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【修正案件】
「爆風紋章」の効果が間違っていたようです。
近日中に修正しておきます。
06話 : うざめざ。「爆風紋章」の効果が間違っていたようです。
近日中に修正しておきます。
───遊戯王のキャラスレの極北にて燦々と輝く一つのスレ。
───男たちはそのキャラスレを、■■■スレと呼んだ───!
「イザナミだ」
「未来のあなた自身なのです…」
「いずれ分かるさ…いずれな…」
「あッ!あの人はッ!■■■スレを最初期から支え続けた月島さんだ!」
「遊馬先生!急患です!」
「はーい、かっとビング処方しておきますねー」
「シャトルの中に隠れるのよ!」
「閉じ込められた!」
「罠か………」
「伝説って?」
「ああ!それって」
「僕だ!」
「ブルーノ!お前だったのか!」
「ハルトオオオオオオオオオオオ!!」
「意味不明な兄さんは嫌いだ…」
「うわああああああああああああああ!?」
「Ⅲ!?どうしたⅢ!?」
「………ゆ、夢か…」
恐ろしい夢だった。
謎の怪生物、顔芸、Ⅲきゅんprprその他その他。
「あっ、駄目だ、吐く…てか吐きそう」
「医者ああああああ!!??」
- しばらくお待ちください -
「ごめんなさい…もう大丈夫です、お兄様」
「いきなりどうしたものかと思ったぞ、Ⅲ」
「いや…あの、思い出させないでください」
「…すまない。少し席を外した方が良いか?」
「いえ…大丈夫です、はい」
朝方から危うく地獄絵図を形成しかけた彼ら…丁寧な言葉を使う、まるで少女にしか見えない少年が「Ⅲ」…優雅に構える年長の男が「Ⅴ」と呼ばれる。
本名は無論別にあるのだが、今の彼らにその名を名乗るつもりはない。
ある目的を達するその時まで、その名は捨てたのだ。
「…そういえば、今日はⅣ兄様の出場する大会の決勝戦でしたっけ?」
「そういえばそうだな―――」
「…兄様は心配ではないのですか?」
「フフ…Ⅲ、よく考えてみたまえよ。私たち、トロン…そして、あ 奴 がカードを出しあい作成した絆のデッキなのだ。敗北する未来など欠片もないとも」
「ああ…それもそうでしたね」
そんなことを喋っていると、ちょうどテレビの速報でⅣの優勝のニュースが流れており、やはりと二人は顔を見合わせて笑った。
「ささやかだが、祝勝会でも開きましょうか?」
「そうだな───折角だし、あいつも呼んでおこうじゃないか」
そんな、朝の一幕。
───────────────────────────────
やあおはよう、ダークネスこと店員Aだよ。
なんと本日は、我が友人ことファンサービス君がデュエルトーナメントで優勝したとニュースが流れたので、ちょっとした祝勝会をしようという話の流れで私にも連絡が来たわけだ。
…いや、別にぶっ壊れカードを渡したわけじゃないぞ?
原作効果の「天よりの宝札」とか「命削りの宝札」とか「コマンドサイレンサー」とかだけだって。
※原作効果
「天よりの宝札」→互いに手札が6枚になるようドロー
「命削りの宝札」→手札が5枚になるようドロー、5ターン後手札を全て捨てる
「コマンドサイレンサー」→バトルフェイズ強制終了して1ドロー
「黄泉天輪」とかは持ってないけど、仮に持ってたとしてもあんなん渡せないよ。
そもそも開幕「ヘルテンペスト」ぶっぱしてるようなものなんだもん。
フルモンデッキだと完璧に詰む。
まあでも、友人が優勝するのは素直に嬉しい。
お土産、何にしようかな?
さて、そんな訳でやってきました、彼らの暮らす孤児院施設。
あれ?孤児院だったかな?───まあ、いいか。
彼らは皆、癖はあるがイイヤツなのだ。どこで暮らしたかなんて私にとっては大した問題ではない。
「チャイムを鳴らすと、そこは雪国でした」
「いきなりどうしたんだい、君は」
「あ、店員さん、お久し振りです」
「Ⅲ君、Ⅴ君、元気そうだねー、お久し振り」
わっしわっしとⅢの頭を撫で繰り回してやると、嫌そうにも嬉しそうにも見れる表情で複雑なリアクションを返された。
お前ほんと可愛いなぁ(映画並感)
「そういや今日はトロンさんいないのか?」
「───?今日はトロンはいないが」
「ああ、そういえば店員さんはトロンさんが苦手なんですよね?」
「あー…なんか、昔のトラウマを思い出してな?」
「トラウマ?」
「『サウザンド・アイズ・サクリファイス』」
「ああ…見た目、結構好き嫌い激しそうですからね…」
「あと、最初のデュエルの時にワンキル仕掛けたのがちょっと申し訳なくて顔を合わせにくい」
ボスデュエル版の「ダークネス」は強敵でしたね…。
そんなことを考えていると、ⅢもⅤもくすくすと笑った。
「なら、なおさらもう一度会ってしっかりデュエルしてあげてください。結構、トロンさんは負けず嫌いですから」
「フフ…それをⅢが言うか。お前も負けず嫌いだからな…いや、案外彼に似てきているのかな?」
「全く、もう!」
そういえば、なぜ私が彼らと親交を結ぶことになったのか。
…いやまあ、実はたいした話である訳でもない。
遊戯王特有の超展開、あるいはご都合主義の結果である。
───────────────────────────────────
数ヵ月前のある日。
別に、なんら代わり映えしない1日だったはずのその日は、たった1体のモンスターによって平穏を破られた。
真紅に染まった巨体。
白銀に輝く牙を備えた二つの大顎。
快晴であったはずの天を黒く染め上げるほどの絶対的な力。
天には雷が駆け巡り、黒雲に居座す竜の王者の轟咆が鳴り響くやいなや、凄まじいまでの電磁パルスが発生。
交通網が甚大な被害を受けた。
アレはそれだけで消えてしまったが、研究者はあの絶対的な「神」を見て、震えた。
並人が従えられるはずもない絶対的な力の具現。
今回は電磁パルスだけの攻撃であったが、もしその力が暴虐となって君臨したら?
そして何より───あれほどの王者を従えるものがいるという恐怖。
───彼らは知らない。
───この「神」の君臨は、一人の男のちょっとした好奇心で呼び出されたものだと。
───電磁パルス攻撃は、地元の交通の便の悪さに覚えていた、無意識下の苛立ちによって引き起こされたと。
───そして、その男が名も知らぬ研究者たちに土下座して謝りたいと思っていることも。
いやぁ、今思い返してもこう思う。
「あたしってほんとバカ」
「No.クラスの化け物をほいほい召喚しちゃダメじゃないですか!」
「なんかごめんなさい、生きててごめんなさい」
「なんでそんなに卑屈なんですか!?」
───時系列をその夜に戻す。
「へぇー、そんなことがねぇ」
「ええ、お陰で大変でした───」
彼は、そんなことを養父母に語った。
勿論自白はしていない。というかしたら始末される。
親の鉄拳は何より痛い。
なので、誤魔化す。
だが、何事もそう上手くはいかないもので………。
ぴんこーん、と呼び鈴がなった。
やべぇ、バレたか?
はぁい、と養母が玄関に向かう。
場合によってはデッキをもってとんずらこくのも一つの選択肢だ。
だが、直後に響いた養母の大声が、全てを台無しにしていった。
「こんなちっさい子がなんでこんな時間に外出てるの!!親御さんはどこ!!」
そいつ親御さんです。
まあ、当時の私には知る由もなかったのだが。
そんな話をⅢとⅤにしたときは、笑っていいのか悲しむべきなのか不思議な表情をしていたのはよく覚えている。
その結果、正座させられて「親御さんはどこ!!」と詰め寄られる鉄仮面の子供という、実にシュールな絵面になったのもよく覚えている。
そして、当時の私は思った。
―――遊戯王で仮面は大体主要な人物である、と。
「まあ母さん、この子にも何か事情があったのでは」
「うーん…でもねぇ、近頃は何かと物騒じゃない?」
「―――一応私も見回りはしているんだがねぇ」
「でも、最近は妙な輩も多いじゃない?【ジュウニシシ】とか【シンリュウ】とか、【ペンデュラム】とか、妙な輩がいるって聞くし…それに、最近妙な噂も広がってるし」
「…妙な噂?」
「そうよ。明らかにオーバーパワーのカード使いのところに現れる、白いドレスの女の噂―――何やら、異常なカードばかり使うって聞くし…」
「―――でさぁ、話終わった?」
「ものすごく苛立ってるね君。牛乳飲む?」
鉄仮面の少年(たぶん)は、恐らく仮面の奥でじっとりとこちらを睨み付けている。
「あんまり子供扱いやめてくれないかなぁ君?ああ、でも牛乳はもらおうかな」
「もらうんだ」
お互いに飲み物を汲んでくると、少年の事情を聴く。
どうにも、少年はこんな見た目だが優秀な研究者であるらしい。
そして、案の定というか、彼はあの「神」の降臨の反応を追ってここまで来たらしい。
「………」
タノム、ダマレ。
ただ、眼力で少年を黙らせる。
「うーん…もう夜も遅いし、今日は私の部屋に泊らせますか?」
「…そうねぇ、もう今後はこんなことしちゃだめよ?」
「はーい」
恐らく逆らうのは悪手と感じたのだろう、少年は諦めたように返事をした。
「ごめんねぇ、養母さんはちょっと押しが強くてねぇ」
「大恥かいた気分だよ、ほんとに」
とりあえず部屋に招き入れた彼は、心底疲れ切った顔をしている気がした。
「で、あの『神』の反応を追ってきたんだね?」
「そうそう。『No.』の反応ではなかったけれど、それを凌駕するほどの反応だったからね。ほんと、どこのバカがあんなものを呼び出したんだか」
「ほんとすんませんでした」
「ふぅーん?君みたいなゆるふわな奴でもあんなの従えられるのかぁ~。案外大したことないんじゃない?」
「まあ、結構ドジしてるからなぁ…ああいや、なんでもない」
ドジリスのあだ名は伊達ではない。
とはいえ、原作耐性&効果ならばペンデュラム召喚にはぶっささるのだが。
というか、低ステータスを並べなければならない召喚法には悉く突き刺さる。
全て壊すんだ(招雷弾)
「ま、そんなことはどうでもいいんだけどね。単刀直入に言おうか。あの『神』をこっちに渡してよ」
「断る」
「フン…なら、こうしようか。アンティ勝負。どーせ君みたいな雑魚が持ってたって仕方ないんだから」
「…いいだろう。ならば貴様の持つ『No.』…そいつを頂くとしよう」
別に必要なわけじゃないんだけどね。
という訳でやってきました、屋内24時間営業デュエルスペース。
結構夜も遅かったけど、こっそり抜け出しました。バレてない…よね?
「ならルールの確認をしようか。LPは8000、アンティ勝負として君の『神』と僕の持つ『No.』を賭ける。リミットレギュレーションは現在のデュエルディスクの判定に従い、先行ドローはアリとする」
「OKだ。では始めよう、神のデュエルを―――」
「「デュエル!」」
「先行は我か。では我がターン、ドロー…うわぁ」
「なに?事故った?」
「いや、殺意MAXの手札故にな―――では、手札より現れよ、『ダークネス・アウトサイダー』…効果を発動」
【ダークネス・アウトサイダー】
☆1 闇属性 悪魔属 Atk:0 Def:0
闇の仮面をかぶった触手道化師が現れると、まっすぐその触手を伸ばした。
その先にあるのは―――あの少年のデッキだ。
「『ダークネス・アウトサイダー』の効果―――の、後者の効果を発動。手札のモンスターを任意の枚数捨て、このカードを相手のEXデッキに加える。その後、捨てた枚数分の召喚素材を用いる相手のEXデッキのカードを召喚条件を無視して私の場に特殊召喚する。手札を三枚捨て去り現れろ、『No.69 紋章神コート・オブ・アームズ』!!」
【No.69 紋章神コート・オブ・アームズ】
ランク4 光属性 サイキック族 Atk:2600 Def:1400
歪な紋章が描き出され、そこから「アウトサイダー」の触手で無理やりに「コート・オブ・アームズ」が引き摺り下ろされる。
ボロボロに砕けかけたその身体は、恐らく激しい抵抗の末だろう―――プレイヤーたるダークネスに憎憎しげな視線を向けるが、「アウトサイダー」の洗脳の魔眼によって存在意義を書き換えられる。
「なんたることだ…!!」
そして、憎憎しげな視線を向けるのは少年も同じ。
だが、この状態の真のヤバさ―――それは、あの闇の男は『No.』の闇の誘心すら一切の影響を受けていないという点。
『これ、ひょっとしなくても不味い状況では…』
しかし、呼び出しただけではORUは持たない。
相手の攻撃宣言を抑制する効果を発動できないのはまだ救い―――。
「この時、召喚したカードがエクシーズモンスターであるため効果を発動。捨てたカードをORUとする」
「インチキ効果もいい加減にしろよ!」
「君がそれを言うかい?破壊耐性、スキルドレイン、効果コピー、攻撃抑制と強力な効果のオンパレードじゃないか」
「さて、手札に『ダークネス』がないため効果を発動。フィールド魔法『ダークネス』を発動し、5枚の永続罠をセット」
「ではこれでターンエンドだ」
「後れを取る訳には―――僕のターンだ!」
しかし、状況はすこぶる悪い。
―――だが、まだ逆転の芽はある。
相手の「ダークネス」の効果は、強制的に魔法罠をセットする効果。
ならば、あのカードを使えば大きくLPを削れるはず。
トロンは思案する―――彼自身のデッキに「コート・オブ・アームズ」を除去できるカードはほぼ存在しない。
ならば、壁を立て続けて時間を稼ぐ。
「僕は手札の『紋章獣』と名の付くカードを捨て、『紋章獣アンフィスバエナ』を特殊召喚する!現れろ!」
【紋章獣アンフィスバエナ】
☆4 風属性 ドラゴン族 Atk:1700 Def:1100
「更に『紋章獣ベルナーズ・ファルコン』を召喚!」
【紋章獣ベルナーズ・ファルコン】
☆4 風属性 鳥獣族 Atk:1000 Def:1600
2体の紋章を持つ獣が、鳥が現れる。
だが、あっという間に二体はオーバーレイネットワークに吸い込まれていく。
何処と無く、少年を責めるような目線で見ているのは気のせいではないだろう。
「2体のモンスターでオーバーレイ!現れろ、ランク4!『No.8 紋章王ゲノム・ヘリター』!!」
【No.8 紋章王ゲノム・ヘリター】
ランク4 光属性 サイキック族 Atk:2400 Def:1800
長い毛を戴いた仮面…それより現れるは、魔を封じ、名を、力を簒奪する力を持つ紋章王―――とはいえ、「コート・オブ・アームズ」がいる以上は壁にしかならないが。
「ごめんねぇ、強くってさぁ」
「腹立つなぁこいつ…手札から『エクシーズ・ギフト』を発動し、カードを2枚伏せてターンエンド」
「その前に『虚無』、そして『無限』を発動。間の永続罠全てを発動する―――むぅ、間に何もないため効果処理は行われない」
「運無いねぇ君。じゃあ今度こそターンエンドだよ」
永続罠が組み替えられ、再びセットされる。
「私のターン、ドローだ」
「ドローフェイズに罠カード『爆風紋章 』発動!魔法罠全てを手札に戻し、戻した数×500のダメージを与える!」
紋章が爆発し、凄まじい勢いで以て放たれた魔法罠がダークネスの身を傷つける。
ダークネス
LP:8000 → 5500
「ほう…弱点をついてきたか…では5枚のカードをセットし、『コート・オブ・アームズ』で『ゲノム・ヘリター』を撃破」
「その前に『紋章変換 』を発動!ダメージ計算時に手札から星4以下の紋章獣を召喚し、星の数×1000ポイントのダメージを軽減する!現れろ『紋章獣レオ』!」
【紋章獣レオ】
☆4 地属性 獣族 Atk:2000 Def:1000
紋章を抱く獅子が咆哮し、少年の前に立ちふさがる。
「我がターンを終了する」
「僕のターンだ!…どうするかな…」
静かに思案したのち、少年は手札から「紋章獣ユニコーン」を召喚。
返しに「ダークネス」罠を使い、1と3を引き当て「ユニコーン」を除外し2000バーンしてターンエンド。
少年
LP:8000 → 6000
「では私のターンだ。―――手札誘発少し抜くか?…手札から『増殖するG』を召喚」
【増殖するG】
☆2 地属性 昆虫族 Atk:500 Def:200
物陰に潜むG───それの大群が闇の果てから現れる。
子供たちが悲鳴をあげる…が、まあ仕方ない。
そもそも、普段は手札誘発として墓地に直行するのが仕事であるし。
「『ダークネス』を発動―――またしても間に何もない………まあいい。『コート・オブ・アームズ』で『レオ』を撃破しターンエンド」
「やっぱり君、運ないねぇ―――ではカードを1枚セットし、ターンエンド」
「お前、『コート・オブ・アームズ』に頼り過ぎじゃない?パクられたらどうするつもりだったんだ?」
「うるさい!さっさとターンを進行しろ!」
当人にも若干自覚はあったようだ。
とはいえ、返してやるつもりもないが。
自然に口が動く。
「まあいい―――フン。所詮はこの程度か」
「―――お前、今何と言った?」
「くだらん。お前が何のために戦っているのかは知らない。だが―――今のお前の眼には憎悪しか映らない。その程度では私には勝てない」
彼には、見ず知らずの人の心なんて分からない。
だが、それでも―――目の前の少年が、「何か」に対して凄まじい怒りを抱いているのは分かる。
「教えてやろう―――憎悪を束ねた力なぞ、脆い!貴様からは絆も何も感じない!その程度では、憎悪するものにすら届きはしない!」
初代王様の言葉を借りて、ただ一つ、闇の力の勝利を歌う。
「『ダークネス』発動!安寧の闇を持って、闇に囚われた少年に救いの鉄槌を!」
ダークネスはようやく、1枚のカードを引き当てる。
いや、フィールドにはずっと出ていたのだが、不運すぎて引き当てられなかっただけだが。
「『ダークネス2』!効果により『コート・オブ・アームズ』の攻撃力を4000上昇させる!」
【No.69 紋章神コート・オブ・アームズ】
Atk:2600 → 6600
「更に『ダークネス1』!効果でセットカードを除外!そして『ダークネス2』が再発動し、『増殖するG』の攻撃力も4000上昇する!」
【増殖するG】
Atk:500 → 4500
がら空きになった挙句、合計10000を超えた火力のモンスターが並ぶ。
「こんな…こんな、こと、が―――」
「また来たまえ、少年よ―――行け!『マインド・クラッシュ』!!」
2体のモンスターが突撃する。
もはや、爆風の域すら超えた旋風が、少年の姿を派手に吹き飛ばした。
「………ん?」
見知らぬ部屋に放り込まれたはずの少年―――トロンは、目を覚ました。
「トロン!無事でしたか!」
「………Ⅴ?」
眼をこすると、何のことはない―――ここは、自分たちの拠点だ。
………?
「それよりもトロン、驚きました。本当にこのようなカードが…『神』が存在している、などとは…」
「え?」
「『オシリスの天空竜』ですよ…?あなたがお持ちになっていたので、てっきりあなたが奪ってきたものと」
「―――!…ふーん、なるほど」
彼はそのカード…「オシリスの天空竜」を受け取ると、笑った。
裏側には、「誰か」の連絡先が書かれたメモ───なるほど、また挑むがいい。つまりはそういうことか。
トロンは久し振りに、大声をあげて笑った。
復讐心と、家族への思いと、久し振りに見つけた強敵との戦いに思いを馳せながら―――。
───男たちはそのキャラスレを、■■■スレと呼んだ───!
「イザナミだ」
「未来のあなた自身なのです…」
「いずれ分かるさ…いずれな…」
「あッ!あの人はッ!■■■スレを最初期から支え続けた月島さんだ!」
「遊馬先生!急患です!」
「はーい、かっとビング処方しておきますねー」
「シャトルの中に隠れるのよ!」
「閉じ込められた!」
「罠か………」
「伝説って?」
「ああ!それって」
「僕だ!」
「ブルーノ!お前だったのか!」
「ハルトオオオオオオオオオオオ!!」
「意味不明な兄さんは嫌いだ…」
「うわああああああああああああああ!?」
「Ⅲ!?どうしたⅢ!?」
「………ゆ、夢か…」
恐ろしい夢だった。
謎の怪生物、顔芸、Ⅲきゅんprprその他その他。
「あっ、駄目だ、吐く…てか吐きそう」
「医者ああああああ!!??」
- しばらくお待ちください -
「ごめんなさい…もう大丈夫です、お兄様」
「いきなりどうしたものかと思ったぞ、Ⅲ」
「いや…あの、思い出させないでください」
「…すまない。少し席を外した方が良いか?」
「いえ…大丈夫です、はい」
朝方から危うく地獄絵図を形成しかけた彼ら…丁寧な言葉を使う、まるで少女にしか見えない少年が「Ⅲ」…優雅に構える年長の男が「Ⅴ」と呼ばれる。
本名は無論別にあるのだが、今の彼らにその名を名乗るつもりはない。
ある目的を達するその時まで、その名は捨てたのだ。
「…そういえば、今日はⅣ兄様の出場する大会の決勝戦でしたっけ?」
「そういえばそうだな―――」
「…兄様は心配ではないのですか?」
「フフ…Ⅲ、よく考えてみたまえよ。私たち、トロン…そして、
「ああ…それもそうでしたね」
そんなことを喋っていると、ちょうどテレビの速報でⅣの優勝のニュースが流れており、やはりと二人は顔を見合わせて笑った。
「ささやかだが、祝勝会でも開きましょうか?」
「そうだな───折角だし、あいつも呼んでおこうじゃないか」
そんな、朝の一幕。
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やあおはよう、ダークネスこと店員Aだよ。
なんと本日は、我が友人ことファンサービス君がデュエルトーナメントで優勝したとニュースが流れたので、ちょっとした祝勝会をしようという話の流れで私にも連絡が来たわけだ。
…いや、別にぶっ壊れカードを渡したわけじゃないぞ?
原作効果の「天よりの宝札」とか「命削りの宝札」とか「コマンドサイレンサー」とかだけだって。
※原作効果
「天よりの宝札」→互いに手札が6枚になるようドロー
「命削りの宝札」→手札が5枚になるようドロー、5ターン後手札を全て捨てる
「コマンドサイレンサー」→バトルフェイズ強制終了して1ドロー
「黄泉天輪」とかは持ってないけど、仮に持ってたとしてもあんなん渡せないよ。
そもそも開幕「ヘルテンペスト」ぶっぱしてるようなものなんだもん。
フルモンデッキだと完璧に詰む。
まあでも、友人が優勝するのは素直に嬉しい。
お土産、何にしようかな?
さて、そんな訳でやってきました、彼らの暮らす孤児院施設。
あれ?孤児院だったかな?───まあ、いいか。
彼らは皆、癖はあるがイイヤツなのだ。どこで暮らしたかなんて私にとっては大した問題ではない。
「チャイムを鳴らすと、そこは雪国でした」
「いきなりどうしたんだい、君は」
「あ、店員さん、お久し振りです」
「Ⅲ君、Ⅴ君、元気そうだねー、お久し振り」
わっしわっしとⅢの頭を撫で繰り回してやると、嫌そうにも嬉しそうにも見れる表情で複雑なリアクションを返された。
お前ほんと可愛いなぁ(映画並感)
「そういや今日はトロンさんいないのか?」
「───?今日はトロンはいないが」
「ああ、そういえば店員さんはトロンさんが苦手なんですよね?」
「あー…なんか、昔のトラウマを思い出してな?」
「トラウマ?」
「『サウザンド・アイズ・サクリファイス』」
「ああ…見た目、結構好き嫌い激しそうですからね…」
「あと、最初のデュエルの時にワンキル仕掛けたのがちょっと申し訳なくて顔を合わせにくい」
ボスデュエル版の「ダークネス」は強敵でしたね…。
そんなことを考えていると、ⅢもⅤもくすくすと笑った。
「なら、なおさらもう一度会ってしっかりデュエルしてあげてください。結構、トロンさんは負けず嫌いですから」
「フフ…それをⅢが言うか。お前も負けず嫌いだからな…いや、案外彼に似てきているのかな?」
「全く、もう!」
そういえば、なぜ私が彼らと親交を結ぶことになったのか。
…いやまあ、実はたいした話である訳でもない。
遊戯王特有の超展開、あるいはご都合主義の結果である。
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数ヵ月前のある日。
別に、なんら代わり映えしない1日だったはずのその日は、たった1体のモンスターによって平穏を破られた。
真紅に染まった巨体。
白銀に輝く牙を備えた二つの大顎。
快晴であったはずの天を黒く染め上げるほどの絶対的な力。
天には雷が駆け巡り、黒雲に居座す竜の王者の轟咆が鳴り響くやいなや、凄まじいまでの電磁パルスが発生。
交通網が甚大な被害を受けた。
アレはそれだけで消えてしまったが、研究者はあの絶対的な「神」を見て、震えた。
並人が従えられるはずもない絶対的な力の具現。
今回は電磁パルスだけの攻撃であったが、もしその力が暴虐となって君臨したら?
そして何より───あれほどの王者を従えるものがいるという恐怖。
───彼らは知らない。
───この「神」の君臨は、一人の男のちょっとした好奇心で呼び出されたものだと。
───電磁パルス攻撃は、地元の交通の便の悪さに覚えていた、無意識下の苛立ちによって引き起こされたと。
───そして、その男が名も知らぬ研究者たちに土下座して謝りたいと思っていることも。
いやぁ、今思い返してもこう思う。
「あたしってほんとバカ」
「No.クラスの化け物をほいほい召喚しちゃダメじゃないですか!」
「なんかごめんなさい、生きててごめんなさい」
「なんでそんなに卑屈なんですか!?」
───時系列をその夜に戻す。
「へぇー、そんなことがねぇ」
「ええ、お陰で大変でした───」
彼は、そんなことを養父母に語った。
勿論自白はしていない。というかしたら始末される。
親の鉄拳は何より痛い。
なので、誤魔化す。
だが、何事もそう上手くはいかないもので………。
ぴんこーん、と呼び鈴がなった。
やべぇ、バレたか?
はぁい、と養母が玄関に向かう。
場合によってはデッキをもってとんずらこくのも一つの選択肢だ。
だが、直後に響いた養母の大声が、全てを台無しにしていった。
「こんなちっさい子がなんでこんな時間に外出てるの!!親御さんはどこ!!」
そいつ親御さんです。
まあ、当時の私には知る由もなかったのだが。
そんな話をⅢとⅤにしたときは、笑っていいのか悲しむべきなのか不思議な表情をしていたのはよく覚えている。
その結果、正座させられて「親御さんはどこ!!」と詰め寄られる鉄仮面の子供という、実にシュールな絵面になったのもよく覚えている。
そして、当時の私は思った。
―――遊戯王で仮面は大体主要な人物である、と。
「まあ母さん、この子にも何か事情があったのでは」
「うーん…でもねぇ、近頃は何かと物騒じゃない?」
「―――一応私も見回りはしているんだがねぇ」
「でも、最近は妙な輩も多いじゃない?【ジュウニシシ】とか【シンリュウ】とか、【ペンデュラム】とか、妙な輩がいるって聞くし…それに、最近妙な噂も広がってるし」
「…妙な噂?」
「そうよ。明らかにオーバーパワーのカード使いのところに現れる、白いドレスの女の噂―――何やら、異常なカードばかり使うって聞くし…」
「―――でさぁ、話終わった?」
「ものすごく苛立ってるね君。牛乳飲む?」
鉄仮面の少年(たぶん)は、恐らく仮面の奥でじっとりとこちらを睨み付けている。
「あんまり子供扱いやめてくれないかなぁ君?ああ、でも牛乳はもらおうかな」
「もらうんだ」
お互いに飲み物を汲んでくると、少年の事情を聴く。
どうにも、少年はこんな見た目だが優秀な研究者であるらしい。
そして、案の定というか、彼はあの「神」の降臨の反応を追ってここまで来たらしい。
「………」
タノム、ダマレ。
ただ、眼力で少年を黙らせる。
「うーん…もう夜も遅いし、今日は私の部屋に泊らせますか?」
「…そうねぇ、もう今後はこんなことしちゃだめよ?」
「はーい」
恐らく逆らうのは悪手と感じたのだろう、少年は諦めたように返事をした。
「ごめんねぇ、養母さんはちょっと押しが強くてねぇ」
「大恥かいた気分だよ、ほんとに」
とりあえず部屋に招き入れた彼は、心底疲れ切った顔をしている気がした。
「で、あの『神』の反応を追ってきたんだね?」
「そうそう。『No.』の反応ではなかったけれど、それを凌駕するほどの反応だったからね。ほんと、どこのバカがあんなものを呼び出したんだか」
「ほんとすんませんでした」
「ふぅーん?君みたいなゆるふわな奴でもあんなの従えられるのかぁ~。案外大したことないんじゃない?」
「まあ、結構ドジしてるからなぁ…ああいや、なんでもない」
ドジリスのあだ名は伊達ではない。
とはいえ、原作耐性&効果ならばペンデュラム召喚にはぶっささるのだが。
というか、低ステータスを並べなければならない召喚法には悉く突き刺さる。
全て壊すんだ(招雷弾)
「ま、そんなことはどうでもいいんだけどね。単刀直入に言おうか。あの『神』をこっちに渡してよ」
「断る」
「フン…なら、こうしようか。アンティ勝負。どーせ君みたいな雑魚が持ってたって仕方ないんだから」
「…いいだろう。ならば貴様の持つ『No.』…そいつを頂くとしよう」
別に必要なわけじゃないんだけどね。
という訳でやってきました、屋内24時間営業デュエルスペース。
結構夜も遅かったけど、こっそり抜け出しました。バレてない…よね?
「ならルールの確認をしようか。LPは8000、アンティ勝負として君の『神』と僕の持つ『No.』を賭ける。リミットレギュレーションは現在のデュエルディスクの判定に従い、先行ドローはアリとする」
「OKだ。では始めよう、神のデュエルを―――」
「「デュエル!」」
「先行は我か。では我がターン、ドロー…うわぁ」
「なに?事故った?」
「いや、殺意MAXの手札故にな―――では、手札より現れよ、『ダークネス・アウトサイダー』…効果を発動」
【ダークネス・アウトサイダー】
☆1 闇属性 悪魔属 Atk:0 Def:0
闇の仮面をかぶった触手道化師が現れると、まっすぐその触手を伸ばした。
その先にあるのは―――あの少年のデッキだ。
「『ダークネス・アウトサイダー』の効果―――の、後者の効果を発動。手札のモンスターを任意の枚数捨て、このカードを相手のEXデッキに加える。その後、捨てた枚数分の召喚素材を用いる相手のEXデッキのカードを召喚条件を無視して私の場に特殊召喚する。手札を三枚捨て去り現れろ、『No.69 紋章神コート・オブ・アームズ』!!」
【No.69 紋章神コート・オブ・アームズ】
ランク4 光属性 サイキック族 Atk:2600 Def:1400
歪な紋章が描き出され、そこから「アウトサイダー」の触手で無理やりに「コート・オブ・アームズ」が引き摺り下ろされる。
ボロボロに砕けかけたその身体は、恐らく激しい抵抗の末だろう―――プレイヤーたるダークネスに憎憎しげな視線を向けるが、「アウトサイダー」の洗脳の魔眼によって存在意義を書き換えられる。
「なんたることだ…!!」
そして、憎憎しげな視線を向けるのは少年も同じ。
だが、この状態の真のヤバさ―――それは、あの闇の男は『No.』の闇の誘心すら一切の影響を受けていないという点。
『これ、ひょっとしなくても不味い状況では…』
しかし、呼び出しただけではORUは持たない。
相手の攻撃宣言を抑制する効果を発動できないのはまだ救い―――。
「この時、召喚したカードがエクシーズモンスターであるため効果を発動。捨てたカードをORUとする」
「インチキ効果もいい加減にしろよ!」
「君がそれを言うかい?破壊耐性、スキルドレイン、効果コピー、攻撃抑制と強力な効果のオンパレードじゃないか」
「さて、手札に『ダークネス』がないため効果を発動。フィールド魔法『ダークネス』を発動し、5枚の永続罠をセット」
「ではこれでターンエンドだ」
「後れを取る訳には―――僕のターンだ!」
しかし、状況はすこぶる悪い。
―――だが、まだ逆転の芽はある。
相手の「ダークネス」の効果は、強制的に魔法罠をセットする効果。
ならば、あのカードを使えば大きくLPを削れるはず。
トロンは思案する―――彼自身のデッキに「コート・オブ・アームズ」を除去できるカードはほぼ存在しない。
ならば、壁を立て続けて時間を稼ぐ。
「僕は手札の『紋章獣』と名の付くカードを捨て、『紋章獣アンフィスバエナ』を特殊召喚する!現れろ!」
【紋章獣アンフィスバエナ】
☆4 風属性 ドラゴン族 Atk:1700 Def:1100
「更に『紋章獣ベルナーズ・ファルコン』を召喚!」
【紋章獣ベルナーズ・ファルコン】
☆4 風属性 鳥獣族 Atk:1000 Def:1600
2体の紋章を持つ獣が、鳥が現れる。
だが、あっという間に二体はオーバーレイネットワークに吸い込まれていく。
何処と無く、少年を責めるような目線で見ているのは気のせいではないだろう。
「2体のモンスターでオーバーレイ!現れろ、ランク4!『No.8 紋章王ゲノム・ヘリター』!!」
【No.8 紋章王ゲノム・ヘリター】
ランク4 光属性 サイキック族 Atk:2400 Def:1800
長い毛を戴いた仮面…それより現れるは、魔を封じ、名を、力を簒奪する力を持つ紋章王―――とはいえ、「コート・オブ・アームズ」がいる以上は壁にしかならないが。
「ごめんねぇ、強くってさぁ」
「腹立つなぁこいつ…手札から『エクシーズ・ギフト』を発動し、カードを2枚伏せてターンエンド」
「その前に『虚無』、そして『無限』を発動。間の永続罠全てを発動する―――むぅ、間に何もないため効果処理は行われない」
「運無いねぇ君。じゃあ今度こそターンエンドだよ」
永続罠が組み替えられ、再びセットされる。
「私のターン、ドローだ」
「ドローフェイズに罠カード『
紋章が爆発し、凄まじい勢いで以て放たれた魔法罠がダークネスの身を傷つける。
ダークネス
LP:8000 → 5500
「ほう…弱点をついてきたか…では5枚のカードをセットし、『コート・オブ・アームズ』で『ゲノム・ヘリター』を撃破」
「その前に『
【紋章獣レオ】
☆4 地属性 獣族 Atk:2000 Def:1000
紋章を抱く獅子が咆哮し、少年の前に立ちふさがる。
「我がターンを終了する」
「僕のターンだ!…どうするかな…」
静かに思案したのち、少年は手札から「紋章獣ユニコーン」を召喚。
返しに「ダークネス」罠を使い、1と3を引き当て「ユニコーン」を除外し2000バーンしてターンエンド。
少年
LP:8000 → 6000
「では私のターンだ。―――手札誘発少し抜くか?…手札から『増殖するG』を召喚」
【増殖するG】
☆2 地属性 昆虫族 Atk:500 Def:200
物陰に潜むG───それの大群が闇の果てから現れる。
子供たちが悲鳴をあげる…が、まあ仕方ない。
そもそも、普段は手札誘発として墓地に直行するのが仕事であるし。
「『ダークネス』を発動―――またしても間に何もない………まあいい。『コート・オブ・アームズ』で『レオ』を撃破しターンエンド」
「やっぱり君、運ないねぇ―――ではカードを1枚セットし、ターンエンド」
「お前、『コート・オブ・アームズ』に頼り過ぎじゃない?パクられたらどうするつもりだったんだ?」
「うるさい!さっさとターンを進行しろ!」
当人にも若干自覚はあったようだ。
とはいえ、返してやるつもりもないが。
自然に口が動く。
「まあいい―――フン。所詮はこの程度か」
「―――お前、今何と言った?」
「くだらん。お前が何のために戦っているのかは知らない。だが―――今のお前の眼には憎悪しか映らない。その程度では私には勝てない」
彼には、見ず知らずの人の心なんて分からない。
だが、それでも―――目の前の少年が、「何か」に対して凄まじい怒りを抱いているのは分かる。
「教えてやろう―――憎悪を束ねた力なぞ、脆い!貴様からは絆も何も感じない!その程度では、憎悪するものにすら届きはしない!」
初代王様の言葉を借りて、ただ一つ、闇の力の勝利を歌う。
「『ダークネス』発動!安寧の闇を持って、闇に囚われた少年に救いの鉄槌を!」
ダークネスはようやく、1枚のカードを引き当てる。
いや、フィールドにはずっと出ていたのだが、不運すぎて引き当てられなかっただけだが。
「『ダークネス2』!効果により『コート・オブ・アームズ』の攻撃力を4000上昇させる!」
【No.69 紋章神コート・オブ・アームズ】
Atk:2600 → 6600
「更に『ダークネス1』!効果でセットカードを除外!そして『ダークネス2』が再発動し、『増殖するG』の攻撃力も4000上昇する!」
【増殖するG】
Atk:500 → 4500
がら空きになった挙句、合計10000を超えた火力のモンスターが並ぶ。
「こんな…こんな、こと、が―――」
「また来たまえ、少年よ―――行け!『マインド・クラッシュ』!!」
2体のモンスターが突撃する。
もはや、爆風の域すら超えた旋風が、少年の姿を派手に吹き飛ばした。
「………ん?」
見知らぬ部屋に放り込まれたはずの少年―――トロンは、目を覚ました。
「トロン!無事でしたか!」
「………Ⅴ?」
眼をこすると、何のことはない―――ここは、自分たちの拠点だ。
………?
「それよりもトロン、驚きました。本当にこのようなカードが…『神』が存在している、などとは…」
「え?」
「『オシリスの天空竜』ですよ…?あなたがお持ちになっていたので、てっきりあなたが奪ってきたものと」
「―――!…ふーん、なるほど」
彼はそのカード…「オシリスの天空竜」を受け取ると、笑った。
裏側には、「誰か」の連絡先が書かれたメモ───なるほど、また挑むがいい。つまりはそういうことか。
トロンは久し振りに、大声をあげて笑った。
復讐心と、家族への思いと、久し振りに見つけた強敵との戦いに思いを馳せながら―――。
ダークネス「反省はしていない」
マインド・クラッシュで若干トロンさんが軟化。
後頭部コート・オブ・アームズも返しました。
今回の大☆問☆題☆児
【ダークネス・アウトサイダー】
星1 闇属性 悪魔属 Atk:0 Def:0
効果:
以下の効果はどちらか1つを1ターンに1度のみ発動できる。
(1) 自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを相手のデッキに加え、相手プレイヤーのデッキを確認してその中からモンスター1体を選び、自分フィールドに召喚条件を無視して特殊召喚する。その後相手のデッキをシャッフルする。
(2) 自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを相手のEXデッキに加え、その相手プレイヤーのエクストラデッキを確認してその中からモンスター1体を選ぶ。
そのモンスターの召喚に必要な素材の数だけ手札のモンスターカードを捨てることで、自分フィールドに召喚条件を無視して特殊召喚する。
この時、召喚したカードがエクシーズモンスターであった場合に発動する。捨てた手札を全てORUとする。
【注釈】
アニメだとこれ普通に駄目だわコレ。
ドン千「やめろ!そのようなことをしてはならぬ!(初手でヌメロニアスパクられながら)」
エリファス「これが絶望か………」
Z-ONE「とはいえ、複数の切り札を持つ者には効果が薄いのが難点でしょうか。OCG環境でも、EXデッキを1枚盗んでもあまり利はないでしょう」
Z-ONE「だからと言って作って良いとは言いませんが」