前回の記事:
ちょっと時間が空いてしまいましたが、後編の『毛細血管検定2017』です。(^^ゞ
そもそも毛細血管って何?
人体は、骨と筋肉を除く約80%は血管だと言われているそうです。その血管の99%が毛細血管で、体内に約100億本もあるそうです。
画像は、番組で紹介された人間の動脈と静脈を再現したCGです。
これに毛細血管を足すと…
こうなります。こうなると、もうほとんど人の体ですね。
毛細血管は、肺や胃、脳などの臓器にもびっしり詰まっており、全てつなぎ合わせると約10万km。地球の約2周半分もの長さにもなる人体の中で最大の臓器なんだそうです。
血管って、全然イメージなかったですけど、臓器だったんですね…(^^ゞ
血管は大きく分けて3つに分けて、動脈、静脈、毛細血管があります。
動脈は、心臓から血液を送り出す血管。
静脈は、血液を心臓に戻す血管。
そして毛細血管は、動脈と静脈の間にあって、人間の細胞に必要な酸素や栄養を送り届け、さらに細胞から使い終わったや老廃物を回収する働きを持っています。
毛細血管は、このサイクルが円滑に行くように全ての細胞の0.03mm以内に存在するそうです。
どうりで毛細血管をCGで再現すると、ほぼ人体の姿になるわけですね。(・ω・)
細胞から不要な二酸化炭素と老廃物を回収する静脈側の毛細血管ですが、働きはリンパに似ていますね。
リンパは、静脈側の毛細血管で回収できなかった老廃物や余分な水分を回収して、そしてリンパ節という器官でキレイにした後、首の付け根辺りから再び静脈に戻すようにできています。
老廃物の回収は二段構えになっている感じですかね?(・∀・)
リンパについてはコチラの記事をご覧下さい。(^_^)/
毛細血管の異常『ゴースト血管』とは?
こんな感じで、体にとって重大な役割を担っている毛細血管ですが、なんと何らかの原因でだんだんと消えていってしまうことがあるそうです。Σ( ̄ロ ̄lll)
これを毛細血管のゴースト化、『ゴースト血管』と呼ぶんだそうです。
毛細血管がゴースト化してしまうと、細胞に十分な酸素と栄養を送れず、病気になりやすくなります。
さて、このゴースト血管は、どうして生まれるんでしょうか?
番組では、日本でも数少ない高血圧の専門医である東京女子医科大学の市原教授が、毛細血管の模型を用いて詳しく説明して下さいました。
毛細血管(ピンクの筒)の外側の、メッシュ状の物体は、壁細胞といって毛細血管の形を維持する為にかかせないものなんだそうです。
毛細血管は、周りの細胞に栄養や酸素を届けるために、血液がジワジワと微量に漏れ出すようにできているそうです。
しかし、このが加齢や生活習慣の乱れが原因で、毛細血管から剥がれてしまうことがあるそうです。このが剥がれてしまうと、その部分から血液の漏れる量が多くなってしまいます。
このようにが剥がれてそこから漏れる量が多くなると、その先にある血管に対して血液を送る量が減ってしまいます。
血液が行かなくなった血管は死んだも同然。m(~ー~m)~
これが毛細血管のゴースト化、ゴースト血管です。\_(´∀`☆)
毛細血管は、歳と共に減る傾向があり、60代と20代で毛細血管の量を比較した研究では、60代は20代に比べて約4割も毛細血管が少ないという結果が出たそうです。
まあ、これはある程度仕方ないですね。σ(^◇^;)
ただ、毛細血管が減る原因は何も加齢だけではなく、若い人でも生活習慣の乱れから毛細血管がゴースト化している人が、最近増加しているんだそうです。
毛細血管と危険な病気
では、実際に毛細血管がゴースト化すると、体にどんな悪影響があるんでしょうか?
番組では、毛細血管のゴースト化が原因といわれる病気と症状の紹介していました。
それでは、早速みていきましょう。(^_^)/
薬の効き目が悪くなる
薬は、血液中を通って体内に浸透しますが、毛細血管が衰えていると、その症状のある臓器の手前で薬の成分が漏れ出てしまい、患部に十分に薬の効果が届かなくなってしまうそうです。
これではどんなに良い薬でも、効果が半減してしまいますね。(^_^;)
風邪をきひやすくなる
血液の中には免疫細胞である白血球が、最近やウィルスの侵入を防いでくれています。
これが毛細血管が減って、白血球の通り道がなくなってしまうと、免疫力が低下して、かぜのウィルスなどが体内に侵入した時に倒せなくなってしまい、その結果、かぜにもかかりやすくなってしまうそうです。
さらに、人間の体温は血液によって保たれているため、毛細血管が減って、手や足などの末梢の毛細血管まで血液がいかなくなると、にもなりやすくなるそうです。
番組では、実際に毛細血管が少ない人は、体が冷える傾向にあるかを検証していました。
実験に協力してくれたのは、60代と20代の男性。
冷水に15秒間、顔をつけてもらい、温度の回復スピードをサーモグラフィでそれぞれ観察しました。
画像は、60代と20代の男性が冷水から顔を上げて1分後のサーモ画像です。
20代の男性は温度が回復し始めているのに対して、60代の男性は冷えの傾向があり温度の回復が遅いですね。
肌の老化につながる
細胞は、毛細血管が運んでくる酸素や栄養を利用して、新しい細胞をつくり出しています。健康な肌は、常に古い細胞と新しい細胞の置き換えをしていて、これがなんだだそうです。
毛細血管がゴースト化すると、酸素や栄養が細胞に十分に行き渡らなくなるため、肌の老化にもつながります。
高血圧になりやすい
毛細血管が減って高血圧になる理由は、2つの要因があるそうです。
1つ目は、毛細血管の血流が悪いと、酸素や栄養が行き届かなくなります。すると心臓は異常を察知して、より強い圧力で血液を送り出そうとすることで、結果血圧が上がってしまうそうです。
そして2つ目、心臓が高い圧力で血液を押し流すと、血管の方ではその高い圧力に耐えようとして硬くなってきます。その結果、血管が柔軟性を失い、血圧がさらに上昇して、最終的に高血圧になってしまうんだそうです。
高血圧になると、血管が破裂するリスクが上がりますね。やの原因にもなるので注意が必要です。
脳は、全身の血液の15%を必要としていて、脳内には毛細血管がびっしり詰まっています。
血液の流れが悪くなって、酸素や栄養が脳の細胞に行き届かないと、脳の機能が低下していきます。
その結果、記憶力が低下し、認知症につながっていく恐れがあるそうです。
骨にも毛細血管が多く含まれています。毛細血管が減ると、酸素や栄養が行き届かず、骨の中がスカスカになってしまうになるリスクが高まります。
糖尿病になりやすい
毛細血管が減って、酸素や栄養が全身の細胞に届かないと、食事で摂ったエネルギーが消費されずに過剰な糖分として血管の中に残ってしまいます。
この結果血糖値が上がり、将来的に糖尿病になるリスクが高まるそうです。
また、血糖値が上がることから、肥満の原因にもなりますね。
毛細血管が減る原因
体に、様々な悪影響が発生する毛細血管のゴースト化ですが、加齢以外にはどのような理由で減ってしまうんでしょうか?
毛細血管が減りやすい靴
サイズが合っていない、きつい靴を履いていると、足の毛細血管を圧迫して血流が低下し、ゴースト血管化していく恐れがあります。
やっぱり靴は、自分のサイズに合ったものを選んだ方が良さそうですね。(^_^)
また、スニーカーを履いて運動し続けると、だんだん足に老廃物が溜まってむくんできます。そうすると靴がきつくなって、同じように悪循環を起こしてしまうそうです。足が疲れたら一度靴を脱いで、圧迫から解放することが大切なんだそうです。
他にも、ハイヒールは、つま先に重心がかかるため、つま先部分の毛細血管が圧迫され、ゴースト血管を引き起こす原因になります。
ハイヒールを履きたい場合は、(可能であれば)2時間に1回ぐらいハイヒールを脱いで、足を揉むなど、マッサージをすると良いそうです。
また、靴と同じで、体を締め付ける服も毛細血管を圧迫して、毛細血管をゴースト化する原因になるので、毎日きるのではなく、(少しゆとりのあるものを)週に数回くらいにした方が毛細血管には良いそうです。
毛細血管が減りやすい座り方
血流の低下は、そのまま毛細血管を減らすことにつながるそうです。
心臓は胸の前にあり、心臓から出ていく動脈は、背中を通って全身に運ばれていきます。
それが猫背になると、この血管のカーブがきつくなってしまうため、全身に行く血液の量が減ってしまうそうです。これが一過性であれば良いですが、ずっと猫背の姿勢のままだと、全身の血液の巡りが悪くなり、毛細血管がゴースト化してしまう原因になってしまうそうです。
また、足を組んで座るのも良くないそうです。
ひざの裏には、足に巡る重要な動脈があるそうです。それが足を組むことによってその動脈が圧迫され、足先の血流が悪化してしまうそうです。
やっぱり姿勢良く座るのが一番という事ですね。(^_^)
毛細血管を減らす危険なマッサージ
肌に強い圧力をかけ続けると、毛細血管は切れてしまうそうです。特に脂肪と筋肉が少ない顔を強くマッサージすると、毛細血管がかなり減ってしまいます。
顔のマッサージや洗顔をするときは、可能な限り優しくやる方が肌(角質)にも良いですし、その下の毛細血管にも良いという事ですね。
毛細血管の増やし方
一度減ってしまった毛細血管も、再び増やすことができるそうです。
毛細血管を増やすために一番良いのは運動ですが、番組では家でも簡単にできるマッサージ方や食材、入浴方法を紹介していました。
毛細血管が増えるマッサージ法
毛細血管は末端になると心臓から遠いため、血流が悪くなるそうです。
頭の末端にあたる耳を揉む事によって、血液の流れをつくる事ができるそうです。一度血液の流れができると、他のところの流れも出すので、血流アップを実感する事ができるそうです。
耳のマッサージのやり方
外耳(耳たぶ)の全体を、ちょっとやや強めの力で、引っ張るようなかたちでねじります。手を耳の中の方に入れながら揉むとやりやすいです。
耳を揉むと脳の血流もアップするので、眠気覚ましにも効果が高いそうです。
耳の他には、指の末端を揉むのが簡単です。
指のマッサージの方法
爪をつまもように横から、また縦から、大体40秒ぐらい1本かけてマッサージをします。これを10本の指全体行うと、順番に皮膚の深いところの血管に血液が流れて、だんだん太い血管につながって毛細血管が元に戻っていくんだそうです。
このマッサージの後にさらに、
- 手のグーパー運動を5回程度行う。
- 心臓に向かって皮膚をさするとさらに血流がUP
を行うと、さらに効果的なんだそうです。
ということでまとめるとこんな感じ。
これを1日2セット程度行うと効果的なんだそうです。
ふくらはぎを刺激する
ふくらはぎには毛細血管が集中しているため、うまく刺激すると下半身に溜まりがちな血液が流れて全身の血液が改善し、毛細血管を増やす事ができるそうです。
足首の曲げ伸ばし運動のやり方
このように足をパタパタすると、ふくらはぎの筋肉が収縮するので血液が心臓に戻りやすくなるそうです。
リビングで運動する以外にも、足がむくんでブーツが脱げないときは、パタパタすると血流が良くなって脱ぎやすくなるそうです。
1日20回程度を目安に行うと、ふくらはぎに溜まった血液が全身を巡り、毛細血管を流す事に繋がるそうです。
毛細血管の減少を食い止める食材
シナモンは、末梢の循環を改善、するといった効果は昔から言われていますが、最近の研究でそれが裏付けられたそうです。
毛細血管のゴースト化を防ぐ物質でTie2(タイツー)というものがあり、これを活性化させる成分がシナモンには含まれているそうです。
Tie2(タイツー)が活性化することで、血管は壁細胞をしっかりと繋ぎ留め、丈夫に保つ効果を持っているそうです。
シナモンは1日0.6g(小さじ1/2)が目安。摂りすぎは臓器障害の可能性があるので控えてください。
シナモンは、シナモンティー(特にミルクティーとの相性が抜群だとか)やシナモントースト。さらにシナモンはスパイスなので、カレーやマーボー豆腐などスパイスの利いた食べ物に合わせても美味しいんだそうです。
シナモンが苦手な方は、ルイボスティーやヒハツ(ピパーツ)もTie2(タイツー)活性化する素材なので漏れない血管をつくる事が出来るそうです。
あと、カリンにもそのような作用があるので、カリンののど飴なんかもそういった効果が期待できるそうです。
毛細血管を傷つける料理法
焦げ目、焼き目には、血管の大敵といわれるAGE(終末糖化産物)が多く含まれています。このAGEが、血管の中にあるRAGE(レイジ)っていう物質と反応して、様々なストレスの刺激が細胞に送られて血管を傷つけるんだそうです。
焦げ・焼き目を作るメイラード反応がAGEを増加させます。これは肉や魚といった特定の食品についてではなく、すべての食品についてです。
メイラード反応は、食品のおいしさを引き立たせるので、「ダメだ」といわれるのはちょっと悲しいですが、少し控えるようにした方が良さそうですね。(^^ゞ
毛細血管を増やせるお風呂の入り方
お風呂にも、毛細血管を増やす入り方があるそうです。
40度くらいのお湯に浸かると副交感神経が働きやすく、体がリラックスモードになります。すると、血管が拡張して血流も良くなり、結果、毛細血管の増加にも繋がります。
一方で、42度以上の熱いお湯に浸かると、体は熱の刺激によって血管を収縮させてしまって、血圧が上昇するなど、体に悪影響を及ぼしてしまうそうです。
お風呂には、入り方によって様々な効果が得られるそうですが、体の疲れをとるのであれば、ちょっとぬるめのお湯に長めに浸かる方が良いそうです。
入浴時間の目安は、胸まで浸かった時が10分。半身浴の場合は20分~30分。じんわりと汗をかく程度に温まるようにすると、心臓の負担がとれて良いそうです。
また、炭酸入りの入浴剤は、皮膚に近い毛細血管に刺激を与える事で、結果、毛細血管が拡張して血行が良くなる効果が期待できるそうです。
高濃度であれば効果大。ジェットバスでも同様の効果が期待できるそうです。
番組を観た感想
血液型の記事は、個人的に会心の出来でしたが、毛細血管はちょっとまとまりに欠けるように感じるので、読みにくければスミマセン。(^^ゞ
まあ、それだけ毛細血管については全然知らないって事なんでしょうね。( ̄∇ ̄)
毛細血管の記事については、もっと勉強して、またそのうちチャレンジしたいと思います。(^_^)/
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