ウェブブラウザのJavaScript(ジャバスクリプト)の設定が無効になっています。Javascriptが無効になっていると、サイト内の一部機能がご利用いただけません。 僕ラブ16 サンプル2017年5月25日 23:285月28日東京ビックサイト開催 ~ラブライブ!オンリーイベント~僕らのラブライブ!16&僕らのラブライブ!サンシャイン!!SP4に参加しますスペースJ35 サークルtenkiameにて頒布する小説本「あなたと全速前進!」の一部を載せています。サンプルはようよしですが他にようまり、ようりこの計3つの短編集となっております。1冊300円で頒布予定です。同人イベントにサークル初参加ですのでご存知の方はいらっしゃらないと思いますが、ご来場の方は冷やかしでもどうぞ見ていってやってください!さっきまで晴れてたのに、突然空は雲に覆われて、あっという間に大雨になった。「いや〜、酷い雨だねぇ!」「ほんとよ…まったくもう…」「うわっ見て見て!こんなにしぼれる!」制服のスカートを雑巾みたいに絞ってみせる。 なんでそんなに楽しそうなのよ…。「はぁ…なんでよりによって帰るときになって降り出すのかしら…」もっと早くに降ってたら炎天下の体育は中止だったし、練習が終わって後は帰るだけだって時になってこの土砂降り。ほんとツイてないわ…髪もびしょびしょだし、制服が肌に張り付いて気分最悪よ!「ほらほら善子ちゃん、拭いてあげるからおいで」右手にタオルを持って、左手でおいでおいでと手招きする。「それ曜さんのタオルでしょ?自分で使えばいいのに」「ほら、私そんな髪長くないし!善子ちゃんは髪長いから、ちゃんと乾かさないと風邪ひいちゃうよ?」確かに。曜さんにしては一理ある。ほらほら、と無理矢理に寄せて髪を丁寧に拭いてくれる。「よーしこーは後輩なんだから、もっと先輩を頼ってもいいんだよ!」「…ありがと。でも善子じゃなくてヨハネよ」 相変わらず世話好きというか…まぁこういうのも嫌いじゃないわ。「お痒いところはございませんか?」「何よそれ…」美容室じゃないんだから…そういえば前に行ったのは入学式の頃だったかしら…。そろそろ行かないとダメね。「善子ちゃん髪長いのに綺麗だね〜、お手入れ大変でしょ?」「クックック…ヨハネのこの美しい髪は我が深淵なる魔術によって維持されているのだわ」ホントはお母さんにやってもらってるんだけど…堕天使は秘密が多いものなのよ。「…よし!これで大体ふけたかな?」「ええ、マシになったわ」そう言うと得意気になって「ヨハネ様のおチカラになれて光栄であります!」なんて面と向かって言うもんだから、こっちが恥ずかしいわよ…。「…バス遅いわね」「結構酷い雨だし遅れてるのかなぁ?」普通にありえる。あーあ、今日は久しぶりに配信やろうと思ってたのに。帰ったらシャワー浴びて寝ちゃいそうね…。「善子ちゃんって結構可愛い下着つけてるんだね」「ぶーっ!?い、いきなり何よ!?この変態!!」あ、事実とはいえいきなり先輩に向かって変態は言いすぎたかも。ちょっと反省ね。「違うって!ただ堕天使とか言ってるから、もっと大人っぽいのつけてるのかと思ってた」いやいや、だからって普通見ないでしょ!確かに雨で透けちゃってるけど!「あなたは…まぁ、普通ね」「えへへ…水色好きなんだぁ」照れてるんだか喜んでるんだか…っていうか見られて喜んでるならやっぱり変態じゃない!「…まさかあなたが変態なリトルデーモンだとは思いもしなかったわ」「えぇ!?なんでそうなるの!」「当たり前よ!だって人の下着見てくるし、自分の見られて喜んでるし…」「ちょっと恥ずかしかっただけだよ〜。大丈夫!誰にも言わないからさ」逆に誰に言うつもりだったのよ…。っていうかそれ言って困るのってどちらかというと曜さんの方なんじゃないかしら。「あっ!バスきた!」「誤魔化そうとしたって無駄よ!もしかしていつもみんなの下着見てるんじゃ…」「見てない見てない!っていうかもうバス乗るからこの話はおしまい!」私も別に変態の話がしたいわけじゃないからいいんだけど。でも、きっと誰にでもこういう風にしているんだろうなぁ…ちょっとイライラするわ。「ふぅー…やっと家に帰れるねぇ」一番後ろの席にだらしなくもたれかかる。 座席までびしょびしょじゃない…。「まったく…あなたは私のリトルデーモンとしての自覚が足りないわね」「そうなの?」「そうよ!」「そっかぁ…どこら辺がダメなの?」ダメ、とまでは言ってないけど。どこがって言われたら…。「…まず、そんなだらしない座り方してるのが」「えー、いいじゃん!善子ちゃんも一緒に座ろうよ」「別に座るなと言ってるわけじゃないのよ。でももっと上品に座れないの?」「うーん…」と少し悩んだ後何かを閃いたような顔になって、隣の席をポンポンと叩く。「善子ちゃん!善子ちゃん!ほら早く座って!」 嫌な予感しかしないんだけど…。「だから、善子じゃなくてヨハネよ!」 仕方ないから隣に座るけど。「とうっ!」そう言うと私の膝の上にちょこんとお尻を乗せてくる。「ちょ、何してるのよ!?」「善子ちゃんの上ならちゃんと座れるかなぁって思って!」まぁ確かに座ってるけど…それとこれとは話が違うわ!「ちゃんと座ってても椅子に座れてなきゃ意味ないでしょ!」「あ、そっかぁ…じゃあ善子ちゃんが椅子になればいいんだよ!」「なんで私がリトルデーモンの椅子にならなきゃいけないのよ!?普通逆でしょ!」「あ、それだ!」いきなり立ち上がる。一応ここバスの中よね?他に乗ってるお客さんいないけど、私たちはしゃぎすぎじゃないかしら?「ほらほら、私が善子ちゃんの椅子になってあげよう!」綺麗な太ももをぺちぺち叩きながら私が座るのを待っている。なんていうか、その、先輩とは思えないわね…仕草とか発想とか。「しょ、しょうがないわね…特別に座ってあげるわ」でもいいのかしら。人の上に座るなんて…いや、でも私はこの人に座られてるんだし、いいって言ってるんだから別にいいのよね?そもそも曜さんがそんなこと気にしてるわけないか。よしっ、覚悟を決めていくわ。その時、私が考え事をしていたせいで全く周りを見ていなかったからか、それとも日頃の行いが悪かったからかバスが急に止まった。「えっ!ちょ!?」身体がグイっと前に引っ張られる。―――慣性っていうのよね、これ。「危ないっ!」とか何とか現実逃避していたら後ろから曜さんに抱き止められる。「あ、ありがとう…」「あはは…ちょっとはしゃぎ過ぎちゃったね」反省反省、なんて言ってるけど、してないわ絶対。「立ち上がったら危ないから、善子ちゃんは曜ちゃんの膝の上に座ってないとね」後ろから抱かれるようにして膝の上に座らされる。やっぱり反省してないじゃない!「子供じゃないんだから!離しなさいよ!」「やだー、善子ちゃんは危なかっしいから曜ちゃんシートベルト必須だよ」乗ってきた人に見られてるじゃない…恥ずかしくて死にそうよ…。「やっと大人しくなったね、よしよし」「う~…ネコじゃないんだからやめなさい!」「あはは!なんかそれネコっぽいね。フシャー!って感じ!」言われてみればそうね…って納得したらダメじゃない!私は堕天使で、曜さんがリトルデーモンなんだから!「これ以上愚弄するのなら堕天使の闇の力を解放するわよ…!」「…善子ちゃん、みんなに見られてるよ?」それはあなたが私に変なことしてるからでしょ!多分、きっとそうよ。「とにかく!これ以上はないから!降ろしなさい!」「え、まだ着いてないよ?」…あーもう!そうじゃなくって!「はいはい。また騒いでると怒られちゃうし」そう言ってゆっくりと腕を解いていく。はぁ、とりあえずいろいろと助かったわ。「今度は部室とかでやろうね!」「やらないから!」全く反省してないわね。いつか地獄の使者に狙われるわよ。この間だってルビィと花丸に「曜さんと付き合ってるのー?」とか言われたばっかりなのに…。「そうだ!今週末一緒にお出かけしようよ!」「うえぇ!?…どこに行くのよ?」「うーん、そうだね…この前は沼津駅周辺のお店周ったし」そんなことを考えていたところに、デートの誘いなんて…。ヨハネったら罪な女ね!って言いたいけど、この人の場合遊べる日は片っ端から遊ぶ約束してるからきっとデートとかそういうんじゃないわね。「…って別に期待とかしてたわけじゃ」「え?やっぱり水族館に行きたい?じゃあ決まり!」なんか決まってるし!水族館かぁ…小さい頃はよく親に連れて行かれたけど、最近は行ってなかったし案外悪くないかもね。「じゃあ日曜日に沼津駅に集合ね!寝坊したら起こしに行くから!」「えぇ、わかったわ。リトルデーモンにしてはよい心がけね」まぁどちらかっていうと遅刻するのは曜さんの方よね…黙っておいてあげるけど。