12月12日、マクセルスマートコミュニケーションズは、六本木のハリウッドビューティ専門学校において、スマホに装着して肌を撮影できる「肌レンズ ミモレ ML-01」(以下「ミモレ」)と、自宅で簡単に肌チェックができるアプリ「Hada more」(以下「肌モア」)の発表体験会を行った。同社は日立マクセルの子会社で、総合肌チェック事業の新会社として2013年5月に設立したばかりだ。
12日にリリースされた「肌モア」は、「ミモレ」で撮影した肌表面の画像をサーバに送信すると、肌状態を数値で表すことのできるサービス。独自のアルゴリズムで分析し、「キメ」「シミ」など6項目を数値で評価することができる。また、蓄積されたデータからそれぞれに合わせた肌ケアやライフスタイルに関するアドバイスを受けることも可能だ。そのため、念入りなスキンケアの必要性や効果を、“なんとなくよい(悪い)気がする”という「感覚」ではなく、「数値」で確認することができるという。対応するOSは、AndoroidではVer4.0以上(Ver2.3から対応可)、iOSでは6以上が推奨されている。
自分で肌の状態をチェックできる喜びを知ってほしい
マクセルスマートコミュニケーションズが「ミモレ」と「肌モア」を開発した背景には、同社の「自宅で手軽に肌の状態をチェックできるサービスがあれば利用したいか」という問いに、98%の女性が「はい」と答えたという調査結果があるという。代表取締役社長の松岡氏は、「ミモレ」と「肌モア」の登場を“スキンケアルネサンス”と表現し、「自分の肌は自分でチェックする時代。お風呂上りや寝る前、また日焼けをしてしまった後など、気になった時、手軽に肌の状態をチェックできる喜びを知ってほしい」と語った。また、2013年5月に設立したばかりという同社については、「記録メディアなどのメーカーというイメージが強い日立マクセルだが、美容機器などのOEM生産も行っており、ミモレに使用している専用レンズは、日立マクセルの製造ノウハウを生かして開発した。今後も総合肌チェック事業で新しいビジネスを展開していきたい」と意気込みを語った。
日立マクセルの製造ノウハウが活かされた肌レンズ「ミモレ」
日立マクセルの製造ノウハウを生かして開発されたという、スマホ用肌レンズ「ミモレ」。ナノレベルの金型技術、光学設計技術、成型技術、薄膜技術などの製造技術を融合させた専用の「スクエア・ファインレンズ」を使用しているため、肌表面をフラットに鮮明に撮影することができるという。また、肌撮影用に最適化した5灯の専用LEDライトが、レンズを囲むように配置されており、シャッターを押すと、点灯するライトが自動で切り替わって「キメモード」(3灯)と「シミモード」(2灯)の2種類の画像を撮影する。
使用法は、あらかじめ「肌モア」アプリをダウンロードし、ユーザー情報を登録したスマートフォンのレンズ部分に「ミモレ」を装着し、アプリを起動。「ミモレ」のレンズ筒先端のスイッチを押したあと、ノーメイクの肌に「ミモレ」を当てて、スマホの画面をタッチしてシャッターを押すだけ、とシンプル。使用には、DC4.5V アルカリボタン電池(LR44)が3つ必要だが、電池を入れても約20gと軽い。しっかりとスマホに装着できるクリップが付属しており、取扱いもスムーズだ。「ミモレ」には固有のIDを付与しているため、アプリ認証させると撮影画像の蓄積ができ、肌状態の履歴を時系列で比較することも可能だという。
美容アドバイザーからのアドバイスが受けられるアプリ「肌モア」
肌チェックアプリ「肌モア」は、「ミモレ」で撮影した「キメモード」「シミモード」2種類の肌画像から、「キメ」「シミ」「微シワ」「毛穴」「美白度」「透明感」の6項目と、「総合点」の判断結果を数値で表すことができるというサービスだ。判定結果に基づいて、前回との比較や天気、季節、など、肌ケアの方法にとどまらず、ライフスタイルに関する多彩なアドバイスを、「肌モア」の美容アドバイザーから受けられるという。継続して使用することで、それぞれの項目ごと日別、週別、月別に判定結果の履歴を時系列に見ることができ、アドバイスにも反映される。生活習慣や肌に関するアンケートから、肌タイプ「ノーマル」「ドライ」「オイリー」「デリケート」「コンビネーション」のうちどれに該当するかも知らせてくれるという。さらに、判定履歴には、美容に関連の高い「スポーツ」「気分」などのスタンプを付けることができるため、結果がよい時も悪い時も“思い当たること”がスタンプできて、履歴から肌の調子との相関関係を確認することも可能だ。
肌状態を数値で知ることでお手入れに対する意識が上がる
発表会では、マクセルスマートコミュニケーションズ取締役の楠本氏と、1週間「ミモレ」と「肌モア」を使用した、モニターの相馬さんによるトークセッションも行われた。セッションでは「自分では肌の調子が悪いと思う日に、人から“今日肌きれいだね”なんて言われることもあり、感覚に頼ることに違和感があった」「化粧品売り場の測定器では好きな時に測定できないだけでなく、メーカーによって判断基準が違うので、お手入れの参考にしにくい」など、普段からスキンケアに関心のある女性ならではの意見が。相馬さんは「ミモレと肌モアなら、肌状態を数値で知ることができて変化がわかりやすく、いつでも簡単にチェックできてお手入れの参考にしやすい。1週間の使用でも、お手入れに対する意識が上がりました」と語った。
最近は、スチーマーや美容ローラーなど、手軽に使える美容器具は充実しているのに、その効果を手軽にチェックできるシステムが普及していなかったというのは盲点だった。“美容に興味があって色々試すのが好き”という方はとくに、「ミモレ」と「肌モア」で、現在の肌状態を確認してみていただきたい。結果がよい場合は美容へのモチベーションがますます上がるのはもちろんだが、あまりよくない場合も、ついひとりよがりになりがちなスキンケアを、今一度見直すきっかけになるだろう。
取材・記事:価格.comマガジン編集部 TASAI