居眠りの原因は単なる睡眠不足だけでなく、根本にはエネルギー不足があります。居眠りがしたくなるのは、疲労からの回復を促すために「身体」を休ませる必要がある場合と、何らかの原因によって「脳」を休ませる必要がある場合です。
どちらも活動のためのエネルギーが不足することで、強制的に活動を中断させられている状態です。
居眠りは、自分ではコントロールできず、脳の信号によって本能的に身体が反応しています。その原因がわかったとしても、本来、眠気や居眠りしてしまうことをコントロールできるものではありません。
とはいえ、仕事中や会議中の居眠りは避けたいものですし、その原因がわかれば対処したいですよね。
居眠りの原因として考えられる4つの理由やその対処法をご紹介します。
あなたの居眠りの原因は?
居眠りをする原因にも色々なパターンがありますが、根本的な原因はエネルギーの不足が考えられます。
居眠りが必要になるほどエネルギーが不足する条件として根本的な原因になる4つの理由をご紹介しましょう。
- 睡眠不足(体力の回復ができていない)
- 貧血(酸素不足でエネルギーが作れない)
- 血糖値不安定(血糖が乱れ低血糖になりやすい)
- 副腎疲労(エネルギー不足時の対応が鈍い)
一時的に強烈な眠気が襲いどんな状況でも居眠りをしてしまう病気として、ナルコレプシーがあります。ナルコプレシーは、眠気に襲われる症状の事を指すもので、原因がはっきりわかって病名がついたものではありません。
そのナルコプレシーを誘発する原因が、貧血や血糖値の乱れ、副腎疲労よるものではないかという考え方があります。脳機能を低下させる必要がある身体的な状況によって、防衛本能として居眠りをさせられるとも考えられるからです。
あなたが居眠りをする原因は、どのタイプだと思いますか?思い当たる原因があるでしょうか?
居眠りの原因が「睡眠不足」タイプの人
睡眠は、身体の疲れをとり回復させるための時間です。
居眠りが一時的なもので、原因が睡眠時間の不足であることがわかっていれば、対処法は簡単。睡眠時間をきちんと確保することですね。
しかし、睡眠の予定の時間が確保できても、不眠傾向にあったり、深い睡眠状態になれない場合はとてもつらいですよね。眠りたいのに眠れない状況が続くと、身体は余計に疲労してしまいます。
眠りを誘う音楽を聴いたり、寝る前の刺激を少なくして、寝る準備に時間をかけましょう。眠れないからといって、テレビを見続けたり、携帯を触っていては余計に目が覚めてしまいます。
タンパク不足や運動不足でも睡眠の質が低下し、日中の居眠りの原因になります。居眠り対策には、まずは睡眠の確保が第一です。
居眠りの原因が「貧血」タイプの人
前日に寝たはずなのに居眠りするのは、貧血が原因でエネルギーを作るのが下手な人なのかもしれません。
貧血とは、酸素を運ぶ赤血球の数が少なかったり、赤血球の大きさが小さいことで、全身に酸素が運べない状態です。身体は酸素を利用してエネルギーを燃やしています。酸素が不足すれば、当然エネルギー不足になりやすくなります。
特に、脳は身体の中でも酸素を必要とします。脳が活動するとき大量の酸素が必要となり、また、脳に酸素がまわらなければ、活動が低下しやすくなります。貧血の状態で、エネルギーが作れない場合、一時的に脳の活動を休息させることで酸素を確保し、生命を維持しようとします。一時的な脳の休息とは、つまり、居眠りです。
脳の酸素不足を解消するために「あくび」をして酸素を補給し、同時に眠気を誘って脳の休息をとろうとする。これが居眠りの原因であれば、まずは貧血の改善が大切なポイントになります。
女性は貧血になりやすいため、居眠りの原因が貧血の可能性はありますね。男性であれば痔や内臓出血などによって貧血になります。貧血改善の対処法は、動物性食品をしっかり摂ること。特に赤みの肉は貧血改善にお勧めです。ほうれん草やひじきで鉄分を摂ろうとしても微量です。動物性のヘム鉄をしっかり補給しましょう。
また、ダイエットをし始めたら、すぐに眠くなるようになった、居眠りが増えたという人は、貧血が原因かも。一度食生活を見直してみましょう。
居眠りの原因が「血糖値不安定」タイプの人
エネルギーが不足して居眠りするなら、エネルギーを摂ったらいいのでは?と思った人もいるはずです。
しかし、そんなに単純ではありません。エネルギーとして甘いものを食べれば逆効果。血糖値が不安定になって、ますます居眠りしやすくなってしまいます。
血糖値とは糖尿病の人だけが関係するように思いますが、砂糖など糖質を摂れば誰でも血糖値が上がります。血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を安定させています。
しかし、普段から甘いものや炭水化物に偏っていると、インスリンの分泌量が増え、血糖値が下がりやすくなります。血糖値が下がると、糖をエネルギーとして利用する脳の活動が低下します。
低血糖の状態になれば、脳は身体の危機として、身体の活動を休ませようとします。つまり、居眠りです。一時的に意識を焼失させて、血糖値の安定を図るわけです。
居眠りの原因が血糖値不安定な場合は、食事を見直すことをお勧めします。炭水化物に偏ったり甘いものを食べすぎないように注意しましょう。運動不足も血糖値の不安定を招きます。日常から食事や運動の習慣を見直してみましょう。
居眠りの原因が「副腎疲労」タイプの人
居眠りは身体を強制的に休ませようとしているもの。エネルギー不足になる原因はまだあります。それが副腎疲労です。
副腎とはアドレナリンなどのホルモンを分泌させる小さな臓器です。アドレナリンはやる気を出すホルモンですが、ある意味、ドーピングをしているような状態です。
疲れている身体をホルモンによって誤魔化し、まだ体力がある、エネルギーがあると錯覚させます。この副腎が元気なうちは、適切にアドレナリンが働き、ちょっとしたエネルギー不足もフォローできます。いわゆる「気力」のようなもので、疲れをそれほど感じずに動けるのです。
しかし、寝不足が続いたりして、いつもいつも副腎に頼っていると、副腎が疲労しアドレナリンなどのホルモンが分泌されにくくなります。そうなると、身体は無理がききません。いわゆる「気力」がきかない状態。どう頑張っても無理がきかない。ドーピングができなければ、疲れた体そのものを回復させるしかない、寝るしかないんです。こうして居眠りの原因となるわけです。
貧血や血糖値の不安定、寝不足からでも副腎疲労になりやすくなります。ダイエットによる栄養不足もそうです。副腎疲労による居眠りタイプは、根本的に無理がかかりすぎ、身体が休息を欲しています。睡眠時間の確保や食事の見直しなど、生活そのものをしっかり見直しましょう。
副腎疲労があると、塩気を欲します。その場合は天然塩をしっかり補給してください。
まとめ
居眠りの原因はエネルギー不足ですが、その根本となるものは様々です。
単なる寝不足によるものであれば解消しやすいのですが、年齢とともにエネルギーを作り、回復させる力も衰えていきます。貧血や血糖値不安定、副腎疲労など、思い当たる原因があれば根本から改善していきましょう。
単なる居眠りと思っていても、身体が発する大切な信号です。しっかりキャッチして、癒してあげたいですね。
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