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    • 更新日:2016年04月22日

    アセトン臭とは?発生の主な原因とその対策

    「アセトン臭=糖尿病」と認識している人は多く、アセトンの独特な臭いが発生していたら、糖尿病を疑う人が多いでしょう。
    口臭や体臭が強くなる原因はさまざまですが、アセトン臭が強くなる原因は、ある程度絞られてくると言えます。アセトン臭の原因は糖尿病とは限りませんが、放置することは危険です。

    仮に、口臭の原因が糖尿病であったなら…進行すると恐ろしい合併症が引き起こされるため、早期治療が必要です。アセトン臭の原因を追究することが必要になるでしょう。

    アセトン臭とは?どんなにおい?

    アセトンというと、有機溶媒のイメージが強いかと思います。除光液や接着剤などに使用されていて、除光液においては、アセトンを含まない「アセトンフリー」のものの方が爪への負担が少ないことが知られています。そのため、「アセトン=体に良くない」という認識を持っている人も多いでしょう。

    しかし、アセトンは体内でも生成される物質であり、代謝の過程で誰でも作られます。生成される量は異なりますが、自然に体内で作られ、代謝されているのです。

    口からアセトン臭がするのは代謝異常のサイン

    通常、アセトンは代謝されて体外に排出されますから、呼気に含まれるアセトンが多くなることはありません。アセトン臭が強くなるということは、体内(血液中)のアセトンが多くなっている状態であり、それが呼気や汗として排出されているということです。口からのアセトン臭が気になっている人は、体臭も強くなっている可能性があると言えるでしょう。

    アセトンが体内で生成されるのは正常なことですが、呼気などが臭うほどの状態になるのは異常である可能性が高いです。体内で何らかのトラブルが生じている可能性があります。

    アセトンはどんな臭い?

    アセトン臭は、甘酸っぱいニオイです。さまざまな例え方がされていますが、「りんごが腐ったにおい」「柿が腐ったようなにおい」などと、果物が腐った臭いに例えられることが多いです。

    極端なダイエットをした時に、体臭や口臭が強くなることがありますが、この場合もアセトンなどの「ケトン体」が原因となっているため、口臭や体臭が甘酸っぱくなります。これは「ダイエット臭」とも呼ばれていますが、ダイエットで極端に食事(糖質)を制限することによって生じます。

    アセトン臭とケトン臭の違いは?

    体内では3種のケトン体が生成されますが、アセトンはそのうちの一つです。「ケトン臭とアセトン臭は何が違うの?」と思う人も多いと思いますが、アセトンはケトン体の一つであり、同じと考えて良いでしょう。
    また、体内で作られるケトン体には、アセトンのほか、アセト酢酸・β-ヒドロキシ酪酸があります

    アセトン臭が発生する主な3つの原因

    アセトンなどのケトン体は、脂肪が分解される際に肝臓で生成されます。ブドウ糖はエネルギーとして使われますが、そのブドウ糖が不足すると、エネルギー不足になるのを防ぐため、脳が肝臓でケトン体を生成するよう指令を出すのです。

    ブドウ糖が不足して、アセトン臭が発生する原因は一つではありません。健康な人でもアセトン臭を発することがありますし、アセトン臭が病気のサインとなっている場合もあるでしょう。自分の原因が何なのかを追求することも必要でしょう。病気を見過ごすことがないようにするのは、大切なことです。

    1.糖尿病

    口臭や体臭がアセトン臭になるのは、糖尿病の症状の一つです。血液中のケトン体が増えているということは、糖尿病が進行している・血糖値のコントロールが適切にできていないことを示すため、適切な治療が必要になるでしょう。

    アセトン臭は、糖尿病の特徴的な症状とも言えますから、他の要因に該当しない場合には、糖尿病を疑っても良いでしょう。

    2.極端なダイエット

    極端なダイエットによる口臭・体臭を「ダイエット臭」と呼びますが、食事制限などにより体内のブドウ糖が不足すると、脂肪やたんぱく質を分解してエネルギー源を作り出すようになり、アセトンなどケトン体が体内に増えてしまいます。

    近年は、痩せ願望が強い女性の増加が問題視されていますが、せっかく痩せてキレイになっても、無理なダイエットは口や体を臭くしてしまう可能性があるのです。ダイエットは、ただ単に食事を減らすだけでなく、栄養バランスの取れた食事と適度な運動を心がけることが大切でしょう。

    極端なダイエットで心臓病のリスクが高まる

    糖質を減らすこと(低炭水化物の食事)は、口臭や体臭の原因となるだけでなく、冠状動脈性の心臓疾患リスクを高めるとして懸念されています。
    糖質を制限した食事は、脂質の摂取割合が高くなってしまうため、病気のリスクを高めてしまうのです。

    3.激しい運動

    激しい運動によって多くのエネルギーを消費すると、体内のケトン体が多くなってしまう場合があります。運動で消費したエネルギーが摂取したエネルギーを超えると、体内の糖質が枯渇し、脂肪を分解してエネルギーを作り出すようになってしまうためです。

    運動を取り入れることは健康的なようですが、十分なエネルギー補給が必要になります。エネルギー不足を招くと、アセトン臭の原因となるだけでなく、さまざまな悪影響が及んでしまうため注意が必要です。

    おしっこもアセトン臭になります

    体内のアセトン(ケトン体)が多くなると、呼気や汗から排出されるようになり、口臭や体臭の原因となりますが、尿からもケトン体は排出されるため、尿がアセトンの甘酸っぱいような臭いになる場合もあります。

    口臭や体臭とは異なり、おしっこの臭いならば周囲に気付かれないように思うかもしれませんが、尿の臭いがアセトン臭になっているということは、口や全身からアセトン臭を発している可能性もあるでしょう。

    アセトン臭の原因となる糖尿病や代謝異常だけでなく、尿の臭いで発見できる疾患も多くあるため、尿の臭いがおかしい・違うと感じた場合には、見過ごさずにその原因を突き止め、適切な治療を開始することが大切です。

    子供のアセトン臭

    子供の口臭や体臭、おしっこからの臭いが甘酸っぱいアセトン臭になる場合もあります。子供のアセトン臭の原因は、大人とは少し違っていて、主に次のようなものがあります。
    子供の口や体から甘酸っぱい臭いがしている場合には、適切に対処してあげることが必要になるでしょう。病気が原因となっている場合には、早急に治療が必要となります。

    糖尿病(小児糖尿病)

    子供でも糖尿病になる場合があります。子供の糖尿病は、大人の糖尿病とは異なり、肥満や生活習慣が原因ではない「1型糖尿病」の可能性が高いと言えるでしょう。
    小さな子供であっても、糖尿病になる可能性はあるため、尿の臭いが甘酸っぱいアセトン臭になっている場合には、糖尿病の可能性は否定できません。

    自家中毒(アセトン血性嘔吐症)

    「自家中毒」とは、子供特有の病気です。体内のアセトンが増えることによって、吐き気・嘔吐などの症状が起こりますが、アセトンが体内で増える原因は明確になっていません。ストレスや緊張などが原因ともされていますが、明らかになっていないのです。
    血液中のアセトンの量が増加するため、吐き気や嘔吐のほか、口臭・体臭・尿がアセトン臭になるなどの症状もあります。

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