つるつるの肌に這う触手

●エステ店を襲う豚の群れ
 広島県のとあるエステ店。
 そこは女性の利用者が多い店で、その日も若い女性達が美肌になるべく来店し、サービスを受けていた。
 全身のマッサージや、脱毛、美白などのサービスを受けた女性客の肌はつるつる。利用者達は自身の肌を触ったその感触に、歓喜の笑みを浮かべる。
 そんな場所に突然、ビルの床を突き破って現れるオークが、2階にあるエステ店を狙う。階段から、あるいは外の窓から侵入し、壁を壊して人々を襲った。
「きゃあああああああっ!」
 オークどもはビル内の男女にも興味こそ示すが、彼らは匂いでかぎ分けているのだろうか。2階でタオル1枚になっているエステの女性客を狙い、オークは下卑た笑みを浮かべて触手を伸ばす。
 それ以外のビルの利用者は外へと脱出して難を逃れていたが、エステ店にいるタオル1枚の女性客達はそうもいかない。折角、エステでつるつるになった素肌に、ぬめった触手が這っていき……。
「い、いやああん……」
「こんな、こんな豚にいいように、なんて……」
 思った以上にツボをついてくるオークの攻めに、女性達は快感を覚えてしまう。
「ブヒヒヒヒ……」
 その声を聞いたオークどもはまた鼻息を荒くし、なおも女性達を攻め立てるのだった……。
 
 とあるビルの待合室。
 そこに集まるケルベロスは、リーゼリット・クローナ(ほんわかヘリオライダー・en0039)の姿を発見する。
「やっぱり、エステ店っていいね」
 以前もエステ店に行ったと語っていたが、彼女はその後も折を見て、美肌の為にと通っているのだそうだ。
「そういえば、エステのお店にオークの集団が現れるそうね」
「さすが、耳が早いね」
 話を持ちかける水無・ゆかり(目指せ未来系女子高生・e00258)にリーゼリットが頷き、依頼の話を始める。
「オーク達は魔空回廊から多くの女性の居る場所に現れ、女性を略奪しようとしているんだよ」
 現場は、広島県広島市内のエステ店だ。
 とあるビルの2階にそのエステ店はあるが、地上階の床を突き破って現れるオークどもは階段から、あるいは外壁を伝って窓からエステ店に侵入する。
「オークはエステ店の女性客を狙ってくるようだよ」
 オークの奇襲時、店内にいる13人の女性客はタオル1枚のみ体に巻きつけている状態だ。それもあって、オーク達も女性客を最優先で狙う。
「現れるオークは16体。数で攻めてくるのが厄介だね」
 個々のオークの力はそれほど強くはないが、とにかく、現れる敵の数が多い。それもあって、出現時に女性客を護りきるのはかなり難しい状況だ。
「ただ、事前に襲われる女性達を避難させてしまうと、オークは別の場所に出現してしまうから、人的被害を防げなくなってしまうよ」
 この為、女性の避難はオーク達が出現してから行う必要がある。
「幸い、オークは『女性達を傷つける事は無い』から、戦場に女性が取り残されたとしても、生命の危険はないのが救いだね」
 また、オークはケルベロスを排除してから女性を連れて撤退しようと行動する為、ケルベロスが全滅するか逃げ出さない限り、女性達がオークに連れ去られる事もない。
「オーク出現時に女性達が戦場に残されていれば、彼女達はオークの触手によっていかがわしい行為を受けてしまうよ」
 オーク出現後、可能な限り早くエステ店へと突入し、女性客を避難させたい。
 現場となるエステ店は、2階のフロアの大部分を占めている。オークは壁を破壊して現れる為、戦うだけならばそれほど障害を気にすることなく立ち回ることが出来る。
「2階フロアをほぼ戦場として戦うことになるけれど、それでも、フロア内はかなりの人口密度になるはずだよ」
 オーク、女性客にケルベロス。戦場は乱戦模様となるのは避けられない。
「オークは先ほど説明した通り、個々の力はさほどでもないよ。群れを率いるボスのような存在もいないようだね」
 彼らはただ、己の欲望のままに女性客を蹂躙する。
 力押しで撃破も可能だろうが、女性達を効率よく救いながら戦うとなれば、多少の戦略は必要となるだろう。出来るだけ早く、女性達をオークの汚らわしい触手から解放してあげたい。
 事件の概要の説明を終えたリーゼリットは、さらにこう続ける。
「うまくオークを倒して、ヒールでの補修作業ができれば、エステ店が利用できるかもしれないね」
 女性メインの店だが、男性も利用できないことはない。興味があれば、エステがどれほど効果があるのか試すのもいいだろう。
「それでは行こうか。女性達を救いに」
 リーゼリットはケルベロス達にそう告げ、ヘリポートに向かうよう促すのだった。


■リプレイ

●潜入したエステ店への強襲者
 広島県にやってきたケルベロス達は、現場となるエステ店のあるビルを目指す。
「オークも、懲りないね……」
「相変わらずですねー。ちょっと襲われるのはサービ……けふんけふん」
 空鳴・無月(宵闇の蒼・e04245)が淡々とした口調で喋ると、香祭・悠花(ジュエルコンダクター・e01845)が何かを言いかけてわざとらしく咳払いする。
「出てきた分は、きっちり成敗、しよう……」
 エステ店の女性客を守る為、無月は拳を握って気合を入れるのだった。

 エステ店のあるビル2階。
 水無・ゆかり(目指せ未来系女子高生・e00258)が店の従業員に事情説明し、悠花と一緒に店員として潜入する。
 それ以外のメンバー。ユーロ・シャルラッハロート(スカーレットデストラクション・e21365)などは店の非常口をチェックしつつ、客として来店する。
「まさか、エステ店に来る事になるとは思わなかったよ」
 凪沢・悠李(想いと共に消えた泡沫の夢・e01425)は男の子だが、カジュアル系女子といった姿での参戦。女性の多いエステ店に入るのには多少の抵抗はあったらしい。ちなみに、スカートでなくホットパンツ姿なのは、後の戦いの為だ。
 店員に自らの事情を話す悠李に、おにゃのこ好きな、そして、男の娘好きなアリス・セカンドカラー(腐敗の魔少女・e01753)が熱視線を送っていた。
 ちなみに悠李は、ペット……両腕を後ろで拘束した卜部・泰孝(ジャンクチップ・e27412)に首輪と鎖で繋いで連れている。
「この、オレがなん……ぐあっ」
 何かを訴えようとするとアリスがすかさず鎖を弾き、泰孝の姿勢を崩して喋れないようにした。店内の視線がどれだけ痛くとも、仕事の為の演技と彼は割り切る。
(「本当だよ、楽しんでるように見えるけど違いますよー、ぴこぴこ変態を理解しようとしているダケダヨ」)
 ……そんな彼はさておき。
(「胸揉みで培ったマッサージ術。燈さんとゆかりさんを生贄に……」)
 店員として潜入した悠花が店内を見回すと。
「……ちゃんとできますよね??」
「安心してください。美容の為に色々とデトックスしましょうね!」
 両手にアロマオイルをつけたゆかりが、台の上にバスタオル姿で横になる茅乃・燈(キムンカムイ・e19696)の胸や太ももを丹念に揉みほぐす。
「リンパをマッサージするとね、細くなるんだよ!」
 なすがままの燈に対し、ゆかりの攻めはどんどん激しくなっていく。
「ほんとにそんなことまで……?」
「大丈夫! みんなやってるから!」
 ゆかりは適当な言葉でごまかしつつ、さらにきわどい部分へと手を潜り込ませる。いつの間にか、加わっていた悠花も燈の胸を……。
「はうぅっ……」
 艶かしい声を上げ、燈は体を振るわせる。
 その時だ。階下から大きな音が響いてきたのは。
 オークは鈍重そうな見た目に関わらず、素早い動きで階段で駆け上がり、あるいは窓から這い上がってくる。2階にやってきたそいつらは壁を破壊して、露出の大きい女性客を狙ってきた。
 そこで、敵の出現に備えていた無月がオークと女性客の間に割り込む。
「こいつらは、ここで、抑えておく……。あっちに、逃げて」
 人々を護るという信念を抱いて敵を見つめる無月。敵は下卑た笑みを浮かべて背中の触手を彼女へと伸ばす。
 シェルティ種の見た目のオルトロス、コセイにオークを足止めさせながら、悠花は女性客の避難に当たる。
 タオルを体に巻いていたユーロは、女性客を従業員通路から避難させていた。
「オークは初めてだけど、思ってた以上にキモイわね」
 その醜い見た目に嫌悪感すら覚えるユーロは、ファミリアロッドを手にして敵の前に姿を晒す。
 燈、ゆかりも囮となり、オークを引き付ける。胸やお尻を強調するゆかりに興奮するオークは、気持ち悪い笑みを浮かべて襲い掛かってきていた。
 一方で、悠李もさらした脚でオークを誘おうとしていたが、オークは嗅覚で彼を男性だと見極め、捕らえる女性客を優先して弄ぶ。
 また、大胆な水着を着た上でタオルを体に巻きつけたアリスは、パーフェクトボディで自らの体を光り輝かせる。
「さぁ、おいでなさい。アリスが遊んであ・げ・る♪」
 しかし、現れたオークどもは大人の女性を優先してその体を触手で縛り付けてしまう。
「これでも、肌や体つきに自信あったんだけどな」
 それなりの見た目になっていると自負していた悠李とアリスは、ムッとしてながら攻撃を開始する。
 泰孝は縄の拘束を引きちぎり、オークと対していた。
「さーて、やろうか豚どもが。てめーら殲滅した上で酒池肉林、ってかぁ、はははっ」
 軽口を叩き、泰孝はガトリングガンを敵に突きつけたのだった。

●豚の辱めに耐えながら
 16体もいるオークはすでに、7名の女性客を捕らえてしまっている。手隙のオークは逃れた女性客を追おうとしていた。
「ここから先へは、行かせない……」
 口調を一切荒げることはなく、無月が最初に仕掛ける。
「天より、至れ……」
 頭上に呼び出す無数の槍。氷の霊力が纏ったそれらの槍を無月が一斉に戦場へ解き放つと、体に槍が突き刺さったオークの体の一部が凍っていく。
「速攻で殲滅ね」
 逆に、ユーロは魔法の杖を振るい、発生させた火の玉を投げ飛ばす。火球は複数のオークを巻き込んで爆発を巻き起こした。
 燈も後方に立ち、オルトロスのレタルに護られながらも、音速を越える拳を叩きつけて行く。
 こちらも、オルトロスを連れたゆかり。ブリュレに地獄の瘴気を放たせる傍ら、ゆかり自身は満面の笑みを浮かべる。
「ほらほら、頑張りましょう♪」
 仲間に頑張ってもらいたい。その強い思いを笑顔という形で振りまく彼女は仲間達に底力を発揮させる。
 力を得た前線メンバー達。ガトリングガンを構えた泰孝が弾丸を嵐のようにオークどもへと浴びせかけていく。その際、彼は一般人に当たらないようにとの配慮も忘れない。
 唯一、ケルベロスで盾役として動くのは、悠花。彼女はコセイと共に、女性客の救出の為、身代わりとなるようにオークの前に出る。
 そして、手にした指揮棒を振るい、時間を停止させる弾丸を撃ち出していく。
「攻撃ごーごー! 触手とか燃やしちゃってくださーい!」
「わふっ」
 もふもふの体毛を揺らし、コセイは目の前のオークを睨んでそいつの顔面を燃やす。焦げくさい臭いが戦場に漂った。
 女性客を護らねばならぬ状況もあり、盾役メンバーのカバーが間に合わなくなることも多い。
 オークが伸ばす触手に、アリスは絡めとられてしまっていた。オークにとっては熟してはいない果実を向くような感覚だったろうが、やや顔を上気させたアリスは、そのオークへと小悪魔のように笑いかけて告げる。
「ふふ、そこはま・だ・よ☆ 焦っちゃダーメ♪」
 彼女は降魔の拳ならぬ指で敵の触手を擦り、頬擦りすらしながら、敵の体力を奪い取っていく。思わぬ攻めにオークもやや鼻息を荒くし、なおもアリスへと触手での攻めを強める。
「ま、オークが相手なら、それはそれで楽しめそうかな♪」
 自らに分身を纏わせる女装姿の悠李。その顔が上気しているのは、オークの触手による縛りつけなどで恥ずかしさを覚えていただけではない。戦いの為、精神状態がハイになっていたからだ。
「さーて、せいぜい楽しませてよね♪」
 攻撃に打って出た悠李は、軽やかに戦場を舞う。
「君はどこまで付いて来れるかなっ♪」
 捉えどころのない動きでオークを翻弄する彼は日本刀「魔天狼」を振るい、様々な斬撃でオークの体を切り刻む。
 しかしながら、オークの数は多い。数の利を活かし、そいつらの触手は女性達を弄び始める。
「やんっ、そこは! ううう……」
 触手に体を捕まれることがないのが幸いだったが、伸びてくる触手を受けていたゆかりは着ている服を破られ、段々と変な気分になってきてしまう。
「燈ちゃん助けて!」
 突いてくる触手に服を破られるゆかりが訴えかける。
 しかし、燈も万全の対策をと考えて立ち回ってはいたが、纏っていたタオルを触手に破られて顔を真っ赤に……。
「やっ、だめっ。ぼくこそ助けてください、ゆかりさんっ」
 互いに助けを求め合う2人。それでも、前線メンバーに比べればマシと言えた。
 オークの突きによって、タオルを破かれていくユーロ。クールさを装いながらも、赤面してしまう彼女は吹雪の形の精霊を呼び、オーク達を氷に閉ざそうとする。
 ようやく倒れるオークも出始めたが、その全滅までは恥ずかしさに耐えねばならない。ユーロは無邪気に振る舞い、恥ずかしいのをごまかしていた。
 触手に縛り付けられたアリスはあられもない姿を晒していたが、その状態でも仲間が辱められる姿をしっかりと自身の網膜と記憶に焼き付けようとしていた。
「あぁん♪ ふふ、お上手ね、ご褒美をあげるわ☆」
 恥ずかしさを覚えながらも、彼女はオークを攻め立てる。時には触手を尖端から……。
「ブヒブヒブヒイイイ」
「あははは♪ 壊し愛って、奪い愛って、冒し愛って、絡み愛って、愉快で素敵な歪なダンスをおどりましょう♪」
 オークと戦う仲間の恥ずかしい姿に、黒太陽をオークに放射し攻撃する泰孝もまた、女性陣の姿にご満悦。その痴態を余すことなく映像に残そうとカメラを回す。
「ご主人様、良い絵だねぇ、ハハハッ」
 泰孝はカメラを回しつつ、この様子を記録する。
「安心しな、しっかりと後から確認できるよう記録しておくさ」
 これも役得と泰孝はテンションを高め、カメラを回すのだった。

 オークは今なお、女性達達に劣情をぶつけてくる。
 さすがに、泰孝もオークへと弾丸の嵐を浴びせかけて一般女性を最優先で助けはするものの。
「いいねいいねぇ、実にそそるねぇ」
 触手に攻められる女性メンバーの姿を撮影し続ける。
(「後でこの映像を売りさばくなんて全く思っていないよ、本当ダヨ」)
 攻撃の合間に撮影を繰り返す泰孝だったが……、オークが触手で締め付けてきたことで、カメラが破損してしまう。
「グッ、まずったか……」
 彼はがっくりと肩を落としつつも、オーク殲滅の為にグラビティを操り続けていた。
 無月は出来る限り仲間に攻撃を重ね、オークの数を減らす。
 ただ、それは自身を狙う敵を後に回すことにもなり、時に、彼女はその触手を受けて服を破かれてしまう。
「……よくも」
 次に狙うはそのオーク。無月は空の霊力を纏わせた夜天鎗アザヤで、仲間の付けた傷を抉り、オークの体を切り裂いてしまった。
「アハッ、いったい何処見てるのかなー♪」
 完全にテンションの上がった悠李。彼はアクロバティックに宙を舞い、空の霊力を帯びた斬霊刀「神気狼」を振るってオークの腹を割いてしまう。ホットパンツを選んだ理由がこうした動きにあった。
 一方、前線でオークの気を引き続けるアリス。オークはまんざらでもないようにアリスを攻める。
 人形みたいな可愛らしさを持つ彼女だが、触手攻めに感じる声を上げる女性達の姿や自らも触手に縛られたこの状況に妖艶な笑みすら浮かべ、心行くまで楽しんでいるように見える。
 だが、アリスはその間も降魔の力を込めた指で攻める。目の前のオークが弱り出したのに、アリスは見下したような視線でこう声をぶつけた。
「なぁに? これがいいの? とんだ……ね♪」
 オークの笑いで一部言葉はかき消されてしまったが、アリスは降魔の力を込め、指先で巧みに操り触手からエナジーを奪い去る。時には、触手を自らの口でくわえて……。
「苦痛になるほどの快楽で、気持ちよーく逝かせてあ・げ・る♪」
「ブヒイイイイイイイイ!!」
 その攻めにオークは絶頂を迎えたのか、そのまま果ててしまった。
 オークの数が減ってくれば、女性客達も触手から逃れ、この場から逃げ出していく。
 そうなれば、ケルベロスとしてもかなり戦いやすい状況となる。
 ゆかり、燈、悠花はそれぞれ、オークの相手を行い戦っていたが、彼女達のサーヴァントは全てオルトロス。それぞれ、ブリュレ、レタル、コセイが三位一体となり、1体のオークに狙いを定めてくわえた神器の剣を次々に浴びせかけていく。
 オークもこれには耐えられず、全身から血を流して倒れて行った。
 気づけば、残るオークは1体。ユーロは呼び起こした燃える巨大な剣をオークに突きつける。
「これで焼滅ですわ♪」
 一閃した炎の刃は、オークの体だけではなくその霊体すらも切り裂き、燃やし尽くす。
 奇怪な鳴き声を上げたオーク、それもすぐに止み、肉の塊がそこに転がっていた。
「やりましたわ! ……あっ」
 ガッツポーズをとるユーロ。しかし、ボロボロになったタオルがはだけてしまい、彼女は慌てて両手と羽、尻尾で全身を隠したのだった。

●エステ体験!
 オークを全滅させたケルベロス達は一先ず恥ずかしさから解放されて落ち着き、そのまま現場の補修作業に移る。
「それにしても、いろいろと……その……目のやり場に困る……」
 仲間の姿にしばし苦笑いしていた悠李は、分身の力を破損した壁に行使して塞いでいく。ユーロも放出した桃色の霧で壊れた窓ガラスを植物交じりの形で再生させる。
 オークに破壊されたエステ機器に、無月もオーラを撃ち出していた。
 そうして、ある程度エステ店が元の姿を取り戻しつつある状態となったところで、無月は立ち去ろうとしたのだが。戻ってきたエステ店のスタッフに引き止められ、結局エステを受けることとなってしまう。
「何事も経験だしね♪」
 悠李も折角だからと、試してみることにする。多くのメンバーはマッサージを受けていた。
 美肌の為もそうだが、戦いによって疲れ、凝ってしまった筋肉を、スタッフ達は入念に解きほぐしてくれる。悠李はとても気持ち良さそうな表情をしていた。
 ユーロは姉より胸が小さいと気にしており、バストアップエステを試していたようだ。
「これで、お姉様よりスタイル良くなれるかな?」
 その効果に、ユーロは少なからず期待していたようだ。
 さて、店員としての職務を解かれ、エステを体験させてもらっていたゆかり。そのそばで、アロマオイルを腕に塗った燈が微笑みを湛えている。
「覚悟は出来てますね?」
 先ほどマッサージと称して受けたボディタッチ。それを仕返しすべく、燈は自分が触られたのと同じ箇所……胸や太ももをぺたぺたと触る。
「や、そこは……っ!」
 ゆかりが甲高い声で叫ぼうとも、燈は止めることなく彼女の敏感な場所を攻めていく。
 そのそばで、2人のオルトロスをこれでもかともふもふしていた悠花。ふーと一息ついていたところで、燈の視線を感じる。
「悠花さんも、たっぷりお返しさせて頂きますね?」
「え……」
 程なく、エステ店内に悠花の声が響き渡ったのだった。

重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年12月20日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 5
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