ピーリングでお肌への浸透率を最大限高めるのがポイント
イオン導入はその名の通り、マイナス(−)やプラス(+)の電気を帯びた水溶性の薬剤を、電流の力で浸透させるしくみ、つまり「化粧水に配合された成分をより深く送り届ける方法」です。
イオン導入のメリットは、なんといっても成分を肌の深くまで送り届けることができることです。
化粧水を単純に肌につけただけでは、ほとんどの成分が角質層までしか浸透しません。 イオン導入なら、物質の侵入を防いでいる肌のバリアゾーンを突き抜けて数十倍もの量をさらに隅々まで送り届けることができます。
スキンケアでは、成分が肌の隅々まで浸透できるかどうかが大きなポイントになります。肌の深部は皮膚の土台を支えてハリを生み出し、新たな皮膚細胞を作り出している大切な部分です。その場所までスムーズに成分を届けてこそ、スキンケアの効果が期待できるのです。
その浸透効果をさらに高めるイオン導入の前に行うスペシャルケアがピーリングです。
イオン導入の効果を減少させる角質肥厚とは?
イオン導入は肌の角質層のすみずみまで成分を届ける方法ですが、その角質層が古い角質で分厚くなっていると、それが障害となってたっぷり届くとは限りません。
また古い角質が溜まると、正常な皮脂分泌が阻害されてニキビができたり、ガサガサした皮膚がこすれて、健康な角質を巻き込んではがれてしまうこともあります。
ピーリングは古い角質の除去をしてくれる
私達の皮膚はターンオーバーという新陳代謝によって、正常な状態なら28日周期で古い角質がはがれ落ちて新しい角質に生まれ変わるのを繰り返しています。
そもそも、本来なら古い角質は何もしなくても自然とはがれ落ちていくものです。というのも、肌細胞は内側から外側へと向かって徐々に押し上げられてきて、古い角質は新しい細胞に押し出される形ではがれ落ちていくからです。
しかし、何らかの理由で新しい細胞がきちんと作られていないと古い角質が残ってしまいそれらが蓄積されていくと先程の角質肥厚の状態になるのです。
そこで必要なのがピーリングです。美容クリニックでは、イオン導入の前には必ずといっていいほどピーリングが行われているほどです。ピーリングによって、肌に溜まった古い角質を取り除くと、肌の代謝がよくなり、イオン導入がさらに浸透しやすい肌に整えることができます。
【実践】ホームピーリングの方法と極意
ピーリングの種類を大きく分けると、病院でしか受けられないものと、ドラッグストアなどで購入して自宅でできるものの2つに分けることができます。
自宅で行うピーリング剤選びのポイント
今では自宅でできるように様々な種類のピーリング化粧品が売られていますが、肌に優しいのはクリームやジェルタイプで洗い流すものです。
ゴマージュ(消しゴムのかすのようにポロポロと皮が剥がれていく)やスクラブや拭き取るタイプは刺激が強く、また石けんタイプはピーリング力としては弱めです。
塗って洗い流すタイプ(おすすめ!)
洗顔料のように泡立てず、化粧水や美容液のように肌に塗ってから水などで洗い流すタイプのピーリングです。洗顔石けんタイプよりピーリング効果が高く、週に1度程度のスペシャルケアとして使うことをおすすめする製品が多いです。
美容液のように使う洗い流さないタイプ
洗顔後に化粧水などと一緒に使い、水で洗い流したりふき取ったりする手間がない手軽なタイプです。角質を柔らかくして、古い角質がはがれやすくしてくれます。
洗顔石けんタイプ
洗顔石けんや洗顔フォームにピーリング成分が含まれているタイプで、他の洗顔料と同じ感覚で使えるので手軽です。ピーリング効果もマイルドなものが多く、ピーリングが初めてという方にもおすすめです。
塗ってから擦って落とすタイプ(おすすめ!)
ジェルやクリームなどを肌に塗ってマッサージして古い角質を取り除いていきます。消しゴムのカスのようなポロポロしたものが出るのた特徴です。使用頻度は週に1度程度とスペシャルケアとして使うタイプです。
自宅で行うピーリングの正しい実践方法
ピーリング化粧品をTゾーンにのせる
手に適量のピーリング化粧品をとり、乾いた肌にのせます。
まずは、顔の中でも肌が比較的に薄い部分、額などを含むTゾーンにのせて軽くマッサージするようになじませます。よくすすぐ
ぬるま湯でよく洗い流し、タオルで水気を拭きます。肌をこすって摩擦をおこさないように注意しましょう。
しっかりと保湿する
ピーリング後の肌は乾燥しやすくなっているので、セラミド配合など保湿美容液をたっぷりとつけましょう。
ピーリングは、例えるなら皮膚を1枚むいたような状態です。今までより無防備になっているので、肌を守るための保湿ケアはいつもより念入りにしましょう!
また、紫外線も肌にとっては大きなダメージになります。紫外線の強い春先から夏にかけては特に注意が必要です。
危険!やっちゃいけないピーリングのNG行為
いきなりUゾーンにのせない!
肌の薄くて弱いUゾーンはのせておく時間をなるべく短くするために最後にすることが肝心です。
時間をかけすぎたり強くこすったりしない!
ていねいにするあまり時間をかけすぎたり、強くこすったりすると肌に余計な刺激を与えてしまうので注意が必要です。
肌の調子が悪い時は行わない!
寝不足のときや風邪気味のときなどの肌状態が悪くなっているときに使うのはNGです。大きな肌トラブルの原因にもなりかねません。
敏感肌の方のためのピーリングのコツ
ピーリングは誰でも向いているというわけではありません。しかし、敏感肌や乾燥肌のの方はピーリングに注意が必要です。
以下のようにピーリングを行うと刺激を低減することができます。
- 肌を水で濡らしてからピーリングを行う
- ピーリング化粧品を水で薄める
- 使用時間を短くする
市販されているピーリング化粧品はどれも低刺激なので肌トラブルが起こる心配はほとんどありません。
ただ上記のような肌質の方は肌の調子が悪い時にピーリング化粧品を使ったり、BHAなどの刺激が強めのピーリング化粧品を使うと、肌に赤みが出たり痛みを感じる可能性があります。
心配な時は二の腕の内側など、目立たない部分で刺激を感じないか試してから使うことをおすすめします。
まとめ:イオン導入効果を最大限引き出すピーリング3箇条
年齢を重ねるごとにターンオーバーが遅れていき、古い角質はたまりやすくなり、昔とは違った肌トラブルが増えてきます。
「なんだか今までとは違うトラブルが増えてきたな…」
「色々試しても肌の調子がよくならないな…」
そして、せっかくのイオン導入効果を美肌どころか、まったく浸透せずになんの効果も得られない...なんてことにもなりかねません。
そんな時はピーリングを試してイオン導入の効果を最大限活かしてみてください。
また、ピーリングのやりすぎは皮膚を薄くしてしまいますので、気をつけなければなりません。とくに肌の弱い方やトラブルのある方は、強いピーリングよりもマイルドなピーリングで少しずつ肌を整えていく方法が適切です。
使用するピーリング剤の種類にもよりますが、週に2回くらいの頻度で定期的にピーリングを行うことで、肌の好循環を促してくれます。
ホームピーリングの極意3箇条
- 肌に赤みが出たら即中止!刺激を感じたら少し弱めて使用する。
- ピーリング後~イオン導入後は保湿をしっかりと行いましょう。マッサージやパックなど肌に刺激を与えそうなケアは2、3日控える。
- 紫外線の影響を受けやすくなるので、外出時には紫外線対策をっしっかりと行いましょう。
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