背中にできる吹き出物は、気付くのが遅れがちなので、炎症が起こったあとの色素沈着がいつのまにかできている場合があります。
水着を着る機会や、結婚式、温泉旅行前などに背中を確認して気付くことが多いので、どうしようも無いことが多いです…。
そこで、背中ニキビといわれる背中の吹き出物に関して情報を集めた結果、意外なことがわかりました。
背中の吹き出物は、実はニキビでは無いことが多くて、そのほとんどがある病気でした。
ここでは、そんな背中ニキビといわれる病気の原因や治療法をお伝えしますので、現在、背中ニキビに悩んでいる方は、よかったら参考にしてください。
背中ニキビは実は病気?
このサイトでは、吹き出物(ニキビ)に関する情報を集めて詳しく解説していますので、ニキビの知識はもう理解していただいていると思います。
背中にできるブツブツは、同じメカニズムで発生してしまうニキビだと思っていましたが、実は…そのほとんどはニキビではないんです!
これは調べてみて本当に驚きました。
背中にできる吹き出物の正体は『マラセチア毛包炎』といい、マラセチア菌が原因で毛包が炎症を起こしている状態なんです。
ここで疑問に思った方もいらっしゃると思いますが、マラセチア菌は、アクネ菌と同じくニキビの原因になる菌でしたよね。
そのマラセチア菌が原因で起こった毛包炎なら、それはニキビと同じじゃないんですかと考えてしまいます。
しかし、ニキビは毛穴が角栓で閉じることで始まり、閉じた毛包の中でアクネ菌やマラセチア菌といった嫌気性の菌が、毛穴が閉じて行き場を失った皮脂を餌にして繁殖し、炎症を起こした症状です。
一方、マラセチア毛包炎は、特に角栓が閉じること無く、胞子状のマラセチア菌が毛包内で繁殖して起こる炎症なんです。
同じように見えますが、脂腺性毛包で起こるニキビとは違い、マラセチア毛包炎は普通の毛穴でも起こります。
背中はニキビができにくい?
背中ニキビだと思っているものの大半はマラセチア毛包炎で、本当のニキビは背中にはできにくいようです。
なぜ背中にはニキビができにくいのかといいますと、背中の肌にある毛穴には脂腺性毛包が少ないからです。
ニキビは主に皮脂を分泌する脂腺性毛包にできるので、その毛穴が少ない背中にはニキビができにくいとされています。
ただ、マラセチア毛包炎であれ背中ニキビであれ、結局は同じ吹き出物が出ている状態ですから、マラセチア毛包炎を含めれば背中に吹き出物はできやすいです。
背中の吹き出物の原因
背中の吹き出物は、マラセチア毛包炎と背中ニキビだということがわかりました。※粉瘤などの別の状態の場合もありますが、日常的では無いのでここではは省きます。
マラセチア毛包炎のできるメカニズムですが、皮膚にいる常在菌であるマラセチア菌(日本名は癜風菌)は皮脂と湿気を好みます。
夏などの季節に背中が蒸れて汗をかき、適度な湿気と汗と共に流れ出た皮脂で、マラセチア菌が繁殖してしまいます。
その時に、活発なマラセチア菌が毛包を刺激し、炎症を起こしたのがマラセチア毛包炎です。
背中ニキビの場合は、このマラセチア菌(とアクネ菌)が、閉じた毛包内で炎症を起こして起こります。
つまり、背中の吹き出物の原因は表在菌であるマラセチア菌がほとんどなんですね。
マラセチア菌が繁殖しやすい状況が湿気と皮脂だということは、これが背中の吹き出物を予防するヒントになりそうですね。
背中の吹き出物の治療法
まず背中の吹き出物で一番多いマラセチア毛包炎の治療方法ですが、イミダゾール系の抗真菌薬で治療します。
直接マラセチア菌をたたいて治すということですね。
まずは、炎症を起こしているマラセチア菌を排除しないと、炎症は起こり続けるという考え方ですね。
マラセチア毛包炎は起こってしまうと自然に治りにくいので、病院で抗真菌薬を処方してもらうのがいいでしょう。
背中ニキビは、顔のニキビとまったく同じでアダパレン外用薬がよく効くとされてるので、病院で処方してもらうと治りが早いです。
背中ニキビの場合は原因菌がマラセチア毛包炎だけではないので、病院でどの菌が悪さをしているのか調べてもらった上で、その菌に効果のある抗菌薬を処方してもらいます。
予防方法とニキビ後のケア
背中の吹き出物を予防するには、特にマラセチア毛包炎の予防を考えることが大切です。
マラセチア菌が湿気と皮脂を好むことから、毎日、きっちりとお風呂で汗を流して背中を洗い、清潔に保つことが一番です。
背中は洗い残しが多い場所なので、丁寧に洗うことがコツになります。※ゴシゴシ強く洗う必要はありません。
よく、背中の吹き出物はシャンプーが原因だといわれることがありますが、現在ではそれは否定されているようです。
心配であれば、シャンプーの後に丁寧に背中を洗い流せば大丈夫で、特に特別なシャンプーを使う必要はありません。
もちろん背中ニキビの方も、背中を清潔に保つことは予防にもなります。
そして、清潔にしたあとは、できれば背中の吹き出物専用のジェルやクリームで保湿をしてあげると効果が高くなります。
背中にそこまで…と思うかもしれませんが、顔と違い背中は見えない場所だから肌の手入れが行き届かないので、できればスキンケアを行ったほうが綺麗な背中を保つことができます。
肌のキメを整えて、バリア機能を維持することで、菌による炎症が起きる環境を作らせません。
ニキビ跡の治療方法
背中の吹き出物が治った後に、もしニキビ跡と呼ばれる色素沈着が起こってしまった場合は、色素沈着用クリームを使ってケアすれば、早くて2週間、遅くても3ヶ月で消すことが期待できます。
最近は美容皮膚科で効果の高いトラネキサム酸やハイドロキノンを配合したクリームが開発し使用されていて、これらはメラノサイトに直接効果を発揮するので効果が高いとされています。
レーザー治療やケミカルピーリングができないような場所の色素沈着に美容皮膚科がクリームを第1選択にするほど、効果には期待ができます。
美容外科クリニックや美容皮膚科では通信販売で取り寄せができる場合があるので、利用してみるのもいいかもしれません。
色素沈着だけではなく、皮膚が変形してデコボコになってしまっている場合、レーザー治療やケミカルピーリングの対象になってしまいますので、お近くの美容外科クリニックや美容皮膚科で相談してみてくださいね。
最後に
背中の吹き出物に対してはとにかく予防することが大切で、毎日きっちり背中に注意を向けて、清潔に保ちスキンケアをしていれば防ぐことができます。
気になるのは、水着やウェディングドレスを着るタイミングで治療が間に合わない場合ですが、とにかく早く治すなら、炎症が起こっている状態なら普通の保険医療機関で抗菌薬などを処方してもらいましょう。
それが一番早い治療法になると思います。
そして吹き出物の炎症でニキビ跡が汚らしく残っている場合は…とにかく早く治すなら美容外科クリニックや美容皮膚科で効果が早く出る治療法が必要になるので、まずは無料相談してみるといいかなと思います。
以上、背中の吹き出物について解説させていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。