発芽玄米の栄養や効能とダイエット効果
発芽玄米は健康に良いと多くの方が知っているでしょうが、方法を理解することでダイエットにも効果的であり、口コミでは痩せたという成功報告が結構出てきています。
こういったことから発芽玄米に興味を持たれている方が増えつつあるようです。
そこで、今回はこの発芽玄米を使ったダイエットについて考察します。
発芽玄米とは?
発芽玄米とはウィキペディアによると「玄米を約1~2日程度、摂氏32度前後のぬるま湯に浸し、1mmほどの芽が出た状態にしたもの」だそうです。
この発芽した長さには色々と意見がありますが、だいたい0.5~1mmくらい発芽したものという意見が多いですね。
大まかな言い方をすると、ぬるま湯に浸してちょっとだけ芽が出た玄米だと覚えていただければいいでしょう。
ちなみに、市販でも発芽玄米は売られていますが人工的に成長を止めさせているので、高コストのものが多くなっており、こういったことから家庭でつくることが多くなっているとも言われております。
実際に発芽玄米を作る機器もいくつかありますし、発芽玄米をつくれる機能がついている炊飯器も発売されているので、より健康に気を付けている方は持っているのでないでしょうか。
発芽玄米ダイエットの方法は?
発芽玄米ダイエットは主食を米やパンから発芽玄米にするダイエットです。
それが辛い人は1食だけでもお米を発芽玄米に切り替えるのもOKとされております。
ダイエット方法としては置き換えダイエットに分類されますが、食事制限のダイエットと比べると比較的緩いものと言えるでしょう。
おかずといったものも制限がありませんからね。
ただし、発芽玄米の効果に期待しすぎて食べ過ぎてしまったり、余剰摂取カロリーが発生したりしている方は効果がほとんど出ません。
普段の食生活から主食を発芽玄米に切り替えるという行為に念頭を起きましょう。
発芽玄米ダイエットの効果は?
発芽玄米は非常に健康によい食品であり、その中にはダイエットにプラスになる作用ももちろんあります。
その一つが脂肪燃焼効率アップになります。
発芽玄米は糖の吸収を抑制する作用があるので血糖値の上昇を抑えやすくなり、脂肪を燃焼させやすくなるのでちょっとした運動でも痩せる確率が増えます。
他にもGABAという成分を効率よく摂取できるようになることから中性脂肪を抑える効果も期待できます。
GABAは内臓の働きを活発化してくれるので消費エネルギー量が上昇し中性脂肪をコントロールしやすい状況にしてくれるのです。
そのため、脂質代謝が向上するためコレステロール値で悩まされにくくなり、肥満予防にもつながります。
そして、食物繊維も豊富なので便秘解消といった面も白米より圧倒的に効果的となっており、老廃物排出にも効果的と言えるでしょう。
痩せた成功の口コミは?
このダイエットは健康的に痩せられるダイエットの一つなのですが一気に痩せるものではないため、1ヶ月以上続ける必要があります。
しかし、実行者はそれを理解しているのか、1ヶ月程度は続けている人がほとんどでした。
彼らの口コミは「1ヶ月で運動を特にしないで1.5キロは痩せてビックリ」とか「4ヶ月で12キロもやせた」といったものが多く、健康的になったという意見も多数あったのです。
この健康的に痩せられるというのがやはり最大の魅力だと個人的には考えております。
食事制限系のダイエットは成功しても不健康になる可能性があるので、それに比べるとかなり有効な手法と言えるのではないでしょうか。
発芽玄米の炊飯器での炊き方は?
普通の玄米と違って発芽玄米は簡単に炊くことができます。
自然乾燥でお米の生命力を残して作った玄米なら発芽玄米炊飯器を使うことで発芽玄米にすることが可能です。
この炊飯器を使った場合は全自動で発芽から炊き込みまで行ってくれるので、簡単に発芽玄米を食べることができるようになります。
また、発芽玄米を食べられるにあたっては、最初は食べた時の感覚や味が合わないことがあるので、初めのうちは白米に3割程度混ぜるようにしたほうが良いと言われております。
玄米は一般的に、ひと晩水につけたあとに圧力鍋で炊くのが主流だったので、それに比べると非常にやりやすいと言えるでしょう。
発芽玄米の栄養や効能・カロリーは?
発芽玄米は栄養素的に非常に優れているものではありますが、カロリーは白米と比べてほとんど変わっていないので、食べ過ぎには注意です。
100gあたりで白米が168カロリーで玄米が165カロリーとなっているので本当に微々たる差なのです。
それでも白米と比べて食物繊維・GABA・ビタミンB1・マグネシウム・トコトリエノール・フェルラ酸・ガンマオリザノールといった栄養素が圧倒的に多いため健康には非常に有効なものなのです。
マグネシウムは心臓病の予防に効果がありますし、トコトリエノールは活性酸素を除去する作用があり、そしてコレステロールの増加を抑える作用もあります。
また、ガンマオリザノールには自律神経失調症と更年期障害の緩和作用があるのでこれらの効果も期待できるでしょう。
GABAは血圧抑制・中性脂肪抑制・肝臓機能向上・腎臓機能向上・神経を鎮めるといった作用があります。
このように白米と比べると発芽玄米はいろんな面で期待できる食べ物と言えるのではないでしょうか。
発芽玄米は毒?
今までに発芽玄米は健康に良いという話を聞いたことがある人も多いでしょうが、逆に毒になっているので食べないほうがよいという話も聞いたことがあるかもしれません。
それは玄米には「アブシジン酸」という発芽に必要な酸が含まれており、これがミトコンドリアに悪影響を与えるようになり、体内の酵素の働きが鈍って低体温症やガン細胞の活性化に繋がると言われているのです。
ただし、これらの毒性は発芽することでほぼなくなると言われているので、玄米ではなく発芽玄米を食べている方ならそこまで気にする必要はないのではないかと思われます。
発芽玄米と玄米の違いは?
違いとして大きなものは玄米を発芽させているかどうかではないでしょうか。
そのことによって栄養価が大きく異なるのも違いと言えるでしょう。
実際に白米、玄米、発芽玄米と比較するとあらゆる面で発芽玄米が上回っているので、健康面ではよりプラスと言えるのです。
そして、この部分をご存じない方も多いのですが、玄米は硬い殻に入っていることから豊富な栄養素が吸収しにくいという欠点があり、フィチン酸と体に良い成分は結合してしまっているので体内でもうまく吸収することができない食べ物と言われております。
しかし、発芽玄米になるとフィチン酸の役割が終わってしまうことで栄養素とフィチン酸の分離が発生し栄養素が吸収しやすい状態になるのです。
細かい違いとしては、食感が玄米より発芽玄米のほうが白米に近いというものもあります。
食べ比べてみないと解り難い部分ですので、一度発芽玄米を食べてみてくださいね。
発芽玄米ダイエットの方法や効果は?痩せた成功の口コミは?まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は、発芽玄米ダイエットについて紹介致しました。
発芽玄米は非常に健康に良い食べ物ではありますが、用意するのがちょっと手間だったりするので、本気で始めたいと考えている方は発芽玄米炊飯器を用意するといいでしょう。
これがあるだけで一気に手間が省けるようになります。
これを購入するだけでもそこそこ費用が掛かってしまうので、まずはお試しとして発芽玄米を食べれるかどうかを市販品でテストしてみてはいかがでしょうか。