[最終更新日]2016/12/12
一見、何の関係性もないように思える抜け毛と下痢という症状。
実はとても関係があるのです。
下痢によってもたらされる抜け毛の症状や、それぞれの対策をご紹介いたします。
抜け毛と下痢が同時に出る症状は何らかの疾患が潜んでいるかもしれません。
抜け毛と下痢が同時に起こる原因とは?
抜け毛と下痢が同時に起こる主な原因は次にあげるものです。
それぞれ、特徴がありますので、自分の思いあたる抜け毛と下痢がどれにあたるのかを確信し、対策を進めていくのが良いでしょう。
日常のストレスによるもの
私達は、環境の変化、様々な人間関係の困難さ、過労などのあらゆる日常ストレスから、寝不足や、過食、拒食などを引き起こす事があるでしょう。
ストレスは脳で感じます。
そしてその脳と胃腸は密接に関係していて、脳でストレスを受け止めると、胃酸が多く出て胃炎や胃潰瘍を引き起こしたり腸が過敏になり下痢を引き起こしたりと、あらゆる胃腸障害を引き起こすのです。
この時、生じるもうひとつの体の変化に抜け毛などの脱毛を生じるケースがあります。これはストレスにより生じた胃腸障害により栄養摂取が難しくなり、髪にまで栄養が行き届かない悪循環で生じます。
胃腸などの内臓疾患によるもの
胃腸の働きが悪くなれば、下痢になりやすく、食事から摂取するべき様々な栄養がうまく吸収されずに、髪にも影響が出やすくなります。
下痢による栄養不足や水分不足で頭皮が硬くなり、血行不良にまで陥ります。毛根にまで髪に必要な成分が届かず、あげく細い髪が生えたり、抜けたりと薄毛にもなりやすくなるでしょう。
また、髪に関係する女性ホルモンの分泌に関係する甲状腺機能の低下も、下痢と、抜け毛を伴う事が多く、甲状腺が腫れたり、汗もかきやすくなったりというその他の症状もあれば、甲状腺機能の疾患も疑うべきでしょう。
ホルモンバランスの不安定さがもたらすもの
私達女性の体は、ホルモンバランスにより一生を支配されていると言っても過言ではありません。
ホルモンバランスというと、性的なホルモンを想像してしまいますが、胃腸の働きを活性化させる働きをももっています。そのバランスを崩すことで下痢になりやすくなるのです。
特に、更年期世代の女性は、髪に関係する女性ホルモンの分泌が低下し、男性ホルモン優位になる事から、抜け毛や痩せ毛がひどくなるケースが殆どです。
また過度なダイエットによるホルモをンバランスの変化も、下痢と脱毛を引き起こす事になります。
様々な疾患がもたらすそれぞれの対策とは?
では、様々な疾患に対応した対策を考えてみましょう。
日常のストレスによるものの対策
ストレスは下痢や、抜け毛悩みだけでなく、ひどくなれば重度の内臓疾患に陥りやすくなるでしょう。
まずは、日頃のストレスを取り除く事が対策につながるのです。
趣味に没頭する時間を設けたり、入浴や睡眠では、アロマなどの香りに包まれて過ごしたいものです。
また、極度のストレスは誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちが明るくなるものです。家族、友人、それが難しいならば、カウンセラーなどに相談して、適切なアドバイスをもらうのが良いでしょう。
適度な運動もストレスの解消につながりますが、それをストレスと感じる人は、部屋の中で自由にできるヨガなどを取り入れるのも良いですね。
胃腸などの内臓疾患によるもの
胃腸などの内臓疾患による下痢は、ストレス性のものであれば、上記で述べた日常のストレスによるものを参考に、ストレスを軽減することで内臓疾患が緩和され、同時に抜け毛も減るでしょう。
ですが、元からの体質などは、少しずつ改善しなければなりません。最近は、冷えによる内臓の機能低下による下痢が多く、それのせいで髪にまで栄養が回らないというケースも少なくありません。
また、冷えは、身体中の毛細血管の流れを滞らせ、頭皮を硬くしたり、栄養や酸素が十分に行き渡らなくなるため、冷え性対策が内臓機能を正常にし、同時に健康な髪の生育にもかかわる事は確かです。
その冷え対策としては、バスタイムなどで温めのお湯に半身浴したり、体を温める効果のある温野菜を摂取したりしましょう。
また、東洋医学である副作用の少ない漢方薬治療も、体内から体を温め、内臓の機能を高め下痢予防になります。しかも、体全体を温めるため、頭皮の血行も良くなり抜け毛も減るでしょう。
ホルモンバランスの不安定さがもたらすもの
ホルモンバランスの乱れは、女性ホルモンに似た働きを持つ大豆イソフラボンなどの摂取が理想的です。どうしても、食事からの摂取が難しければ、サプリメントなどを併用することも視野に入れましょう。
また、ホルモンバランスの乱れは、過度なダイエットによっても起こるため、急激に痩せる事を避け、1ヶ月に1キロ〜2キロ減を目標にしましょう。
さらに、寝不足は腸が休めずに下痢を引き起こしたり肌や髪に良いとされるホルモンの分泌を鈍くさせてしまうため、ゴールデンタイムとよばれる午後10時には寝ていたいものです。
他にも考えられる下痢と抜け毛の原因
下痢と抜け毛になる主要な原因としてストレス、内臓疾患、ホルモンバランスなどがあげられましたが、実は他にも考えられる原因がいくつかあります。
抗生物質などの薬剤の副作用によるもの
薬剤による副作用も否めません。特に、腸に存在する善玉菌なども攻撃してしまう抗生物質は、長く飲めば飲むほど下痢を引き起こすリスクは高まります。
抗生剤薬を処方してもらう時に、薬剤師からの説明で真っ先に伝えられるのが下痢の副作用です。この時に、抜け毛のリスクを伝えられる事は殆どありませんが、実際に抗生物質を長く飲めば、下痢を起こしやすい人は長びく下痢の副作用により、栄養を流出させてしまうため、髪にも栄養が行き渡らなくなり必然的に抜け毛も増える事があるのです。
他にも、代表例でいえば、抗がん剤などによる抜け毛、下痢は副作用の中でも、最もメジャーな症状です。
妊娠中から授乳期によるもの
女性は、妊娠するとホルモンの変化などから、胃腸の働きが鈍くなります。妊婦さんのほとんどが、下痢より便秘症状に悩むケースが殆どですが、中には、下痢の症状を訴える人もいます。
下痢も便秘も髪をはじめ、身体中に栄養成分を送り込むことの阻害につながりますので、妊娠期の下痢は放っておくと抜け毛にも発展するのです。
また、妊娠中は、胎盤を通して胎児に栄養がいきますから、なおさら、髪に届けられる栄養源は少なくなるでしょう。
出産後も油断はできず、母乳を通じて栄養はどんどん母体から流出され、抜け毛がひどくなります。
鉄分不足によるもの
生理などによる、女性に多い鉄分不足は、貧血の原因だけでなく、下痢と抜け毛もむ、もたらします。
鉄分がとれる鉄製のフライパンが家庭で使用されなくなったのも鉄不足を招く要因でしょう。
鉄分豊富なプルーンや、サプリメントを積極的に飲用したりしましょう。
人工甘味料などによるもの
最近は、糖質制限を掲げて健康に良いとするお菓子や、ビール、ジュース、砂糖などの人工甘味料使用の商品が増加中です。こうした甘味料類は一見、健康的だと思い込み安心して摂取したりしますが、製造の過程では、添加物を使用する事が殆どですから、摂取量によっては、胃腸に負担を与えて、下痢を引き起こすケースも否めません、また、それが長引き、抜け毛という二次トラブルを引き起こしやすくなるのです。
もし、ストレスや内臓疾患、ホルモンバランスは正常なのに、下痢と抜け毛が一向に改善しない場合は、これらが原因かもしれません。
下痢を改善する事が抜け毛も同時に改善できる!
あらゆる疾患が下痢を引き起こし、その栄養流出により抜け毛が出やすくなるというサイクルをたどります。
そう考えると、下痢を緩和させる事が、抜け毛予防になるという事になります。
それには、腸内環境を整えて下痢になりにくい体質に変えていくことも大切です。内臓を冷やさない方法は記事内でご紹介しましたが、それに合わせて、発酵食品などを摂取すると腸内の悪玉菌と善玉菌のバランスがとれて下痢になりにくい体質が出来上がります。
発酵食品には、乳酸菌豊富なヨーグルトや乳酸菌飲料、キムチや漬物類、味噌などもあげられます。
こうした乳酸菌摂取も下痢と抜け毛対策になるといえるでしょう。
まとめ
「抜け毛が増えたな…」と思うと同時に下痢症状も発生している事が多いのです。
どちらの症状も不快で、悩みのもとになるため、原因をつきとめてしっかり対策してあげましょう。
時には、抜け毛、下痢どちらも重大な健康被害が隠れている可能性があるため、ヘアケアだけでなく内臓機能の向上も同時に行いましょう。