ふくらはぎをケアすることでふくらはぎのアトピーだけでなく全身のアトピーを治療することが可能です。
アトピーの人は血液循環が健康な人より悪く、それが原因となり炎症を起こしたり病気になってしまいます。
そこで、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの筋肉をマッサージして刺激することで、ポンプを正常化しアトピーを治療するのです。
ここでは、ふくらはぎからアトピーを改善するとっておきのマッサージ法をお伝えします。

ふくらはぎとアトピーの関係

ふくらはぎは「第二の心臓」とも称されるように、ふくらはぎの機能を高めることで私たちは健康を維持できるということは以前から提唱されてきました。
ふくらはぎの機能を高めるためにはふくらはぎをマッサージして血流を促す方法が効果的であると言われています。
血流が良くなることで体内の老廃物が効率よく排出され、常に新鮮な血液が体をめぐるため細胞が活性化して健康になるというわけです。
これは単に風邪などの病気に限ったことではなく、アトピーなどの皮膚疾患ににも効果があることが分かっています。
アトピー性皮膚炎の人というのは血流が悪いことできれいな血液が体の隅々まで巡ることができず、体内機能が整っていない状態です。
血流が悪ければ更なる体内機能の低下を招くという悪循環に陥ってしまっています。
アトピーが一旦症状が悪化してしまうとなかなか良くならないのはそのためです。

そしてこの悪循環をなんとか断ち切ろうと考え出されたのがふくらはぎマッサージなのです。
ふくらはぎをマッサージすれば血流が良くなり体の隅々にまで栄養のある新鮮な血液が届けられるため細胞が活性化します。
また昔から「冷えは万病の元」とも言いますが、血流が悪くなると体が冷え色々な病気を引き起こしがちです。
ふくらはぎマッサージはこの冷え性改善にも効果があることが分かっています。
ふくらはぎをマッサージして血流が良くなれば、体内機能が高まり自然と体温も上がります。
アトピーは体内機能が低下することにより発症すると考えられているため、体内機能を高めることで症状が改善されることは十分あり得るのです。

ただしアトピーを発症する要因というのは一つではありません。
アトピーは運動や睡眠を初めとする生活習慣や食生活、体質など実に様々な要素が絡み合って発症すると考えられており、血流が良くなればアトピーの症状が完全に治るというわけではないことを頭に入れておく必要があります。
とはいえ、悪循環から抜け出さない限りは症状改善への道は見えてきません。
ふくらはぎマッサージによって体内機能を高めることはもちろんですが、その他に自分の生活の中でアトピーの原因になるような要素が隠れていないかどうかを探る必要があります。
これは自分にしかなかなかわからないものであり、こうした原因と向き合うことがアトピーを治すための大きなカギになると言えるでしょう。

ふくらはぎマッサージでアトピー改善


ふくらはぎの機能を高めることはアトピーを改善するうえでとても重要なことです。
しかし「どうすればふくらはぎの機能を高めることができるの?」と思っている人も少なくないと思います。
ふくらはぎの機能を高めるためには特別難しいことをする必要はありません。
とても簡単な方法でも十分効果は得られます。
ふくらはぎの刺激の仕方は次のような手順で行います。

①ストレッチ:膝を伸ばして床に座り、お腹をへこませた状態でゆっくりと息を吐きながらつま先を床に向かって倒す。
そして再び息を吸いながらゆっくりとつま先を起こす。
これを10回ほど繰り返す。
②ふくらはぎの内側の筋肉を刺激する:片方の膝を曲げてふくらはぎの内側が上を向くように手前に引き寄せる(股を開く)。
両手の親指を重ねて、うちくるぶしから骨に沿って筋肉をゆっくりと体重をかけるようにして押す。
これを3セット繰り返す。
③ふくらはぎの真ん中の筋肉を刺激する:②と同じ要領で、アキレス腱の上あたりからふくらはぎの中心線上をゆっくりと押す。
これを3セット繰り返す。
④ふくらはぎの外側の筋肉を刺激する:片方の膝を曲げて内側に倒し、②の要領で骨に沿った筋肉を外くるぶしからゆっくりと押す。
これを3セット繰り返す。
⑤アキレス腱をもみほぐす:もむ方と反対側の手でアキレス腱をつまみ、ふくらはぎの3分目あたりまでをもみほぐす。
⑥ストレッチ

終わったら最後に壁に向かって立ち、一方の足を後ろ側に引いてふくらはぎとアキレス腱をしっかりと伸ばします。
重要なのは、腹式呼吸をしながら息を吐く時にふくらはぎを押し、息を吸う時に力を緩めるという動きを繰り返すことです。
以上のことに注意しながらふくらはぎを刺激するだけで、誰でも効果を実感できるはずです。

筋肉の疲れというのは特別なことをしなくても日々の生活の中で蓄積されていきますから、毎日1~2回継続して行うことが大切です。
行う時間帯は特に決まりはありませんが、入浴後や就寝前、起床時など自分が習慣づけしやすい時間帯に行うようにしましょう。
基本的には毎日行うことが大切ですが、時にはけがをしていたり足の筋肉や関節、血管が炎症を起こして腫れや痛みを感じることもあると思います。
そのようなときには無理に血流を動かしてしまうと逆効果であるため、マッサージは控えるようにしましょう。

また足を骨折して1年経っていない、もしくは手術をして2~3週間しかたっていないという時もマッサージは控えたほうが良いとされています。
アトピー性皮膚炎を患っている人の場合、マッサージで肌を刺激することに抵抗があるという人もいるかもしませんが、よほどジクジクした湿疹が出ている部分さえ避ければマッサージ自体に問題はないようです。
長い間寝たきりだった人は筋肉も落ちているため急に刺激の強いマッサージをするのは危険です。
初めは足首から膝にかけて軽くさする程度のマッサージから始め、筋肉が回復してきたら徐々に刺激を加えていくようにマッサージをするとよいでしょう。

補足:ふくらはぎの重要性

遠い昔、私たち人間の祖先は四足歩行から二足歩行に進化しました。

しかし二足歩行になればそれだけ足先の血液循環は悪くなり心臓にも負担がかかります。
そこで血液循環を正常に保つために、ふくらはぎの筋肉を発達させるという進化を遂げました。
四足歩行の時には必要なかったふくらはぎの筋肉を発達させることで静脈を流れる血液のポンプ機能を高め、足先に流れた血液を心臓まで力強く押し戻すことができるようになりました。

このようにふくらはぎの果たす役割はとても大きなものです。
しかしそれゆえ疲れもたまりやすいという欠点があります。
疲れがたまってしまうと筋肉は弾力を失い硬くなってしまいます。
硬くなれば当然血液を運ぶポンプとしての役割も十分に果たすことができなくなり、心臓に押し戻されなかった血液が足に滞ってしまいます。
心臓に戻ってくる血液の量が少なくなれば、それだけ心臓が再び送り出せる新鮮な血液の量も少なくなります。
その一方で体は常に新鮮な血液を必要としているため、心臓はより強い力で少ない血液を体の隅々まで送り届ける必要があります。

こうして負担のかかった心臓には疲れが溜まり、結果動脈を流れる血流も悪くなってしまい体中の組織が酸素・栄養不足に陥ってしまうのです。
するとアトピーの症状も悪化してしまいます。
栄養不足になった組織では当然正常に機能できるはずもありません。
つまり、ふくらはぎの機能が低下すればアトピー改善も難しくなるので、悪循環を断ち切りアトピーに悩まされない体を手に入れるためにふくらはぎの機能をアップさせることが重要なのです。