グリーンスムージーの好転反応だと思ったら注意!症状によってはアレルギーの可能性も…。
グリーンスムージーに関わらず、健康食品やマッサージ後に何らかの体調不良などが生じた際に聞かれる『好転反応』。
元々東洋医学で使われていた言葉で、治療の過程で一時的な体調の悪化などを経て、回復に向かう事を指します。
健康食品でも『好転反応だから安心してください』といった回答をするメーカーや販売元もあったようです。後述しますが、このような回答は薬機法(旧:薬事法)に抵触する可能性があり、そのような回答を受け取った際は注意が必要です。
好転反応を期待して、その食品などを継続的に利用することは避けたほうがよいといえます。何らかの不調や不快感が出た際に、その状態が続く場合は『必ず利用を中止』しましょう。
よく聞く好転反応の例や症状
何らかの施術(マッサージなど)であったり、健康食品などの食品を摂取した際に身体に起こる反応を『好転反応』の表現することがあります。
- 便秘
- 下痢
- 痒み
- 肌荒れ・皮膚のただれ・湿疹
- 発熱
- せき・くしゃみ
- 喉の渇き
これらは果たして、回復や改善に向けた体の正しい反応なのでしょうか?
好転反応に関する各種情報
当サイトは可能な範囲で科学的な根拠に則った情報提供を心がけていますが、好転反応が科学的に証明されたことはありません。
逆に好転反応を否定することも難しいのですが、参考書籍と行政機関の資料から引用します。
[中略]医学用語に好転反応などというものはありません。また、サプリメントにも副作用やアレルギー反応はあります。特に、植物や動物に由来する抽出成分からサプリメントが作られている場合、皮膚の発疹や胃腸障害といったアレルギー反応が稀ではありますが、生じえます。
[中略]発疹や胃腸障害などの副作用は、服用開始直後から1ヶ月以内に生じます。副作用やアレルギー症状が軽度であり、かつサプリメント摂取によって症状の改善が自覚できる場合など、つまりメリットがデメリットを上回っている場合には、そのまま服用を続けてもいいでしょう。副作用による症状がしばらくして消失していくこともあるからです。しかし通常、発疹などの症状が現れたときには、念のため中止して様子を見るほうがよいでしょう。
この中では、内閣府の資料が最も強い(断じて認め得ない)という表現をしてますね。
最近では健康食品のメーカーや販売元も薬機法(旧:薬事法)に気を配っています。前出の行政機関のガイドラインも公開されていることから、メーカーや販売元も『好転反応』という言葉を基本的に使わないようになっていると思います。
もし、販売元・メーカーのページに好転反応という記載があれば、ルールに無頓着か、知識不足であり、商品その物の信頼性が疑わしいといえます。
またインターネット上でも『グリーンスムージーの好転反応と乗り越え方』といったサイトなども見受けます。
これはかなり際どい表現をしているサイトだと理解したほうが良いでしょう。
最終的には本記事をご覧頂いた方の判断となりますが、私はそのような記載のあるメーカー・サイトを信頼することはありません。
好転反応の期間??
記事の前半にも記載した『よく聞く好転反応の例』の様な症状が出た際、多くはアレルギー反応の可能性が高いといえます。
過剰な反応が出た際に、無理に継続することは状態の悪化させる可能性すらあります。
6. 食物によるアナフィラキシー
[中略]
即時型(lgE依存性)の最重症タイプであり、皮膚症状・消化器症状・呼吸器症状に引き続いて全
身性のショック症状を呈するものをいいます。我が国での食物による重篤な食物アレルギーの原因抗原を示し
ます。最も多いのは卵ついで牛乳・小麦・魚類・そば・エビ・果物・ピーナッツ・大豆の順でした。
私が見かけたサイトでは『好転反応の期間』を論じているサイトもありましたが、論外です。
先程の厚生労働省の資料にも以下記載があり、好転反応ではなく、体調が影響している場合もあります。
体調(下痢・風邪・疲れ・アレルギー症状の悪化など)や環境によっても症状が出現したりしなかったりすることがあります。
軽めの症状であればたまたまであった場合もありえますが、強いアレルギー反応が出た際に、好転反応だと信じていたとすると、そのまま我慢してしまうことも考えられます。
市販の粉末グリーンスムージーで好転反応とぼしき症状が出た際は
症状の程度にもよりますが、無難な回答としては「利用の中止」です。
粉末のグリーンスムージーは野菜や果物由来の多くの成分・抽出物が含まれています。
反対に、自作のグリーンスムージーであれば、自身で入れたものだけです。(レシピにもよりますが、3~5種の野菜や果物から作ることになると思います)
反対に粉末のグリーンスムージーは多くの成分が含まれることが、マイナスに働く可能性は否定できません。(多くの成分を含めば含むほど、何らかの配合成分がアレルゲンとなる可能性は高まります)
私はたくさんの市販の粉末のグリーンスムージーの成分を見てきましたが、各メーカーさんは配合成分や原材料の配合品種を競っている印象も受けます。
『10種の野菜や果物の成分を配合』よりも『200種の野菜や果物の成分を配合』のほうが何となく良さそうに感じますし、各メーカーさんも競わざるをえない部分もあり、致し方ないのかとも思います。
結論としては、沢山の成分を含むメリットもありますが、デメリットもあることを理解することが大切です。
グリーンスムージーによる不快感と酵素の関係
酵素ドリンクや酵素サプリメントでも『好転反応』が出たというような意見がありますが、前半でもご紹介したように基本的には無いといえます。
私は生のグリーンスムージーもよく飲みますが、生のグリーンスムージーでは胃腸の不快感などを感じる場合があります。
それは、野菜や果物に含まれる消化酵素の働きにより、口や胃腸の不快感に繋がっているものと思われます。(摂取した果物などに含まれる酵素が失活する前に、口や胃腸の粘膜を刺激している)
ですが、この消化過程での不快感と、体内で分泌される酵素には関係がありません。
また、生の素材にはデメリットもあり、同じ食材だったとしても「調理する」ことにより、アレルギー反応が起こりにくくなることがわかっています。それは加熱処理により、アレルギーの抗原性が低下する場合があるからです。一部の人がローフードを提唱していますが、私は調理するメリットもある食材もあるため、一律で生で食べることがよいことだと思えません。
粉末のグリーンスムージーであれば、基本的には原材料を加熱処理などしていると思われますので、食物の酵素による直接的な刺激は低くなっています。天然素材(この場合では生の野菜や果物)だからといって、アレルギー反応や体調不良の原因にならない訳ではありません。
そして、残念ですがアレルギー反応には食材それぞれで個人差がありますので、この商品なら安心です!とはお伝えできません。
最終的にはその商品や食品を試してみるしか無いのですが、過去にアレルギー反応が出た食品の成分が配合されている場合は、その商品を避けたほうが無難です。程度にもよりますが、酵素ドリンクやグリーンスムージーなどを飲んだ際に何らかの強い不快感を感じた際は"好転反応だから"と思って無理をしないようにしてください。
当サイトでは、各商品の成分をそれぞれ記載していますので、商品選びの際の参考にご活用いただければと思います。
- 好転反応を前向きにとらえた情報提供をしているメーカー・サイトは疑わしい
- 国やお医者さんも「好転反応」という単語に否定的
- 何らかの不調を感じた際は無理をしない
- 粉末スムージーを購入の際は、配合成分を確認する(アレルギー体質の方は特に)
- 酵素が好転反応に関わっていることも証明されていない
以上が、健康食品や粉末グリーンスムージーと好転反応の関係です。
本記事は、どちらかと言うとマイナスイメージのお話ばかりでしたが、粉末グリーンスムージーを置き換え食として活用することはダイエットに有用です。
それは低カロリーで低糖質、そして栄養価が豊富だからです。
当サイトでは、各種商品の詳しいレビューとともに、成分も表記しています。プラス面とマイナス面を把握したうえで、上手にグリーンスムージーを活用して、皆さんの健康的な食生活やダイエットにお役立ていただければ幸いです。
2016/06/01