イオン導入の効果とは?有効成分を肌の奥まで入れられるワケ
インテグレーションセラピー Jirri 大石 聖子 先生
「キレイの先生」編集部です。
エステサロンだから出来ることがあります。
特に、機械を使ったことは、ホームケアでは難しいです。
このサイトでは、「ラジオ波*2」などを取り上げたことがあります。
今回のテーマは、「イオン導入」についてです。
イオン導入器は、化粧品の成分をお肌の奥まで届けることができます。
ただ、どうしてイオン導入はそれが出来るのでしょうか?
Jirri さんでも、イオン導入のメニューがあります。
イオン導入は、どんな機械なのでしょうか?
大石 先生に教えていただきました。
目次
本日のキレイの先生
インテグレーションセラピー Jirri
大石 聖子 先生
「キレイの先生」編集部
イオン導入とは
大石 先生、よろしくお願いします。
エステサロンさんでは、色々な美容器が使われています。
イオン導入、ラジオ波、光・LED、EMSなどがありますね。
今回は、その中の「イオン導入」がテーマです。
イオン導入は、美容器の中では、よく知られていると思います。
そうですね、認知度は高いと思います。
歴史も古く、約30年前には、家庭用のイオン導入が出ていたという話も聞きます。
家庭用のものが、30年前からあるのですか!?
イオン導入は、どんな機械なのですか?
いちばん簡単にいうと、微弱な電流を使って、お肌の奥まで化粧品の成分を入れられるものです。
そこの部分を、もう少し詳しく教えていただけますか?
皮膚は外側から、角質層(かくしつそう)、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうかんそう)、基底層(きていそう)、真皮(しんぴ)からなります。
用語解説
皮膚は、「表皮(ひょうひ)」・「真皮」・「皮下組織(ひかそしき)」の3層構造になっています。
そのもっとも表面の表皮は、さらに細かい層に分かれ、下のような構造になっています。
=== 表皮 ===
・角質層
・顆粒層
・有棘層
・基底層
===========
真皮
===========
皮下組織
===========
角質層は、プラスの電気、顆粒層はマイナスの電気を帯びていて、このふたつの層の間には、安定した電気の膜が出来ています。
お肌に化粧品を塗っても、この電気の層が邪魔をするので、お肌の奥にまで有効成分が入りにくいです。
イオン導入は、お肌に微弱なマイナスの電気を加えることで、角質層と顆粒層の間の電気膜に隙間を作り、化粧品などの有効成分を奥まで届けやすくするのです。
ちなみに、逆に「イオン導出」でプラスの電気をお肌に与えると、お肌の中の不用物を外に排出することができ、クレンジング機能になって、毛穴の中までしっかりきれいにできる「ディープクレンジング」に利用することができます。
お肌の中「に入れる」イオン導入とは逆に、お肌の中「から出す」イメージですね。
私のサロンでは、マイナスの電流を加えるイオン導入しか行っていませんが、イオン導出の「ディープクレンジング」のメニューがあるお店もあります。
イオン導入は、身体にも使えたりするのですか?
はい、背中のニキビや傷跡の修復など、ボディにも使用できます。
先生のサロンでは、イオン導入をどのようにお使いになっていらっしゃるのですか?
ピーリング*や、ビタミンCの導入などで使用しています。
* 皮膚は、新しい肌細胞が生まれて、少しずつ表面に上がって、最後は古くなったもの(角質)が垢になって剥がれおちていきます。皮膚の表面に、余分な角質がたまると、お肌のごわつきなどにつながります。ピーリングは、その余分な角質を除去することをいいます。このサイトでも、「顔の角質ケア!ピーリングの方法とは?大切なのはタイミング」などで取り上げています。
イオン導入の効果
イオン導入は、どのような効果が期待できるのでしょうか?
それは、イオン導入で、化粧品のどんな成分を入れるかによって、変わってきます。
例えば、「ビタミンC」でしたら、抗酸化力などの効果を得ることができます。
サロンで使用している「レチノール」は、細胞を活性化させて、代謝を促進します。
イオン導入は、化粧品の効果をより高めるための機械です。
イオン導入は、即効性は感じられるのでしょうか?
そうですね。
ピーリングなどは、分かりやすいですね。
お肌が、ワントーン明るくなります。
ビタミンCを導入したときも、お肌は明るくなります。
レチノールを導入すると、ハリを感じられると思います。
イオン導入の方法
化粧品の選び方
イオン導入は、導入する化粧品の有効成分によって効果が変わる、とおっしゃっていました。
イオン導入器に使用する美容液は、どんなものが良いでしょうか?
イオン導入は、お肌の奥まで成分を入れられるものです。
出来るだけ、防腐剤などは入れたくないですよね。
「化粧品ならどんなものでも」というよりも、入っている成分にも、こだわってほしいと思います。
たしかに、化粧品には防腐剤などが入っていますが、それまでもお肌の奥に入れたくはありません…。
ですから、イオン導入で入れるものは、きちんと選んでほしいです。
例えば、サロンで使用しているイオン導入の化粧品は、大きなサイズのものは売られていません。
防腐剤をできるだけ使わないようにするためかもしれませんね。
その上で、イオン導入に向いているのは、分子が大きいものよりも、小さくされている成分です。
例えば、プラセンタやアミノ酸、ビタミンCなどは、良いと思います。
方法
イオン導入の機械は、市販もされています。
ホームケアでイオン導入を行う場合、どのようなタイミングで行うと良いでしょうか?
クレンジング・洗顔をして、拭き取り化粧水などで、お肌に余計な皮脂が残っていない状態を作ってから行うのが良いでしょう。
拭き取り化粧水の商品によっては、皮膚をやわらかくして、成分が入りやすい土台を作る効果もあります。
アフターケアで必要なことはありますか?
美容液の導入でしたら、乳液やクリームで保湿して仕上げます。
ピーリングの導入をした場合は、紫外線対策をしたり、熱いお湯で顔を洗わないようにしたり、物理的にこすらないようにしたりするなど、いくつか注意が必要です。
編集部のコメント
大石 先生のお話をまとめます。
ホームケアで、美容液のイオン導入を行う場合は、下のような手順になります。
1. クレンジング・洗顔
2. 拭き取り化粧水
3. 【イオン導入】
4. 乳液・クリーム
ちなみに、サロンのイオン導入では、電気を流すものを手に巻いたり、握っていただいたりします。
それによって、電流が流れていきます。
家庭用のイオン導入器では、そういったものを、みたことがありません。
持ち手の部分に一体化されているものが多いと思います。
エステサロンで使用されるイオン導入は、プロフェッショナル仕様なのですね。
先生は、どのようにイオン導入を行われているのですか?
施術中は、お客様の反応をみながら、電流の強さを調整します。
例えば、電流の流れるものを巻いた手がチクチクしたり、顔がムズムズしたりするときは、不快感のない範囲で行います。
そういった微調整を行えるのも、エステサロンならではですね。
イオン導入は、化粧品の効果を高めることができて、魅力的です。
今回、大石 先生の話をお聞きして、イオン導入の理解が深まりました。
ありがとうございました。
まとめ
大石 先生のお話で印象的だったのが、イオン導入に使う化粧品の選び方についてです。
イオン導入は、化粧品の有効成分をお肌の奥まで入れることができます。
私は最初、「それなら、いま使っている化粧品をすべて、イオン導入したら…」と思いました。
ただ、お肌の奥まで入るのは、有効成分だけではありません。
大石 先生のおっしゃるように、防腐剤なども入っていきます。
だからこそ、どんな化粧品を選択するかということが、大切になるのですね。
イオン導入の機械は、市販もされています。
「まずは試したみたい…」という方は、まずはエステサロンなどに足を運んで、プロの技術を受けられるのも良いと思いますよ。
* 大石 先生の前編の記事は、下からご覧ください。