ニキビ跡の薬、何がある?
「ニキビ跡を薬で治したい」、「どんな薬があるの?」という話をよく耳にします。外用薬・内服薬を問わず、ニキビ跡を修復できる薬剤はあるのでしょうか?ニキビ跡に効果のある薬剤としては、ディフェリンゲルやケロコートなどの名前がしばしば挙げられています。
ニキビ治療薬と言えば「ディフェリンゲル」
ディフェリンゲルは塩野義製薬から発売されているニキビ治療薬で、有効成分アダパレンの働きでニキビの原因となる毛穴の詰まりを解消しニキビの予防や改善に効果をもたらすと話題になったお薬です。
ただし、ディフェリンゲルはニキビができるのを防ぐ働きやできてしまったニキビを治す働きはあるものの、ニキビ跡の改善・解消に効果があるというわけではありません。
ディフェリンゲルに関する製薬会社の説明でも、「黒ニキビ、白ニキビの形成を抑制する」、「赤いニキビを減少させる」と記載されていますが、ニキビ跡に対する効果については言及されていないことでも分かる通りです。つまり、ディフェリンゲルを使用してもニキビ跡の改善は期待できないということになります。
全米で大ヒット!ニキビケア化粧品「ケロコート」とは?
ケロコートは米国で大ヒットしたニキビケア化粧品で、ニキビ跡や外傷(ケガ)の古い傷跡を改善する商品となっています。
ケロコートがニキビ跡を改善する仕組みは、主成分である4種類のシリコン剤が皮膚の表面に皮膜を作って圧迫し、皮膚の自然な再生をサポートするとともにニキビ跡の凹凸を平に導くというものです。
この仕組みから、ケロコートは凹凸のあるクレーター状のニキビ跡の改善をサポートする効果が期待できる商品ということができるでしょう。ただし、ケロコートはあくまでスキンケア化粧品であり、ニキビ跡治療のための薬剤ではないことは知っておく必要があります。
結局のところ、ニキビ跡を改善する薬ってないの?
ニキビ跡の改善や解消に関して言えることは、残念ながら「ニキビ跡を治療できる薬剤はない」ということです。ディフェリンゲルは薬剤ですが、ニキビ跡の改善解消には効果がありません。またクレーター状のニキビ跡改善にはケロコートの効果は期待できるものの、この商品はスキンケア化粧品であり薬剤ではないわけです。
ではニキビ跡を改善できる薬剤がまったく存在しないかというと、わずかですが例外的なお薬もあります。それはニキビが治った部分が色素沈着してシミになっているニキビ跡に関して、皮膚のシミ治療薬を使用すると改善や解消が期待出る場合があるためです。
こうした薬剤は厳密にいえばニキビ跡用のお薬とはいえませんが、広い意味で考えればニキビ跡を治療できるお薬といえるのかもしれません。
ニキビ跡の改善や解消には、薬剤でなくても有効というケースがあります。たとえば安心安全な成分を使用し、肌に負担を掛けないニキビ化粧水などがそれに当てはまります。
コラーゲンやヒアルロン酸など、保湿成分がたっぷり入ったものやビタミンC誘導体が配合している化粧水であれば、色素沈着化したニキビ跡にも有効ですよ。無理にニキビ跡をお薬で治そうとするのではなく、効果があるのならばニキビケア用の化粧品を使ってみるのも一つの手ではないでしょうか。
薬ではないけど・・・バイオイルがニキビ跡に良いって本当?
最近、ニキビ跡を改善できるとネットで話題になっているのが「バイオイル」というスキンケア化粧品です。バイオイル(Bioil)はスイス-ユニオン社が製造し日本のジャンパールという会社が輸入販売している商品ですが、販売元はキャンメイクでもお馴染みの井田ラボラトリーと同じグループ会社といえば聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。
また、ジャンパール社は皮膚科学に基づいた敏感肌用スキンケア化粧品ビオデルマを販売するなど、多くの女性に支持されるブランドとしても知られています。
バイオイルに期待できる効果
さて、そんなジャンパール社から発売中のニキビ跡にも効くと口コミでも話題のバイオイルですが、その効果はどのようになっているのでしょうか?バイオイルについて販売元では次のような効果を紹介しています。
■完治したニキビ跡や傷跡を保湿ケアし柔軟にしてキレイに見せる
■膚の乾燥が原因となっている小ジワを目立ちにくくする
■産前のスキンケアや産後のストレッチマーク(妊娠線)などをケアする
では、上記のうちバイオイルのニキビ跡の解消効果について見てみましょう。
バイオイルにはエモリエント効果のある4種類の有用成分(カモミール、ローズマリー、トウキンセンカ、ラベンダー)と抗酸化作用のある2種類のビタミン(AとE)が含まれています。
エモリエントとは肌を柔軟で潤いのある状態に導く働きという意味で、バイオイルに含まれたカモミールやローズマリーといった4種類のハーブが肌の乾燥を改善してみずみずしく柔らかい肌へと導きニキビ跡を目立たなくしてくれる効果があるということになります。
また、肌のターンオーバーをサポートする成分としては高い抗酸化力を持つビタミンAとEが配合されており、細胞の新陳代謝を促してニキビ跡を改善するとともに若々しい美肌作りを応援してくれます。さらに、上記の有用成分を肌の角質層の深部まで浸透させるピュアセリンオイルが配合されている点もバイオイルの特徴のひとつといえるでしょう。
バイオイルを実際に使ってみた方々の感想は?
実際にバイオイルを愛用している人の口コミを紹介します。
・朝晩、洗顔後にスキンケアのブースターとしてバイオイルを使用していました。1~2滴ほどを手のひらで温めて、顔全体に伸ばします。その後、気になるニキビ跡を集中的に塗りこみます。
最初は、化粧水の浸透が良くなるし、乾燥肌が改善されて肌の調子が良くなったな~くらいにしか思っていなかったのですが、気付いたらニキビ跡が確かに薄くなっていました。それに、ニキビもできにくくなりました。
・冬の乾燥対策として買ったバイオイルですが、毎日これでケアしていたら、前にできた発疹の跡(きちんと治らずシミのようになってしまった)が薄くなってきました。
・着色料が使われているのが気になりますが、これを使うようになってから生理前のニキビが軽減しました。
他にも「黒っぽいニキビ跡が薄くなった」、「肌の凹凸状のニキビ跡が浅くなった」とニキビ跡改善に効果があるという感想が出ています。
一方、別の愛用者の口コミでは
・オイルが配合されているせいか塗った翌日にニキビが大量発生した。体には使えるけど顔には、もう怖くて使えない・・・
・ベタベタした使用感で、朝塗るとメイク崩れがヒドイ。おまけに、ニキビ跡改善の効果は特に感じなかった。
・保湿オイルとして使い心地は良いので2本目使っていますが、ニキビ跡には効果がないかも。
などという感想もあり、ニキビ跡解消に関しては万能ではないようです。
むしろ、バイオイル自体は皮膚の乾燥を改善し肌に潤いやみずみずしさを与えることでニキビ跡や傷跡をキレイに見せるという効果を謳っているわけですから、肌乾燥が原因のニキビ跡のスキンケアに適した化粧品ということができるのでしょう。
もし肌乾燥が原因ではないニキビ跡を解消したいと考えているなら、ファンデでも隠せないニキビ跡やクレーター、赤み、黒ずみなどのニキビ跡解消にも効果のあるスキンケア化粧品を試してみてはいかがでしょうか。
ニキビ跡解消に加えて毛穴引き締め効果もあるスキンケア化粧品もありますから、自分の肌質に合わせて選んでみるといいかもしれません。