ダイエットしても凹まないお腹。同時に肋骨までも出ている気が・・
ダイエットしてるのに、どうもお腹が凹まないなどのお悩みはないでしょうか。ダイエットしてもお腹が凹まない原因は、肋骨の広がり具合がその可能性を担っているかもしれません。このページではまずダイエットにも支障をきたす、お腹が出る原因として肋骨や骨盤に注目。次に、肋骨が原因でお腹が出ることによるダイエットへの影響のほか、体への弊害もチェックします。その後でダイエット効果を出すためには、姿勢と連動する横隔膜の状態にも注意を払う必要があることをみていきます。最後に、ダイエット体質を手に入れるための肋骨を引き締める動作等、肋骨の広がりを緩和させる動作法をご紹介します。
★ダイエットしてもお腹が出ている原因とは
肋骨と骨盤の距離が短い、猫背
肋骨はまたの呼び名をあばら骨ともいい、左右それぞれ12本の骨が背骨から臓器を取り囲むようにして縦に並んでいます。
つまり肋骨は内臓を守る大切な役目を担っています。
また骨盤とは、背骨と股関節をつなぐ位置にある、上半身と下半身を支えて制御する上で大切な骨のことをいいます。
この両者、つまり肋骨と骨盤の距離が短くなると、ダイエットしてもお腹が出ているようなケースの原因となります。
肋骨と骨盤の距離が短くなる原因として考えられるのは、猫背のような姿勢です。
そして猫背などによって、肋骨と骨盤の距離が短くなることで圧迫されるのは内臓です。
肋骨と骨盤の距離が短くなることで、圧迫されて本来の位置を失った内臓は当然、下方や前方へとスペースを確保してきます。
これがダイエットしてもお腹が突き出ている原因の1つとして考えられます。
また姿勢が悪い状況下では、腹筋をはじめ、骨盤付近の腸骨筋や大腰筋によって構成され、ダイエットにも関係する腸腰筋が弱ることにもつながります。
肋骨の角度が上向く、反り腰
ダイエットしてもお腹が出ている原因のもう一つとして考えられるのが反り腰です。
反り腰とは簡単にいうと、腰部の背骨が前方に反り返っている、つまり横から見るとカーブが効いたS字形になっている状態をいいます。 この状態では、肋骨が上向きの角度になるため、内臓を収納するにふさわしい肋骨本来の角度ではない状態になります。
この状況は一般的に、”肋骨が開く”などといわれます。
肋骨が開いている状況では、肋骨による支えがなくなるので、内臓は広く空いたスペースに下がってきます。
これがお腹の出っ張りの原因にもなるのです。
ダイエットしてもお腹が出ている原因には、肋骨を原因とするもののほかにも、筋力の低下や骨盤の歪みなど、様々な原因が考えられます。
★内臓下垂による健康面への影響
内臓下垂
胃は通常、みぞおちと呼ばれる、左右にある最下部の肋骨がつながる付近に位置しています。
これが猫背や食べ過ぎ等によって内臓下垂の状態になると、胃は骨盤でせき止められるまで下に伸びた状態となります。
この状況下では、胃の下にある腸が圧迫されるので腸が炎症を起こしたりします。
炎症を生じた腸は膨らむので当然、お腹の凹んだダイエット体型とは逆の、さらなるお腹の出っ張りを助長させます。
ダイエットだけでない健康面への影響
上記のように肋骨等の影響で内臓が下垂し、腸が圧迫されることは血流の自然な流れにも影響が出ます。
血流が滞ると体の代謝も低下するので基礎代謝も下がり、ダイエットしやすい体質からも外れてくることになります。
また腸が圧迫されることはダイエット体質への影響のほかにも問題があります。
それは便が留まりやすくなることで、便秘や宿便の原因になることです。
女性の場合は子宮の圧迫にもつながるので、排便痛や腰痛等を伴う子宮後屈、歩行困難の恐れもある子宮脱の原因になることもあります。
また肋骨等の影響で内臓下垂になると、消化不良から食欲減退を生じるケースも考えられます。
この場合、慢性的な胃の不快感も感じることでしょう。
★肋骨が原因で出ているお腹はダイエットにも×
ダイエットに関係する横隔膜
ダイエットしてもお腹が出ている要因は、肋骨が関係する猫背や反り腰などが考えられることは先述した通りです。
では、肋骨等が原因でお腹が出ている状態では、ダイエットにどのような影響があるのでしょうか?
猫背や反り腰の姿勢時には、開いた肋骨によって内臓が新たな空間に移動してくることをお伝えしましたが、この状況下ではダイエットに関係する横隔膜にも影響が及びます。
横隔膜は呼吸に関係する筋肉なので、ダイエットにも少なからず関係します。
横隔膜は腹式呼吸の時に特に、空気をたくさん取り込むことができるので、ダイエットにもこの性質を十分活かしたいところです。
しかし猫背や反り腰により、肋骨の傾斜角度が急になると、肋骨による支えを失った横隔膜の一部も、前方や下方の空間へと位置を下げてきます。
肋骨にも影響を与える猫背や反り腰の状態では、横隔膜の機能が十分に発揮されず、ダイエットに活かすべき深い呼吸がしにくくなります。
代謝低下はダイエットにも×
このように、肋骨に影響を与える猫背によって横隔膜が十分に機能せず、呼吸が浅くなっている状態では、ダイエットに関係する体の代謝率が低下することも想像に難くありません。
また反り腰も肋骨に影響する猫背と同様に、腹筋を衰えさせます。
加えて反り腰は、肋骨の問題のほかにもダイエットにとって悪影響の1つとなる、背筋のこわばりといった症状にもつながりやすくなります。
よって、肋骨が原因の突き出たお腹を助長するように、代謝低下といったダイエットに良くない影響をも引き起こします。
ダイエットに向けて体の代謝率を上げるためには、猫背や反り腰の姿勢によって生じている肋骨の変化を、正しい姿勢時のものに戻すべきといえるでしょう。
肋骨の変化を元に戻して姿勢を改善することで、呼吸による横隔膜の機能が最大限に働き、ダイエット体質へと近付きます。
腹式呼吸の場合も、取り込める肺への空気量を増やすことができるので燃焼効果を高め、ダイエットにも有益に働くでしょう。
以下で、肋骨を正してダイエットしやすくするための具体的な改善方法をみていきましょう。
★肋骨を正してお腹に効く運動レシピ
肋骨を意識した腹筋
ダイエットを目的とするような通常の腹筋では、お腹に意識が向いていると思います。
これが肋骨の矯正を意図する腹筋では若干、意識を変えます。
負荷を意識する箇所を突き出たお腹よりも、最下部の肋骨のすぐ下付近に変えてみます。
そのためには腹筋時に上体を最後まで起こすのではなく、胸を少し上げた位置あたりで止めます。
この時、腰は地面に付けたままにしておきます。
無理のない範囲内で数秒間止めた後、これを10~15回ほど繰り返します。
内臓下垂にはヨガ
ヨガには肩立ちというポーズがあります。
このポーズでは上半身が逆さまになることからもわかるように、内臓下垂を元の位置に戻す効果が期待できます。
やり方は、仰向けの姿勢で、両手の平を地面に付けた状態で体に対して平行に下ろしておきます。
次に息を吸いながら両脚をゆっくり上げていき、息を吐くときには腰を両手で支えながらお尻を上に引き上げます。
筋力のある人は両手は地面に付けたままにして、効果を高めるとよいでしょう。
この時点で、上半身と両脚は地面に対して直角に近い角度になります。
この姿勢のまま約5回、呼吸をします。
※首に負担を掛けるので、首周辺等に不安がある人は控えておいた方が賢明です。
反り腰に効くストレッチ
股関節をやわらかくすることは、肋骨に悪影響を与えている反り腰にも良いといわれます。
・以下は股関節やお尻の筋肉を伸ばすことができる動画です。
・大腰筋を使用することで、反り腰などの歪んだ骨盤に対して改善効果を見込める動画です。