[形成外科]その他
瘢痕/瘢痕拘縮・ケロイド
※詳しくはお問い合わせください。
| 効果 | 瘢痕/瘢痕拘縮・ケロイドの改善 |
| 治療の目安 | 状態・範囲によって治療法・期間が異なります。 詳しくは診察にお越しいただき、医師にご相談ください。 |
瘢痕/瘢痕拘縮
瘢痕とは、一般的に傷跡と呼ばれるものです。瘢痕によって引き起こされる形の変形や皮膚緊張の増加状態を瘢痕拘縮(ひきつれ)と言います。
ケロイド・肥厚性瘢痕
瘢痕の線維成分が過剰に増殖すると、ケロイドや肥厚性瘢痕と呼ばれる状態になります。
ケロイドは良性腫瘍に分類されますが、放っておくと大きくなったり、いったん良くなった後でも再発することがある、とても厄介な病気です。随伴症状として、かゆみやピリピリ感といった違和感を伴うことがあります。当院では、以下の治療法の中から症状に合わせて選択しています。
肥厚性瘢痕は、ケロイドと異なり多くの場合、日にちとともに落ち着き、自然に消退する傾向にあります。
保存的治療
- ヒルドイドソフト(健康保険適応)
- シリコンシート(Fシート)
保湿と圧迫によりケロイドの病勢を抑える効果があります。
- ステロイドの注射(薬品名:ケナコルト)
3~4週間隔で注射をします。通常3~5回程度の注射が必要になります。(0.1mlあたり1,050円 通常0.2~0.4ml/回) - 内服薬(薬剤名:リザベン ※抗アレルギー剤)
ケロイドの盛り上がりの抑制と、かゆみ・痛みといった症状を和らげる効果があります。ただし、副作用としてごく稀ですが、尿に血が混じることがあります。(出血性膀胱炎) 来院の際に検尿で潜血の有無を調べ、処方します。 - 圧迫(商品名:レストン ※スポンジ)
持続的にスポンジで圧迫することにより、ケロイドの隆起を抑制または軽減させる効果があります。
外科的治療
ケロイド、肥厚性瘢痕の治療は、手術より保存的療法が第一です。手術を行う場合でも、早期から保存的療法を行う必要があります。
- 切除手術
健康保険適応。ただし、再発を防止するために、原則として手術後に電子線(リニアック)の照射を受けていただきます。
※電子線(リニアック)は放射線科のある総合病院にて受けていただきます。(当クリニックの近くの大手前病院でも受けられます。)
2日に1回合計4~5回の照射が必要となります。この放射線は、皮膚のごく浅い部分にしか反応しませんので、全身に対する悪影響はありません。
- シリコンシート(Fシート)とは
- エフシートとは、皮膚の保護を目的として開発されたシリコンゲルシートのことです。外傷、熱傷、手術などの治った後に、赤くなったり、盛り上がった部位を保護することを目的とします。シートを貼り圧迫することで、盛り上がった傷あとに有効な圧力を加え、密着させることで保湿し、皮膚の硬さが周囲の肌にフィットするように働きかけます。
このシートは柔らかく、片面のみ粘着性があります。耐久性があり、繰り返し洗浄して使用することが可能なので、経済的です。 - 使用方法
- ①傷あとより少し多めに切り、接着面を皮膚に貼りテープで固定します。
- ②通常2~4週間繰り返し使用できますが、接着面が汗や垢で汚れるため毎日洗浄が必要です。
- 1)皮膚から剥がし、中性洗剤で軽くこするように洗います。
石鹸が残っていると、かぶれの原因となりますので、清潔な水かぬるま湯でよくすすぎます。 - 2)洗った後は、シートを軽く振って水滴を落とし、ほこりの少ない場所に接着面を上にしておき、自然乾燥します。
可燃性ですので、ドライヤーなどで加熱して乾かすのは避けて下さい。また、タオルやティッシュを用いると繊維が付着し取れなくなるので、使用しないで下さい。 - 3)洗っても汚れが落ちなくなったり、皮膚への接着が悪くなったら、新しいシートに交換して下さい。
- 1)皮膚から剥がし、中性洗剤で軽くこするように洗います。
- ③使用中、皮膚に発赤や痒みがでることがあります。症状が強い場合は使用を中止し、診察に来て下さい。かぶれやすい方は、短時間から始めて、徐々に時間を増やして下さい。
- ①傷あとより少し多めに切り、接着面を皮膚に貼りテープで固定します。
肥厚性瘢痕
| Before[施術前] | After[施術後] |
| Before[施術前] | After[施術後] |
ケロイド
| Before[施術前] | After[施術後] |
シリコンシート(Fシート)
| Before[施術前] | After[施術後] |