かかとの皮がガサガサとして靴下やストッキングをはく時に引っかかったり、伝線してしまったりサンダルを履くと、見栄えが悪かったり、また歩くと痛みがあると更に困ります。今回はかかとの皮がむける症状・原因・対処方法などをご紹介します。
かかとの皮がむける症状へ!試したい2つの対処方法と原因とは
1) どんな症状が現れる?かかとの皮が剥ける場合の3大症状とは
(1)皮がポロポロ剥ける
足の裏にはかかとだけでは無く厚くて硬い角質がポロポロと剥けることがあります。ひどい場合にはひび割れをおこして血が出たり、一部がめくれあがったりすることがあります。原因によって様々ですが一年中そうなる可能性があります。
(2)小さなブツブツと水泡ができたあとに皮が向ける
かゆみはあまりないが、中が透明の水泡ができ2、3週間で乾いた皮となってはがれます。
(3)荒れて剥ける
肌荒れが足の裏やかかとでもおこり、その結果皮がめくれることがあります。季節の変わり目になることが多いです。
2) どうしてむけるの?かかとの皮が剥ける症状の3大原因
(1)水虫
水虫とは名前の印象から虫が引き起こす病気の様に思われがちですが、原因はカビです。白癬菌というカビが皮膚に入り込むことによって水虫の症状がひきおこされます。水虫が入り込むのは皮膚の表面の角質層と呼ばれる部分になります。角質層がかかとは他の部位と比べると分厚いですので、一度感染するとなかなか治りにくいという特徴があります。水虫になる原因は革靴など湿度が高い状態が長く続くことにより白癬菌が繁殖しやすい状態になります。
(2)汗疱
汗かきの人に多いのですが、汗が汗腺を通って皮膚の外に出られずに皮膚の下に溜まってしまい、その影響で皮が剥けてしまうのが汗疱です。
(3)乾燥
皮膚が乾燥することにより皮がポロポロ剥けます。ひどい場合にはひび割れを起こすこともあります。
3)試せる応急処置とは?症状への2つの対処方法
(1)削る
かかと専用のやすりで削ることで皮が剥けることを軽減できる場合があります。しかし、むやみやらたに削ることは逆に角質の増殖を引き起こしますので、軽く、表面の角質を削る様にして下さい。
(2)保湿
乾燥が原因の場合はまず保湿です。市販の保湿クリームをいきなり塗るのではなく、塗る前に入浴やぬるめのお湯につけたタオルなどでかかとを湿らせて下さい。それから保湿クリームを塗って下さい。ここでひび割れがある場合は尿素配合は避ける様にして下さい。
尿素はタンパク質を分解するのでその作用で肌を柔らかくするので、大きなひび割れでなくても痛みを伴うことがあります。セラミド配合の保湿クリームが無難です。しっかりと塗り込んだら、更に保湿のためにその上からワセリンを塗って下さい。ひび割れがひどい場合はその患部を覆う様にガーゼを当てて下さい。その上から綿の靴下をはいて下さい。しかし、出血が見られる場合は皮膚科の専門医を受診して下さい。
4)症状が続く?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは
(1)かゆみがないが皮が剥ける
自然な新陳代謝の場合はそれほど大量に剥けることはありません。水虫の可能性があります。水虫は痒みがあるのが一般的ですが、乾燥して痒みがない水虫もあります。剥ける量が多い場合や鱗の様に皮がめくれる場合には、皮膚科の専門医を受診して下さい。
(2)痒みがある場合
痒みがある場合は皮が剥けなくても水虫の可能性がありますので、皮膚科の専門医を受診下さい。
(3)痒みがないが水疱がある場合
汗疱か水虫どちらかになります。汗疱は2、3習慣で完治しますが、また再発しますので、どちらにせよ皮膚科の専門医を受診することをお勧めします。
(4)ひび割れが深い場合
ただの乾燥でそうなる場合もありますが、水虫の可能性も否定できません。前述の様な応急処置をしても改善しない場合は皮膚科の専門医を受診することをお勧めします。
(5)ひび割れから出血している場合
乾燥が原因でひび割れから出血までしているともう一般的なケアではなかなか完治することがありません。皮膚科の専門医やスキンケア専門店などを受診して下さい。もちろん水虫が原因の場合は皮膚科の専門医を受診する必要があります。
5)症状が続く場合は注意!可能性のある3種類の病気
(1)水虫
一般的に水虫はジュクジュクとして痒いというイメージがありますが、乾燥していて痒くない水虫もあります。その場合皮が長期間に渡り剥け続けたり、深いひび割れをおこしたりします。放置するとどんどん症状が悪化するだけでなく、悪臭や、他部位への拡大にもつながりますので気を付けて下さい。
(2)汗疱
ぷくぷくとした水疱ができますが、特に痒みも痛みもありません。そして約2、3週間で症状は改善します。ただし、治療をしないと再発します。
(3)角質硬化症
乾燥性の水虫なのか角質硬化症なのかを素人が判断することは難しいのでひび割れができた時点で皮膚科の専門医を受診することをお勧めします。
6)専門家での受診を!治まらない場合へ試したい検査・治療方法
(1)検査方法
皮膚科の専門医を受診すると必ずおこなわれるのが、顕微鏡検査です。顕微鏡で白癬菌が確認されれば水虫そうでなければその他の疾患ということになります。
(2)治療方法
・水虫
水虫は基本塗り薬による治療で3カ月以上長い場合は1年以上かかる場合があります。気長な治療が基本です。塗り薬は長期処方が可能ですので、月一回の診察とお薬代ですので一回2、3千円程度です。
・角質硬化症
角質硬化症の場合も塗り薬による治療です尿素配合の薬剤を塗るのですが、状態により長い場合はこちらも1年以上かかることもあるようです。こちらも塗り薬は長期処方が可能ですので、月一回の診察とお薬代ですので一回2、3千円程度です。
・汗疱
汗疱の場合これといった根治治療の方法はありませんが、ひどい場合は皮膚科の専門医を受診するとステロイド系の塗り薬をもらいます。これはステロイド系のお薬全てに言えることですが、やめる際は必ず医師の判断を仰いで下さい。また、決して治らないからと大量に塗布したりも、しないで下さい。重篤な副作用を引き起こす場合があります。2,3週間で治りますので診察とお薬代ですので一回2、3千円程度です。
7)生活習慣から改善を!かかとの皮が剥ける症状への予防習慣
(1)血行をよくする
足裏の血行をよくし、冷やさないことが予防につながります。湯船につかり、足裏のマッサージを行う。寝る時には絹の靴下をはく等の予防が有効です。
(2)ビタミンを採る
代謝を良くして肌の角質の新陳代謝を促すビタミンA、皮膚を作るために必要なビタミンCを積極的に摂取することで予防ができます。
(3)清潔を保つ
長時間靴をはくことにより蒸れが起こり不潔になることがあります。通気性の良い靴、靴下を選びましょう。そして毎日同じ靴をはかずに3~5足ぐらいの靴をローテーションで履くことにより靴の清潔性も保たれます。
今回のまとめ
どんな症状が現れる?かかとの皮が剥ける場合の3大症状とは
どうしてむけるの?かかとの皮が剥ける症状の3大原因
試せる応急処置とは?症状への2つの対処方法
症状が続く?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは
症状が続く場合は注意!可能性のある3種類の病気
専門家での受診を!治まらない場合へ試したい検査・治療方法
生活習慣から改善を!かかとの皮が剥ける症状への予防習慣