、いろんなものをバランスよくとらないと肝心の筋肉も作ることができませんから。
特に良い筋肉を作るうえでタンパク質は重要ですから、納豆や赤身の肉、赤身のまぐろ、エビなどはおすすめです。
まとめ
体温を上げるには他にも白湯を飲む、腹巻やタイツを着用する、などがありますので、冷え性の人は特に体温に気を付けてください。
また、体温を上げることはダイエットだけでなく、以下のような効果があります。
- 免疫力が上がり、病気になりにくくなる
- 新陳代謝がよくなるので美容によい
- 内臓機能も活性化するので便秘になりにくい
- 細胞間の余分な水が出ていきやすいのでむくみにくくなる
体重を気にするより、体温を気にしたほうが良いですネ。
そしてなにより、お水ダイエットは代謝を上げることにも効果があります。
今述べた白湯を飲む白湯ダイエットもお水ダイエットの一種ですし、入浴時、特に半身浴の時などはこまめな水分補給は必須です。
また血流が悪いと手足の末端が冷え、体温も下がりがちになるので、水を飲んで血液をサラサラにし、血流をよくしておかなければなりません。
サプリや健康食品で対処療法をするよりも、体温を上げ、健康な体を手に入れましょう。
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