ホームホワイトニング中にNGの食べ物と食事について
ホワイトニング期間中は歯に色素が沈着しやすく、食事管理を怠ることで、せっかく白い歯になったのに後戻りしてしまうことにまるかもしれないということをご存知ですか?
ホームホワイトニングを行うにあたり、毎日持続することが大切なのはもっともですが、実は「食事」に関しては盲点になっていることがあるのです。
そこで、白さを少しでも長く持続するために大切な食事についてまとめてみました。
ホワイトニング期間中に避けるべき飲食物から、食べても大丈夫なものまで併せてご紹介。
ホワイトニングケア中の方や、特にホームホワイトニングで自己管理が必要な方に参考にしていただきたいと思います。
なぜホワイトニングに「食事管理」が必要なのか
〇白くするはすが、着色しやすい時期でもある?!
ホワイトニングすることによって歯の表面に起こる作用は2つあります。
1つ目は、エナメル質は有機質と無機質で構成されており、着色が起こる有機質を漂白することで、本来の歯の白さにする作用。
2つ目はエナメル質のエナメル小柱という構造を利用し、その角型の柱を薬液の成分で丸型に変化させることでのマスキング効果により、歯の色の決め手となる象牙質の色を透けにくくなるという作用です。
これらによって、歯は本来よりも白く見えるようになるわけなのですが、そのためには一定期間は歯の表面構造が不安定となるため、着色しやすくもなってしまうのです。
◯どのような作用が起こり、着色しやすくなってしまうのか?
ホワイトニングを開始すると、まず薬液によって歯の表面の表層の膜がはがれます。
そして有機質ぼ部分だけに作用し、有機質に沈着している着色を漂白するのですが、ホワイトニングをおこなって12時間~24時間はこの膜が再生されないため、むき出し状態となります。
また、薬液に含まれる過酸化水素や過酸化尿素の作用によって、エナメル質のカルシウム成分が失われてしまいます。
この作用(脱灰といいます)によって、エナメル質の組織(角柱の集合体)が一時的に壊れ、表面が凸凹になります。
こちらも12~24時間で、唾液の持つ再石灰化作用により修復されるのですが、それまでは表層が酸などの刺激に敏感になっています。
どちらにおいても歯の表面は不安定であり、外部の影響を受けやすく着色もしやすい時間と言えるのです。
◯ホームホワイトニングは特に注意が必要!
ホームホワイトニングは、好みの白さになるまで施術が毎日必要となっています。
ホワイトニングでエナメル質の表層構造の変化が自然と回復するのにかかる時間が12~24時間ということは、次の施術までに回復しないまま再度薬液を歯面に作用させることになります。
ということは、ホームホワイトニングをしている場合、その期間はずっと自宅での食事管理に注意しておかなければならないということです。
■ホワイトニング期間中に避けた方がよい飲食物
◯色の濃いものは着色しやすいので避けましょう
ポリフェノールやカフェイン、香辛料系の色の濃い飲食物は歯に着色しやすくなります。
よく、洋服などに付着した場合、色残りしてしまうような食品をイメージしてもらうと解りやすいと思います。
【避けた方が良い飲食物の例】
コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、ぶどうジュース、カレー、ミートソーススパゲッティ、ピザソース、焼きそば(ソース系)、ケチャップ、チョコレート、色の濃い野菜(ほうれん草など)など。
◯酸性の強い飲食物は歯の表面に影響が…
柑橘系やその食品、炭酸飲料、お酢を使った食べ物など、酸の強い食べ物は、歯の表面に刺激が強くなってしまいます。
ホワイトニング期間中は、どうしても歯の表面構造が変化しているため、酸の影響を受けやすくなってしまうため控えることをおすすめします。
【避けた方が良い飲食物の例】
レモン、グレープフルーツ、酢漬け、南蛮漬け、炭酸飲料(コーラなど)、野菜ジュースなど。
■ホワイトニング中に歯に優しい「食べ方の工夫」はある?
◯飲み物はなるべく水か緑茶で
飲み物は食べ物よりもお口に運ぶ回数が多くなります。また、コップで飲むと前歯に当たるため、色が付きやすくなる要因になるのです。
そこで、ホームホワイトニング期間中は飲み物を基本的に「水」にすることをおすすめします。どうしても味気ないときは、せめて緑茶に留めておきましょう。
◯ソース、ケチャップなどの調味料はメニューで工夫を
歯に色が付きやすい調味料を使わないメニュー選びのクセを付けると良いでしょう。
外食の場合どうしても自分で調整できないような場合には、選ぶエニューで工夫する事ができます。
たとえば、パスタであれば、ミートソース(トマトソース)系を避け、ペペロンチーノやカルボナーラなど。
焼きそばであれば、ソース焼きそばではなく塩焼きそば、ラーメンはしょうゆやみそラーメンではなく豚骨か塩ラーメン。というような感じです。
また、揚げ物などに付ける場合も、ソースやケチャップを控え、タルタルソースや塩などであれば大丈夫です。
◯何気ない食事の中にも注意が必要!
たとえばサラダの中に入っているほうれん草やトマトも注意が必要です。
できれば大根やキャベツ、レタスなど、色素の薄い野菜でサラダにしてください。
また、ドレッシングも、さまざまな種類があります。
黒酢などお酢を使ったものなどはヘルシーですが、歯にはあまりおすすめできません。オリーブオイルと塩といったような工夫をしてみてください。
◯お酒もほどほどにしましょう
お酒は種類を選ぶことが大切です。
たとえば黒ビールは色素が濃いので普通のビールにしたり、赤ワインは色素が強く残るため白ワインにするといったような工夫です。
また、お酒の席ですと、おつまみを一緒に摂ることがほとんどです。
このときにも、焼き鳥はタレでなく塩にすることや、わさびやからしは避けたり、レモンを絞るなどにも気を付けましょう。
お酒が進むと、ついつい忘れがちになってしまうため、日頃の食事の時から気を付けておく必要がありますね。
■生活習慣の中で気を付けなければならないこと
◯喫煙習慣のある人は早めに禁煙しておきましょう
タバコのニコチンは、歯に着色してしまう色として有名です。
特にトワイトニング期間中は喫煙も控えておきましょう。
禁煙といっても、すぐにできないことが多いと思いますので、喫煙習慣のある人は、ホワイトニングを開始する前の準備として前もって禁煙されておくことをおすすめします。
◯風邪予防などの「うがい」は真水でおこないましょう
最近では、風邪やインフルエンザ等の予防のために、手洗い・うがいが推奨されており、うがい薬もたくさん市販されています。
そこで、「ポピヨンヨード」や「グルコン酸クロルヘキシジン」の成分が入ったうがい薬は色素が濃いため、歯に着色しやすくなってしまうため控えた方がよいでしょう。
うがいは「真水」でおこなうようにしてください。
◯歯磨き粉の成分にも注意しましょう
歯みがき粉やジェル、洗口液なども注意が必要です。
「フッ化第一スズ」や「グルコン酸クロルヘキシジン」が配合されたものは、虫歯予防等には効果があっても、ホワイトニングをおこなっている時期には避けたいものです。
ホームホワイトニングと食事まとめ
ホームホワイトニングをおこなうにあたり、施術後の1時間程度は食事をしないというのが一般的です。
しかし、歯の表面構造が変化する仕組みを考えると、歯に影響を与える「色素の濃い飲食物」と「酸の強い飲食物」はホワイトニング期間中控える必要があります。
また、生活習慣の中で自然におこなってしまうことで、せっかく白くなった歯が再び着色しやすい歯になってしまわないように気を付けることも大切です。
ホームホワイトニングは自己管理が大きく左右しますので、始める前に日常生活を見直すことを忘れないようにしましょう。