血糖値とダイエットの関係は?間食はOK?運動はどうすれば?
2016/04/10
ダイエットをしている人や健康を気にしている人にとってはなじみのある「血糖値」というワード。
今回はダイエットの関係を主にお話ししたいと思います。野菜から食べるのが良いの?コーラはダメ?血糖値を下げる食事や運動は?
現在分かっている血糖値の情報満載でお届けします。
血糖値とダイエットの関係は?
血糖値と聞いてまず思い浮かぶのは「インスリン」というホルモンです。これは炭水化物の代謝を調節してくれているホルモンで、このホルモンが私たちの血糖値を一定にしています。
このインスリンは、身体の中に残ったエネルギー(糖)を脂肪細胞に送り込み、脂肪として蓄積する働きもあります。
そういったことからこの血糖値とダイエットという関係が注目されるようになりました。
太る原因は血糖値にあり?
例えば急に血糖値が上昇した場合、その分インスリンが過剰に分泌されることになりますよね。ということは、さきほどのインスリンの働きの話からも、インスリンが過剰に分泌されればされるほど脂肪が溜まりやすくなりますね。
この血糖値の上昇には「炭水化物」が関係します。過剰な炭水化物が血糖値を急上昇させ、「エネルギーのかす」を作りやすくしてしまうのです。ので、ダイエットをしていくという人にとっては「緩やかな血糖値の上下」が必要になってきます。
どうして血糖値は上がるの?
血糖値が高い状態が続いてしまうといわゆる糖尿病になってしまいます。
原因は、夜遅い食事や炭水化物に偏った食事等色々言われています。
見方を変えると、血糖値が高いということはそれだけ上手にエネルギーを筋肉の細胞や脂肪の細胞に送り込めていないという状態でもありますよね。
血糖値を下げる努力ももちろん必要にはなりますが、「エネルギーを上手にめぐらせる」ということを意識することもポイントになりそうですね。
ダイエットしていても間食したい!血糖値と上手に付き合うには?
どうしてもお腹が空いてしまった時、何か食べたくなりますね。血糖値と上手に付き合っていくために必要なのは「過剰なタンパク質を偏ってとらない」ということです。
ですので、後ほど述べますがただの甘いものはあまり関係が無いようです。
しかしダイエットという観点で見たら甘いものは・・・。
とういことで感触におすすめなのは以前紹介した「ナッツ類」です。
適量であれば良質な油が摂れるし、いろんな栄養素も摂れるのでおすすめです。
血糖値ダイエットの秘訣は「野菜から食べること」にあり。
血糖値の上昇を抑えながら上手に食べるコツは、以前食事の記事でもお伝えした「内臓もウォーミングアップが必要」というものです。
具体的には
(1)汁物や白湯等温かいものを食べ・飲む。
(2)野菜・きのこ・海藻類を頂く。
(3)主菜(タンパク質や脂質)を頂く。
(4)主食(ご飯等)を頂く。
という順番です。(3)と(4)については一緒のタイミングになるかもしれません。少しでもこういった順番を意識することでエネルギーの吸収が穏やかになりますので、意識出来る人は行ってみてください。
血糖値の為にもコーラは避けるべき?
血糖値を上げないためにも甘いものを控えています!という方を聞きますが、血糖値を上げる原因となるのはあくまでも「炭水化物」です。
ですので、血糖値にはあまり甘いものは関係ありません。もちろん「ダイエット」という観点からしたらNGですけどね。
ただ甘いものに関しては上手に活用していくことでストレスなくダイエットを進めていくことも可能です。「甘い物>私」という関係から「甘い物<私」を作ること。頼るから活かすへ。こういう意識が大切ですね。
血糖値の低いときの運動がダイエットに効果的?
血糖値が低い時に脂肪燃焼が行われやすいのでその時に運動をするのが効果的ということが言われています。
私も実際に1週間ほどですが時間を設けてお腹が空いた時にいろんな運動を試してみたので、そこからの学びをお伝えしたいと思います。
激しい運動は本当に無理。
心臓がばくばくするような強度の運動をやると身体がふらふらしてきます。これは明らかにエネルギー不足だなあと感じました。運動後にエネルギーを補給したら直りましたからね。
ということで、激しい運動の前には逆に少しだけで良いのでエネルギーを補給しておくことをこの体験からもおすすめしておきます。
“ごまかしの空腹”を回避出来るのはメリットだと思う。
私は、1回目の空腹感は基本的に嘘だと思っています。携帯で言えば「そろそろバッテリー少なくなってきたな〜」という状態に近いです。これだとまだ使えますよね。
このごまかしの空腹の時に簡単な運動(腹筋運動)をするとその空腹感は消えてしまいます。
これはすごくメリットに感じたので記載させて頂きました。1回目の空腹の時には腹筋を!です。
血糖値を下げる食事や運動とは。
血糖値が高くて気になっている方もいると思いますので、それを下げるためのポイントをお話ししたいと思います。参考にしていただけたらと思います。
膵臓と関わりのある筋肉は?
人体は背骨から出る神経によって、内臓や筋肉に「ちゃんと働いてね〜」と信号を送っています。
となると、それぞれの背骨で担当の内臓と筋肉は違いますよね。
膵臓は胸椎という胸の骨の6番目と関わります。そしてそこと関連する筋肉は背中の筋肉です。
結構多いのが、血糖値に以上のある人は「猫背」もしくは「背中の反りすぎな姿勢(男性に多いです)」です。
背中の筋肉の緊張度を正常にしていくことで、関連する内臓の働きも戻ってくる可能性があります。実際のセッションでもその関係性は筋チェックを使用しながら説明しています。
ですので、猫背だな〜と感じる人は背中を刺激していくと良いと思いますよ。
種目として手っ取り早いのは肩甲骨寄せのエクササイズです。
しっかりと寄せていきましょう。
食事はどうすれば?
血糖値が上がるといわれている食品の共通点は「人の手がたくさん加わっている」ということです。
加工食品等もそうですし、お米も玄米より白米の方が血糖値は上がりやすいです。
食材の元々の姿で頂くことを意識するだけでも変わってくるはずですよ。
簡単・便利という裏にはそういった害も潜んでいるということを理解しましょう。
ととのえて、からだ。
以上血糖値とダイエットの関係についてお話しをしてきました。
ダイエットだけではなく、健康のためにも血糖値を意識するのは大切です。
どちらにせよ、適度な運動(特に背中でしたね)と「自然に近い形のものを頂く食事」を心がけることで、身体は正常に近づくのでは無いかと思います。
お仕事が忙しいかもしれませんが、何事も「身体が資本」です。
ぜひ代わりのいないご自分の身体、一緒に大切にしてまいりましょう。