| サファリに限らず四駆の場合はサスペンションのリフトアップに関するパーツが色々なショップから数多く世に出ていて、中古でサファリを入手するとかなりの確率で数インチ程度のリフトアップが行われているようです。今回はこのリフトアップによってパナードロッドが斜めになった状態について考察してみたいと思います。 (2007/5/23追記) -- ここから この記事で話題に上げているリジッドサスで横方向の動きを規制するアームの呼び方はいろいろとあります。主な呼び方として以下があると思います。 パナードロッド、ラジアルアーム、ラテラルロッド、パナールロッドなどなど。 ちなみに、日産の「整備要領書」では、”パナールロッド”となっています。 この記事では、4x4マガジン・CCV誌を愛読する私がいちばんピンとくる「パナードロッド」という呼び方を使いました。日産党としては、本来ならば整備要領書に従って「パナールロッド」を用いるべきだったかもしれません。悪しからず、ご了承ください。 -- ここまで Y6x(Y60,Y61)サファリのサスペンションは、フロントは2リーディングアーム+パナードロッドによる3リンク式コイルリジッドアクスルですし、リアは4リンクアーム+パナードロッドによる5リンク式コイルリジッドアクスルです。この「パナードロッド」はラジアルアームとも呼ばれますが、これはサスペンションの左右のブレをおさえるために横向きに配置されたアーム(棒)です。サファリの場合、車両右側にフレーム直付けされた「アンカー」と車軸左側とを連結しています。 パナードロッドの左側の車軸側連結点は、アンカーを中心に半径=パナードロッド長の円弧(図では点線で描画)の軌跡を動きます。 ノーマル時、所定の積載をした時にパナードロッドが水平となるようにバネやアンカーの高さが設定されています。従って空車時は、パナードロッドが少々右肩上がりになっています。(上図は所定の積載をしたときの様子を模式化したものです) このサスペンションに路面から外力が入ったときの動きを考えてみます。 左の車輪が上がって右の車輪が下がるときはパナードロッドは左上がりになります。(上側の図) 反対に、左側の車輪が下がって右の車輪が上がるときは、パナードロッドは右上がりになります。(下側の図) このように、パナードロッドはサスペンションが上下動した際に上下に動くわけですね。 では、サスペンションのコイルスプリングとショックアブソーバーを変更し、アンカーをそのまま流用した際にどうなるかを考えてみます。その場合、普段は下図のようになっていると思います。 このサスペンションの左側車輪が持ち上がるように外力が働いたときを想定してみます。 そうすると、斜めになったパナードロッドは、車軸側連結点がアンカーを軸にした円弧を動くように左上へ上がろうとします。 そうすると、少しのサスペンションストロークに於いても、図の赤い矢印のように右へ圧す力が発生します。つまり、左の車輪が持ち上がるとクルマが右に『揺れる』わけです。 サスペンションが上下した時にクルマが左右に揺れないようにするためには、下から突き上げる外力に対してパナードロッドが素直に上がるような位置がベストです。つまりは、「水平」が良いということになります。 ノーマルの場合はどうなるか、もういちど最初の図を見てみましょう。 ノーマルの場合、パナードロッドは出来るだけ車軸と同じように”水平”に近づけてありますから、少しのサスペンションストロークであればそれほど右へ圧す力は発生しません。 Y6xをリフトアップする際にパナードロッドの傾きに思いを馳せてみてください。パナードロッドが斜めになっていると上記のような現象が出ます。そのことを理解したうえでリフトアップを楽しんでいただきたいと思います。 先日、とあるインターネットの”板”を見ていたら、『サファリは少々の凸凹で揺れる』という感想が掲載されていましたが、恐らくはリフトアップされながらもパナードロッドのアンカー位置はストックのままになっているためにパナードロッドが斜めになっている車両のオーナーの感想だと推測しています。 ストックのY6xサファリは、標準積載時にパナードロッドが水平になるように調整されています。また、所謂”バネ上”には剛健なフレームや1t近い装備を持つボディがあるので、相対的に「バネ下重量は軽い」クルマです。 車両総重量が3tに近い「超ヘビー級乗用車」であるサファリの乗り心地は、軽量な乗用車とは全く趣が異なる異次元のモノです。見た目とは違った乗り心地の良さがサファリの隠れた魅力です。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
ショックアブソーバーの角度・・・その2 こんにちは くろちゃんです。 前回に引き続き今回もショックアブソーバーの角度についての第二段で、耐久性にかかわるお話です。前回はリフト量による取り付け角度(クロスメンバー方向)が変わると「安定性にかかわる」ことをお話しましたが、今回は進行方向の取り付け角度が変わると「耐久性にかかわる」事を考えたいと思います。最初の図を見てピンと来た方いますか?ハイではなんでしょうか? | Y60くろちゃん 2009/05/31 08:01 |
| 拙宅の日産サファリに関する雑記帳(サファ... 2013/12/07 13:35 |
コメント(24件)
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
納車になりました~! | B.K 2007/05/21 08:48 |
B.Kさん、納車おめでとうございます。 | |
ニンゲンのほうの腰が壊れたくみちょです。 | くみちょ 2007/05/21 14:58 |
nakajinさんも、くみちょさんも知識が豊富ですね。勉強になります。後日、ボートを牽引する時にヒッチにトレーラーを連結した時のバーナードロッドの傾きをチェックしてみま~す。 | B.K 2007/05/21 16:36 |
う~ん、サスのジオメトリー的には、車高は純正がイチバンですね。 | |
くみちょさん、コメントありがとうございます。 | |
B.Kさん、コメントありがとうございます。 | |
neruchanさん、コメントありがとうございます。 | |
確かに車は日進月歩で進化してますね。サファリも他車に較べればゆっくりですけど、進化の後があるようですね。 | くみちょ 2007/05/22 18:44 |
くみちょさん、コメントありがとうございます。 | |
ホントに記事の通りで、ラテラルは水平ではないと挙動が乱れますよね。やはりノーマルが一番です。ワタシのクルマもアンカー位置は弄っていないのですが、ダウンブラケットを検討しています。強度に少々不安がありますが・・。ワタシ本人の腰の強度もカナリ不安がありまして、某くみちょさんと同じく腰の挙動が安定しません(笑) | |
pielleさん、コメントありがとうございます。 | |
こんにちわ。 | クワトロ 2007/05/24 14:14 |
クワトロさん、コメントありがとうございます。 | |
こちらの記事に触発されて、マスダンパーを再セットしちゃいました(笑)。 | |
neruchanさん、コメントありがとうございます。 | |
こちらこそコメントありがとうございました。 | クワトロ 2007/05/25 11:20 |
マスダンパーチューニングは面白そうですね。Y60には設定は無かったものですが、舗装路の挙動が少しでも改善されるのならやってみたいと思います。なんせ我が参号機はスタビ前後レスですので、アンダーとオーバーが代わる代わるやってくるようなシロモノで(爆)。 | くみちょ 2007/05/25 18:12 |
くみちょさん、始めまして。 | クワトロ 2007/05/26 11:40 |
くみちょさん、クワトロさん、コメントありがとうございます。 | |
私がマスダンパーを購入した際ですが、現行型の補修部品は受注生産との事で、発注から納品まで1ヶ月半程でしたので、参考になれば幸いです。 | |
neruchanさん、コメントありがとうございます。 | |
はじめまして。以前Y60に乗って、ショックだけランチョに変えていました。今回、Y61を購入します。ついでに、車高2インチup、ツライチで、ホイール。それに見合ったタイヤサイズ。ショックなどを探しています。前方ARBバンパー、ウインチ付です。一般操縦安定性も重視ですし、クロカン走行性も重視です。金銭的な問題は気にしません。ご指導よろしくお願いいたします。 | TAKA 2008/01/15 21:49 |
TAKAさん、コメントありがとうございます。 |