制汗剤などなかった昔の日本で、人々はどのような臭い対策をしていたのでしょう。自然由来のものしかないのに、工夫して消臭していたのです。その知恵を今に活かすことはできるでしょうか。
日本人の体臭は薄い
元々日本人の体臭は、外国人に比べて薄いようです。仏教の戒律によって、動物の肉を食べることを禁じられたのが大きく影響していると思われます。
お米と野菜中心の食生活で、たまに魚類を食べるぐらいでした。そんな暮らしが1000年も続いたのですから、体質も肉食中心の外国人とは違ってきたのでしょう。
また豊かな水資源も、日本人の清潔度を増すのに役立ちました。自然に湧き出る温泉、水浴びのできるきれいな川、掘れば湧き出る井戸などがあって、人々の体をいつも清潔に保ってくれていたのです。
西欧ではローマ時代以降、入浴の習慣が廃れてしまいました。その結果、体臭を消すための香水が発達したのです。
お米と野菜中心の食生活で、たまに魚類を食べるぐらいでした。そんな暮らしが1000年も続いたのですから、体質も肉食中心の外国人とは違ってきたのでしょう。
また豊かな水資源も、日本人の清潔度を増すのに役立ちました。自然に湧き出る温泉、水浴びのできるきれいな川、掘れば湧き出る井戸などがあって、人々の体をいつも清潔に保ってくれていたのです。
西欧ではローマ時代以降、入浴の習慣が廃れてしまいました。その結果、体臭を消すための香水が発達したのです。
日本の体臭避け香り文化
どこの国でも同じでしょうが、庶民は臭い対策などとは無縁の生活をしていました。臭いにこだわったのは、貴族などの支配階級の人たちです。
700年も続いた平安時代に、貴族たちは独自の消臭文化を育てました。それが現代まで使われているお香です。
貴族はよい香りのする植物を集め、炭火で炙って香りを着物に染みこませていました。一人一人香木の配合が違うので、暗いところにいてもその人が誰かわかるなど、なかなか小粋な使われ方をしていたのです。
時代が下がって江戸時代になると、庶民の生活も豊かになってきました。香木や香草を小さな袋に詰めた匂い袋を持ち歩くという、香りのお洒落が庶民にも広まっていったのです。この匂い袋の中身の香木や香草には除虫効果もあって、箪笥の中にも置かれていましたから、町中を歩くと誰かとすれ違うたびに、微かにいい香りがしたのでしょう。
700年も続いた平安時代に、貴族たちは独自の消臭文化を育てました。それが現代まで使われているお香です。
貴族はよい香りのする植物を集め、炭火で炙って香りを着物に染みこませていました。一人一人香木の配合が違うので、暗いところにいてもその人が誰かわかるなど、なかなか小粋な使われ方をしていたのです。
時代が下がって江戸時代になると、庶民の生活も豊かになってきました。香木や香草を小さな袋に詰めた匂い袋を持ち歩くという、香りのお洒落が庶民にも広まっていったのです。この匂い袋の中身の香木や香草には除虫効果もあって、箪笥の中にも置かれていましたから、町中を歩くと誰かとすれ違うたびに、微かにいい香りがしたのでしょう。
身近なもので体臭予防
体臭の薄い日本人の中にも、体臭のきつい人はいました。そんなときに民間療法として用いられたのが、現代でも日常的に使われているものだったのです。
昔の人の民間療法だからと侮ってはいけません。現代でも十分に消臭効果は発揮されています。
昔の人の民間療法だからと侮ってはいけません。現代でも十分に消臭効果は発揮されています。
酢
つんとくる酢の匂いがきついので、あれで消臭するなんて無理、逆効果だと思うかもしれません。ところが酢には、魚の生臭さやアンモニア臭を消す効果があります。
昔の江戸の町では銭湯で入浴するのが普通で、金持ちの家にしか家庭風呂はありませんでした。銭湯のない地方の村では、盥(たらい)で行水するのが庶民の入浴だったのです。
水は豊富にありましたが、湯にするには沸かさないといけません。そのために薪が必要ですが、大量の薪を毎日使うことは難しく、盥の行水もたまにしか入ることができなかったのです。体臭のきつい人にとってはつらい環境ですね。
そんなときに用いられていたのが、少量の酢を湯に入れて体を拭いたり、足を洗うことでした。
入浴剤を使うかわりに、酢を大さじ2杯ほど入れて入浴してみてください。思ったよりも酢の匂いはしなくて、自然な感じのさっぱりした入浴感が得られます。
昔の江戸の町では銭湯で入浴するのが普通で、金持ちの家にしか家庭風呂はありませんでした。銭湯のない地方の村では、盥(たらい)で行水するのが庶民の入浴だったのです。
水は豊富にありましたが、湯にするには沸かさないといけません。そのために薪が必要ですが、大量の薪を毎日使うことは難しく、盥の行水もたまにしか入ることができなかったのです。体臭のきつい人にとってはつらい環境ですね。
そんなときに用いられていたのが、少量の酢を湯に入れて体を拭いたり、足を洗うことでした。
入浴剤を使うかわりに、酢を大さじ2杯ほど入れて入浴してみてください。思ったよりも酢の匂いはしなくて、自然な感じのさっぱりした入浴感が得られます。
ミョウバン
ミョウバンは古代ローマでも消臭剤として使われていました。現在もミョウバン水を作って、ワキの臭い対策に利用している人もいると思います。
ナス漬けの色出しなど、料理にも使われるミョウバンです。体に塗りつけても安心な成分ですから、昔からワキガの治療薬として使われてきました。使用法も簡単です。水で溶かして塗りつけるだけで、かなりの防臭効果があります。
ミョウバンは温泉の成分として入っていることもあります。ですから家庭用の風呂にミョウバンを入れて、温泉気分の入浴もおすすめです。ただしミョウバンの成分は、金属のものを傷めますから、入浴後はすぐに湯を抜いて軽く風呂掃除をしてください。
ナス漬けの色出しなど、料理にも使われるミョウバンです。体に塗りつけても安心な成分ですから、昔からワキガの治療薬として使われてきました。使用法も簡単です。水で溶かして塗りつけるだけで、かなりの防臭効果があります。
ミョウバンは温泉の成分として入っていることもあります。ですから家庭用の風呂にミョウバンを入れて、温泉気分の入浴もおすすめです。ただしミョウバンの成分は、金属のものを傷めますから、入浴後はすぐに湯を抜いて軽く風呂掃除をしてください。
お茶
お茶を飲むことによって体内の雑菌は消されますが、それだけがお茶の効能ではありません。お茶でワキや足を洗えば、殺菌作用が臭いの元となる雑菌を消してくれるのです。
お茶の除菌や消臭作用は、お茶を飲む習慣が広まるにつれて知られるようになりました。番茶がよく飲まれるようになり、茶店が賑わう江戸時代、吉原の遊女たちはお茶で局所を洗っていたのです。
消毒と消臭、いつからかこの二つの効果が知られるようになったのでしょう。この洗浄法は、現在でも使われています。介護の必要な高齢者や乳児のおしめ代えのとき、お茶で拭き取ってあげると、かぶれやかゆみがひどくならないそうです。
お茶の除菌や消臭作用は、お茶を飲む習慣が広まるにつれて知られるようになりました。番茶がよく飲まれるようになり、茶店が賑わう江戸時代、吉原の遊女たちはお茶で局所を洗っていたのです。
消毒と消臭、いつからかこの二つの効果が知られるようになったのでしょう。この洗浄法は、現在でも使われています。介護の必要な高齢者や乳児のおしめ代えのとき、お茶で拭き取ってあげると、かぶれやかゆみがひどくならないそうです。
柿渋
お茶を飲むことによって体内の雑菌は消されますが、それだけがお茶の効能ではありません。お茶でワキや足を洗えば、殺菌作用が臭いの元となる雑菌を消してくれるのです。
お茶の除菌や消臭作用は、お茶を飲む習慣が広まるにつれて知られるようになりました。番茶がよく飲まれるようになり、茶店が賑わう江戸時代、吉原の遊女たちはお茶で局所を洗っていたのです。
消毒と消臭、いつからかこの二つの効果が知られるようになったのでしょう。この洗浄法は、現在でも使われています。介護の必要な高齢者や乳児のおしめ代えのとき、お茶で拭き取ってあげると、かぶれやかゆみがひどくならないそうです。
柿渋とは渋柿の果汁を搾り、それを発酵させたものです。この柿渋に含まれている成分が、加齢臭などを消す作用があると評判で、現在ではその柿渋を混ぜた石鹸、ボディローション、シャンプーなどが販売されています。
現在では直接肌にスプレーできる、柿渋消臭スプレーも販売されています。
お茶の除菌や消臭作用は、お茶を飲む習慣が広まるにつれて知られるようになりました。番茶がよく飲まれるようになり、茶店が賑わう江戸時代、吉原の遊女たちはお茶で局所を洗っていたのです。
消毒と消臭、いつからかこの二つの効果が知られるようになったのでしょう。この洗浄法は、現在でも使われています。介護の必要な高齢者や乳児のおしめ代えのとき、お茶で拭き取ってあげると、かぶれやかゆみがひどくならないそうです。
柿渋とは渋柿の果汁を搾り、それを発酵させたものです。この柿渋に含まれている成分が、加齢臭などを消す作用があると評判で、現在ではその柿渋を混ぜた石鹸、ボディローション、シャンプーなどが販売されています。
現在では直接肌にスプレーできる、柿渋消臭スプレーも販売されています。
和食で体臭改善
ワキガや足の臭いの元は、皮脂とそこに繁殖した細菌です。昔の日本人は肉や脂質をあまり食べなかったので、体臭が薄かったのですから、現代の私たちも同じような食事方法で臭いを少なくすることは可能でしょう。
ではどんなものが、体臭や口臭を消すのにいいのでしょうか。
ではどんなものが、体臭や口臭を消すのにいいのでしょうか。
体臭が気になるなら、あまり食べてはいけない食品
・にら、ニンニクなどの臭いがきついもの
・カレー、キムチなど汗にその匂いがでてしまうもの
・脂肪分の多い肉類
・牛乳、卵はとりすぎない
・アルコール飲料、糖分の多いソフトドリンク
・添加物の多いジャンクフードと甘い菓子類
食べた後、体が酸性に傾くような食べ物は控えましょう。夏の暑い時期、ニンニクを利かせたタレで焼き肉を食べ、ビールをがぶがぶ飲みたいところでしょうが、翌日、必ず体臭が強くなります。
・カレー、キムチなど汗にその匂いがでてしまうもの
・脂肪分の多い肉類
・牛乳、卵はとりすぎない
・アルコール飲料、糖分の多いソフトドリンク
・添加物の多いジャンクフードと甘い菓子類
食べた後、体が酸性に傾くような食べ物は控えましょう。夏の暑い時期、ニンニクを利かせたタレで焼き肉を食べ、ビールをがぶがぶ飲みたいところでしょうが、翌日、必ず体臭が強くなります。
体臭改善にいい食材
・ヨーグルトなどの発酵食品 ぬか漬けなどの発酵させた漬け物
・緑黄色野菜 ゴボウ、ニンジンなどの根菜類
・クエン酸の多い果物 柑橘類、カキ、リンゴ、キュウイなど
・酢を使ったサワードリンク 日本茶
食べた後、体がアルカリ性に傾くような食べ物が理想です。これらの食品は腸内環境も整えてくれますから、便秘も治って腸内がすっきりします。すると体内の循環もよくなって、いい汗がかけるようになります。
・緑黄色野菜 ゴボウ、ニンジンなどの根菜類
・クエン酸の多い果物 柑橘類、カキ、リンゴ、キュウイなど
・酢を使ったサワードリンク 日本茶
食べた後、体がアルカリ性に傾くような食べ物が理想です。これらの食品は腸内環境も整えてくれますから、便秘も治って腸内がすっきりします。すると体内の循環もよくなって、いい汗がかけるようになります。
体臭改善にいい料理
夏の暑いときには、スタミナを保持するために焼き肉など食べたいところです。けれど体臭が気になっているのなら、日本古来の食事を見直して、野菜中心の食事にしましょう。
・みそ汁
昔からある日本の調味料、味噌は発酵食品です。みそ汁を作る場合、味噌を入れてからは煮立てずに、できるだけ味噌を生でとれるようにしてください。
余計なものを排出してくれるキノコや、肉を減らしたことで足りなくなるタンパク質をとるために、豆腐や油揚げ、お麩などを入れるといいでしょう。
・酢を使った料理
料理にどんどん酢を使いましょう。酢の酢酸は、臭いの元を消してくれる効果がもっとも期待できるものです。
魚や野菜をマリネにしたり、自家製の酢が多めのドレッシング、昔ながらのワカメとキュウリの酢の物など、食べ過ぎても困るようなことはありません。
・良質の油
最近話題のエゴマ油やごま油を、料理に取り入れましょう。血流がよくなり、よい汗がかけるようになります。
・食後のデザートには水菓子
水菓子とは果物のことです。冷たいアイスクリームはおいしいですが、乳脂肪と砂糖から作られています。毎日食べていたなら、しばらくはお休みしたほうがいいようです。代わりに日本古来から食べられていた果物にしましょう。
特にカキはおすすめです。柿渋が臭い消しに役立っていますが、甘い果実は口臭消しに役立ちます。リンゴや梨なども、食後の口内を爽やかにしてくれるでしょう。みかんや伊予柑などは、クエン酸が豊富な柑橘類です。
ただ果物には果糖が含まれていますから、大量に食べるのはよくありません。
まとめ
やはり日本人には、古来からあった食べ物がいいようです。体臭がきつくなったなと感じたら、食生活を和食中心に見直してください。飲むなら日本茶がおすすめです。体の中から臭い消しをしていきましょう。
昔からある汗臭さの予防法