エマ・ワトソンが熱狂するエシカルファッションって何!?
世界的女優ハリーポッターで有名なエマ・ワトソンですが、そんな彼女がデザイナーとして
活動したブランド“People Tree”はエシカルファッションブランドと言うものです。
エシカルファッションブランドって皆さんいったい何か知ってますか?
近年では様々なアパレルブランドが実はこの“エシカル”を売りに出しているんです。
でも胸を張って「我々はエシカルファッションブランドです!」
なんて言えるブランドは殆ど無いと言っても過言ではありません。
エシカルファッションとは
日本でもここ数年で耳にするようになった言葉ですが、
エシカル(ethical)とは、「倫理的」「道徳上」という意味で、欧米ではファッション業界においてもエシカル、つまり社会貢献や環境保全を考えたファッションが広まっています。
- 環境に負担をかけないオーガニック素材や自然素材、リサイクル素材などを使用
- 正しい労働条件で公正な賃金のフェアトレードであり
- 地域の伝統技術・製法を継承しながら作られる、
今回はこの記事を読むだけで、近年話題のエシカルファッションを100%理解できるすごい内容です!
目次
- オーガニックコットンってなに?
- フェアトレードとは
- 知っておきたいエシカルファションに力を入れている世界ブランド3選
- エシカルファッションが世界を変える
それではさっそくエシカルファッションツアーの始まりです!
オーガニックコットンってなに?
(出典 http://www.kobameri.co.jp/cotton/)
エシカルファッションの重要要素、オーガニックコットン。
そもそもこれは“綿”の事で、服を構成する素材の中で最もポピュラーなものです。
そして綿は上下の写真にある通り、植物です。
通常のコットンを生産する場合、保管する際に防虫剤が散布されます。
耕す土壌には化学肥料がまかれ、コットンを育てる段階でも除草剤や殺虫剤か散布されます。
収穫時にも葉っぱの葉緑素がコットンのシミにならないように枯葉剤を使います。
このような行程で、農作物に使用される全農薬の実に25%が全耕作地の1%未満のコットン生産地に使用されています。
収穫した後にも脱脂剤、漂白剤、化学染料など様々な化学薬品で処理が行われ、
加工の際に使用された汚染水が工業排水として大量に出されています。
(参考 http://www.harmonature.com/info/aboutus.html)
私達か何気なく着ている衣服が出来るまでには、たくさんの化学薬品が使われ、生産の過程で環境汚染を引き起こしているのです。
食料と同じかも知れませんね。
「合成化学物質を3年以上使用していない畑で、一切の化学薬剤を使わないで栽培し、化学処理をしないで加工した綿」
このようなコットンのことをオーガニックコットンと呼びます。
3年ですよ!3年!急に作ろうと思っても出来ないんです。
コットンを安く大量に栽培するには、一番効率的であるため合成化学物質や化学薬品を使用します。
しかしオーガニックコットンの生産では手間と時間をかけて有機栽培を行います。
以下は、オーガニックコットンの生産過程を見てみましょう。
オーガニックコットンの作り方
| 種 | 防虫剤は使用せずに植付けをする時期まで保管 |
| 土壌 | 有機野菜のくずや海草類などの堆肥を使用 |
| 肥料 | 有機野菜のくずや海草類などの堆肥を使用 |
| コットン育成中 | 雑草は手作業で行ない、害虫駆除は、ニーム(インドセンタン)という木の実から抽出した液を散布したり、てんとう虫やくもなどの天敵益虫によって自然のサイクルで行う |
| 収穫時 | 水路を止めて葉や茎が自然に完全に枯れる11月頃まで待つ |
| 紡績 | 補助材として蜜蝋(蜂の巣から採取したロウ)や小麦粉、なたね油、果実汁を使用 |
| 加工 | 天然の恵みを損なわないように温水と天然石鹸で仕上げられる |
このようにオーガニックコットンは、生産者のたゆまぬ努力があって初めて生産することができます。すごい!生産者の方々・・・。
さあ、そんな事実を知ったお次はもう一つ大事な事をお伝えします。
フェアトレード
フェアトレードとは、直訳すれば「公平な貿易」。
現在のグローバルな国際貿易のしくみは、経済的にも社会的にも弱い立場の開発途上国の人々にとって、
時に「アンフェア」で貧困を拡大させるものだという問題意識から、フェアトレード運動が始まりました。
フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、
立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指ざす「貿易のしくみ」を いいます。
(参考 http://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade)
(出典http://www.peopletree.co.jp/ptlp/food.html)
コーヒー、花、カカオ、お茶など、最近では様々な市場でフェアトレードが行われるようになってきました。
衣服の原料であるコットンもまた同じです。
世界70カ国以上で、およそ1億世帯がコットン生産に従事しています。特にカメルーンやマリなどの西アフリカや、
インド、パキスタンといたアジア地域の開発途上国にとっては、国の経済や人々の生活を支える重要な輸出農産品です。
・コットン貿易の影にもまた先進国に有利な不平等な構造があり、開発途上国の多くのコットン生産者は、
生産コストすらまかなえない低価格の厳しい状況を強いられています。
・国際的には使用禁止の危険な農薬も、途上国では未だに使用されていることもあり、環境に大きなダメージをもたらすばかりか、生産者の農薬による中毒死や健康被害も深刻です。
そんな事実のある中、国際フェアトレード基準では、危険な農薬を禁止するだけでなく、
オーガニック栽培を奨励するため、生産者へは価格の上乗せも保証されます。
オーガニックコットンからより多くの収入を得られるようになり、フェアトレードの特性を活かした利益を使って村には小学校や備蓄倉庫、識字教室などが作られました。
村人たちが自らの力と意思で社会発展を実現させています。
(出典 http://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/whyfairtrade/000047.html)
次にはこんな中その不条理さと戦い、素晴らしい活動をするブランドを3つご紹介します。
知っておきたい、エシカルファッションに力を入れている世界的なブランド3選!!
①People Tree
公式HP http://www.peopletree.co.jp
(出典 http://www.ecouterre.com/sustainable-fashion-brands-that-produce-ethically-in-bangladesh/ethical-fashion-bangladesh-people-tree/)
エマワトソンをモデルに起用した『People Tree』日本にも自由ヶ丘店を始めとした直営店があります。
製品はすべて自然素材を手仕事によって仕上げたもの。
オーガニックコットンの製品を中心としたエシカルファッションとフェアトレードを専門としたブランドです。
レディースウェア、メンズウェア、ベビー服、下着、アクセサリーなど様々な商品を取り扱っています。
②Stella McCartney
公式HP http://www.stellamccartney.com
(出典 http://www.stellamccartney.com/experience/jp/the-collection/spring-2015/)
1995年にできたブランド『Stella McCartney』
元ビートルズのポールマッカートニーの次女のステラマッカートニーが立ち上げたブランドです。
彼女のコレクションは動物愛護の立場から、ファーやレザーを使用せずに、自然の素材中心のアイテムです。
オーガニックコレクションを用いることで、染色に伴う有害物質を含む排水の処理にも気を遣っています。
③Vivienne Westwood
公式HP http://www.viviennewestwood.com
王冠と地球のモチーフのロゴでお馴染、アヴァンギャルドなデザインが魅力のイギリスのブランド。
そんなヴィヴィアン・ウエストウッドも、コレクションの場で、人権や地球温暖化現象など、
今や世界単位で重要課題となっている問題をアピールし、人びとのアクションを促そうとしています。
その活動の一つに、アフリカの社会的に取り残された女性たちのコミュニティーに、ファッションアイテム作りの仕事を提供する支援プロジェクトと連携してバッグを発売したことがあげられます。
アフリカで極貧状況にある女性たちがハンドメイドで制作するこのバッグは彼女たちに仕事と収入をもたらしました。
最後に・・・エシカルファッションが世界をかえる!?
社会貢献と言うと何か特別なことをしなければいけない気がしますが、普段買い物をする時に、オーガニックコットンを使ったシャツを選ぶことやフェアトレードの商品を購入してみるなど、エシカルファッションを取り入れることによって、
環境のために手間をかけてオーガニックコットンの生産をしている人々やフェアトレードを広めようと活動している人々の手助けができます。
些細なことでも、1人でも多くの人が問題意識を持って取り組むことで、今ファッション業界が抱えている環境問題や雇用問題を解決する一歩に繋がるのです。
エシカルファッションについて知識を深めると、これから買う服も何か違った視点で見えてきますね!