食物繊維を摂り過ぎる…だけで…腹痛・便秘・下痢になると言われてますが…
それは、間違いです。
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がありますが、便秘や腹痛、下痢などのとき、間違った食物繊維を摂ることで症状が悪化する場合があるからです。
決して、食物繊維を多めに摂ったから便秘などの症状が悪化する訳ではありません。
こちらでは、そのことについて詳しく紹介しています。
と、その前に食物繊維が多く含まれている食材を紹介します。
食物繊維が豊富な食べ物
雑穀類、玄米など(不溶性食物繊維が含まれている)
大豆・小豆や玄米・大麦・ライ麦などの豆類や穀物類は、水に溶けにくい雑穀類や玄米です。ビタミンやミネラルが豊富で人間に必要不可欠な成分が多く含まれています。
ご飯に混ぜるだけで簡単に栄養が取れる十六雑穀米などが健康志向の高まりなどの影響で人気がありますね。
寒天(水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が含まれている)
寒天は、海藻から作られており多くの食材の中で食物繊維が豊富で、料理にも使えます。
寒天を料理のおかずに使うことで、おかず自体のボリュームがアップして食べごたえがあるが、カロリーは控えめ。そのような理由で、寒天を利用したダイエットは、カロリーが少なく腹持ちも良く食物繊維が多いということで人気が爆発しました。
おから(不溶性食物繊維が含まれている)
おからは、大豆から豆乳を絞り取った残りから出来た食材です。
別名、「卯の花」「雪花菜」など、おからとは似ても似つかない品のある呼び名もあります。昔は、豚の餌の定番とも言える食材でしたが、現在は見直されカルシウムや植物繊維が多く含まれた栄養価の高い食べ物として人気があります。
ダイエット食材としても有名で、おからクッキーなどもありますね。食物繊維の量は、100g当たりでは、ごぼうの約倍の量が含まれています。
排便が弱いと便秘になりやすい!!
食物繊維を摂っても便秘になってしまう…特に女性の方に多いようです。
この場合、食物繊維自体が直接の原因ではなく、排便能力が弱い場合に起きてしまいます。腹筋の力が弱っているため、便意を感じることや便を追い出す力も弱っているので、排便がスムーズにできないため便秘になってしまうのです。
(便を追い出す力が弱いので、食物繊維だけを摂っても便秘は改善されません。)
これは弛緩性便秘と呼ばれています。
これを改善するには、腹筋を鍛え腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にさせる不溶性食物繊維を積極的に摂るようにしましょう。
スッキリと排便ができない。コロコロとしたウンチばかりが出てしまう…
排便したとき、コロコロとした丸い硬めのウンチが出たことはありませんか?
これは、痙攣性(けいれんせい)便秘が原因でおきてしまいます。痙攣性便秘は、大腸が疲労やストレスで過敏に反応し大腸の便の通り道が収縮することによって、コロコロとしたウンチが排便されます。
これを改善するには、ストレスや疲労を取り除くことが大切です。
それと腸の刺激が少ない水溶性食物繊維を摂るようにしましょう。食物繊維が溶けにくい不溶性食物繊維は腸へ刺激が強いので、痙攣性便秘のときは摂るのを控えたほうが良いでしょう。
ちなみに、痙攣性便秘の時、腸への刺激を活発にさせるビサコジル系の便秘薬は症状を悪化させるので摂るのは控えましょう。
便秘が原因の腹痛の場合、不溶性食物繊維は控えましょう!!
不溶性食物繊維は、保水性が高い食物繊維で腸内で水分を吸収しふくらみ、腸を刺激して蠕動運動を活発にします。しかし、便秘による腹痛を感じている時に摂取すると状態を悪化させてしまう可能性があるんです。
理由は、便秘による腹痛の場合、腸の蠕動運動が弱っている可能性があり、すでに腸内に溜まっている便が腸や胃を圧迫しています。
この時、保水性の高い不溶性食物繊維を摂り続けると、腸内の便がより大きくなり腹痛の症状が悪化してしまうからです。
便秘が原因で腹痛を感じている時は、水溶性の食物繊維を摂取するように心がけましょう。
下痢のとき、不溶性食物繊維を摂ると悪化する!?
下痢をしてしまっている時に不溶性食物繊維を摂ると、下痢の症状が悪化する場合があります。
不溶性食物繊維は、大豆・小豆や玄米・大麦・ライ麦などの豆類や穀物類やエビやカニの表皮などに含まれている糸状の長い筋のことです。この不溶性食物繊維は消化されにくい特徴があります。
不溶性食物繊維は溶けにくく腸を刺激する働きが強いので、腸の蠕動運動が活発になってしまいます。もし、下痢の症状が長らく続いている場合、腸の蠕動運動を活発にする不溶性食物繊維を摂ることは控えましょう。
適切とされる食物繊維の量であるにも関わらず、腹痛や便秘、下痢が続く場合は一度医師に相談をしたほうが安心です。
食物繊維をとりすぎると、おならが多くなるの?
おならが多い人、少ない人がいますが、おならが多くなる理由の一つに食物繊維が挙げられます。
おならとは、炭酸飲料を飲んだ時や空気を飲みこんでしまった時に空気が出るものの他、体内で発生したガスが出るものがあります。食物繊維の摂り過ぎが関係しているおならは、この「体内で発生したガス」というものが深く関係しています。
食物繊維の中には消化されにくく、便のもととなって便秘改善を促すものが多いのですが、消化されにくいということは体の中に留まっている時間が長いということでもあります。
体の中に留まる時間が長くなると、当然発酵をします。
そうすることによりガスが発生し、おならが出やすくなってしまうんです。
ただ、食物繊維をたくさん摂ったことが原因で出るおならの場合、あまりにおいが強くないという特徴を持っています。臭いおならがたくさん出るという場合は、食物繊維の摂り過ぎ以外の理由が考えられるかもしれません。
特に、急ににおいの強いおならがたくさん出るようになったという場合はなにか病気の可能性も考えられるので、一度医師の診察を受けるようにしたほうがいいでしょう。
体調の問題なども関係している場合が多いですが、診察を受けてなんともないと診断されれば安心できるはずです。適度に食物繊維を摂取することは体の調子を整えるためにも大切なことです。
毎日の食生活の中で適度な食物繊維を摂取するのは大変なことですが、青汁など手軽に食物繊維が補えるものを取り入れて上手に食物繊維を摂取することができるように心がけてみてはどうでしょうか。
青汁を飲むとおならが増えるのは、なぜ?
青汁を飲むようになってからおならが増えてしまう人がいます。
これは、青汁に豊富に含まれている食物繊維が深く関係しているんです。よく、焼き芋を食べた時におならが出るという話を聞きませんか?これもサツマイモに食物繊維が豊富に含まれていることが理由です。
まず、おならというのは空気です。
なにか物を食べる時に一緒に飲みこんでしまった空気もおならの原因になります。
では、なぜ食物繊維をたくさん摂取するとおならが出やすくなってしまうのでしょうか。
これは、食物繊維が胃で消化されずに大腸にまで届くということが関係しています。消化されずに長く体の中にあるわけですが、そうなると発酵が始まり、ガスが発生してしまいます。
ですが、これは身体が青汁に慣れるまでの間に一時的におならの量が増えるというケースが多いです。青汁を続けることによって便秘が改善されて腸内環境が整っていきますが、そうなることによりおならも少なくなるんです。
また、一緒に食べたものなどによってもおならの臭いは大きく左右されますが、食物繊維が原因で発生するおならは臭くないと言われています。
青汁を飲み始めたところおならが出るようになったという人は、一週間も青汁を続けるようにすればおならが少なくなっていくはずです。
非常に健康にいいとされている青汁なので、おならが原因で避けてしまうなんてもったいないですね。
どれくらいおならが出るかというのは体質にも関係するので、全く出ないという人もいます。