コラム
かゆみやシミ…「日焼けによる皮膚ダメージ」原因から正しいケア法まで
2016.09.14 07:40
「毎年夏は、日焼け止めを塗っていてもつい日焼けしてしまう……」という方も多いのでは? 日焼けをすると、肌が赤く黒くなるとともにかゆくなってしまうことも。そこで今回は、かゆみを伴うことも多い紫外線による日焼けの原因と症状、対処法についてご紹
「毎年夏は、日焼け止めを塗っていてもつい日焼けしてしまう……」という方も多いのでは? 日焼けをすると、肌が赤く黒くなるとともにかゆくなってしまうことも。
そこで今回は、かゆみを伴うことも多い紫外線による日焼けの原因と症状、対処法についてご紹介します。
■紫外線がアレルギーを引き起こすことも! 日焼けによるかゆみの主な原因
ひとくくりに“日焼け”と言っても、その原因には大きく分けて3つあります。まずはそれぞれの原因を見ていきましょう。
(1)皮膚の炎症
圧倒的に多いのはこのタイプ。日焼けは“軽度の火傷”で、肌へのダメージが大きいもの。
大量に日光を浴びることで皮膚が炎症している状態です。そしてこの炎症がかゆみを引き起こす原因に。
(2)紫外線アレルギー
紫外線アレルギーとは、日光、紫外線を浴びることによって引き起こされるアレルギーのこと。
光の照射によって、かゆみの他にも肌に何らかの症状を引き起こし、頭痛や吐き気、発熱、関節炎、気管支炎の原因になることもある“光線過敏”という疾患の一種です。
普通の人ならば問題ない程度どの紫外線でも皮膚に異常反応が起こり、主な症状としては、蕁麻疹やかゆみ、赤み、腫れなど。
日焼け止めの成分でアレルギーが引き起こされることもあるそうで、その場合は薄手のカーディガンを羽織るなど、肌を隠す対策が必要です。
■日焼けによる皮膚の症状と対処法
では、かゆみを伴う日焼けには、どんな症状があるのかチェックしていきましょう。
(1)日光皮膚炎
日光を浴びて皮膚が炎症を起こす、いわゆる一般的な日焼けのこと。症状は、肌がヒリヒリして赤くなりますが、ひどくなると(3)のような水ぶくれなどが発生します。
ヒリヒリするだけではなくかゆみも伴うことが多いので、日焼け止めを細めに塗るなど日焼け対策は万全に。
(2)皮膚がめくれる
皮がめくれる原因は、日焼けが改善していく段階で紫外線ダメージで死滅してしまった肌細胞を新しく作っているから。表皮の新陳代謝、いわゆる“ターンオーバー”によって起こります。
通常の“ターンオーバー”とは異なり、紫外線をたくさん浴びることによって急速に進むため、かゆみと皮膚のめくれを起こすのです。
めくれてくる皮膚は無理にはがそうとせず、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
(3)水ぶくれ
重度の日焼けによる症状。長時間強い日光に晒されて、“軽度の火傷”ではなく“重度の火傷”になってしまった場合に、水ぶくれが発生し、ひどいかゆみを引き起こす原因となります。
2、3日冷やしてもなかなか引かない場合は、さらにひどくならないうちに皮膚科を受診しましょう。
(4)日光蕁麻疹
日光蕁麻疹のとは、日光に当たり始めてすぐ、短時間で急激に症状が出る蕁麻疹のこと。日光に当たった部分がすぐに赤くなり、ひどいときにはミミズ腫れになることも。
“光線過敏”の一種で、アレルギー症状のひとつとしても考えられています。大きな特徴は、日光に当たらない場所に移動すると、比較的短い時間(2時間程度)で症状が治まっていくことです。
(5)日光湿疹
日光に当たっている箇所だけに湿疹ができている場合は“日光湿疹”が考えられます。
紫外線アレルギーと同様に、“光線過敏”とも言われる日光アレルギーの一種でいくつかのタイプがありますので、日に当たった後に湿疹が出た場合は早めに皮膚科を受診しましょう。
■シミを作らないために……紫外線を受けたあとのダメージケア
ご存知の通り、日焼けはシミの原因にもなります。10年後にシミの少ないキレイな肌でいるためにも、日焼け後のアフターケアについてご紹介します。
(1)冷やす
日焼けによる肌の炎症を抑えるためには、第一に肌を冷やすこと!
顔は洗顔時のように冷水で洗い、身体は冷たい水のシャワーを浴びて火照りを鎮めてあげましょう。それでもなかなか引かない場合は、冷やしたタオルをあてて冷やし続けて。
(2)保湿ケア
日焼けが引き起こす乾燥が、かゆみの原因にもなることも。冷やして肌が落ち着いたら、顔も身体もしっかりと保湿ケアをしましょう。
顔には低刺激の保湿化粧水をたっぷり塗って、乾燥を防ぐため身体にもローションを。もし化粧水やローションがしみる場合は、クリームタイプに。
(3)市販の塗り薬で患部ケア
保湿ケアだけでなかなか日焼けの炎症やかゆみがおさまらない場合は、ドラッグストアなどで市販されている日焼け用の塗り薬を塗るのもひとつの手。
日焼けの炎症に効くアロエ成分が入っているものなど、夏になると様々な塗り薬が売られていますので、自分の肌の状態に合ったものを使用しましょう。
(4)食品など体内からケア
外側からのケアと同時に体の内側からのケアも忘れずに。
日焼けによるダメージを修復すると言われるビタミンA(βカロテン)、C、Eや抗酸化物質を豊富に含む野菜や果物をたくさん食べましょう。
具体的には、トマトやニンジン、キウイ、オレンジ、スイカ、リンゴ、ブロッコリーなどがいいそう。水や緑茶などをたくさん飲んで体を潤すことも大切です。
■紫外線ダメージに効果的とされる食物で美白対策
肌の日焼けが落ち着いたからと言って、まだ油断はできません。紫外線ダメージを和らげるためには、その後の美白対策も必要です。
“食べる日焼け止め”と呼ばれる食物をご存知ですか?
リコピンが豊富なトマトやさくらんぼ、日焼け予防効果があると言われるカテキンを含む緑茶、抗酸化ポリフェノールを含むダークチョコレートなどがその代表格。
そして、お酒を飲むときには、レスベラトロールやフラボノイドなどの抗酸化物質を多く含む赤ワインを。肌の活性酸素を抑えて老化を防止してくれる効果があるそう。
数々の美容・健康効果を持つことがわかっているコーヒーにも、ポリフェノールによる抗酸化作用があるのでオススメです。
■もう焼かない! 日焼け止めを塗るときの注意点
日焼け止めを塗っても、ついしてしまう“うっかり日焼け”。本当に焼かないためには、次の3つのポイントに気をつけて日焼け止めを塗ることが大切です。
(1)古い日焼け止めを使わない
日焼け止めの品質が保たれるのは、商品によって違いはあるものの大体が開封後1年以内。それ以上時間が経っているものを使うと、日焼け防止の効果が落ちていることがあるだけでなく、肌の酸化や老化を早める原因にもなりかねません。
(2)薄く伸ばしすぎない
厚く塗ると白くなるのが嫌でなるべく薄く伸ばして塗る人もいるでしょう。でもあまりにも薄いと日焼け止めの効果は半減してしまいます。
大体の目安は、顔の面積に対して500円玉ひとつ分の量。ムラなく丁寧に塗って、特に日に当たりやすい額や頬骨、鼻、腕や首回りなどは、重ねづけしてもよいでしょう。
(3)こまめな塗り直しを忘れない
敏感肌専門ブランド『decencia』が行った調査によると、「日焼けはしたくない」と思っている女性262人に1日の間に日焼け止めを塗る頻度を聞いたところ、「1回」が65%と大半で、なんと全体の8%は「塗らない」という結果も……。
日焼け止めは、汗や衣類などに擦れて、気づかぬうちに落ちてしまっていることもあるもの。
1日屋内で過ごす場合は、朝と昼の2回。海や山、街など屋外で過ごす場合は、2~3時間に1回と、TPOに合わせて塗り直すことを心がけましょう。
いかがでしたか? 毎年、かゆみなどの日焼けによる肌トラブルに悩まされている方は、上記を参考にしっかり対策を。
正しい日焼け止めの使い方と日焼け後の保湿、美白対策の食物で、10年後の“シミのないキレイな肌”を目指しましょう。