概要
1、オーガニックて、何!?
2、オーガニックは栄養たっぷり、てウソ!?
3、オーガニックだけで、人類は生きてける!?
( 3500字:3分30秒 )
1、オーガニックて、何!?
こないだ、普段は行かない初めてのスーパーに入った。
そしたら、価格が驚くほど高くて、周りの客の服装も、かなりハイソな感じ。
そんで「オーガニック納豆をください」と店員に話す6歳位の女の子を目撃した。
え、オーガニックて何ですか?
調べてみたら、有機農産物のことだって。
え、有機農産物て何ですか?
調べてみたら、オーガニックのことだって。
ひ、ひでぶー。
じゃなくてデジャヴー。
話が前に進まねー。
こんなところで、こんなところで、負けてたまるかーーーー!
つーわけで、調べたよ。
有機農産物とは
①農薬
②化学肥料
③遺伝子組み換え原材料
④放射線など
を使わないで作った農産物。
なんだって。なるほどねー。
それを調べながら思ったことなんだけれど、なんだか最近(ここ20年くらい)になってから、その名前の定義やら範囲やらが急速に整備されてきた感じ。
むー、分からん。つか、あやしい。
何があやしいって、②と③よ。
そりゃあ、①農薬、ってのが身体に悪いのは知ってる。毒あるから。だって鼠や虫や、雑草や雑菌を殺すための薬でしょ? 生き物を殺す薬なんだから、当然、人間にも毒でしょうよ。それは分かる。
んで、④放射線、それも一定量を超えたら毒でしょうよ。それも知ってる。つーか、2年前の事故を通して激しく勉強させられた。日本人なら、誰も忘れちゃいないだろう。一定量とか期間とかで、まだまだ分からない部分や激しい論争が行われていることも、嫌というほど知ってる。
でも、②と③はどうなのよ?!
化学肥料って毒なの? その意見はあやしすぎる。そう思ってなんとなーくまず市井の意見を調べてみると、どうやら「化学肥料が人体にとって毒」って考えじゃなくて、「有機栽培した方が栄養あるし美味しいよ♪」て考えの人が多いみたい。
なるほど。でも、ほんとに有機栽培の方が栄養あるのかなー?
悩んでいても仕方がないから、専門家の意見も調べてみたよ。
2、オーガニックと健康
例えばアメリカ小児学会の最近の見解を紹介したこちらを読んだよ。
これを読んで分かったことを大雑把に要約すれば、
「有機の方が栄養あるとは言い切れない」みたい。やっぱり、迷信だったみたい。
でも、ちゃんと有機栽培のメリットもたくさん分かってきた。
1、有機の方が農薬が少ないって意味で安全性は高い
2、有機の家畜はムダに抗生物質漬けじゃなくて安全性は高い(可能性あり)
3、化石燃料の消費量を減らし,農薬などによる環境汚染を少なくする
こういうメリットがあるみたい。
つまり、栄養面では他と変わらなくても、安全面や環境面でのメリットはある。だから、やっぱり有機栽培(オーガニック)て、良いのかもね。
それでさっきの疑問。
「②化学肥料・③遺伝子組み換え、なんでダメなんだろう?」
その答えが少し分かってきた。
つまり、②化学肥料については、環境面でのデメリットがあるんだね。
ただ、③遺伝子組み換えについては何とも言えないんじゃないかな?
少なくとも、専門家の意見ではそこについて何も書かれていなかった。きっと、まだ遺伝子組み換え技術が普及してから時間たってないし、統計的に有意な結果が出るほど臨床データも溜まってないんだろう。だから、何とも言えないのは当然だと思う。
実は、僕は遺伝子組み換えには、けっこう期待している。
「これまで人類が経験したことない領域」っていうことで怖がってる人が多いみたいだけど、「もしかしたら、これまでの人類は遺伝子組み換え食品を食べてこなかったせいで寿命が100年未満だっただけで、実は遺伝子組み換え食品を食べ続けると、そこに含まれるアンチテロメアーゼの影響で寿命が500年程度に伸びる」なんて可能性もあるわけじゃん。
いや、アンチテロメアーゼなんて今テキトウに考えたもんだし、それがSFにしてはレベルが低いのは承知してる。ただ、未知のものが「マイナス」とは限らないし、「プラス」かもしんないじゃんってこと。
人類が初めて「火」を起こした時も、そうとう揉めたと思うよ。でも結局、有効な使い方を理解したわけじゃん。新しいことってリスクがあるし怖いのかもしんないけど、そこには可能性もあると思うんだよね。
じゃんじゃん食ってかないと、良いか悪いかのデータもなかなか溜まんないしさ。みんなもっと食ってこうぜ、て。
オーガニックの定義の中に「遺伝子組み換え」が入るのを許してあげてもいいんじゃない?って個人的には思う。
これ、実はもうひとつの「重要な観点」から、僕はそう考えている。
日本に住んでると忘れがちかもしんないけど、世界的にはすっごく重要なテーマがあんでしょう、って思うから。
ちきりんブログの読者としては、つまり社会派読者としては、「健康」とか身の回りのことだけじゃなくて、もう少し大きなテーマ、「社会」や「世界」や「未来」のことも考えとかないといけないんじゃないですかっ!?
そのために、始まりから考えた方が良いと思うんだ。
そもそも、なんで農薬や化学肥料や遺伝子組み換え技術が使われ出したんだっけ?
3、オーガニックと社会
つまり、「デメリット」だけを見るんじゃなく、そもそもの「メリット」も見てあげましょうよ、て。
例えば、これまでの化学肥料の使用量は
(出所)2010年の第 32 回 農業環境シンポジウム
農業環境技術研究所 物質循環研究領域 新藤純子 発表より
ていう感じで、 1961年から2007年まで、世界では一貫して
「たくさん使ってこうぜ!」なわけ。
(1990年あたりでちょっと下がるのは、グラフで分かる通り旧ソ連崩壊の影響。)
なんでか?
そりゃあ、オーガニックに比べて「コストすくなくて済む」って理由と、もう一個、化学肥料を使って「たくさん収穫したいから」でしょう。
当たり前すぎて日本のみんなは忘れてるのかもしんないけど、それって超重要なテーマじゃない? どうしてかっていうと・・・
これ。
今までも、人口はぐーっと増えてきたし、これからも、人口はぐーっと増えるでしょうって予想がある。でも、食糧を作るための農耕地の面積はというと…これ以上、増えるんですか?て。つまり、こういうこと。
これからは、1人当たりに割当てられる土地はどんどん狭くなる。
その中で、これまでと同様に人類を養っていくためには…?
つまり、人類が増えていくために、食糧を安定して大量に確保するためにこそ、農薬や化学肥料や遺伝子組み換えは発明されてきたわけじゃない?
それで、①農薬は人体にも有毒だと分かった。そして、②化学肥料は環境を汚染すると分かった。だったら、僕らに残された「食糧増産」のための手段て、一個しかないんじゃないかな?
それで、さっきも言ってたわけ。「③遺伝子組み換えでいこーぜ」、て。
ちなみに、これから食糧確保が大きな問題になっていくだろうってことで、さいきんの国連は「みんなー、虫を食ってこーぜー!」と言い出した。
つまりコウモリは、未来は4択だと考えるよ。
「遺伝子組み換えをガンガン食ってく」
か、
「昆虫をガンガン食ってく」
か、
「どっちもガンガン食ってく」
か、
「何も食えずに死んでく」
か。
未来はすぐそこ!!!
オーガニックて、なんじゃらほい。
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