アトピー体質のムダ毛処理 やっていい方法・ダメな方法
何度か寄せられているムダ毛処理方法の疑問に、「アトピー体質のムダ毛処理方法」があります。アトピーの方は肌が弱いので、ムダ毛の自己処理でさらに肌を傷つけてしまうことがあります。
では、どうやってムダ毛処理をすればよいのでしょう。詳しく紹介していきましょう。
そもそもアトピーとは何?
そもそもアトピーとはなんなのでしょう?アトピー性皮膚炎とは、良くなったり悪くなったりを繰り返す、湿疹やかゆみなどの症状です。なかなか治らず、症状が慢性的なのも特徴です。
皮膚にはバリア機能があって、外から細菌が入らないようになっています。アトピー性皮膚炎の方は、このバリア機能が弱まっているため、簡単に細菌が皮膚の内部に入り込み、かゆみや湿疹の炎症を引き起こしてしまいます。
アトピーは、花粉やカビ、ダニなどのハウスダストや、化粧品、汗、紫外線、物理的な刺激(腕を掻く)などの刺激で、炎症が悪化してしまいます。アトピー体質の方には、このような刺激は厳禁なのです。
アトピー体質の方のムダ毛処理方法とは?
上記のような理由から、アトピー体質の方のムダ毛処理は、極力刺激の少ない方法を取ります。では、ムダ毛の自己処理方法を1つずつ見ていきましょう。
*カミソリで剃ることは肌を削ってしまうのでダメ
ムダ毛の自己処理で1番簡単にできるものは、カミソリで剃るという方法です。しかし、カミソリでムダ毛を剃ると、刃の当たった部分の皮膚が削ぎ落とされてしまい、それが刺激となります。
さらに、使用したカミソリが古かった場合はもっと危険です。しばらく交換していない刃や、お風呂に置きっぱなしにしているカミソリは、カビが生え、雑菌が繁殖しています。肌を傷つけ、さらに雑菌を付着させてしまうかもしれないこの方法は、絶対に行ってはいけません。
アトピーの方は肌が弱いので、このような傷がつきやすくて、雑菌を付着させる可能性のあるムダ毛処理方法は向いていません。
*毛抜きでムダ毛を抜くのは毛穴への刺激が大
では次に、毛抜きでムダ毛を抜くというのはどうでしょう。毛抜きでムダ毛を抜くと、1ヶ月近くは生えてこないので、すべすべな状態が長持ちします。しかし、ムダ毛を抜くという処理方法は、毛穴への刺激がとても大きいのです。
また、ムダ毛を抜くことで毛穴が開き、雑菌が毛穴に入りやすくなってしまいます。埋没毛や色素沈着などの肌トラブルの原因ともなるので、肌の弱いアトピー体質の方に向いている方法とは言えないでしょう。
*除毛クリームは化学物質が入っているのでNG
除毛クリームは、肌の表面にクリームを塗り、ムダ毛を溶かす処理方法です。クリームをムダ毛処理したい箇所にまんべんなく塗って、5~10分ほどの指定の時間だけおきます。その後洗い流すと、ムダ毛がなくなっているのです。
カミソリのように肌に刃を当て、表皮を削り取るわけではないし、毛穴への刺激を与える方法でもありません。
しかし、アトピー体質の方には厳禁の、化学物質が入っています。アトピー体質の方は、普通肌の方より、敏感肌・乾燥肌であるので、このような薬品は過敏に反応してしまう可能性があります。
除毛クリームはタンパク質のムダ毛を溶かしてしまうほど強い薬品であるので、アトピー体質の方は使わないほうがよいでしょう。
*脱色剤も除毛クリームと同じ。化学物質が入っている
除毛クリームと同じ理由で、脱色剤でのムダ毛対策も、アトピー体質の方には向いていない、化学物質が入っています。ムダ毛の色を脱色するほどの強い液体なので、アトピー体質の肌の弱い方は、薬品に反応して肌荒れや湿疹を起こしてしまう可能性があります。
ムダ毛の色を薄くし、目立たなくさせることはできても、ムダ毛はなくなりませんし、肌荒れするかもしれないことを考えると、脱色剤もアトピー体質の方は控えたほうがよいでしょう。
*脱毛テープは皮膚をはがし、化学薬品も入っている
次に脱毛テープはどうでしょう。脱毛テープは、ムダ毛の生えている箇所にテープを貼り、テープをはがす時に一緒にムダ毛も抜ける、というムダ毛処理方法です。テープをはがす時に、表面の皮膚も一緒にはがしてしまうので、肌が敏感なアトピー体質の方にはもっての他です。
また、ムダ毛を毛穴から引き抜くので、毛抜きの時と同じように、毛穴へのダメージが大きくなります。毛穴が開くので、その部分から雑菌も入りやすくなってしまいます。
そして、脱毛テープにはムダ毛を引き剥がすワックスがついています。このワックスには化学薬品が含まれているので、これもアトピー体質の方にNGな物質なのです。
脱毛テープは肌表面への物理的な刺激、毛穴への刺激、化学薬品という、3つの刺激があるので、アトピー体質の方は行ってはいけないムダ毛処理方法です。
*シェーバーで剃る方法は刃が肌に当たらないのでまだ安心
次に紹介する方法は、シェーバーでムダ毛をカットする方法です。シェーバーは、刃が直接肌に触れないようにできているので、カミソリに比べると肌にやさしいムダ毛処理方法です。仕上がりはカミソリほど深剃りができないので、チクチクしてしまいますが、ダメージは少ない方法です。
ただ、超敏感肌でアトピーの症状が重い方は、シェーバーでも痛みやかゆみが発生してしまい、カミソリ負けのような症状が出てしまうそうです。アトピー体質の方が満足できるかはわかりません。
シェーバーでムダ毛処理をするなら、自分のアトピーの症状を確認して、軽い場合に挑戦してみましょう。そしてもし肌荒れなどのトラブルが出たら、ただちにムダ毛処理を中止しましょう。
結局アトピー体質の方はどんなムダ毛処理をすればいいの?
これまで紹介してきたムダ毛の自己処理方法は、肌表面や毛穴へ刺激を与えるもの、化学薬品を使っているものばかりです。どれも肌の弱いアトピー体質の方には向いていない方法です。では、アトピー体質の方は、どうやってムダ毛処理をすればよいのでしょうか。
1番良いのは、アトピー体質の方はムダ毛処理をしない、という方法です。ムダ毛処理によって肌を傷つけ、アトピーが治りにくくなってしまいのも嫌ですよね。肌に刺激を与えないためにも、ムダ毛処理をしないというのが、1番良い方法なのかもしれません。
でもこれは、ムダ毛を処理したいということの、なんの解決にもなっていません。ムダ毛が生えっぱなしなのは悲しいですよね。
ではどうしたらよいでしょう。肌の弱いアトピー体質の方は、自己処理ではなくプロの力を借りるのが1番です。医療機関でのレーザー脱毛か、脱毛サロンの光脱毛は、肌の弱い方にも安心です。
医療機関ですと、ドクターが在籍しているので、レーザー脱毛によってもしなにかトラブルが発生した時、治療をしてくれます。クリニックの脱毛は、サロンよりも出力が強いので、刺激の少ないサロンを選んでいるアトピー肌の方もいるそうです。
サロンでの脱毛は、医師の同意書がいるところ、病院と提携しているところなどさまざまです。アトピーがあると言って、断られるところはほとんどなく、肌の状態を見て脱毛の施術を受けることができます。
プロに任せて脱毛することで、肌荒れがきれいになったという人もいるそうです。ただし、サロンで使う化粧品にも合う、合わないがあるので、初めはいろんなサロンを体験コースを受けてみましょう。
通っているうちにアトピーが悪化して、一時的に通えなくなってしまうことがあることを考えると、都度払いや回数制のサロンの方が、安心です。保証期間が2年間だと、その間に脱毛を休んだとき、受けられる施術の回数が減ってしまいます。回数が決められているサロンだと、万が一脱毛を休んだとしても残りの回数を受けることができます。
アトピー体質のムダ毛処理まとめ
- アトピー体質の方は肌が敏感で乾燥しているので刺激の少ない処理をしよう
- 毛穴へのダメージが大きい毛抜きや脱毛テープはアトピーが悪化してしまうかも
- 皮膚を削ぎ落とすようなカミソリや脱毛テープもアトピーが悪化してしまうかも
- 化学薬品を使う除毛クリームや脱色剤も肌荒れやトラブルを発生させてしまうかも
- 自己処理ならシェーバーが1番刺激の少ない方法
- プロの手を借りて脱毛すると肌もきれいになる可能性があります
- 医療機関・サロン選びは慎重に。期間より回数を重視して選びましょう