ケミカルフィルタ
腐食性ガスや悪臭などの有害ガスを除去し、
人やモノに優しいクリーンで快適な環境を創造するガス吸着システム。
1.半導体・液晶製造業界
シリコンデバイス・FPD製造プロセスにおいて分子状汚染物質は多くの問題を引き起こします。たとえば露光工程に於ける レンズやミラーの曇り、フォトレジストの変質、ゲート酸化膜の絶縁不良、基板表面の薄膜密着不良などです。大気中に含まれる 極低濃度の酸性・塩基性汚染物質、揮発性有機汚染物質を効果的に取り除くことによりこれらの問題を解決することが可能です。 |
吸着剤の選定
| 対象ガス成分 | 吸着剤 | |||||||
| ギガコール・ピュラフィル | ギガソーブ | |||||||
| 塩化水素 | HCl | ギガコール C | ギガソーブ C | |||||
| フッ化水素 | HF | ギガコール C | ギガソーブ C | |||||
| 二酸化硫黄 | SO2 | ギガコール C / ピュラフィル | ギガソーブ C | |||||
| 一酸化窒素 | NO | CPブレンドセレクト/ピュラフィル+ギガコール C | - | |||||
| 二酸化窒素 | NO2 | ギガコール C | ギガソーブ C | |||||
| 硫化水素 | H2S | ギガコール C / ピュラフィル | ギガソーブ C | |||||
| アンモニア | NH3 | ギガコール A | ギガソーブ A / ギガソーブR | |||||
| アミン類 | ギガコール A | ギガソーブ A / ギガソーブR | ||||||
| シロキサン類 | ギガコールL / ギガコールC | ギガソーブ L/ ギガソーブC | ||||||
| トルエン等有機物 | ギガコールL / ギガコールC | ギガソーブ L/ ギガソーブC | ||||||
| フタル酸系有機物 | ギガコールL / ギガコールC | ギガソーブ L/ ギガソーブC | ||||||
空調システム例
2.美術館・博物館
美術館・博物館での安全な文化財保護・保管は次世代に貴重な資産を受け継いでいくための重要な問題です。 |
吸着剤の選定
| ガス名 | 文化財に与える影響 | 主な発生源 | メディア | |||||||
| 二酸化硫黄SO2 | 鉄、銅、青銅、その他金属の腐食 | 自動車・工場の排気ガス | ピュラフィル / ギガコールC | |||||||
| 紙、木製の変色 | ||||||||||
| 大理石、石灰石でできた展示物の腐食及び変色 | ||||||||||
| 窒素酸化物NOx | 染料の変色 | 自動車・工場の排気ガス | CPブランドセレクト/ ピュラフィル+ギガコールC | |||||||
| アンモニアNH3 | 油絵の褐変、銅器・銀器の腐食促進 | 建材用コンクリート、農場肥料 | ギガコールA | |||||||
| 硫化硫黄H2S | 真鍮、銀、銅の腐食及び変色 | 石油化学工場、製紙工場、温泉、汚染河川 | ギガコールC / ピュラフィル | |||||||
| 有機酸 | 緑青などの岩絵の具の変質、鉛丹の変色 | 建材用木材、展示ケース木材、接着剤 | ギガコールC | |||||||
| ホルムアルデヒド | 鉛丹などの岩絵の具の変色、たんぱく質の硬化 | 建材用木材、壁紙などの接着剤 | ギガコールC / ピュラフィル / ギガコールF | |||||||
空調システム例
3.製薬・研究所(実験動物飼育室)
飼育室での動物の糞尿、体臭から発生する臭気は独特な不快臭となっています。この臭気は、アンモニア、アミン類、硫化水素、 メチルメルカプタン、トリメチルアミンなどが複合したものです。このようなガス類を施設外に排出すると、周辺環境に対し悪影響 を及ぼすことになります。ガスコンタミネーションコントロールシステムはこれらの有害ガスに対して極めて効果的に働きかけ、 企業の社会的責任を果たしていくうえで求められるクリーンな排出環境を実現します。 |
動物種別飼育室における悪臭物質の測定例
<測定条件>
測定:月曜日掃除前測定、掃除:1回/週
室温:22±2℃、湿度:50±10%、換気回数10回/hr
| 動物種 | マウス | ラット | ウサギ | イヌ | ネコ | サル | ||
| 面積(m2) | 9.6 | 21.6 | 86.4 | 21.6 | 12.6 | 14.4 | ||
| 収容匹数 | 340 | 280 | 205 | 24 | 15 | 19 | ||
| 悪臭物質 | アンモニア(ppm) | 19.0 | 1.8 | 26.7 | 24.7 | 15.0 | 23.7 | |
| メチルメルカプタン(ppb) | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 2.6 | 1.7 | 0.8 | ||
| 硫化水素(ppb) | 0.1 | 0.5 | 0.4 | 3.7 | 7.5 | 3.4 | ||
| 硫化メチル(ppb) | 0.2 | 0.2 | 0.6 | 1.6 | 0.8 | 0.3 | ||
| トリメチルアミン(ppb) | nd | nd | - | - | - | - | ||
| スチレン(ppb) | nd | nd | - | - | - | - | ||
| アセトアルデヒド(ppb) | nd | nd | nd | nd | nd | nd | ||
| 二硫化メチル(ppb) | nd | nd | nd | 0.6 | 0.4 | nd | ||
実験動物施設の設計(日本建築学会編)記載の濃度測定から引用。
※ndは定量下限値以下です。
空調システム例
4.病院・大学・病理施設
医療施設における解剖・病理学的検査における臓器の防腐処理、または医薬製造室・医療器具等の滅菌作業に ホルムアルデヒドは使用されています。このホルムアルデヒドは目・呼吸器に対し刺激があり気管支炎や頭痛などを引き起こすと 同時に皮膚炎や、場合により鼻咽頭癌が発生する可能性があるため特定化学物質ならびに劇物に指定されています。 |
| 対象ガス | 法規制 | 基準値 | 吸着剤 | |||||||
| ホルムアルデヒド | 室内空気環境基準(ビル管理衛生法) | 0.08ppm | ギガコールF ギガコールC ピュラフィル | |||||||
| 労働安全衛生法 | 0.1ppm | |||||||||
☆労働安全衛生法改正による規制強化☆
ホルムアルデヒドは病院の解剖室や室内燻蒸、建材など広い範囲で用いられています。しかし、癌やシックハウス症候群等、人に 悪影響を与える非常に危険な物質であるため、労働安全衛生法においても第3類物質から、より管理レベルが高い第2類物質に変更されました。
また、製造・取り扱い作業場においては、作業環境測定の実施が義務化され、管理濃度については従来未設定でしたが、 0.1ppmに変更になりました。
空調システム例
5.地熱発電・製紙・製鉄・石油化学工業
地熱発電のプロセスや製鉄・製紙・石油化学の製造プロセスで発生する硫化水素、亜硫酸ガス、窒素系化合物などの 腐食性ガスは制御系機器やNC、ロボット、自動搬送システム、ファクトリーコンピュータなどの様 |
| 対象ガス | 発生要因 | 吸着剤 | |||||||
| 硫化水素H2S | 地熱発電 火山ガス中に含有 製紙工場 古紙の硫酸還元菌による発生 石油化学 石油精製の脱硫工程 | ピュラフィル / ギガコールC | |||||||
| 二酸化硫黄SO2 | 地熱発電 火山ガス中に含有 石油化学 石油精製の脱硫工程 ガスタービン等からの排ガスに含有 | ピュラフィル / ギガコールC | |||||||
| 塩化水素HCl 硫酸HNO3 フッ化水素HF 等 | 化学工場 工程内で使用する成分 製鉄工場 酸洗処理による発生 | ギガコールC | |||||||
空調システム例
6.その他の用途
オフィスビル、病院、介護施設、商業施設、集合施設などさまざまな臭いの問題にもニッタのガスコンタミネーションコントロールは有効に機能します。 |
空調システム例
7.導入プロセス
ガスコンタミネーションコントロールシステム導入のプロセス
環境の把握 実在の施設であれば、実測データを基に環境を測定します。 | |
吸着メディアの選定 環境把握から想定された対象ガスに最適なメディアを選定します。 | |
システムの設計(1) 必要とされる除去性能に応じたタイプや処理風量から、吸着剤フィルタを選定 します。 | |
システムの設計(2) 吸着剤フィルタの設置環境やそり風量の状況に応じたフィルタユニットを選定 します。 | |
吸着剤の分析サービス、改善効果の確認 一定期間のご使用の後、吸着剤をサンプリングして分析を行い、サンプリング 時点での吸着の性能評価およ び推定される寿命を報告します。 環境把握を行い、改善効果を確認します。 |
化学吸着と物理吸着の相乗効果が、さまざまな現場での有害ガスを除去し、最適なコンタミネーション・コントロールを実現します。