タモキシフェンクエン酸塩(抗悪性腫瘍薬、ホルモン療法、抗がん剤)とCMF療法(抗悪性腫瘍薬、抗がん剤)の比較乳がん
適用される患者
閉経前後の方、ホルモン感受性乳がんの方
※ホルモンの影響を受けないタイプやがんの成長過程でホルモンの支配を受けなくなったタイプの乳がんは投与に向いていません。
術後、ホルモンに依存しない乳がん(ホルモンレセプター陰性)の場合や、検査の結果、再発や転移のリスクが高いと判断された場合に行われます。
ホルモンレセプターが陽性の方は、化学療法に加え、ホルモン療法も選択されます。
また、再発リスクが高い場合、アンスラサイクリン系、タキサン系を選択することが多いとされています。
他の治療法に比べての優位性
留意すべきこと
ホルモン環境がアンバランスになるため更年期症状があらわれることがあります。また子宮体がんなどの病気のリスクを高めるため、不正出血の症状があらわれた場合にはすぐに医療機関で検査を行いましょう。
抗うつ薬など、併用に注意しなければならない薬があるため注意が必要です。
およそ半年ほど通院が必要となります。また、薬の副作用などによって他の治療法が検討される場合があります。
副作用と対策
体内のエストロゲンの量が少なくなることによって、体温調整機能が弱まるため、ほてりや発汗、イライラ、肩こり、頭痛などの更年期障害のような症状があらわれることがあります。
羽織りや扇子などで温度調節を行えるようにしましょう。また、好きなことに熱中するなど、気分転換をはかることも大切です。一般的には、飲み始めてから数ヶ月ほどでやわらいでいきますが、症状が重い場合や長く続く際は医師に相談しましょう。
頭髪や体毛がうすくなるなどの症状があらわれる場合があります。
治療後、症状は徐々におさまりますが、髪質の変化などが生じる場合があります。刺激の少ないシャンプーやウィッグやスカーフなどの利用を検討しましょう。
ホルモン分泌のバランスが崩れることで、月経の遅れや月経がとまるなどの異常がおこることがあります。また、おりものやかゆみ、膣の乾燥などの症状があらわれる場合があります。
性器からの出血が、本来の月経以外の時に生じる場合に備えて、生理用品の携帯などを行うことで対処できる場合がありますが、月経の出血量に異常がある場合や気になる症状がある場合は、できるだけ早く医師に相談しましょう。
2年以上の長期服用により、子宮体がん、子宮内膜症の発生の可能性が高まるとされています。月経時以外の出血や膣分泌物に異常がおこることがあるとされています。
不正出血やおりものに異常がおこった際など、気になる症状があらわれた場合、医師に相談するようにしましょう。
非常に稀ではありますが、血液が固まりやすくなることで血栓ができ、息苦しさ、下肢のむくみ、痛み、しびれ、頭痛などの症状があらわれることがあります。進行すると「肺塞栓症」や「下肢静脈血栓症」などの血栓塞栓症がを引きおこす可能性があります。
しっかりと水分を摂取し、長時間同じ体勢をとることは避けましょう。症状があらわれた場合は、すぐ医師に報告しましょう。
吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢口内炎といった症状があらわれます。
腹部を温め、吸収のいいものを食べるようにしましょう。消化管に負担をかける食物繊維など残渣(ざんさ:不溶物)の多いものや炭酸、刺激物、生野菜、脂肪分、乳製品をさけましょう。重症度によっては、絶食や脱水症状を防ぐための生理食塩水などを点滴します。下痢止めなどを使うこともあります。
白血球、好中球、血小板が減少することがあります。それにともない、発熱、出血、貧血症状などがあらわれることがあります。
菌を遠ざけるために、手洗い、うがいの徹底、マスクの着用、歯磨きを毎食後行うようにしましょう。けがにも注意するよう心がけましょう。採血による血液検査によって、白血球、赤血球、血小板の数を調べます。それらの数値に異常がみられる場合、薬の減量や一時的に中止を行います。最近では、白血球を増やす薬が処方されることもあります。
髪が抜けることや、頭髪がうすくなるといったような症状があらわれる場合があります。
治療後、症状はおさまり、約半年ほどで生えそろうとされていますが、髪質の変化などがおこる場合があります。刺激の少ないシャンプーを使用するようにしましょう。ウィッグやスカーフなどの利用を検討しましょう。
排尿の際に痛みがおこることがあります。
症状があらわれた場合、医師に相談しましょう。抗菌薬が処方される場合があります。
階段や坂道をのぼるだけといった軽い運動で息苦しさを感じる、疲労感が続く、咳が多くでる、手足がむくむなどの症状がおこります。不整脈や心不全を引きおこす場合もあるため注意しましょう。
症状があらわれた場合、すぐに医師に相談しましょう。心不全がおこった場合、治療を中止し、心不全の治療を行う必要があります。また、薬の投与を中止することで、症状がおさまる場合もあります。
服用後2~6週間ほどで、味を感じにくい、嫌な味がする、食べ物の味が変わった、食事がおいしくなくなった、などの症状があらわれることがあります。また、口の渇きや食事の好みの変化などがあらわれる場合もあります。
症状が酷いときは医師に相談しましょう。原因となっている薬の投与を中止することや変更を検討する場合があります。
正常な細胞が傷つくと、肝機能が低下し、吐き気、嘔吐、腹痛、全身倦怠感、食欲不振、黄疸などの症状があらわれることがあります。
症状があらわれた場合はすぐ医師に報告しましょう。投薬の中止や食事療法によって対処し、軽度場合は徐々に回復しますが中等度以上のものは入院した上で治療を行います。
つめや皮膚などに色素が定着しやすくなります。
日焼け止めクリームを使用し、日光にあたり過ぎないように気をつけましょう。また、皮膚が黒くなるなどの症状は回復途中にでる場合もありますが、自己判断でステロイドの使用をやめるのではなく、医師に相談をするようにしましょう。
一般的な所要時間
およそ5年ほど服用が必要になります。
術後、1回40分程度の点滴を4週間につき2回行います。これを1サイクルとし、通常6サイクル行います。
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上記以外の乳がんの治療法
参照元:(がん情報サービスhttp://ganjoho.jp/public/cancer/breast/(閲覧日:2015年10月8日),各種がん144乳がんがん情報サービスhttp://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul0q-att/144.pdf(閲覧日:2015年10月8日),がん研有明病院http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/breast.html(閲覧日:2016年12月9日),乳がんとホルモン療法沢井製薬株式会社(閲覧日:2016年12月9日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年10月8日))
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