80%以上も……!
自分自身で敏感肌だと意識している女性の割合は、80%以上だといわれています。
つまり、10人に8人の女性が自分自身を敏感肌だと自覚しているのです。
特に30歳代〜40歳代の女性が多く割合を占め、この年代はちょうど「お肌の曲がり角」ともいわれる年代でもあります。
敏感肌とは……。
実は、医学的には「敏感肌」という病名はないのです。
いろいろな要因により角層のバリア機能が低下し、ちょっとした刺激に反応して肌が荒れ、赤くなったり、ヒリヒリ・チカチカ・チリチリするなど本来の肌状態よりも影響されやすい肌を「敏感肌」と呼んでいます。
肌が敏感に傾くのには、花粉やアレルギーが原因の場合もあります。
では、具体的にどんな症状が起こりやすいのか見てみましょう。
・紫外線に当たるとヒリヒリしたり、かぶれる。
・化粧品がしみる。
・人間関係や仕事など精神的なストレスでニキビや吹出物ができる。
・暖かい部屋や布団に入って体が温まるとムズムズと痒くなる。
・顔がほてる。
・汗をかくと痒くなる。
・生理前は肌の調子が悪くなる。
・季節の変わり目(春・秋口)に肌のトラブルが起きやすい。
・髪や洋服の繊維が肌にあたって痒くなる。
・化粧品を変えると肌にしみたり、赤くなる。
・花粉や食べ物などで何らかのアレルギーがでる。
・肌が乾燥しやすい。
敏感肌の肌状態とは……
ストレスや体調の変化、紫外線、外的刺激により角層のバリア機能が弱まり、肌が本来の機能を果たせなくなって乾燥していきます。
乾燥肌は、角層がささくれてめくれ上がっている状態なので、化粧水がしみたり、髪が触れただけで痒くなったり、化粧水に含まれているわずかなアルコールでかぶれて赤くなることもあります。
原因としては、間違ったスキンケア方法や、アレルギー症状、栄養不足が考えられます。
◆間違ったスキンケア方法
第一に考えられるスキンケアアイテムは、肌を清潔にするクレンジングや洗顔料です。
クレンジング剤の種類はいろいろあり、クレンジング力が強(オイル・クレンジングローション・クレンジングシート)〜普(クリーム・ペースト状)〜弱(クレンジングジェル・クレンジングミルク)など、形状や使用感、洗浄力もさまざまです。
敏感肌の場合は、肌への刺激の少ないものがオススメです。また、そのときのお肌の状態に合わせてチョイスすることが大事です。
使用量が少ないと肌に負担がかかるので、適量または、乾燥肌の方は少し多めで優しく丁寧に行うことが大切です。
次に、洗顔料は、ほこりや汗・古い角質・肌に残ったクレンジングをオフするためのアイテム。
石鹸や洗顔フォームなど、こちらにもいろいろな種類があります。
・しっとりして肌に優しいクリームタイプ(洗顔フォーム)
・さっぱりした使用感の固形タイプ(石鹸)
・強い界面活性剤を配合している泡タイプ(エアゾール・ポンプフォーマー)
・水分を多く含み、泡立ちがよく、さっぱり洗い上がるジェルタイプ(クレンジングジェル)
・酵素によって角質や汚れ、皮脂などを落すパウダータイプ(洗顔パウダー)
敏感肌の方には、しっとりするクリームタイプがオススメです。
※どのタイプも、すすぎは十分(20〜30回)に行いましょう。
◆アレルギー症状
現代は、花粉症や食べ物などにより、10人に1〜2人は何らかのアレルギーを持っているといわれています。アレルギー体質自体が原因の場合もあるので、肌のケアは外からのケアだけでなく、体の内からのケアも必要になってきます。
◆栄養不足
皮膚のもととなる、タンパク質は肉・魚・乳製品・卵から摂取でき、肌のターンオーバーを促進させるには、ビタミンA・亜鉛・ビタミンCがオススメ!
特に女性の場合、貧血体質の方は肌に影響がでるので、鉄分も必要です。レバーや赤身の魚がオススメです。
角層のケアがポイント!
角層は、0.01〜0.02mmのサランラップ程度の薄い層のことで、表皮の一番外側にあり、角層細胞という核のない細胞が10〜20層重なって角層をつくりあげています。
NMFや細胞間脂質などのバリア機能の働きで、うるおいを保ち皮膚を乾燥から守っています。
表面には皮脂と汗が混じりあってできた「皮脂膜」があり、外部から受ける刺激から皮膚を守る役割をしています。
敏感肌の方は、この機能が上手く働かなくなってしまったり、アレルギーのために刺激に敏感になっているのです。
角層の水分が30%以下になると「皮脂」や「セラミド」などによる保湿システムが上手く機能せず、乾燥状態になってしまいます。
ゴシゴシと洗顔をしすぎたり、熱いお風呂に長時間入ったり、保湿ケアが不足していたり、エアコンによって乾燥してしまったり、また、栄養不足など……いろいろな原因から肌が乾燥してしまいます。
その状態が慢性化すると、保護膜として肌のバリア機能をサポートするはずの「皮脂膜」はもちろん、保湿成分である「セラミド」や「NMF」も流れ出てしまいます。
そうなると、細胞と細胞のすき間から、紫外線やウィルスなどが侵入しやすくなり、「日光に当たるだけでも、顔がヒリヒリする」、「化粧水をつけると痛い! 」といった症状がでやすくなります。
◆どのようなケアが必要か?
「角層を乾燥させない!」ということが大事です。
各層が乾燥する主な原因
・季節
これから迎える冬!この時期は空気自体が乾燥するため、肌も乾燥が進みます。
・新陳代謝の低下
ターンオーバーの乱れが原因で乾燥することもあります。
・間違えたスキンケア
自分の肌タイプには不向きなアイテムを使ったり、保湿ケアが不足して乾燥します。
対処法としては…
皮脂膜の成分に近いスクワランや、NMFの成分に近いアミノ酸、細胞間脂質の成分に近いセラミドなどの水分や油分がバランスよく入った化粧品で保湿成分を補うことをオススメします。
腸内環境を整える
腸内環境を整えると美肌になる!といわれています。
ヒトの腸内には約100種類の善玉菌・悪玉菌と呼ばれる腸内細菌がすんでいます。
特に女性は「便秘」になりやすく、便秘になると腸内細菌のバランスが崩れ、悪玉菌が増えて活性酸素が発生し、老化が進行してしまいます。そうなると善玉菌が減り、美肌にいいとされるビタミンB群の合成が妨げられ肌荒れを起こしやすくなります。
便秘にならないような食事や生活習慣を心がけましょう。
皮膚は身体のバロメーター!
スキンケアをしっかりしつつ、身体のメンテナンスをすることで、肌の状態をより改善することができます。