関節リウマチによる足のトラブルとホームケア
今回のコラムでは、「足のトラブルとホームケア」について、関節リウマチによる足の変形で悩まれている方や、疾患のない方でも自宅でできるフットケアの方法ついてご紹介します。外反母趾の原因や、タコ(胼胝)、魚の目(鶏眼)、イボ(疣贅)の予防策など、お役に立てていただければ幸いです。専門的な内容も含まれておりますので、わからないことやご相談されたい内容などは、診察時にお気軽にお尋ねください。
初めに
関節リウマチの患者さんの約2割が足の痛みでリウマチを発症し、7割以上の方が、靴選びで悩んでいられるそうです(2010年リウマチ白書による調査)。関節リウマチの病初期からの内科的な治療はリウマチ内科で、長期間の炎症の結果起こる関節の変形に対して、機能回復のためのリハビリや関節置換術や関節固定術などの手術は整形外科にて行われています。
長い経過の間に起こる関節変化により、全体重のかかる足は、皮膚の生体防御反応により、胼胝や鶏眼が生じ、免疫力の低下からくる感染症を来したり、関節の痛みによる歩行時のバランスの崩れから様々な障害が起こってきます。
これらの痛みを軽減し、自分の足で歩くというヒト特有の尊厳をいかに維持すればよいか、皮膚科サイドから考えてみました。
足のセルフチェク
日本人の靴の文化は浅く、「下駄」の文化からは脱し切れていないようです。これには靴を脱いで家に上がるという家屋の文化事情もあるのでしょう。足は汚いものとして足を気にかけない方が多いのではないでしょうか。足に痛みや変形が出て靴に困るようになってからようやく足を気にするようになるのではなく、病初期の方特に変形の軽い人こそ早めに自分の足のチェックをしてみましょう。
- 触って痛いところ、硬いところはありませんか?
- 趾間が開きますか?
- じくじくしたり、臭ったりしていませんか?
- 足底がカサカサしていませんか?
- 足のむくみはありませんか?
- 血色はどうですか?
足の異常をリストアップできましたでしょうか。
爪のセルフチェク
爪はどうでしょうか。ここで爪のセルフチェックも行ってみましょう。
- 爪は押して痛みがありませんか?
- 爪は厚くなったり、変色はしていませんか?
- 爪に縦の線や、横の線が入って凹凸はありませんか?
- 爪が周囲組織に食い込んでいたり、小趾の爪が潰れていませんか?
- 足を蹴り出す時に特に大切な母趾はどうでしょうか?
関節リウマチによる足病変
関節リウマチによる典型的な足の変形は三角変形です。すなわち、足を構成する26個の骨をつなぐ靭帯の緩みや関節の炎症により足の骨のバランスを失い脱臼を起こします。更には踵骨と第5中足骨、第1中足骨腱を結ぶ3つのアーチが崩れてきます。
こうしたことで足には外反母趾、内反小趾、開帳足、扁平足 ハンマートー、浮趾の変化がおこり、爪には巻き爪、肥厚爪、爪甲下角質増殖が、皮膚には胼胝や鶏眼が生じます。
また角質肥厚に加え、乾燥が強く、亀裂が入り、皮膚のバリア機能が失われることで、細菌感染から紅色陰癬、蜂窩織炎、さらには菌血症をきたすこともあります。また、真菌感染による、爪白癬、足白癬、カンジダ性間擦疹をよく経験します。
外反母趾の原因
外反母趾の原因としては関節リウマチによる関節破壊と靭帯の緩み、また足の痛みに対して幅広の大きな靴を履くことによりさらに足の靭帯や筋肉に負担がかかり変形を起こしていきます。
さらに、加齢とともに筋肉の弱化、靭帯の緩みがおこり、増悪していきます。現代人は生理的に母趾が第二趾の側に軽度曲がっています。外反母趾の定義では20度以上の方を病的としており、重症は40度以上としています。
外反母趾は母趾根部に付着する母趾内転筋(内側に引っ張る力)と母趾外転筋(足趾を外に広げる力)が緩み、それらのバランスの崩れや、さらに関節の亜脱臼により起こります。前足部の痛みは50%で変形した足の出っ張った部分(パニオン)によるもの、40%で関節リウマチの結果起こる炎症に伴い関節周囲の硬さによる痛み、10%で皮膚神経からくる痛みと言われています。
胼胝、鶏眼の原因
固くて痛いのは、タコ(胼胝)?魚の目(鶏眼)?イボ(疣贅)?この見分け方は簡単です。
横からつまんでも押さえても痛いのは疣贅、押さえて痛いが、つまんでも痛くないのは胼胝か鶏眼です。
では胼胝と鶏眼の区別はどこでしょうか。出来る場所を診てください。胼胝は骨の上にできますが、鶏眼は骨と骨の間に伸びるようにできます。長期間の圧迫や摩擦による防御反応の結果、最外層にある角質層がケラチンというたんぱく質を余分に作り出し、角質が厚くなり胼胝ができます。骨と骨の間できるとそれが圧迫を受け、画びょうの様に間に伸展し鶏眼となります。
前足部の胼胝は中足骨間靭帯の弱化により横アーチが崩れた結果開帳足になり、その結果物理的な力が反復してかかり、中足骨骨頭部痛をきたします。第2中足骨基部の他、第一趾根部、第5趾根部の胼胝、ハンマートーによる第2関節部に胼胝、第2中足骨基部両側の鶏眼があります
当院でのメディカルフットケア
フットケアと聞くと一般にはリラクゼーションのための足浴や足のマッサージ、おしゃれのためのネイルケアのことを指します。
当院では土曜日の午後に予約制でメディカルフットケアを行っています。メディカルという意味としてはまず基礎疾患があり、セルケアではうまくできずに定期的に医師や看護師が介入して行うフットケアです。
時に、ハイヒールを履いた元気なご婦人が「ネットサーフィンで見つけた」と来院し、「爪を切ってもらいたいんですけど~。どうせなら ちゃんとした人に切ってもらった方が得ジャン。」と診察台の上に足を投げ出します。更には「ここの方が安くてお得感あるから。」「人にやってもらう方が楽だし。」などと、情けないことを言われます。丁重に“メディカル”の意味を説明してお断りしています。
当院では、巻き爪により繰り返す細菌感染による発赤腫脹の治療(保険適応)、白癬菌による爪変化や、足のかゆみに対しては、顕微鏡検査下に真菌や細菌の有無を確認して、皮膚の感染や炎症を抑える治療(保険適応)を行います。
また、関節リウマチなどの基礎疾患からきたす足の変形に対してのインソール作成のための靴外来も実施しています。
更には看護師が行うメディカルフットケア(保険適応外)として、外力による爪肥厚に対しての爪削り、巻き爪に対しての爪矯正、足長の違いや関節リウマチによる足変形による胼胝や鶏眼の定期的処置、外力による爪肥厚に対しての爪削りを行うほか、足のケアの方法、靴セルフケアの指導、爪切りの方法や道具の紹介などの生活指導も行います。
巻き爪、陥入爪の当院での治療はコットンパッキング法(写真参照)、アンカーテーピング法(写真参照)、40%尿素軟膏密封療法、人工爪療法、ガーター法、マチワイヤー矯正法、VHO法などを行っておりますが、いずれも保険適応外の治療となります。
食い込んでしまう部位の爪の根元をフェノールで腐食させて爪の幅を小さくしてしまうフェノール法による手術は保険適応ですが、治療後のトラブルも多く当院では行っておりません。
マチワイヤー法(写真参照)は爪の先端部が巻いてしまっている方に適しています。爪先端部の2か所に穴をあけて0.25mmから0.6mmまでの0.05mmピッチのサイズがある形状記憶合金、超弾性ワイヤーを使い、その元に戻ろうとする力を利用して巻き爪を矯正します。VHO爪矯正(写真参照)は ドイツ式矯正法で、弾性ワイヤーを爪の両脇にかけて締め上げる方法です。セルフケアが困難な高齢者にも適しておりますが、激しい運動をしたり、爪甲が薄いとワイヤーにかかった部分の爪が割れてしまったりします。通常1~2か月に1回のワイヤーの架け替えが必要となります。 詳しくは巻爪治療をご覧ください。
足のホームケア
皮膚は0.2mm(足は0.6mm)の表皮、2mmの真皮、皮下組織の3層からなります。
表皮角質は異物からの侵入バリアとして、真皮は、その70%をしめるコラーゲンと弾性線維のエラスチンと保水効果のヒアルロン酸からなり、肌にハリと潤いを与えます。皮下脂肪層は断熱、保温、クッション作用を持ちます。
これらを滑らかに保つためには、水分の蒸発から守る角質のケアを必要とします。水分を十分に吸った入浴後の足には、5~10%のサリチル酸ワセリンで固くなった角質を溶かしながら水分の蒸発から足を守ります。朝は10~20%尿素クリームを使うと、失われた水分を補充しながら肌を守ることができます。通常保湿はそれぞれの基材の保湿効果時間を考えて使います。
ローション50分、乳液2時間、クリームは4~6時間、軟膏は8時間から12時間の効果時間です。
入浴後と朝靴下を履く前に足底から足の甲、爪の周り、爪表面にも、保湿クリームもしくはワセリンを使います。足をしっとりさせることで、摩擦による胼胝の形成を予防できます。サリチル酸ワセリンはべたつくので敬遠する方が多くいらっしゃいますが、入浴後の肌がしっとりしているうちに、薄くすり込むように被膜を作ると とても効果的なケアができます。踵に亀裂が入り痛い時はジョンソンアンドジョンソンから出ているキズパワーパッドが便利です。入浴して足をキレイにした後に水分を拭いて何も外用せず、亀裂部位にパッドを貼り1分ほど手で押さえ体温を加えて密着させます。2~3日はそのまま貼りっぱなしで大丈夫です。
爪周囲の痛みのセルフケア
自宅において軽症の陥入爪はコットンパッキング法でホームケアをします。爪の先端両脇に不織布もしくはコットンで食い込みを除去します。毎日詰替えて局所の清潔を保ちます。アンカーテーピング法は爪の脇が腫れて痛いときに、食い込んだ部分のすぐわきから伸縮性テープを貼り、爪の爪周囲組織への陥入を解除します。
爪切りのセルフケア
爪の切り方も大切なホームケアです。足の爪は1日に0.1mmほど伸びます。1ヶ月で約3mm伸びます。手の爪の2倍早く伸びます。足の爪は生え変わるのには10ヶ月以上かかります。爪切りでやってはいけないことは深爪と両端のバイアスカットです。
爪は指の先端部より出ない程度の長さに揃え、両端はひっかからない程度に滑らかに整える程度とするスクエアカットに整えます。最後にヤスリは一方向に撫でるように行います。往復でかけると、弱った爪に亀裂が入り、割れてしまいます。足趾の爪は月に1回、日を決めて爪切りをしてください。
爪切りには色々とあります。平型爪切りは通常自宅にあるものです。この刃先の形状は足用には直線になっているものを選びます。上下の刃で断裁するため、割れやすく、爪の先端がとがります。ヤスリをかける必要があります。ハサミ型は爪の薄い幼児の爪に向いています。ニッパー型は、削ぐようにして切るので爪への負担は少ないですが、握る力が必要です。当院では、歯科用の高速ルーターを使っていますが、家庭用で便利なものとして木工用のルーターをホームセンターで購入すると便利です。例を挙げるとProxonミニルーターMM50、Mr.Meister 小型ペンタイプツール PTαII(ビット付き)など5,000円から8,000円前後で購入可能です。前者のルーターに小指の大きさ程度のビットを別売りで購入します。
平型
価格帯:500円前後
- 切り口が粗くとがる
- 少しずつ切る
- 切るときに割れやすい
ニッパー型
価格帯:3,000~5,000円前後
- 爪をそぎ落とす
- 爪への負担が少なく割れない
- 一度に広く切らないで少しずつ
- 使い方に慣れが必要
ミニ ルーター
価格帯:5,000円程度
- 速度調整が可能
- 爪を削り取る
- 電動のため早い
- 厚い爪に対応しやすい
- 貝殻状の爪に対応しやすい
やすり
価格帯:1,000円前後
- 爪を削る
- 厚い爪、薄い爪
- 厚い爪は週1回削る
- 手間がかかる
指先の爪周囲を紙テープで保護しておくと誤ってルーターで削ることを予防できます。速度調整をしながら少しずつ先端を整えます。厚い爪は表面に沿わせてゆっくり薄くします。こうして自宅でも定期的に手足の爪切りを簡単に行えます。爪の先が脆くて割れてしまった時は、市販の瞬間接着剤のアロンアルファーで埋めると、爪ひっかかりを予防できます。また若いお年頃の娘さんがいらっしゃる家庭でジェルネイルの道具がある場合は、それを利用されると爪の強度も出て便利です。
足の運動
足のケアとして足の関節の運動、筋力をつけることやマッサージをすることも大切です。
横アーチの改善には、タオルギャザー運動やゴルフボールにぎりで長および短母趾屈筋を鍛えます。椅子に座り、床にタオルをおいて足の趾でタオルをたぐり寄せます。後者はゴルフボールを足の趾(MP関節あたり)で持ち上げて離すことを5回程度繰り返します。これが難しいときには足裏の前足部でコロコロと1分から3分間転がします。
更に、足趾ジャンケンは母趾内転筋を鍛えます。立った状態で足を肩幅に開き、両手を壁につけて爪先立ちになり3秒、これを10回程度行います。これらの運動は足の状態に応じて可能なものを行います。また足のマッサージも血行の改善に役立ちます。胡坐をかいて、足の甲と足底を両手掌で挟みます。土踏まずから指先までを撫でるようにマッサージをします。
その他のセルフケア
中等度までの外反母趾には、日本医科大学、整形外科の青木孝文先生が言われている弾性包帯法(写真参照)を試してみてください。5cm幅の医療用弾性包帯(エラスコット、ククロン、エルウェーブ等)を用意してきつくない程度に、MP関節部位を5~6回くるくると巻きます。外反母趾がひどくて痛いときは少し下げて土踏まずあたりを巻きます。またハンマートーで第2趾が上に跳ね上がっているときは、下から第2趾の上を通して軽く下に抑えるように1回巻きます。巻く強さは毎日巻いているうちに自分の一番良い強さがわかってきます。
外反母趾による痛みは85%の人が2~3か月程度で軽減します。根気よく継続してみてください。
横アーチを補助するテーピングも開帳足、外反母趾が軽症で中足骨根部に痛みのある方には効果的です。伸び率が50%程度で5cm幅のテーピング用テープを12cm程きり、MP関節の背側から足底を回しいっぱいに伸ばした後1cm程戻して貼ります。足裏の浮いた部分を足趾の付け根に沿わせてしわができないように伸ばします。足の皮膚が薄くかぶれやすい方は皮膚を保護する目的でテーピング前にピュアバリアHDなどテーピング用のモイストジェルを活用してください。
靴の選び方
足のタコや魚の目はまずその原因を考え、その原因を取り除くことが大切です。
垂直方向の圧負荷は何から来ているのでしょう?前後左右方向の摩擦は何だろうか?と、考えてください。
- 取り除くことのできる、靴の形、履き方はどうでしょうか?
- 歩き方の癖はありませんか?
- 家の中で歩く時に足に負担がかかっていませんか?
- 裸足で床を歩いていたくありませんか?
- 関節リウマチによる自分ではどうしようもできない足の病変はどういうものだろうか?
- 開張足、外反母趾などの足の変形、筋力の低下や関節痛による歩行異常は、または左右の脚長差はどうだろうか?
- 歩く時に足を守る、靴または室内履きが正しく選ばれて正しく履けているのでしょうか?
足の変形が軽症の方は、ご自分で靴を選んで履くことになります。「楽な靴=(イコール)ゆるい靴」ということで介護用の靴を履かれている方は、ご注意ください。伸びる生地を使用し、脱ぎ履きさせやすいように甲の部位が大きく開き それを細いベルクロで留めるといった介護用靴では、足がしっかりとホールドされず、この靴で歩くと足首や足の関節を痛める原因となります。本来介護用靴の目的は車椅子で座っている方を介護する側に立って作られている靴ですから歩く目的では作られていません。
歩くことを前提とした靴の選び方は幾つかのポイントがあります。まず、
- 足長(サイズ)は合っているでしょうか?
- 足囲(ワイズ)は大きすぎませんか?
ワイズはAから4Eまでありますが、日本人はEが最も多く、若い人はDが多くなります。日本人の足は薄く平たく、見た目の凹凸が少ないことから、多くの方が「私は幅広だから」と思い込んでいることが多いのです。
- 靴の先端の形状は、足趾の形状にあっていますか?
第2趾の長いギリシャ型は日本人の20%、母趾が一番長いエジプト型は日本人の70%、全足趾の長さが揃っているスクエア型は日本人の10%と言われています。
ギリシャ型では、第2趾がハンマートーとなり、第2趾関節部位のタコができやすくなります。エジプト型では足が前滑りすることで外反母趾になりやすく、スクエア型では、趾間の胼胝、陥入爪、第5趾の胼胝や鶏眼になりやすくなります。
- 爪先が靴に当たっていませんか?
足趾先端から靴先までのゆとり(捨て寸)は1cm程度必要です。
- 足の甲が圧迫されたり、ぶかぶかしていませんか?
靴の甲の周径は甲と靴の間に人差し指一本程度と言われています。
- 靴のかぶりは十分に深いでしょうか?
浅いと足先、かかとに負担がかかります。
- 靴のトップラインはどうでしょうか?
深過ぎると踝にあたり、靴擦れを生じます。
- 踵はあっていますか?
浅すぎたり広いと脱げてしまいます。折れ返しがきついと、靴擦れが出来てしまいます。
- 足の中心線と靴の中心線が合いますか?
外反母趾で中心線がずれてしまっていると、痛くて履けません。ヒールの高さは前滑りをしないよう、また前方に体重がかかりすぎないように前後の高さの差が3cm程度までであれば楽に履けます。
足の変形が高度な人は、インソール、整形靴を利用します。これは、医師の靴作成診断書のもとに、作成します。ドイツの靴は非常に良くできたものがたくさんあり、それらを義肢装具士がベースに当たる部分を伸ばしたり、インソールで調整したり、フルオーダーシューズを作成します。現在日本では、インソールは保険がききますが、靴は適応されません。
靴下も足の保湿、外力からの防御など非常に大切な役割をします。 肌理が荒く、ゆるすぎると歩く際に足が擦れてタコができます。靴下は肌理が細かく、足にフィットするものを選びます。
最後に
この10年で生物学的製剤が多数発売され、病初期から使うことにより痛みや変形を最小限にすることが可能となっています。また非常に病歴が長く、痛みも強く、変形が進行している方に対しても効果的で治療の選択肢が広がっています。
一方で、病初期のため、高価な薬を使っていくことに躊躇される方も大勢いらっしゃいます。
また足の著しい変形に対して靴作成は、以前は靴とインソールに保険を適応させることができましたが、現在では靴は自己負担となりインソールのみ保険適応となっています。
しっかりとした靴はかなり高価です。残念なことに関節リウマチは難病特定疾患となっておらず、高額な医療費の負担額は非常に大きいものです。医療保険は相互補助のためというものの、現行の制度では 特定疾患以外はどの病名に対しても同率の自己負担金となっています。
質的な平等は問われず、量的な平等のみ詠われるのが日本の法の特徴です。国の方から幾らかの補助金が出ても、みんな均等にお金で配れば、大した補助にはなりません。
リウマチ基金などと銘打ち、FacebookなどのSNSに載せて、より多くの方にリウマチという疾患を知ってもらい、少額であっても大勢の方から募金を募る社会への仕掛けを作ることも一案と思います。
利益を社会に還元する方法の一つとして率先して基金を作ったり、またはそうした基金に寄付をするという発想を是非持っていただきたいと思います。
病初期から現在のような治療を受けられずに、変形し痛みの強い患者さんに対しては、そうして集まったお金の一部を重症な足変形の患者さんの靴作成時に、保険のきかない高額な靴に対して金銭的な補助が寄付から賄われて行ければ素晴らしいことと思います。
少しでも自分の足で歩き、生活の範囲を広げて生き生きと生活していただきたい、という心配りをして下さる薬品会社や医療業界の企業が名乗り出てきて下さることを心から願っております。