ニキビ跡の色素沈着に効果的な美白化粧水や美容液の選び方は?
どんなコスメを選んだらいいの?
ニキビ跡が黒く色素沈着してしまった時に、必要なスキンケアとしてイメージするのが美白化粧水や美容液を使うことではないでしょうか?
美白ってなんだかすごく素敵な言葉で、使ったらシミなどがすごく白くきれいに改善されるというイメージがありますよね。
では、あなたはどのような基準で美白コスメを選ぼうとしていますか?
間違っても売れ筋や口コミで人気のものを適当に選ぼうとしてはいけません。
実は美白の定義ってメーカーによってまちまちであるため、いくら人気のコスメであっても、あなたが考えている美白効果があるとは限らないのです。
そのため、自分の症状を理解して、症状を改善するのに適した成分が配合された美白コスメを選ぶことが大切なのです。
美白効果ってそもそも何を指すの?
自分に合った美白コスメを選べるようになる前に、まず美白効果というものが何を指しているのか知っておきましょう。
結論を言ってしまうと、さっき少し触れた通りで明確な定義は無くメーカーごとに定義が異なるのが現状なのです。
メーカーのホームページなどを見ると、「美白」と書かれた文字の横に注釈があったりして、「美白とは~への効果を指します」などと定義を補足していると思います。
これは、薬事法によって美白という言葉を使う場合は必ず定義を書かなくてはいけないと決まっているからなんですね。
そのため、基本的な定義はメーカーによって微妙に変わってしまうものなのです。
ただ、一般的に美白コスメというと肌が黒くなる原因であるメラニン色素に何かしらの作用をするものを意味します。
しかし、定義があいまいであるがゆえに、関係の無いはずの炎症などによって赤くなった肌を白くすることを指して美白という表現を使う方もいるのです。
よって、ここでは美白の意味を「肌を白くすること」と広く捉えて、「赤みや色素沈着を予防または対策する」ことが期待できるものを美白効果と呼ぶことにします。
つまり、美白コスメに期待されるニキビ跡への効果としては
- 炎症の予防、または対策
- メラニン色素の予防(抑制)、または対策
という4つの作用が求められるわけですね。
つまり、あなたが上記の4つのうち、どの効果を望んでいるのかによって選ぶべき美白コスメも変わってくるというわけです。
それを考えずに売れ筋のものを適当に選んだりすると、炎症を起こして赤くなっている肌を元に戻したいのにメラニン色素を抑える効果のある美白化粧品を使い続けてしまって何の効果も得られなかった、なんてことになりかねないのです。
ニキビ跡にはどんな効果が必要?
ニキビ跡に求められる美白効果というものが4つに分けられることがわかったところで、続いて症状ごとにどの美白コスメを選ぶべきかを考えていきましょう。
ニキビ跡を大きく分けると赤みと色素沈着という2つの症状がありますね。
では、あなたの症状に合った美白化粧水や美容液というのはどのようなものでしょうか?
症状ごとに考えてみましょう。
ニキビ跡の赤みの場合
赤みの残ったニキビ跡というのは、ニキビの膿などは無くなって腫れは引いたけど、まだ傷ついた肌が完治しておらず、炎症を起こしている状態ですね。
赤みを消すために必要な効果としては上の参考記事にもある通りで
- 今ある炎症を抑えること
- 新たな炎症を起こさないこと
- メラニン色素の発生を抑えること
という3つが必要になってきます。
そして、赤みのケアに求められる上記の3つの効果に対してどのような成分が適しているのかを考えると、ビタミンC誘導体がぴったりなんです。(参考:ニキビ跡の赤みのケア)
ただし、ビタミンC誘導体は刺激が強く皮脂を抑えるだけあって乾燥しやすくなるため、敏感肌や乾燥肌の方には刺激の少ないグリチルリチン酸ジカリウムと、ターンオーバー促進やメラニン抑制、さらに保湿効果もあるプラセンタなどを配合した化粧水や美容液がいいでしょう。
ニキビ跡が黒っぽく色素沈着している場合
赤みの場合よりも黒っぽく変色しているニキビ跡というのは状況がとても複雑です。
なぜなら、炎症が原因で黒くなってしまっているため、症状によってはメラニン色素と炎症の両方に対処する必要があるからです。
そのため、症状としては
- 赤みも色素沈着もある場合
- 色素沈着のみの場合
という2つ状況が考えられるのです。
つまり、コスメとして求められる効果には
- 炎症とメラニン色素の両方への効果
- メラニン色素のみへの効果
という2つのパターンが考えられるのです。
ニキビ跡の赤みに必要な効果については先ほど説明した通りで、色素沈着を改善するために必要な効果については茶色や黒の色素沈着のケア方法で説明したように、すでに発生してしまったメラニン色素に対して
- 排出する(ターンオーバーにより黒くなった細胞を追い出す)
- 分解する(美白成分によって黒くなる前の細胞に戻す)
というどちらか一方のアプロ―チが必要になるのです。
前者の場合はターンオーバーを促進する必要があるため、赤みのところでも触れたようにプラセンタが適していますね。
そして、すでにあるメラニン色素を分解する効果が期待できる成分としては、ハイドロキノンやビタミンC誘導体が有名です。
ここでもまたビタミンC誘導体が登場しましたね。
ビタミンC誘導体は幅広い効果が特徴であるので、ニキビ跡には本当にぴったりなんです。
ただ、赤みのところでも言った通り刺激が強いし、メラニン色素を分解する力だけを見ればハイドロキノンの方が高いので、炎症を抑えつつメラニン色素も改善したいようなトータルケアにはビタミンC誘導体が向いているのですが、色素沈着だけを消したいと言うときは、ハイドロキノンの方がいいのです。
まとめ
ここまでで、
- ニキビ跡のケアとして求められる美白効果とは?
- ニキビ跡の症状によってどのような成分が配合されたコスメを選ぶべき?
ということを説明してきました。
少し長くなってしまったので、炎症による赤みと、メラニン色素が沈着した場合に使用するコスメとして、それぞれどのような効果が求められていて、その効果を実現する成分はどれなのかをまとめると、以下のようになります。
上の表から読み取れるのは、
- 赤みの残った肌に必要な効果は最大4つ
- 色素沈着の残った肌に必要な効果は最大2つ
あって、その中から自分のニキビ跡の症状に求められる効果すべてに○が付くようなコスメを選べばいいということです。
例えば、ニキビ跡の赤みに悩んでいて、炎症をおさえつつ(抗炎症作用に○)シミになるのを防ぐ(メラニン抑制に○)ことが必要であれば
を配合したコスメを選べばいいわけです。
ただし、ビタミンC誘導体は乾燥肌や敏感肌の方には合わないことが多いので、該当する肌質の方はグリチルリチン酸+プラセンタを選んだ方がいいというわけです。
基本的に大人ニキビによって残った跡の場合は、思春期ニキビと違って皮脂は少なく乾燥気味であることが多いので、まずは刺激の少ないものから使ってみるといいでしょう。
そして、色素沈着のみが残っている場合はターンオーバーまたはメラニン分解に○があればいいので
(肌に合わない、またはその他の効果を求めるのであればプラセンタやビタミンC誘導体)
を配合した化粧水や美容液を選べばいいのです。
以上のように、美白化粧品や美容液といってもいろんな成分を配合したものがあり、それぞれどんな症状に対して効果を発揮するかが微妙に異なるのです。
これらの知識をもとにして、具体的にどのようなコスメを選ぶべきかについては、以下のページを参考にしてみて下さい。