【体臭/病気なのか】PATMとは一体何かを専門家視点で考察

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ニオイの自覚が無いのに周りの人が咳き込んだり、鼻をすすったり・・・

自分自身には「クサイ」という自覚症状があまりないのに、周りの人は鼻をすすったり、鼻水をたらしたり、くしゃみや咳をしたり。それがところかまわず起きる。けれど家族は全くそんな反応はしない。と言うより、花粉症やアレルギーのような反応を示す相手は限られている。だからどこまでが自分のせいで、どこからがアレルギーを起こしている人のせいなのか、わからない。でも確かに、自分の体臭は問題だ。

そんな人が増えています。これって、なんなのでしょうか?

忌避される体臭がある⇔PATM⇔自己臭恐怖症⇔忌避される体臭は無い

順番に説明していく必要があると思います。まず私の所で調べられるのは「忌避される体臭がある⇔忌避される体臭は無い」という区分。それを明確にするために機械検査を通じての原因物質特定と「人がどう感じるか」を調べる、いわゆる官能検査を行います。結果は、一般の人々にも分かりやすい明確な違いとなって出てきます。

体臭が無いのにただ疑っていただけのユーザーは、検査の結果を受けて、クヨクヨしない人生に直ぐに踏み出す。対照的に同性同年代と比べて体臭が強いとかワキガ症である等、体臭問題と向き合わなければならないユーザーは当社と長いお付き合いとなり、頑張ってその悩みを克服する。という道筋を辿ります。

忌避される体臭が無い、或いは同性同年代と比べて体臭がヒドイとは言えないのに悩んでいる人。これが「自己臭恐怖症」。その方たちには、まず数値的データを提示して、ご自身の状況が決して悪くないという事をお知らせし、尚且つ、①今後悪化しないように生活面や食生活面でのアドバイス、②カラダや頭の洗い方やケアの方法の個別指導とアイテム提供を通じて、常に良い体臭状態をキープして貰う③通常は洗濯に問題がある場合が多いので、その指導やアイテムを提供する、という3つの(具体的に言えばもっと多くの)改善方法を提示します。

じつのところ、これはひとえに心のケアです。「ここまでやっているのだから大丈夫!」と自信を持って頂く事。それがユーザーの人生に対して新たな局面、つまり素晴らしい人生の始まりを約束します。実際に、自己臭恐怖症のユーザーは、検査⇒アイテム使用を含めた改善策の実施で、短期間に当社を「卒業」していきます。ここまでは良い。

PATM。これは病気なのか?

People are Allergic To Me

直訳すれば「人々のアレルギー源である私」。切ない名前ですね。他になかったのかなぁ?近年注目を浴びている話題。なぜ話題になるかと言うと、自己臭恐怖症が日本に蔓延しているから、と私は思います。

というのも、自己臭恐怖症とPATMの境目は難しいからです。例えば3月。みんなが鼻をすする季節。そう、花粉症の季節ですね。花粉症を含む鼻関係のアレルギーを持っている人は、日本人全体の約40%も居るんです。かく言う私も花粉症。2月後半から5月、9月後半から10月は、ずっとマスク着用で過ごしています。なんせ、鼻が命の仕事ですから・・・

さて、全人口の4割以上の人が鼻をすする、くしゃみをする。もちろん花粉症の人はある種の体臭に過敏に反応して、くしゃみや鼻すすりをする場合がある。けれど大半の場合は、くしゃみする側の問題。だってそこら中にアレルゲンが浮遊しているのだから、アナタが居なくてもいつもくしゃみしているわけです。

それなのに、自己臭恐怖症の人は「あの人にクサイと思われた」「私のせいでくしゃみや咳をしてる」と、こうなる。実際の所はどうなのかを調べるためには、自分がどんな物質を発散しているのかを調べるしかない。それは日本で、イヤ多分世界中で当社しかありません。

さて、が続きますなぁ。さて、自己臭恐怖症の人は置いといて、PATMについて。ある種の物質を発散するがために、周りの人にアレルギー反応を起こさせる人々。実際にあると思えます。ただ世界中の誰も、その原因を突き止めていない。研究も端緒に就いたばかり。というか、誰も本気で研究していないんじゃないかなぁ。

PATMと思しきユーザーにも、共通の体臭原因物質があるはず。

当社のデータは、ユーザーの皆さんのおかげで、ドンドン溜まる一方。どんな体臭成分が、どんな体臭の原因か、という事は、私には直ぐにわかっちゃいます。但し、これは「ニオイ」があってこそ。「ニオイ」を発散しない物質は、実の所、今まではカンタンに切り捨てていました。

だからPATMの原因は、テトラデカンやトリデカンのような「石油系の臭気のある直鎖アルカン類」或いはイソバレルアルデヒド(むせる感じのある酸っぱさ)やペンタナール(刺激感のある焦げ臭さ)等のアルデヒド類かと思ってました。しかしテトラデカンやトリデカン等は発生頻度が高く、状況報告書に「PATM」らしき記述がないユーザーの検体からも反応が出る。反対に刺激やむせる感じのあるアルデヒド類の発生頻度が低くて、これも状況報告書と合致しない。更に、過去の文献を見ると「PATMの原因はトルエン」である等と、堂々と記述しているものも見つけましたが、それも合致しない。というよりトルエンの検出はさらに希。

そこで私は、過去に切り捨てていたデータを拾い直しました。確かに上記の物質も「PATM」の原因になり得るようですが、それと共に・・・

2.2.4.6.6-ペンタメチルへプタン これも怪しい。

そんなことを書いたら、権威筋から猛烈に批判を浴びそうだけれども、実際、ユーザーデータから見る限り、この物質が本命と見たくなる状況があります。もちろん、これが「イソドデカン」という通り名であり、無臭で揮発性が高く、化粧品やエアゾール溶剤によく含まれていて、皮膚刺激性が低いと言われている物質ということも知っていますが…合致度が半端ないんですよ、これが。更に出ている人の大半は、量も半端なく出ている。もし化粧品やエアゾル溶剤の残留成分だとしたら、こんなに出るはずないし、他の物質も出てなければおかしいんですよ、例えば、DMEとか無変性アルコールとか、もっと言えばイソプロピルメチルフェノールとか。…それにこの物質が含まれていた衣類の官能検査をすると、決まって私は鼻水がタラーっと…

他にもいくつか怪しいと思っている物質があるんですが、なんせまだデータが少ない。来年辺りにはもっと膨大なデータが積み重なるでしょうから、恥をかかないようにそれまで黙っていょ~っと!

それでも…イソドデカンに限らず化粧品原料の中にも、鼻をムズムズさせるような、石油系(と言いながら人体からも出てくる)物質はかなりあるようです。ひょっとしたら最近の化粧品事情とPATMは関係あるのかも知れませんね。

PATMでお悩みの方へ

私がやらねば誰がやる!という決意の元、何とか本当の原因を突き止めたいと思って鼻息も荒い今日この頃。多分一つや二つの物質が原因と言うわけではないでしょうが、その「グループ」を突き止めたい。そうすれば明確な対処法が分かるはずです。だからPATMでお悩みの方のデータがもっともっと欲しいです。その悩みがありましたら当社にご相談ください。検査費用は24800円(研究目的とは言え、通常検査よりもよっぽど実費がかかるので許してね)ですが、特別に洗剤の他にも様々な対処アイテムを提供しますので、それでご勘弁を。

あ、洗濯で思い出した。イソドデカンとかその辺りのC値(炭素量)の高い物質は、衣類に付着すると、そう簡単に取れません。というか、どんどん衣類に蓄積します。そして少しずつ長い期間揮発します(イソドデカンは融点37℃・沸点180℃・比重0.75)。だから、しっかり洗濯することが大事。分子式は分かるけど、骨格が分からないのでベンゼン環という化学的消臭法が効かない組成となっているかも分からないのですが、カスタムメイド洗剤は効果があるようです。ちょっと特殊な組み合わせが必要なのですが、ある程度「PATM」対策用のモノと言えそうなレシピもあることはあります。

どこにも相談できないと思いますが、挫けずに頑張りましょう。多分、当社がお役に立てると思います。もし「PATM」を疑っているのなら、一度ご相談ください。